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[キーワード]関心の減耗、社会的距離、割引、人間の本性、進化心理学

[RF−077 世代間・世代内リスクトレードオフと持続可能性]

(2)世代間・世代内のリスク解析と管理原則[PDF](554KB)

  産業技術総合研究所 安全科学研究部門

岸本 充生

  [平成19〜20年度合計予算額] 2,600千円(うち、平成20年度予算額 1,300千円)

[要旨]

  持続可能性の問題は、世代内衡平性の問題と世代間衡平性の問題が別々に論じられているが、両者はときに矛盾し、トレードオフの関係にある。本研究では、両者を、関心の減耗関数という形で定量的に統合することを試みた。本サブテーマはそのための、理論的・実証的基礎を、経済学、心理学、進化心理学、脳科学から幅広く集め、レビューし、アンケートの設計や結果の解釈に寄与することを目指した。距離と時間に関する関心の減耗を定量的に評価した既存研究をレビューし、次に時間に比べて難しい社会的距離の定量化の試みを調査し、それらを説明するための道具として、進化心理学と脳科学の知見を利用した。最後に、人間の本性に基づく公共政策のあり方についてシステム2を刺激するための方法について本研究が示唆するところをまとめた。