産業部門(製造業)の指針(対策メニュー)

産業部門(製造業)

工場で温室効果ガス排出削減をする際、参考となる対策メニューを掲載しています。

インバーター制御装置・機械式無段変速装置・静止型レオナード装置・サイリスタモーター・極数変換モーター等コンプレッサー・ファン・ブロワ・ポンプ等の電動力応用設備における回転数制御装置の導入

対策の概要

空気圧縮機にはレシプロ式とスクリュー式が使われることが多いが、ともに容積式圧縮機で、インバータを使用する場合の消費電力量は送気量に比例する。一方今までのスクリュー式の負荷調整は吸込み弁を絞って行われるが、吸入弁でのロスのため全閉に近い状態でも定格動力の65%前後を消費している。レシプロ式の場合は負荷調整はロード、アンロードの切り替えで行われるが、アンロードの状態で定格動力に対し約20%の電力を消費している。
このため吸込み絞り弁制御のスクリュー式コンプレッサーので負荷の軽い場合、動力の無駄が発生し、このスクリュー式圧縮機を同容量のインバータ制御コンプレッサーに更新すれば大きな省エネ効果が期待できる。

対策の特徴や実施手順

【定格容量15kWの例】

①現行及び更新後のコンプレッサーの型式、容量及び稼働状況:下表のとおり。

現行及び更新後のコンプレッサーの型式、容量及び稼働状況

②コンプレッサーの部分負荷性能:下図のとおり。

図1:コンプレッサーの部分負荷性能

図1 コンプレッサーの部分負荷性能

③稼動時間:24 時間/日、340 日/年

④電力料金:12.4 円/kWh

⑤排出係数:0.384 t-CO2/千kWh

実施上の留意点

〔スクリュー式コンプレッサー使用上の留意点〕

スクリューコンプレッサーでは、吐き出し圧力に応じて吸い込み口の絞り量を変化させて空気量を制限する吸込み絞り弁制御方式が採用されている。この制御方式では、定格風量以下で使用すると、モーターは停止せずに空回しの状態となるために、常に無駄な動力が発生することになる。このため、スクリューコンプレッサーは、なるべく定格風量で使用すべきであり、軽負荷運転時には効率が悪化する。

出典

事業者のためのCO2削減対策Navi
インバーター導入による流体機器(ファン、ポンプなど)の回転数制御

環境省

環境省(法人番号1000012110001)
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館 TEL 03-3581-3351(代表) 地図・交通案内

Copyright Ministry of the Environment Government of Japan. All rights reserved.