研究成果報告書 J95A0114.HTM

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[Ａ−１　オゾン層変動の総合的観測及び解析に関する研究]

（１）地上からの総合的観測手法の開発とその評価に関する研究

�げ鳥詈�光法による窒素酸化物測定手法の開発と評価に関する研究


[研究代表者]

　

名古屋大学

●近藤　豊

[環境庁　国立環境研究所]

　

地球環境研究グループ　オゾン層研究チーム

●中根英昭

（委託先）

　

東京大学

●小川利紘、岩上直幹、北　和之

名古屋大学

●近藤　豊

[平成５〜７年度合計予算額]

３７，６２８千円

（７年度当初予算額　１２，８０４千円）


[要旨]

　火山噴火による成層圏エアロゾルやバックグラウンド硫酸エアロゾルが成層圏のＮＯｘの光化学を変化させることにより、オゾン層を破壊することが指摘されているが、十分に解明されていない。このような現象を解明するためには、オゾンとＮＯ2を高精度で長期間観測すると共に、他方、特別観測などにおける、オゾン、ＮＯ2、ＮＯ3の夜間の高度分布の変動等の詳細な観測が重要である。本研究では、新しく設置された陸別等の薄明光を利用したオゾンとＮＯ2可視分光観測の結果を解析し、観測点間で極めて良い一致が得られ、高精度の観測に適していることが明らかになった。また、星没観測システムの開発を完了し、東京においてシリウス、プロキオンの試験観測を行い、汚染大気について予想された吸収が得られた。


[キーワード]

ＮＯ2、ＮＯｘ、ＮＯ3、オゾン、可視分光法、ピナツボ火山噴火、不均一反応、星没観測