研究成果報告書 J96B1434.HTM

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[B−14 地球温暖化防止対策技術の総合評価に関する研究]

(3)交通分野における重点対策の普及に当たっての技術的評価

ぢ膩織妊ーゼル車のエネルギー回生向上技術に関する研究


[研究代表者]

運輸省 交通安全公害研究所交通公害部計測研究室  ●小高松男

[運輸省 交通安全公害研究所]

交通公害部 計測研究室

●小高松男・小池章介・塚本雄次郎・石井 素・鈴木央一

(委託先)日野自動車工業株式会社


[平成7〜8年度合計予算額]

32,360千円

(平成8年度予算額 16,179千円)


[要旨]

 物流の主流を占める大型ディーゼル車の燃費改善を図ることは運輸部門における効果的なCO2低減対策と考えられる。しかしながら大型車の大幅な燃費向上は技術的に困難な状況にあり、画期的な燃費改善を達成するためには、車両減速時の運動エネルギーやエンジンの排気エネルギー等をより多く回収し、車両の走行に必要なエネルギーに効率よく転換(回生)することがCO2の排出低減に有効な手段となると考えられる。
 本研究は、大型車の走行時に廃棄されるエネルギーの回収・回生技術について明らかにすることを目的とする。このため、自動車の走行時に廃棄される各種エネルギーの中で、エネルギーの回生が比較的容易と考えられ、効果も大きいと考えられることから、大型ディーゼル機関の排気エネルギーを電気エネルギーとして回生する手法について検討した。
 エンジン排気量8リットル、最高回転数3,000rpmの直接噴射式ディーゼル機関を想定し、既存の排気過給システムに着目して、余剰の高温の排気により排気タービン発電機を駆動し電気的エネルギーとして取り出す事を試みた。発電機形式として三相永久磁石型同期式とし、出力6kW、定格回転数80,000rpmを設計目標とし、大型車用ディーゼル機関に適用できる排気タービン発電システムを設計・試作した。単体試験による結果では、ほぼ目標とした出力が取り出せることがわかった。また、エンジンとの組み合わせによる試験結果では、高速道路や長い登坂路における走行等、高回転高負荷領域での使用時間頻度が高いほどエネルギー回生効果のあることが分かった。


[キーワード]

エネルギー回生、エネルギー変換、ディーゼル機関、排気タービン発電機