地球温暖化の進行で食べ物の収穫量が減ったりすることで、食べ物を『おいしい!』と言える毎日に影響を与えると予想されています。
これらは、昔の日本ではあまり見られなかった『異常気象』というものです。
『滝のように降る雨』の発生回数や猛暑日*1の日数が増えているのは日本だけではありません。世界でも同じような異常気象が頻発しています。
地球温暖化は、このような異常気象を引き起こす原因となっていると考えられています。
地球温暖化は、私たち人間の日々の活動が原因である可能性が非常に高い、という研究成果が発表されています*2。
私たちは、今、1年間で99億トン*3もの温室効果ガスを排出しています。
温室効果ガスの排出を減らすために、日本を含む国際社会はいろいろな取組を進めていますが、産業革命前に比べ、地球の平均気温の上昇を2°C未満に抑えるためには、今後数十年間にわたり大幅に排出量を削減し、今世紀末までに排出をほぼゼロにすることが必要と言われています。
もし、平均気温が2°C以上高くなった場合、異常気象がもっともっと増えるだけでなく、食べ物の収穫量が減ったりすることで、食べ物を『おいしい!』と言える毎日に影響を与えると予想されています。
*1 日最高気温35°C以上
*2 IPCC 第5次評価報告書
*3 二酸化炭素換算