平成12年11月10日 |
|
|
● | IT活用の国民的環境運動のために | |
○ | インターネットを活用した地球環境共同研究システム構築経費 | |
2,000百万円 | ||
最新の情報技術(IT)を積極的に活用し、インターネットを通じて広く世界の市民からの浄財を募り、NGOの地球環境研究活動を支援するシステムを構築し、その運用を図る。 | ||
○ | インターネット自然研究所 | |
645百万円 | ||
野生生物等の監視やモニタリングの強化のための施設を整備するとともに、インターネット上に国土の自然環境の現状をビジュアルに把握し、リアルタイムで発信するシステムを構築する。これを用いて、ホームページ(HP)上で国民の意見を幅広く聴取るとともに、子供をはじめ国民の自然にふれあう活動を促進するための導入となるヴァーチャル自然教室を開講する。 | ||
● | IT活用の環境保全手法開発のために | |
○ | 不法投棄等衛星監視システム開発調査 | |
(50百万円) | ||
廃棄物の不法投棄を未然に防止するとともに、万が一不法投棄が行われた場合に、早期に発見し速やかな対応を講ずるため、人工衛星を用いた不法投棄監視システムを開発する。 | ||
○ | 廃棄物運搬車両等適正運行電子モニターシステム等の実証試験 | |
(200百万円) | ||
ICカード・カーナビゲーションシステム・車台昇降センサ等を組み合わせ、廃棄物運搬車両等の運搬経路・運搬時間・廃棄物積み卸し箇所等を正確に把握・記録する電子モニターシステムの開発・実証試験等を行う。 | ||
○ | 電子マニフェスト制度システム改善事業 | |
(170百万円) | ||
現行の電子マニフェストシステムを改正廃棄物処理法に適合するよう改善するとともに、電子マニフェスト制度の信頼性を高め、円滑な運営を図る。 | ||
○ | 大気環境総合管理情報システムの充実等 | |
250百万円 | ||
地方公共団体の大気汚染常時監視データをオンラインで収集し、環境庁のHPで分かりやすく大気汚染状況を提供するとともに、広域的な大気汚染の監視等を実施する。 | ||
○ | リモートセンシング情報を活用した地域の保水能力の把握技術開発費 | |
150百万円 | ||
健全な水循環の確保に資するため、衛星等のリモートセンシング情報を活用して、土壌が水をため込む能力を広域的に把握する技術を確立する。 | ||
○ | 衛星搭載用観測研究機器製作費 | |
(300百万円) | ||
地球温暖化に関する京都議定書への対応に関して、国際交渉を的確に進めるため、温室効果ガスの観測を主目的として開発中の衛星搭載用観測センサーの開発を加速化する。 | ||
● | 電子環境省による国民サービス向上のために | |
○ | 自然保護事務所電子政府システム導入開発検討調査費 | |
50百万円 | ||
国立公園に係る許認可及び国有財産使用許可等の申請・届出手続等を電子化するシステムを構築するために、技術的知見の収集、専門家による検討等を行う。 | ||
○ | 環境庁行政情報システムの安全対策の充実・強化 | |
10百万円 | ||
環境庁の情報システムのセキュリティ対策を実施するもので、各省庁とも歩調を合わせセキュリティ対策に万全を期する。 | ||
○ | 環境電子情報整備事業 | |
250百万円 | ||
・「図で見る環境白書」等電子化 ・環境GIS(地理情報システム)に係るデータの電子化・利用 ・環境アセスメント電子図書館整備事業 環境情報資料として、広く国民に提供することが適当な資料を電子化し、ホームページ等を通じ情報提供を行う等、環境情報提供の充実・強化を図る。 | ||
○ | 水俣病情報発信事業 | |
30百万円 | ||
水俣病情報センターにおける水俣病情報発信を積極的に行うため、貴重な資料のデジタル化・データベース化、水俣病に関する講義プログラム・教材の作成を行う。 |
|
● | 不法投棄のない安全な廃棄物処分のために | |
○ | 廃棄物処理施設整備費(公共事業) | |
71,225百万円 | ||
※他省庁計上分含む。 | ||
(廃棄物) | ||
67,403百万円 | ||
ダイオキシン対策の推進のため、ごみ焼却施設等の新設、改造を促進するとともに、リサイクルを重視した廃棄物の処理への転換を推進するため、リサイクル関連施設等の整備を促進する。 | ||
