研究成果報告書 J92A0150.HTM

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[A−1.オゾン層の時間的・空間的変動の動態解明に関する研究]

(5)火山噴火がオゾン層に及ぼす影響に関する研究


[研究代表者]

 

国立環境研究所

●中根英昭

[環境庁 国立環境研究所]

 

地球環境研究グループ オゾン層研究チーム

●中根英昭、林田佐智子

衛星観測研究チーム

●笹野泰弘

大気圏環境部 高層大気研究室

●杉本伸夫、松井一郎

[郵政省 通信総合研究所]

 

電波応用部 光計測研究室

●板部敏和、水谷耕平

(委託先)

 

名古屋大学太陽地球環境研究所

●岩坂泰信、松永捷司、柴田 隆、林 政彦


[平成4年度合計予算額]

15,815千円


[要旨]

 ピナツボ火山噴火による成層圏エアロゾルは1991年6月12日から15日にかけて噴火したが、このエアロゾル層をつくば(国立環境研究所)、稚内(通信総合研究所)、アラスカ(名古屋大学太陽地球環境研究所)で観測した。エアロゾル層は、6月28日には早くもつくばにその一部が現れた。エアロゾル層の主要部は9月以降、成層圏の西風の到来とともに北上した。稚内では11月に最大のピークを迎えたが、変動は大きかった。アラスカではエアロゾル層の主要部の上に、南方から大きな速度で輸送されてきた層があった。また、輸送、光学的厚さ、粒径分布について検討した。


[キーワード]

 ピナツボ火山、成層圏エアロゾル、レーザーレーダー、オゾン層、南北輸送