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[B−1 気候・物質循環モデルによる気候変動の定量的評価に関する研究]

(4)対流圏大気システムモデルのための大気循環・物質輸送モデルに関する研究


[研究代表者]

 

国立環境研究所

●鵜野伊津志*1

[国立環境研究所]

大気圏環境部 大気物理研究室

●鵜野伊津志*1,菅田誠治,江守正多

(委託先)
九州大学工学部


●小森 悟*2

東京工業大学工学部

●神田 学

*1 平成10年4月からは九州大学応用力学研究所
*2 現所属は京都大学


[平成9−11年度合計予算額]

4,047千円
(平成9年度予算額 4,047千円;平成9年度のみ実施)


[要旨]

 対流圏内の物質輸送プロセスを詳細に記述可能な対流圏大気システムモデルとして,CSU−RAMSと結合されたon−line輸送モデルを新たに開発してその評価を行った。モデルのテストは梅雨期を対象として行い,良好な結果が得られた。on−lineモデルは地域気象モデルと同時に物質輸送を解くため計算機負荷が大きいが,構成自体は比較的単純であり,今後の更なる発展が期待される。特に,RAMSは,気象客観解析データには含まれない鉛直風速,乱流エネルギー,雲・降水の詳細な時間・空間変化が得られることから,大気輸送・拡散への応用に適していることが確認された。


[キーワード]

 大気循環モデル,物質輸送モデル,サルフェート,湿性・乾性沈着