(詳細別紙1)

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環境保全功労者功績内容等

 
部  局 氏名・年齢・住所・職業 主要経歴 功  績

企画調整局
(環境保全活動推進室)
やまもと りょういち
山本 良一(53歳)
千葉県流山市富士見台
1-367-120
東京大学国際・産学共同研究センター教授

東京大学国際・産学共同研究センター教授
グリーン購入ネットワーク代表幹事
環境報告書ネットワーク代表幹事
グリーン購入フェア全国実行委員長
エコパランス国際会議組織委員長
ISO関係の国内委員会SC3小委員会委員長
  氏は早くから、環境への不可の少ない企業経営や製品開発の専門家として、企業における環境ラベルや環境報告書の導入、さらに、企業や消費者のグリーン購入の促進等に積極的に貢献してきた。
  具体的には、グリーン購入ネットワーク代表幹事、環境報告書ネットワーク代表幹事、グリーン購入フェア全国実行委員長等を勤め、民間における研究活動・普及活動をリードしている。また、環境庁の「21世紀に向けた環境ラベルの在り方に関する検討会」(10年5月まで)や、「環境報告書の促進方策に関する検討会」(11年11月まで)のメンバーとして御協力をいただいている。

企画調整局
(環境計画課)
すずき  もとゆき
鈴木 基之(59歳)
東京都世田谷区奥沢8-18-4
国連大学副学長
東京大学教授

東京大学生産技術研究所長
国連大学副学長
国際吸着学会会長
日本水環境学会会長
日本吸着学会会長国際水質学会会員
環境科学会会員
環境と社会に関する懇談会メンパー
  氏は環境工学の専門家として、エコリストラクチャリング構想に積極的に関わってきた。文部省資金によるプロジェクト「ゼロ・エミッションをめざした物質循環プロセスの構築」においては、首席研究員としてプロジェクトをリードした。また、国連大学高等研究所兼任教授として、ゼロ・エミッション研究構想について研究所長に助言し、若い学者たちの研究活動を支援してきた。一方、学会活動にも積極的であり、また、環境庁との関係においても、庁内に設置された環境と社会に関する懇談会のメンバーとして日頃から御協力をいただいている。

環境保健部
(保健企画課)
たけうち てるひろ
竹内 輝博(69歳)
山形県酒田市幸町2-6-6
元(社)日本医師会常任理事

元(社)日本医師会常任理事
社会福祉・医療事業団評議員
厚生省中央薬事審議会臨時委員
環境庁中央環境審議会委員
文部省日本体育・学校健康センター運営審議会委員
文部省保健体育審議会委員
  氏は、中央環境審議会の環境保健部会員として、平成9年11月から現在まで、公害診療報酬の改定、補償給付の額の改定等、公害医療に関して多大な御尽力をいただいた。
  さらに、中央環境審議会に対して諮問がなされた「今後の化学物質による環境リスク対策の在り方について(諮問)」のうち、我が国におけるPRTR(環境汚染物質排出移動登録)制度の導入について、積極的に審議に参画され、その功績は多大なものがある。

環境保健部
(特殊疾病対策室)
うちの  まこと
内野 誠(54歳)
熊本県熊本市上高橋町540番地
熊本大学医学部付属病院神経内科教授

熊本大学医学部付属病院神経内科教授
熊本県公害被害者認定審査会・公害健康被害認定審査会委員
臨時水俣病認定審査会委員
  昭和57年11月から現在までの長期にわたり、熊本県公害被害者認定審査会・公害健康被害認定審査会委員を勤められ、水俣病対策の推進に多大な貢献をされている。また、国の臨時水俣病認定審査会においても、平成5年6月から現在まで委員として、水俣病認定業務の推進に多大な功績がある。
  さらに、環境庁の委託研究においては、「水俣病に関する総合的研究」(昭和61年から62年と平成10年から11年まで)、「水俣病認定審査促進に係る判断困難事例の類型的考察に関する研究」など神経症候と合併症の分析を中心とした研究によって、認定検診の推進に多大な貢献をされている。

環境保健部
(特殊疾病対策室)
はぶ    けんじろう
土生 健二郎(58歳)
八代市上野町1263
国立熊本病院耳鼻咽喉科医長

国立熊本病院耳鼻咽喉科医長
熊本県公害被害者認定審査会・公害健康被害認定審査会委員
臨時水俣病認定審査会委員
  昭和52年6月から現在まで熊本県公害被害者認定審査会・公害健康被害認定審査会委員を勤められ、水俣病対策の推進に多大な貢献をされている。また、国の臨時水俣病認定審査会においても、平成5年6月から現在まで委員として、水俣病認定業務の推進に多大な功績がある。
  さらに、環境庁の委託研究においては、「水俣病認定審査促進に係る判断困難事例の類型的考察に関する研究」(昭和52年から平成5年まで)に長年貢献され、また、神経耳科学的所見に基づく認定患者の長期経過観察の研究による「水俣病検診・診査促進に関する調査研究」(昭和59年、平成5年)など多大な貢献をされている。

