エコジン6・7月号

エコジン6・7月号 page 10/36

電子ブックを開く

このページは エコジン6・7月号 の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
1992 年の地球サミット以来、国際的に合意されてきた「共通だが差異ある責任 (Common but Differentiated Responsibility)」。地球環境問題は全人類が抱える問題であり、先進国にも途上国にも....

1992 年の地球サミット以来、国際的に合意されてきた「共通だが差異ある責任 (Common but Differentiated Responsibility)」。地球環境問題は全人類が抱える問題であり、先進国にも途上国にも共通責任があるが、各国の寄与度は異なるという考え方です。しかし、この原則のとらえ方は先進国と途上国で異なり、「途上国にも共通の責任がある」とする先進国側と、「原因の大部分は先進国にあり、まずは先進国が削減すべき」とする途上国側の意見の相違を招いてきました。中国、インドなどの途上国が経済発展し、CO ? 排出大国となっている近年。このような先進国、途上国の二項対立をこれ以上続けることは望ましくなく、昨年ダーバンで開催された COP17 では、途上国もそれぞれの能力において CO ? 削減目標を決め、貢献するという新たな原則が生まれました。ただし、この原則には法的な拘束力がなく、今回の会議でも各国がどのような対応をとるかが注目されています。高度成長が続く中国の首都、北京。写真 / 時事RI +20 GUIDE 2インタビュー構成 / 本吉恭子10