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[K−1 陸域生態系の吸収源機能評価に関する研究]

(8)森林吸収モデルのリモートセンシングによる検証


独立行政法人国立環境研究所

 

 地球環境研究センター

山形与志樹

 2000年度国内交流研究員

小熊宏之


[平成11〜13年度合計予算額]

 平成11〜13年度合計予算額 5,718千円
 (うち、平成13年度予算額 1,906千円)

[要旨]

 Hugueninらの考案した、着目対象のみのエンドメンバーを取得するミクセル分類手法の評価方法を改良し、航空機センサの分光画像によるミクセルのシミュレーションデータを用いたミクセル分類シミュレーションを行い、手法の有効性を検証した.これまで困難だった、対象オブジェクトが植生で、かつバックグラウンドも複数の植生カテゴリによって構成される場合でも、極端な精度低下を招くことなくミクセル分類が可能であることを示した。
 実際の観測画像に手法を適用し、30mメッシュ内におけるハンノキの樹冠の面積比率を推定し精度検証を行った。スペクトルモードを用いた場合、可視域のみ40バンドの連続スペクトラルデータを用いたケースで、樹冠率の真値に近い推定結果を得ることができ、ミクセル分解による樹冠率推定の可能性を確認することが出来た。


[キーワード]

 京都議定書、リモートセンシング、ミクセル分解、樹冠率、スペクトル