国民公園及び千鳥ケ淵戦没者墓苑

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夏の花

158件の記事があります。

2014年06月09日北の丸公園の自然

皇居外苑いきもの / バックナンバー2014 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

 6月5日に関東地方の梅雨入りが発表されました。連日降り続いた雨により、園内の草花はしっとりと潤っています。
 6月9日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ナツツバキ
 吉田茂像の裏に植栽されているナツツバキの蕾が膨らんできました。名前の由来は、ツバキの花に似ていて、夏に咲くことから。

サンゴジュ
 円錐花序の小さな花が沢山集まって咲く様は、なかなか見応えがあります。北樹林地側。

キョウチクトウ
 見た目は華やかで美しい花ですが、全体に毒があり注意が必要な植物。大気汚染に強く、防音壁の代わりなどとして植栽される事が多いようです。

ナンテン
 事務所向かい側に植栽されているナンテン。「難を転じる」ということで、縁起物として重宝されています。

米粒のような小さな花が開き始めました。

ベニシジミ
 ヒメジョオンの蜜を吸う小さなベニシジミ。近くに寄っても全く逃げず、ゆっくりと撮影させてくれました。

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2014年06月02日北の丸公園の自然

皇居外苑いきもの / バックナンバー2014 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

 本日も日中の気温は30度を超え、昨日に引き続き真夏日となりました。園内では、日傘やサングラスなどで強い日差しを避けながら散策されるお客様の姿が見られました。
 6月2日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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タチアオイ
 田安門外通りからは、タチアオイがご覧いただけます。花言葉は大きな志。すらっと背が高く、上半分に華やかな花を次々と咲かせています。

ハナショウブ
 下の池ではハナショウブが咲き始めました。以前ご紹介したカキツバタとよく似ていますが、こちらの方が後咲き。

キンシバイ
 木陰が多く、ひんやりと涼しい樹林地ではキンシバイが咲いています。よく観察してみると、たくさんの黄色い雄しべが花の中心に集まっていました。

ムラサキシキブ
 秋には美しい紫色の実をつけるムラサキシキブ。現在は三分咲き程度です。

コシアキトンボ
 今の時期、園内の至る所で飛んでいるコシアキトンボ。黒い腹の付け根の白色がよく目立ち、すぐ見つけられます。出現期は6月から9月頃まで。

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2014年05月26日北の丸公園の自然

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 5月も残すところあと一週間。園内では早くも梅雨を代表する花々が咲き始めました。
 5月26日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ガクアジサイ
 周りの花の様に見える部分は「装飾花」といい、虫をおびき寄せるための目印。本当の花は中心部です。装飾花には花の機能はなく、種子をつくることはできません。

シモツケ
 緑の多い樹林地で、淡い紅色が目を引くシモツケが咲いています。

 よく観察してみると、5弁からなる小さな花には、多数の長い雄しべが見られます。この繊毛の様な雄しべによって、ふわふわとした花の印象になるようですね。

ヒペリカム・ヒドコート
 休憩所前ではヒペリカム・ヒドコート(園芸品種)が散策する方々の目を楽しませています。

 鮮やかな黄色は、初夏から本格的な夏への移り変わりを知らせてくれているようです。

タイサンボク
 花木園付近では、タイサンボクの花が咲き始めました。

 大きな乳白色の花は、背の高い樹の枝に上向きに咲くため、少し気付きにくいかもしれません。地図を参考にご覧下さい。

アオダイショウ
 事務所近くの下の橋でアオダイショウを発見。人の気配に気がつくと慌てて逃げていきました。

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2014年05月19日北の丸公園の自然

皇居外苑バックナンバー2014 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

 東京の日中の気温は25度くらいまで上がり、すっかり初夏の陽気です。
 5月19日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ブラシノキ
 花木園中程で、面白い形をした真っ赤な花が目を引きます。

 こちらはブラシノキ。形は試験管を洗うブラシのようですね。この毛のように見えるものは、雄しべの花糸。

ドクダミ
 ベンチの下でドクダミを見つけました。

 花木園では群生をご覧いただけます。

 白い花ビラに見えるものは「総苞」といって、葉が変化したもの。ドクダミに花ビラはありません。花の中央で穂のようになっているのは、雄しべと雌しべ。

サラサウツギ
 下向きに咲くサラサウツギ。上から見ると所々紅紫がかっていますが・・

下からのぞくと真っ白の花びら。

 花が良い香りを放つトベラが見頃を迎えています。甘い香りに誘われて、蝶や虫たちがたくさん集まっていました。

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2014年05月12日北の丸公園の自然

皇居外苑いきもの / バックナンバー2014 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 皇居外苑・北の丸公園の桜

