研究成果報告書 J94B0280.HTM

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[B−2.メタン・亜酸化窒素の放出源及び放出量の解明に関する研究]

(8)自動車からの放出量の解明に関する研究


[研究代表者]

交通安全公害研究所

●阿部次雄

[運輸省 交通安全公害研究所 交通公害部]

計測研究室

●小高松男・小池章介

原動機研究室

●堀 重雄

燃費性能研究室

●阪本高志


[平成3年〜6年度合計予算額]

21,106千円(平成6年度予算額 5,656千円)


[要旨]

 各種の自動車から排出されるメタン・亜酸化窒素排出量を測定し、その測定結果と各国の車両保有台数、年間走行距離、燃料消費量等の統計資料から、自動車が大気に放出するメタン・亜酸化窒素の年間総量を推計した。各国の自動車保有台数にもとづいて推計したメタン・亜酸化窒素放出総量は、メタン0.48Tg/年、亜酸化窒素O.31Tg/年であり、これは亜酸化窒素放出源の一つである燃焼分野から全球に放出するとされる推定値にほぼ等しく、自動車の寄与率が予想以上に高いことが明らかとなった。


[キーワード]

温室効果ガス、自動車排出ガス、メタン、亜酸化窒素、連続分析法、三元触媒