エコジン6・7月号

エコジン6・7月号 page 17/36

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FILE 01 FILE 02COLUMNトキをめぐる主な出来事していることが確認された。このペアの雛 3 羽をはじめ、5 月末までに 3 組のペアから合計 8 羽の雛が誕生した。野生下で雛が誕生したのは昭和 51 年以来36 年ぶりのこ....

FILE 01 FILE 02COLUMNトキをめぐる主な出来事していることが確認された。このペアの雛 3 羽をはじめ、5 月末までに 3 組のペアから合計 8 羽の雛が誕生した。野生下で雛が誕生したのは昭和 51 年以来36 年ぶりのことである。飛翔する幼鳥。3 羽の雛と親鳥。5 月 25 日には最初の雛が巣を離れ、2 日間で残りの 2 羽も無事巣立ち、国内の自然の中では 38 年ぶりのトキの巣立ちが確認された。幼鳥は巣立ち後 1~2カ月は自力での餌取りでは不十分なため、親鳥に引き続き餌を与えられることになる。減農薬栽培などの生きものに配慮した米作りや餌場となる水辺の整備に汗をかいてきた人々の努力が、少しずつ実を結びつつある。人とトキが共生する地域社会の実現に向けた大きな一歩であることは間違いない。* この記事は 6 月 6 日時点でのものです。環境省放鳥トキ情報http://www.env.go.jp/nature/toki/index.html明治 41 年「狩猟に関する規則」の保護鳥( 3 3 種 ) にトキが加えられる。大正 14 年「新潟県天産誌」で「濫獲のためその跡を絶てり」とされる。昭和 9 年トキ、天然記念物に指定。昭和 27 年トキ、特別天然記念物に指定。昭和 35 年トキ、国際保護鳥に選定。昭和 42 年旧新穂村清水平にトキ保護センターを建設。昭和 43 年「キン」をトキ保護センターで飼育開始。昭和 56 年野生トキ全 5 羽を一斉捕獲。中国陝西省でトキ7 羽再発見。昭和 60 年「ホアホア」を中国から借用( 平成元年 11 月まで )。平成 2 年「ミドリ」を北京動物園に貸出( 平成 4 年 9 月まで )。平成 5 年トキ、国内希少野生動物種に指定。旧新穂村長畝に佐渡トキ保護センター開設。平成 6 年「ロンロン」「フォンフォン」を中国から借用 ( 平成 7 年 6 月まで )。平成 11 年中国より「ヨウヨウ」と「ヤンヤン」のペアが到着。「優優」誕生。平成 12 年中国より「優優」のペアリング相手として「メイメイ」が到着。平成 15 年日本産の最後のトキ「キン」死亡。平成 19 年野生復帰ステーション開設。順化訓練を開始。中国より「ホワヤン」「イーシュイ」の 2 羽が到着。平成 20 年 9 月 10 羽のトキを放鳥。これ以降、平成 2 4 年 5 月現在までに計 5 回、7 8 羽を放鳥。平成 24 年 5 月国内の野生下では3 8 年ぶりに巣立ちが確認される。FILE 0217