研究成果報告書 J96B1432.HTM

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[B−14 地球温暖化防止対策技術の総合評価に関する研究]

(3)交通分野における重点対策の普及に当たっての技術的評価

▲灰潺紂璽晋鯆綿野に適する電気自動車の電池管理に関する研究


[研究代表者]

通商産業省 工業技術院 機械技術研究所

エネルギー部 エネルギー利用技術研究室

●清水健一

[通商産業省 工業技術院 機械技術研究所]

エネルギー部

●甲田壽男

エネルギー部 エネルギー利用技術研究室

●白井信正・岩月 徹・清水健一


[平成6〜8年度合計見積予算額]

19,867千円

(平成8年度予算額 6,792千円)


[要旨]

 地球温暖化対策の一つとして、二酸化炭素排出量への寄与率の高い運輸部門、その中でもとりわけ寄与度率の高い自動車の排出量低減が急務となっている。現時点でこれに即応できるのは電気自動車のみであり、これの実用化が米国加州のZEV法の追い風を受けて世界的な関心事になっている。しかし、実用時の電気自動車は、組電池の利用技術の未熟さに起因する性能低下が著しく、電池の能力を100%使い切る手法の確立が急務となっている。
 この問題を解決する目的で、本研究では実使用中の電気自動車の組電池内の各セル毎の特性を任意のタイミングで監視できるシステムを構築し、これと平成3〜5年度の研究成果である充放電管理システムを一体化することにより組電池の利用効率を向上することを、最終目標としている。本研究では、鉛電池を対象に、実用電気自動車の組電池内のモジュール電池に発生するアンバランス現象の実態を調査し、電池の特性上のアンバランスが、電池を構成するセル間のアンバランスに依ることを明らかにした。さらにこのセル間アンバランスが、電池や、セル毎の温度等の差によって容易に発生し、一度発生すると偏差拡大的にアンバランスが拡大することから、これを抑制できるセル毎の電池管理システムを構築した。
 また、このシステムの有用性を確認する目的で、実用に供されている電気自動車の都市内模擬走行実験を電気自動車シャシーダイナモメータ上で実施し、本システムの有用性を確認した。その結果、運用上必要不可欠とされている残存容量計の機能についても実用に供しうる性能が確保できることが確認できた。


[キーワード]

電気自動車、電池管理、一充電走行距離残存容量