ちょっとecoに詳しくなる ecojin's EYE 環境のことを考えるヒントとなる、エコなキーワードを解説します。

今週のテーマ 「福島、その先の環境へ。」
シンポジウム2022

東日本大震災と原発事故から11年が経過した福島では今、環境再生、さらに復興の新たなステージに向けた取り組みが進んでいます。本シンポジウムでは、福島や全国の皆さんとともにその歩みを振り返り、福島の未来について考えました。
 3月12日に開かれた今回のシンポジウムでは、福島県浜通り地域にて持続可能な未来の“まちづくり”を住民とともに取り組んでいる、日産自動車株式会社常務執行役員・土井三浩氏による基調講演と関西学院大学教授・村尾信尚氏との対談、穂坂泰環境大臣政務官による福島の復興に向けた環境再生と脱炭素の取り組みについての講演が行われたほか、俳優・武田玲奈氏、(一社)LOVE FOR NIPPON代表・CANDLE JUNE氏、FUKUSHIMA NEXTやチャレンジアワードの受賞者の学生も加わって、福島の未来に向けたメッセージが発信されました。
 また、当日は震災の記憶を伝える浪江町の請戸小学校や東日本大震災・原子力災害伝承館、中間貯蔵施設、いよいよ避難指示が解除されふるさとへの帰還が始まる復興拠点区域などを訪れる「ふたばふたたびツアー」も実施し、震災から歩みを続ける福島復興・環境再生の今を見学しました。

村尾氏、土井氏によるトークセッション

参加者からのご意見に応える穂坂環境大臣政務官

ecojin's EYE

 シンポジウムでは、福島の復興・再生を願い行動するさまざまな人が集い、福島の「これから」について語り合いました。震災から11年が経過した今だからこそ見えるもの、できることがあります。未来志向の環境施策や風評被害の払拭のため、被災地への理解をともに深めていきましょう。

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