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2016年04月24日京都御苑・閑院宮邸跡公開10周年記念講演「京都御苑の遺跡」の開催報告

京都御苑イベント・自然教室

 京都御苑の南西部にある閑院宮邸跡は、環境省が平成15年から3ヶ年をかけて建築物や塀、池など全面的な改修を行い、平成18年から一般公開を行っています。
 今年、公開から10年になるのを記念し講演会を開催しました。
 今回は、公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所職員を講師にお招きし、閑院宮邸跡をはじめとする京都御苑一帯の発掘調査結果と歴史について講演していただきました。
 御苑は、明治時代以降の開発が少ないことから、各時代の遺構が良好な状態で残っていることが多く、苑内で発掘された公家屋敷跡や出土した土器類から、当時の暮らしぶりについて知ることが出来ました。
 閑院宮邸跡の庭園では、皇室の格式と伝統を意識した作庭がされている宮家の庭園遺構の特徴について現地を見ながら解説を聞きました。参加者の皆さんはとても熱心で、解説が終わった後も質問が多く出ていました。

庭園の解説風景


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