(浄化槽) | ||
3,822百万円 | ||
河川等の汚濁の大きな原因となっている生活排水対策を推進するため、合併処理浄化槽の緊急整備を促進する。 | ||
○ | 産業廃棄物処理施設の整備促進等のための環境事業団への出資等 | |
(9,324百万円) | ||
環境事業団が事業者に代わって建設し、譲渡する建設解体廃棄物のリサイクル関連施設等の整備を促進する等のため、環境事業団に追加出資等を行う。 | ||
○ | 廃棄物適正処理監視等事業の拡充 | |
60百万円 | ||
改正廃棄物処理法施行直前の不法投棄等不適正処理の増加を防止するため、各都道府県等が行う廃棄物適正処理監視等の強化事業に対し補助を行う。 | ||
○ | 不法投棄等衛星監視システム開発調査(再掲) | |
50百万円 | ||
○ | 廃棄物運搬車両等適正運行電子モニターシステム等の実証試験(再掲) | |
200百万円 | ||
○ | 電子マニフェスト制度システム改善事業(再掲) | |
170百万円 | ||
○ | 産業廃棄物不法投棄等原状回復措置推進費補助金 | |
2,400百万円 | ||
平9改正法施行以前に不法投棄等不適正処理された産業廃棄物を原状回復する地方の事業を支援するため、産業廃棄物処理推進センターに対し補助を行う。 | ||
○ | 最終処分場から発生する有害ガス対策構築事業 | |
30百万円 | ||
最終処分場で硫化水素等有害ガスが発生し、死者が出るなどの被害が生じ、国民に不安・不信が広がっている。これら有害ガスの発生メカニズムを解明し、早急に対策を講じる。 | ||
○ | 海面最終処分場早期安定化調査 | |
30百万円 | ||
太陽光・風力等の自然エネルギーを活用して強制的に海面最終処分場内部の汚水を移動させ、経済ベースに乗った一層低コストでの早期の埋立地安定化を実現するための実施マニュアルを作成する。 | ||
● | リサイクルの輪を広げるために | |
○ | 環境NGOの活動支援のための環境事業団地球環境基金積み増し及び活動費助成(地球環境基金等) | |
(2,125百万円) | ||
環境事業団の地球環境基金を通して、循環型社会形成等のための活動を行っている民間団体に対し助成を行う。 | ||
○ | 環境物品情報包括提供事業 | |
35百万円 | ||
事業者や民間団体等が提供する環境物品情報(各種の環境ラベル等)を網羅的に把握・分析し、消費者が利用しやすい形でインターネット等の媒体を活用して情報源情報として提供するシステムを構築する。 | ||
● | 野生鳥獣と共存した廃棄物処理等のために | |
○ | 都市におけるカラス被害の防止対策推進モデル事業 | |
50百万円 | ||
都市におけるカラス被害の防止を図るため、大都市部を中心として、ごみ収集地点のカラス害防除や追い払い対策等の技術を実証するモデル事業を実施し、マニュアルを作成・配布する。 | ||
● | 健全な水循環を再生するために | |
○ | 生活排水処理基本計画適正化促進事業 | |
33百万円 | ||
公共用水域の水質改善のために、生活排水対策を進める観点から、合併処理浄化槽等の整備区域を適切に認定するためのマニュアルを作成し、全国の市町村に周知する。 | ||
○ | 分散型水質浄化対策国産技術の途上国への適用可能性調査 | |
300百万円 | ||
開発途上国で深刻化している湖沼・河川の水質汚濁に対する国際環境協力の推進に資するため、我が国が有する分散型水質浄化技術の適用可能性について実証的調査を行い、現地対応能力の向上を図る。 | ||
○ | 大深度地下使用に係る地下水・地盤環境保全に関する調査研究 | |
55百万円 | ||
大深度地下使用による地下水・地盤環境への影響に関して、類似工事事例の調査等を行うことにより、留意すべき事項等を整理する。 |
|
● | 国民の行う活動への支援を強化するために | |
○ | 環境NGOの活動支援のための環境事業団地球環境基金積み増し及び活動費助成(地球環境基金等)(再掲) | |
2,125百万円 | ||
○ | 環境活動・学習情報基盤整備事業 | |
100百万円 | ||
パートナーシップによる取組の入口であるNGO・企業等の環境活動情報へのアクセス基盤(データベース等)を整備するとともに、併せて必要な映像資料の整備を行う。 | ||
