地球温暖化を防ぐための約束


じつは、私達の努力の目標だけはもう決まっています。
地球温暖化を防ぐために、世界の国々が力を合わせて温室効果ガスをこれ以上増やさないようにするための約束をしました。これが「気候変動に関する国際連合枠組条約」、一般的には「気候変動枠組条約」と呼ばれているもので、1992年5月に結ばれました。

この条約にもとづいて、2000年以降に先進国が出す温室効果ガスの量をどれくらい減らすかが、1997年12月に京都で話し合われました。地球温暖化防止京都会議です。
会議の結果、温室効果ガスを減らす目標が国ごとに決められ、また、目標を確実に達成することを助けるための様々な国際的仕組みも含めて「京都議定書」としてまとめられました。


日本は6%削減

そのなかで、日本は、2008年から2012年までの5年間の温室効果ガスの平均排出量を、1990年と比べて6%減らさなくてはならないことになっています。
なぜ、国ごとに目標の数値が違うかというと、過去の実績や、その国が抱える諸々の事情を考慮して各国が互いに納得できる目標を決めたからです。