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[K−1 陸域生態系の吸収源機能評価に関する研究]

(7)森林吸収モデルのインベントリーによる検証


独立行政法人国立環境研究所

 

 地球環境研究センター

山形与志樹

 2000年度国内交流研究員

中台利枝


[平成11〜13年度合計予算額]

 平成ll〜13年度合計予算額 5,277千円
 (うち、平成13年度予算額 1,759千円)

[要旨]

 森林生態系における炭素循環を考えるとき、土壌呼吸速度の広域での評価が不可欠である。また、C02動態の環境の変化に対する応答を考えるとき、土壌呼吸速度を限定している因子の特定が必要である。したがって、土壌呼吸速度の時空問的変動を決める要因を明らかにする必要がある。季節変化を決める要因としては、温度が最も重要であるが、降雨イベントは日変化に影響していることが示され、さらに検討が必要である。土壌呼吸速度の空問的変動は、土壌バイオマスや土壌深度などの生物的な要因に関係していた。苫小牧サイトの土壌特性を生かした、土壌呼吸速度と生物要因についての研究を行う必要がある。


[キーワード]

 森林生態系、炭素循環、京都議定書、土壌呼吸速度の時空間的変動、吸収源