 新緑がまぶしい園内では、至る所で小鳥のさえずりが聞こえてきます。散策時には、鳥や昆虫など、生き物たちとの出会いもお楽しみ下さい。
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 吉田茂像を囲んでいた桜の樹はすっかり緑一色に。

 樹林地を散策していると、上部が白くなっている樹を見つけました。

 近づいてみると、ヤマボウシの花でした。ハナミズキ同様、白い部分は花びらではなく苞(ほう)といって、葉が変化したものです。

 こちらは一体何の樹かわかりますか?ヒントはバナナの様な、甘い香り。

 正解はカラタネオガタマです。近くにお寄りの際は、是非香りをお楽しみ下さい。

 清水門広場にはホウチャクソウが咲いています。名前の由来は、仏閣に飾りとしてつり下がっている宝鐸(ほうたく)に似ている事から。

 桜の樹では実が見られるようになりました。写真はカワヅザクラの実です。

 こちらのヨコズナサシガメは、口吻(こうふん)を獲物に突き刺して体液を吸う昆虫です。桜の樹でよく見られます。

 日光浴中のカナヘビ。よほど気持ちが良いのか、すぐ側まで近づいても微動だにしませんでした。

 芝生広場ではハクセキレイが小さな昆虫を目当てに縦横無尽に歩き回っていました。

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2014年05月07日北の丸公園の自然

皇居外苑バックナンバー2014 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 春の花

 GWにはたくさんの方々に北の丸公園にお越しいただきありがとうございました。園内は毎日賑やかな笑い声で溢れていました。

5月7日(水)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ハクウンボク
 エゴノキ科のハクウンボクは、白い花が房状に咲く様子が白い雲の様に見えるところから名付けられました。

エゴノキ
 ハクウンボクと似ているエゴノキ科のエゴノキは、花を一つ一つチャイムの様に下に揺らして咲かせます。

ホオノキ
 ホオノキは40㎝程の大きな葉が圧巻です。飛騨高山の郷土料理、朴葉(ほおば)みそで有名です。

ニシキギ
 小さな花を色彩も押さえて、目立たせずに咲いているのがニシキギです。
美しい紅葉で秋に目を引く樹も、実は春にこんなに控えめな花を咲かせる植物です。

カキツバタ
 水辺では紫色のカキツバタが咲きました。奥に見える黄色い花はキショウブです。

セリバヒエンソウ
 山の足下では中国原産のキンポウゲ科のセリバヒエンソウが目を楽しませてくれています。

新緑の美しさの中にそっと咲いている花たちにご注目下さい。

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2013年09月17日北の丸公園夏の植物

皇居外苑いきもの / バックナンバー2013 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 秋の花

 台風18号は北へと移動し、本日はすっきりとした綺麗な青空が広がっています。園内ではレジャーシートを持参されるお客様が見られ、からっとした気持ちの良い季候の中でピクニックを楽しまれていました。
 9月17日(火)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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スイフヨウ
 花木園中程で、スイフヨウが咲き始めています。花の色が白から赤へ変化するところを酔っ払いに例えたことが名前の由来となっています。写真は午前中に撮影したものです。

 午後に再び訪れてみると、ピンク色へと変化していました。色が変化する理由は、花に含まれているアントシアニンという色素の働きによるものと言われています。一日花であるため、夕方から夜にかけて紅くなり、翌日には萎んでしまいます。

ヒガンバナ
 彼岸の頃に咲く花、ヒガンバナが咲き始めました。昔、中国から渡来したものが広がったと言われています。根には有毒成分を含みますが、毒を抜いて粉にし、食用にされたことから「マンジュ(饅頭)バナ」の別名をもっています。

マテバシイ
 園内では6種類のドングリを見ることができます。写真のドングリはブナ科「マテバシイ」で、ころころと地面にたくさん落ちていました。

コカマキリ
 小ぶりで、鎌足の後ろ側にある黒斑点が特徴のカマキリです。一般的には茶褐色ですが、まれに緑色のものもいるようです。

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2013年09月09日北の丸公園の自然

皇居外苑バックナンバー2013 / 北の丸公園ブログ / 夏の花 / 秋の花

本日は朝から青空が広がり、爽やかなお天気となりました。
過ごしやすい気候の為か、園内ではベンチで読書や休憩をされる方、お友達とウォーキングを楽しまれる方など、たくさんのお客様がお見えになっています。
 9月9日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。(※画像をクリックすると拡大します。)

