国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

京都御苑ニュース

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2018年01月24日冬の自然教室を開催しました

京都御苑イベント・自然教室

 1月22日(日)に冬の自然教室を開催しました。今回の観察場所は、京都御苑の南にある「鷹司邸跡」の周辺です。当日は暖かなお日様に恵まれ、冬の自然教室としては例年よりも多い、81名の方にご参加を頂きました。

 佐野講師の解説のテーマは「キノコはどこから発生しているのかな?」でした。サクラの幹から発生したカワウソタケや松毬(まつかさ)から発生したキノコなどを観察しました。

松毬

地面から発生しているように見えますが、掘ってみると下から松毬が出てきました。

 片山講師による解説では、ツバキとサザンカの違いを観察しました。

サザンカの花

サザンカの花

ツバキの花

ツバキの花

違いを簡単にまとめると・・・
 ツバキの花は、カップのような形、香りはなく、花は2月に入っても咲き続ける。
 サザンカの花は、お皿のように開いた形、香りがあり、花はそろそろ終わりの時期。
・・・とのことです。

 塚本講師による解説では、エノキの葉めくりで盛り上がりました。

エノキの葉めくり

菌糸が生えた葉

菌糸が生えた葉や、

虫こぶ(ゴール)ができた葉

虫こぶ(ゴール)ができた葉を発見しました。

なかには...

越冬中のゴマダラチョウ(幼虫)

越冬中のゴマダラチョウ(幼虫)を見つけた方もいらっしゃいました!

寒い冬の季節、生き物たちがたくましく生きる姿を観察することができました。

 次回、「春の自然教室」は平成30年4月22日(日)、集合場所は石薬師御門の予定です。詳細は追ってホームページなどでお知らせします。

~自然教室~

 自然教室は、生き物の幅広い分野にふれて頂きたいという主旨で、主に初心者の方を対象に春夏秋冬の季節毎に年4回開催しています。
 植物やきのこ、野鳥、昆虫といった各分野の専門家の解説を聞きながら、京都御苑の多種多様な生物を観察します。

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