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[D−4 ペルシャ湾岸の原油汚染等が海洋環境に及ぼす影響の評価に関する研究]

(1)ペルシャ湾沿岸域における流動と物質移動過程に関する研究


[運輸省 海上保安庁水路部 沿岸調査課]


●桑木野 文章、佐藤 敏


[平成3〜5年度合計予算額]

12,493千円

(平成5年度予算額 4,321千円)


[要旨]

 ペルシャ湾における既存海洋観測資料を収集・解析することにより海況変動の特性を把握するとともに、数値計算により比較的時間スケールの短い流れについて再現を行った。海洋観測資料解析からは、ペルシャ湾の海洋構造の季節変化を的確にとらえることができ、ペルシャ湾における循環流についての従来からの知見に合致する水塊移動を見いだすことができた。また、特異な特性を持つ潮汐・潮流を数値計算により再現するとともに、ペルシャ湾の海上風及び海洋構造の季節変動に対応した吹送流の計算を行った。さらに潮流と吹送流の数値計算の結果を利用して、海面を浮遊する物質の漂流移動経路を携帯型パソコンにより簡易に計算できる漂流計算システムの開発を行った。


[キーワード]

ペルシャ湾、水塊分析、潮流、吹送流、漂流計算