産業部門(製造業)の指針(対策メニュー)

産業部門(製造業)

工場で温室効果ガス排出削減をする際、参考となる対策メニューを掲載しています。

廃圧回収タービン・高効率ガス分離装置等の流体・余剰蒸気圧力・副生ガスの活用設備の導入その他の必要な措置

対策の概要

【目的】

  • ボイラで発生した高圧蒸気を減圧して低圧蒸気として使用する場合に、蒸気減圧弁の代わりに蒸気タービンを設置し、蒸気タービンから得られる動力で冷凍機を駆動させることにより、冷凍機の電力消費量を削滅する。

  • 単なる減圧と異なり、蒸気タービンの減圧過程で仕事をするため蒸気エネルギーが減少し蒸気の消費量は若干増加するが、その分冷凍機の消費電力が減少するためトータルとして高効率化につながる。

【概要】

  • 本技術は、ボイラで発生した高圧蒸気を減圧して使用している工場で蒸気減圧弁の代わりに蒸気タービンを設置し、蒸気タービンから得られる動力で冷凍機を駆動するシステムに変更する。

  • これは、減圧弁が弁内で弁ポートを絞ることにより、圧力損を発生させ圧力を低下させ、断熱絞りによるエンタルピー落差を利用している。蒸気タービンの原理もこれと同様で、エンタルピーの落差を利用して動力を発生させることができる。本システム採用による効率の向上は次のようになる。

       電力削減量-蒸気増加分の燃料 = 効率向上分

【実施手順】

図1に改善前の蒸気減圧システム、図2に蒸気タービンを導入した改善後のシステムを示す。

図1:改善前の蒸気減圧システム

図1 改善前の蒸気減圧システム

図2:蒸気タービンを導入した改善後のシステム

図2 蒸気タービンを導入した改善後のシステム

実施上の留意点

今回の改善で、4k蒸気ラインと冷凍機がつながることになるため、それぞれの負荷のバランスに注意が必要である。(4k蒸気の負荷が軽いときに冷凍機の負荷が重いことはないかなど)

出典

事業者のためのCO2削減対策Navi
蒸気減圧ラインに蒸気夕一ビン設置による動力回収

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