研究成果報告書 J96B1412.HTM

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[B−14 地球温暖化防止対策技術の総合評価に関する研究]

(1)技術評価のためのライフサイクル温室効果ガス排出量の分析に関する研究

技術評価のためのライフサイクル微量温室効果ガス排出量の分析に関する研究


[研究代表者]

国立公衆衛生院  ●渡辺征夫

[厚生省 国立公衆衛生院]

地域環境衛生学部

環境評価室

●渡辺征夫

 

環境健康影響室

●後藤純雄

廃棄物工学部

 

●田中 勝

 

最終処分工学室

●池口 孝

 

主任研究官

●大迫政浩

水道環境部

 

●松澤 裕


[平成6〜8年度合計予算額]

23,162千円

(平成8年度予算額 7,127千円)


[要約]

 CH4、N2O、フロン類などの微量温室効果ガスのライフサイクルアセスメントを行う際に不可欠な発生関連データ、およびそれらの発生関連施設の運転管理に要するエネルギーや資材のデータを収集し解析した。まず、特に発生データが不足していたアジピン酸関連の工業プロセスからのN2Oの排出係数[1.3(N2O/アジピン酸)]および放出量[15Gg/年]を実験および文献から予測した。また、メタンや亜酸化窒素の潜在的な発生源として重要な都市ごみ、し尿、下水の処理を考え、それらの1981−1990年度のデータベースを作成し、1990年度で、ごみ処理施設(約1800カ所)では、総処理量;3650万tonに対し、消費エネルギーとして、電力量;1780 GWh(自家発電補正;約2100)、都市ガス;2.4Mm3,LPG;1.6kton、重油・灯油;78ML、エネルギー合計;2.4Pca1であり、1tonの処理に30〜90kWh(電力)、1〜13L(石油)が消費されていること、また、し尿処理施設(約1200カ所)では、総処理量;27GLに対し、それぞれの年間使用概量は、電力量;1400GWh、都市ガス;0.9Mm3,LPG;0.2kton、重油・灯油;167 ML、エネルギー合計;2.9Pca1であり、し尿の処理量当たり10〜150kWh/kL(電力)、1〜20L/kL(石油)が消費されていること、などが判明した。また、小集落用の下水処理施設と都市下水道との比較から、両者の運営に要するエネルギー消費量はほぼ同程度であること、粗大ごみ処理では、1990年度で350tonの処理に電力120GWhを消費していることなどが分かった。これらのデータを基に、都市ごみ処理での焼却と埋立、し尿処理での下水処理場とし尿処理場などの比較検討をして、微量温室効果ガスの低減対策のライフサイクル解析をした。


[キーワード]

ライフサイクル分析、ごみ処理、し尿処理、アジピン酸、メタン、亜酸化窒素