○ | 自然体験型環境学習活動基盤整備事業費 | |
100百万円 | ||
環境庁が整備したビジターセンター等に、それぞれの地区の特性に応じた自然ふれあい活動のための道具や観察用具、図書・文献などの学習用資器材を配備する。 | ||
○ | インターネット自然研究所(再掲) | |
(645百万円) |
|
● | 化学物質対策等の充実・強化をするために | |
○ | 廃棄物処理施設整備費(公共事業)(再掲) | |
(71,225百万円) | ||
○ | PCB廃棄物不明・紛失等状況調査事業 | |
30百万円 | ||
PCB廃棄物である高圧トランス・コンデンサが適正に処理されるまでの管理を適正に行うため、PCB機器の不明・紛失等の状況を調査する。 | ||
○ | 内分泌攪乱化学物質のリスク評価・試験法開発の加速化 | |
700百万円 | ||
内分泌攪乱化学物質問題に対して、リスク評価や試験法開発等を加速化させることにより、早急に有効な対策を講じる。 | ||
○ | 環境修復・創造支援利子助成事業 | |
500百万円 | ||
土壌・地下水の汚染を早期に回復させるため、民間事業者等が政策融資を受けた市街地土壌汚染・地下水汚染防止事業資金の償還利息に対し補助を行う。 | ||
● | ディーゼル自動車等に起因する大気汚染対策の強化のために | |
○ | ディーゼル自動車新長期規制前倒しのための後処理装置等技術評価 | |
165百万円 | ||
ディーゼル自動車の排出ガス規制の大幅な前倒し実施を可能にし、その規制値を可能な限り厳しく設定するために、排気ガス後処理技術に関する技術評価を行う。 | ||
○ | ディーゼル排気微粒子曝露影響調査 | |
220百万円 | ||
直接の測定が困難であるディーゼル排気微粒子(DEP)について、種々の実測データ解析、モデル解析の両面から曝露評価を行い、精度の高いDEPのリスク評価に資する。 | ||
○ | 全国一斉ディーゼル排気微粒子排出実態調査 | |
100百万円 | ||
道路沿道地域におけるディーゼル排気微粒子の測定を全国的に行い、排出実態を把握するとともに、自動車一台毎の規制の効果の把握手法を確立する。 | ||
○ | 国設自動車交通環境測定所施設整備費 | |
367百万円 | ||
微小粒子状物質(PM2.5)や有害大気汚染物質等の環境基準の設定のない物質を中心に、その継続的な測定を行う等のため、国設の自動車排出ガス測定局の新設及び改修を行う。 | ||
○ | 低周波音の全国状況測定調査 | |
100百万円 | ||
環境庁が策定した「低周波音の測定方法に関するマニュアル」に基づいた方法により精度の良いデータを収集するため、全国における低周波音の実態調査を行う。 | ||
● | フロン等温室効果ガスの排出抑制のために | |
○ | フロン回収・破壊等に関する緊急実態調査 | |
40百万円 | ||
我が国のフロンの使用等実態を各分野ごとに網羅的に把握することにより、「CFC管理戦略」の検討や建材用断熱材フロン等我が国におけるフロン管理のあり方を検討するための基礎資料とする。 | ||
○ | 大都市ヒートアイランド実態調査 | |
51百万円 | ||
ヒートアイランド現象の実態把握のために、全国から3都市程度を選定し調査を行う。また、最適な施策についての検討に利用可能なシュミレーションモデルを開発する。 |
|
● | 地球温暖化対策の的確な推進のために | |
○ | 国立環境研究所地球温暖化・CO2吸収源研究用特殊実験施設の整備 | |
134百万円 | ||
森林生態系のCO2の吸収・排出源としての機能や温暖化による生態系影響を明らかにし、温室効果ガスの削減目標の実現・強化に寄与するため、特殊実験施設を整備する。 | ||
○ | 衛星搭載用観測研究機器製作費(再掲) | |
300百万円 | ||
● | 国立環境研究所における研究・研修基盤の強化のために | |
○ | 国立環境研究所ディーゼル排ガス・DEP排出実態計測施設の整備 | |
614百万円 | ||
健康被害が大きな関心を集めているディーゼル車排出粒子(DEP)の発生実態や対策技術を正確に把握・評価し、新たな知見を提供するため、ディーゼル車排出ガス試験設備を整備する。 | ||
