エコジン6・7月号

エコジン6・7月号 page 14/36

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1992 年の地球サミット(リオデジャネイロ)、NGO 会場・日本館 ( 写真 / 時事 )。RI +20 GUIDE 4インタビュー構成 / 本吉恭子9 9 2 年の地球サミットから 2 0 年。日本の NGO は数、バラエティともに増えました。90 ....

1992 年の地球サミット(リオデジャネイロ)、NGO 会場・日本館 ( 写真 / 時事 )。RI +20 GUIDE 4インタビュー構成 / 本吉恭子9 9 2 年の地球サミットから 2 0 年。日本の NGO は数、バラエティともに増えました。90 年代、全国でわずか約 10 しかなかった大学の環境サークルは、いまや 300 以上。国際交渉に参加し、交渉の要点をとらえて政府との意見交換をし、世界の NGO と連携して強いメッセージを発信できる人材も着実に増えています。2011年 6 月に誕生し、現在 60 団体が加盟している「リオ+ 2 0 地球サミット N G O 連絡会」は、さまざまな課題に取り組む団体が分野を越えて情報を共有し、協力関係を築くために設置されたネットワークです。NGO の役割はおもに 3 つ。1 つ目は、政府との意見交換会で世界の「生の情報」を伝えること。たとえば国際交渉のルートでは知り得ない、世界の NGO からの日本に対する批判や思いも私たちは知ることができます。2 つ目は、政府とは違うNGO の視点をマスコミに伝えていくこと。政府が発表する内容のみではなく、より多角的な視点を一般の人々に伝えることを目指しています。そして3 つ目は、世界の NGO ときちんとつながり、ときには世界から誤解されることもある日本政府の思いを正しく円満に伝えることです。近年、日本の政府と NGO は、真の意味でのパートナーとして、一緒に交渉を進めています。リオ+20 では「誰のための持続可能な社会なのか」という視点を忘れずに交渉するべき、と強く思っています。14