研究成果報告書 J98F0121.HTM

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[F−1.野生生物集団の絶滅プロセスに関する研究]

(2)寄生者・病原体の効果と伝播機欝の解明

”存饗里紡个垢訥餽垣発達に関する研究


[研究代表者]

 

国立環境研究所生物圏環境部

●椿宜高

[環境庁国立環境研究所]

 

生物圏環境部上席研究官

●椿宜高

地球環境研究グループ野生生物保全研究チーム

●高村健二、永田尚志

(委託先)

 

東京大学農学部

●甲斐知恵子

九州大学理学部

●矢原徹一


[平成8〜10年度合計予算額]

31,056千円

(平成9年度予算額13,032千円)


[要旨]

 感染症の流行が野生植物集団に及ぼす影響を、ヒヨドリバナ有性型・無性型とジェミニウイルスの関係について調べた。ウイルス感染は、クロロフィルの減少を通じて死亡率を増大させ、無性型集団を絶滅させることがわかった。遺伝的変異の多い有性型集団では、ウイルス感染率は低かった。ヒヨドリバナには、耐病性をになう多数の遺伝子があることが判明した。保全上はこのような耐病性遺伝子の変異を保つことが重要である。近年、イヌおよび野生動物にイヌジステンパーウイルス(CDV)感染症の流行が起こっている。我々はこの流行の原因・伝播機構を解明することを目的に、流行状況の調査およびウイルス病原体変異などの基礎的研究を行った。まず日本のイヌでの調査研究により、従来とは異なる症状型の存在とウイルスの遺伝子の変異を明らかにした。日本のタヌキの流行はイヌからの伝播によると推察し、海棲哺乳類でも流行が起きていることを明らかにした。


[キーワード]

ウイルス病、耐病性、遺伝的変異、イヌジステンパーウイルス、モービリウイルス