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[キーワード]砂漠化指標、モニタリング、風食、水食、マイクロ波リモートセンシング

[G−2 北東アジアにおける砂漠化アセスメント及び早期警戒体制(EWS)構築のためのパイロットスタディ]

(2)砂漠化指標の長期的モニタリングのための観測手法の標準化[PDF](1,572KB)

  東京大学 気候システム研究センター

高橋正明

  東京大学 工学系研究科

小池俊雄

  千葉大学 リモートセンシング研究センター

本多嘉明

<研究協力者>

 

  千葉大学 リモートセンシング研究センター

梶原康司

  首都大学 東京都市環境科学研究科

松本 淳

  東京大学 気候システム研究センター

岩尾航希

  東京大学 大学院工学系研究科

太田 哲・Hui LU

  [平成16〜18年度合計予算額]  43,347千円(うち、平成18年度予算額 14,200千円)

[要旨]

  本サブテーマは、広域スケール・長時間スケールでの砂漠化指標の取得のための手法の標準化と指標の整備を目的とした。数年以上のオーダーで顕在化する砂漠化プロセスを正確に把握するために、砂漠化の最も重要な指標の一つと考えられている土壌侵食量の推定を行った。その推定に際し、これまで推定誤差の問題となってきた累積誤差を避けるために、土壌侵食量に影響する要因を直接リモートセンシングなどによって取得する手法の開発に重点を置いた。風食については、オーストラリアのCSIROにおいて開発されたWind Erosion Assessment Model(WEAM)を用いた。これらのパラメータのうち、従来長期間の推定が難しかった土壌水分について、衛星リモートセンシングによる直接測定を試みた。土壌中の体積散乱と土壌表面での表面散乱を記述できる放射伝達モデルを開発し、それを北東アジア乾燥域における衛星観測データに適用した。これらのデータを用いて、北東アジア乾燥域の風食量推定を行った。過去の主要都市におけるダスト観測データを用いた発生量の空間分布と長時間変動、また過去の風食推定研究との風食量の総量の整合性を検証し、妥当な値であることを確認した。水による土壌侵食(水食)については、米ミシガン大学により作成されたRevised Universal Soil Loss Equation (RUSLE) を用いた。サブテーマ3と共同し、現地の土壌水食実験より土壌パラメータを取得すると共に、推定された水食量を現地データと詳細に比較調整し、妥当な値を得たのを確認し、北東アジア乾燥域全域に適用した。