○ | 国立環境研究所廃棄物処理施設等、老朽化施設等緊急対策の推進 | |
828百万円 | ||
実験等により排出される廃棄物の適正処理を行うため、所内環境対策として廃棄物処理施設の更新等を行う。 | ||
○ | 環境研修センターダイオキシン等有害化学物質分析機器整備 | |
169百万円 | ||
ダイオキシン等有害化学物質の分析の技術を有する人材の育成に対応するため、研修用の分析機器の充実強化を図る。 | ||
○ | 環境研修センター実施研修のIT化に向けた研修基盤の整備 | |
52百万円 | ||
研修手法としてのIT導入を念頭に置き、既存の研修施設にパソコン等の情報機器を導入し、IT活用研修に向けた基盤の整備を行う。 | ||
● | 自然とのふれあいの充実のために | |
○ | 自然公園等事業費(公共事業) | |
2,457百万円 | ||
国立・国定公園等の自然公園や、良好な自然景観が残されている地域などにおいて、自然環境を保全しつつ、多様な自然体験を通じた自然とのふれあいの場の整備を促進する。 | ||
○ | インターネット自然研究所(再掲) | |
(645百万円) | ||
○ | 自然保護事務所施設等整備費 | |
137百万円 | ||
地域の自然保護に関する管理事務の基盤となる自然保護事務所や自然保護官事務所の庁舎及び宿舎を整備し業務体制の充実を図る。 | ||
● | 自然資源の適正管理のために | |
○ | 温泉集中管理施設整備事業補助 | |
120百万円 | ||
有珠山噴火により温泉の集中管理施設に被害を受けた洞爺湖温泉地において、同施設の先進的整備に対し補助し、貴重な天然資源である温泉の保護及び適正利用の推進を図る。 | ||
○ | 山岳環境浄化・安全対策緊急事業費補助 | |
150百万円 | ||
国立公園等の山小屋事業者が環境浄化及び安全対策に必要な施設の新設、増設を行う場合に、その経費の一部を補助する。 | ||
○ | 自然共生型地域づくり事業 | |
30百万円 | ||
市街地近郊の低未利用地等において、野鳥やトンボなどの多様な生きものの生息地となる身近な自然を回復・整備する地方公共団体の取組を支援する。 | ||
● | 野生鳥獣との共存のために | |
○ | 佐渡トキ保護センター施設整備 | |
90百万円 | ||
佐渡トキ保護センターでの人工繁殖によるトキの個体数の増加に対応するため、繁殖用ケージを早急に整備する。 | ||
○ | クッチャロ湖水鳥観察館施設整備 | |
80百万円 | ||
クッチャロ湖水鳥観察館への利用者が年々増加しており、現在の施設のみでは水鳥観察会等への対応が困難となっているため、施設の増築を行う。 | ||
○ | 国設知床鳥獣保護区野生鳥獣保護管理センター施設整備 | |
50百万円 | ||
野生動物の調査・研究の拠点、特にヒグマの保護管理のための前線拠点として活用されている本施設を、その役割を果たすに相応しい施設への改善を行う。 | ||
○ | 日中トキ保護協力緊急支援事業 | |
50百万円 | ||
中国でのトキの人工飼育個体の急激な増加に対応して、野生復帰に向けた調査研究の支援などを早急に実施する。 |
|
○ | 産業廃棄物処理施設の整備促進等のための環境事業団への出資等(再掲) | |
9,324百万円 |
(参考)
1. | 公共事業(再掲) | |
○ | 廃棄物処理施設整備費 | |
71,225百万円 | ||
※他省庁計上分含む。 | ||
(廃棄物) | ||
67,403百万円 | ||
ダイオキシン対策の推進のため、ごみ焼却施設等の新設、改造を促進するとともに、リサイクルを重視した廃棄物の処理への転換を推進するため、リサイクル関連施設等の整備を促進する。 | ||
(浄化槽) | ||
3,822百万円 | ||
河川等の汚濁の大きな原因となっている生活排水対策を推進するため、合併処理浄化槽の緊急整備を促進する。 | ||
○ | 自然公園等事業費 | |
2,457百万円 | ||
国立・国定公園等の自然公園や、良好な自然景観が残されている地域などにおいて、自然環境を保全しつつ、多様な自然体験を通じた自然とのふれあいの場の整備を促進する。 |
2. | 過去2カ年の実績 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
|