タマスダレ
 純白で美しい花を「玉」に、葉が集まっている様子を「簾(すだれ)」に例えてこの名がつきました。6枚の花弁は上向きに開き、整った花の形が印象的です。
 雨のあとで一斉に咲き始めるところから、別名「レインリリー」と呼ばれています。

サルビアレウカンサ
 武道館近くの休憩所脇で、サルビアレウカンサが咲き始めました。
紫色のがくはやわらかな雰囲気をもっていますね。花びらは白や薄ピンクで、がくから伸びるようにつきます。

別名は「アメジストセージ」、「ベルベットセージ」などがあります。

カンガレイ
 池の畔に植栽されています。名前だけ聞くとピンと来ませんが、漢字は「寒枯藺」と書き、冬に枯れた葉を残すイグサの意味だそうです。

センニンソウ
 種子につく白く長い毛を「仙人の髭」に見立ててこの名がついたという説がありますが、実際の由来は判明していません。一見害のない可憐な花に見えますが、全草に毒をもっています。

ガマ
 10~20㎝の雌花穂の上に雄花穂がつながってつく、多年草の植物です。池の中央にある橋の脇に植栽されています。まるでフランクフルトのような、なんともユニークな形をしていますね。

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2013年08月28日北の丸公園の自然

皇居外苑いきもの / バックナンバー2013 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

 昨日に引き続き、本日も朝から綺麗な青空が広がっています。
8月23日の「処暑(しょしょ)」も過ぎ、一日一日と秋が近づいていますね。夏の暑さもあと少しの辛抱です。気温の変化で体調を崩さぬよう、十分にお気を付け下さい。
 8月28日(水)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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ハス
 田安門向かって左側の牛ヶ渕で見ることができます。現在はピンク色の大きな花が広い範囲にわたり群生しています。九段下駅2番出口を出てすぐ。是非ご覧下さい。

コブシの実
 花木園中程で、コブシの実が見頃を迎えています。ボコボコとしたピンク色の「集合果」と呼ばれる果実からのぞくのは、色付いた赤い実です。

ヤブラン
 以前紹介したヤブランが、小さな花を咲かせています。
藪のような薄暗い場所で凛として咲くことから、花言葉は「忍耐」、「謙遜」、「かくされた心」などです。

フタツメオオシロヒメシャク
 白地に大きな「目」のような模様が目をひく、蛾の一種です。

オオミズアオ
 淡いグリーンの大きな翅を持つ美しい蛾です。食樹はサクラ、リンゴ、コナラ、ウメなどで、屋久島以北に生息しています。写真は園内「モミジ通り」で撮影しました。

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2013年08月19日北の丸公園の自然

皇居外苑いきもの / バックナンバー2013 / 北の丸公園ブログ / 夏の花

早いもので8月も後半となりました。連日暑い日が続いていますが、園内ではひっそりと秋の気配を感じさせるかのように、木々の実が色付いてきています。
 8月19日(月)の北の丸公園自然情報をお届けします。
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サルスベリ
 以前紹介したサルスベリの花の隣に、色違いが咲き始めました。鮮やかな濃いピンク色が青空に映えます。花期は長く、初秋ごろまで見られます。

サンゴジュ
 スイカズラ科ガマズミ属のサンゴジュが、赤い綺麗な実をつけています。これを珊瑚に見立てた事から、この名がついたようです。

ノシラン
 ユリ科ジャノヒゲ属です。花の様子が熨斗(のし)に似ている事からこの名がつけられました。種の色が緑から青、そして紺色に変化します。種の色代わりを観察するのも楽しいですね。

ヤブミョウガ
 以前紹介したヤブミョウガの実が色付いてきました。こちらもノシラン同様、色代わりをご覧になれます。初めは白色、徐々に黄緑から写真のような藍色へと変化します。

ゴマダラチョウ
 黒い翅にまだらな白のはんてんが特徴のチョウです。クヌギの樹液が好物なので、庭先などではあまり見かけないチョウですね。翅色が地味な分、黄色の口吻(こうふん)が食事の際に目立ちます。

コクワガタ
 日本で最もよく見られるクワガタです。園内の「近衛聯隊の碑(このえれんたいのひ)」がある通りは、彼らの食樹であるコナラやクヌギの樹が多いため、姿を見ることができるかもしれません。虫除け対策をしっかりして、夏の人気者を探してみましょう。

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