環境保健部
(保健業務室)
かがわ  じゅん
香川 順(63歳)
神奈川県横浜市港北区大曽根
1-5-7-25
東京女子医科大学教授

公害防止管理者等国家試験委員
中央公害対策審議会委員
中央薬事審議会臨時委員
中央環境審議会委員(環境保健部会・大気部会・企画政策部会)
  香川順氏におかれては、大気汚染による健康影響をフォローするための「環境保健サーベイランス・局地的大気汚染健康影響検討会」において、特に従来より知見が乏しかった局地的大気汚染の健康影響の調査手法に関し、調査研究班長として豊富な知見を基に適切な意見、指導をいただく等、システム検討の推進に多大な貢献をされた。
  また、中央公害対策審議会及び中央環境審議会の環境保健部会委員・大気部会委員として、長年にわたり公害診療報酬、補償給付の額の改定等に関しても専門的な観点から貴重な意見をいただき、公害健康被害補償法の円滑、適正な執行がなされたところである。

自然保護局
(計画課)
あべ   ひさし
阿部 永(67歳)
北海道小樽市桂岡街26-17
無職
元北海道大学農学部教授

元北海道大学農学部教授
自然環境保全基礎調査検討会検討員
同検討会哺乳類分科会座長絶滅のおそれのある野生生物の選定・評価検討会哺乳類分科会座長
自然環境保全審議会委員
  第3回~第5回自然環境保全基礎調査動植物分布調査(昭和57年度~平成5年度)及び生物多様性調査(種の多様性調査)(平成6年度~平成11年度)など我が国の哺乳類全種の分布状況の把握について、18年間にわたり情報の提供、調査成果のとりまとめ等多大な貢献があった。
  平成9年7月以降自然環境保全審議会委員として自然保護行政の推進に多大な貢献があった。

大気保全局
(企画課)
 
横山 長之(64歳)
茨城県北相馬郡藤代町藤代125-4
(財)日本気象協会首都圏本部参与・技師長

(財)日本気象協会首都圏本部参与・技師長
通産省工業技術院資源環境技術総合研究所長
中央公害対策審議会委員騒音振動部会委員
大気部会委員環境保健部会委員
中央環境審議会委員
騒音振動部会特別委員
  氏は気象及び大気汚染の拡散の専門家として、昭和49年度より永年にわたって、大気保全局内に設置された窒素酸化物に係る総量規制に関する検討会の委員を務め、総量規制を我が国独自の制度として確立させ、大気環境の改善に貢献してきた。また、検討会において氏が中心となってとりまとめた窒素酸化物総量規制マニュアルは、現在においても、我が国の大気汚染の予測を行うに当たっての基本として、研究、行政等各方面で広く活用されている。さらに、平成3年12月から中央公害対策審議会(平成5年11月から中央環境審議会)騒音振動部会、大気部会、環境保健部会の各委員・特別委員として現在まで積極的に審議に参加されるなど、氏の大気汚染研究及び大気汚染行政に対する功績は多大なものがある。

水質保全局
(土壌農薬課)
くまざわ  きくお
熊澤 喜久雄(71歳)
東京都板橋区赤塚6-31-12
東京大学名誉教授

元東京大学教授
元東京農業大学教授
元(社)日本土壌肥料学会会長
国際半乾燥熱帯作物研究所理事
第14回国際土壌科学会議組織委員長
中央環境審議会土壌農薬部会部会長
  氏は、東京大学教授、東京農業大学教授を歴任され、(社)日本土壌肥料学会会長、国際半乾燥熱帯作物研究所理事、第14回国際土壌科学会議組織委員長を務められるなど、土壌環境分野における我が国の研究の第一人者であり、特に重金属や窒素に係る土壌環境中での挙動については、世界的な権威である。
  このため、氏は昭和62年から中央公害対策審議会土壌農薬部会委員に就任し、平成7年からは同部会部会長を務められている。特に昨年12月には、本年1月に施行されたダイオキシン類対策特別措置法の施行に向け、同法に基づく土壌環境基準や土壌汚染対策地域の指定要件の設定に係る部会報告を取りまとめたところであり、環境行政に対して多大な貢献を行ったところである。