研究成果報告書 J95B0134.HTM

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[B−1 地球温暖化に係る二酸化炭素・炭素循環に関する研究]

(3)農業生態系における炭素循環・収支の定量的解析

ち霖呂砲ける炭素循環・収支の定量的解析


[研究代表者]

草地試験場  ●高橋繁男

[農林水産省 草地試験場]

生態部 生態システム研究室  ●奥 俊樹、高橋繁男、芝山道郎


[平成5〜7年度合計予算額]

8,767千円

(平成7年度予算額 3,591千円)


[要旨]

 放牧草地における炭素循環機構を解明するため、炭素循環の主経路のうち、牧草根の生産量と分解消失率を測定した。牧草根の生産量は、4−6月に最大となった。分解消失率は地温をパラメータとする回帰式で近似された。
 また、渦相関法により放牧草地のCO2ガスフラックスを継続的に実測した。放牧草地のCO2フラックスは日射強度、気温、風速などにより変化したが、日中には群落面へのCO2吸収フラックスが、夜間には群落面からのCO2放出フラックスが観測された。
 1日当たりの大気−放牧草地間のCO2収支は、冷夏であった1993年には、年間を通じて草地群落への吸収が大気への放出を上回った。1994年のCO2収支は、猛暑であった夏期には、逆に草地から大気への放出が取り込みを上回る例がみられたが、年間を通じては大気から草地への取り込みを示す日が多く、草地がCO2の吸収源になっている可能性があることが示唆された。


[キーワード]

放牧草地、炭素収支、牧草根、CO2ガスフラックス、渦相関法