業務部門の指針(対策メニュー)

業務部門

オフィスで温室効果ガス排出削減をする際、参考となる対策メニューを掲載しています。

高効率ランプへの変更

対策の目的

  • 照明効率が低い白熱電球から電球型蛍光ランプなどの高効率ランプへ交換することで、電力消費を概ね7~8割削減できるにも拘らず、白熱電球を使い続けている場合がある。

  • このため、老朽化に伴う設備更新に合わせて、白熱電球から高効率ランプへ更新し、照明電力消費やCO2排出量の削減を図る。

対策の概要

  • 白熱灯を使用しているビルにあっては、既存のソケットに合うなど機器の変更可能性に留意しながら、電球型蛍光ランプ、コンパクト形蛍光ランプなどの高効率ランプへ交換する。

  • 安定器の適合性を確認して、水銀灯をセラミックメタルハライドランプに取り替える(発光効率が約2倍になる)。

実施上の留意点

  • 点灯寿命が短い白熱灯は、ランプや器具を更新してもコスト効果が見込めない。電気料金の削減金額とランプ交換費の比較で高効率ランプへの取替の場合のコスト増加分を回収するので、利用時間の長いものほど有利である。

  • 高効率ランプ適用の可否判断は、上記に加え、次のようなことを検討する。

①白熱灯のソケットの形により高効率ランプへの変更可能性を確認
※照明設備竣工図や設備台帳あるいは現場で使用箇所、変更可能性を確認

②コスト効果の見極めは、既設ランプでの運転費用(単体消費電力×点灯時間×年間点灯日数×電力料金単価+ランプ交換費)から新設ランプでの運転費用 (先述と同様)を引いた取替による利益で、高効率ランプへの更新費から既設同等品での更新の場合の更新費を引いたコストが数年で回収できるかの算出で行う場合が多い。

③物の見え方は光源の種類により異なる。運転費用の大小より、物の見え方の方が重要な場合(ディスプレイ用など)は、対象から外す。

④安定器が必要なランプではその適合性を確認する必要があるが、既存設備の安定器が不適合の場合でも、コストメリットが大きい場合は安定器を含めた更新も行う。

グラフ:ランプの寿命と取替時期の目安

図2 ランプの寿命と取替時期の目安
資料:(社)日本電球工業会

表2 各種光源の特性値(生産者発表値)

表:各種光源の特性値(生産者発表値)

導入効果

試算の前提

白熱灯(シリカ電球100W形:消費電力90W)100本を電球型蛍光灯(100W形:消費電力21W)100本に取替えると仮定(点灯時間3000時間/年)。

①電力消費量の削減量:(90-21)W×3000h/1000×100(本)=20.70〔千kWh〕
②CO2排出量の削減量:20.7(千kWh)×0.555(tCO2/千kWh)≒ 11.5(t)

出典・参考文献

【出典】
表2:各種光源の特性値(生産者発表値)「省エネルギー 照明技術」 河本康太郎、中村芳樹著 (財)省エネルギーセンター

  • 東芝ライテック㈱ホームページ

【参考資料・文献】

  • 効果試算:「業務用ビルにおける省エネ推進の手引き」H18年度版 (財)省エネルギーセンター

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