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[A−3 衛星利用大気遠隔計測データの利用実証に関する研究]

(6)ILAS 等衛星データの品質評価と高層大気環境の解析に関する研究



[環境省国立環境研究所]

  地球環境研究グループ 衛星観測研究チーム

●中島英彰 ・ 杉田考史

国立極地研究所 気水圏研究部門

●佐藤 薫

名古屋大学 太陽地球環境研究所

●小池 真

北海道大学大学院 地球環境科学研究科

●塩谷雅人

茨城大学 理学部

●長谷部文雄


[平成11〜12年度合計予算額]

40,906千円

(うち、平成12年度予算額 20,042千円)


[要旨]

 人工衛星による観測データを用いて科学的なデータ解析を行う上において、その品質を他の観測手段によって得られたデータと比較検討し、統計的手法なども用いてその信憑性を高めることが不可欠である。そのため、ILAS 等人工衛星データとオゾンゾンデデータ、大気球観測データ、航空機観測データ等を用いて総合的な解析を行い、ILAS のオゾン、硝酸、二酸化窒素等の品質評価を行った。またその応用的解析として、1996/1997 年冬期北半球極域におけるオゾン破壊量の定量的見積もりを行った。また、人工衛星センサーHALOE の観測したメタンデータを用いて、南半球極渦内の下降速度についてその年々変動について調べた。さらに、北半球におけるプラネタリー波活動とオゾン全量変動に関して調べた。一方、極域成層圏重力波の特性と起源に焦点をあて、重力波の力学特性を明らかにするとともに、GPS/MET の衛星観測データを基に重力波の全球的季節変化の特性を調べた。


[キーワード]

人工衛星観測、ILAS、大気微量成分、極渦、大気重力波