業務部門の指針(対策メニュー)

業務部門

オフィスで温室効果ガス排出削減をする際、参考となる対策メニューを掲載しています。

ポンプの可変流量制御システムの導入

対策の目的

  • 空調機が三方弁方式で、ポンプが空調負荷に関係なく定流量運転している場合は、軽負荷時は過剰運転となるため、搬送エネルギー消費が大きい。

  • 水を循環させて熱を搬送させる場合、搬送エネルギーは流量の3乗に比例することから、負荷に合わせてポンプの流量を制御する可変流量制御(以下、V W Vと略す)方式を導入することにより、搬送エネルギー消費量やCO2排出量の削減を図る。
    ※V W V とは、 Variabie Water Volumeの略

対策の概要

  • V W V方式は、流量を調整する弁(二方弁)とポンプの流量を調整する制御機器から構成される。

①三方弁システムでは、二方弁に変更する。
②空調負荷に応じてポンプの流量をインバータ制御する

実施上の留意点

  • 可変流量制御方式で運転する場合は、温度や圧力、流量などを感知して制御することから、適正な流量及び圧力を保持するために、センサー等の点検及び保守を行う必要がある。

  • 二方弁や配管系に接続しているバルブも、その弁開度が適切でない場合が少なくなく、制御各部に大きな圧力差がある場合には、ポンプは必要最大圧力の点で運転されるため適切な制御を行えず、省エネ効果も十分に発揮できない。

  • 導入当初の設定値のままとするのではなく、空調機等の各負担側までの必要圧力がほぼ等しく、かつ最小限になるように調整する必要がある。

  • インバータ制御を導入する場合は、ポンプの圧力制御が必要になる。圧力制御方法について省エネ効果の高い順から並べると、「末端圧力制御>推定末端圧力制御>送水圧力制御」となるが、簡便さから送水圧力制御を採用するケースが多い。

費用回収年数

▲:概ね10年以内

導入効果

試算の前提※「エネルギー消費原単位管理ツールESUM」を活用

冷温水二次ポンプを、バイパス制御から可変流量制御(V W V)方式に変更し、ポンプをインバータ制御としたと仮定。

①電気消費量の削減量:115.31〔千kWh〕
②CO2排出量の削減量:63.9〔t〕

出典・参考文献

【参考資料・文献】

  • 「省エネチューニングガイドブック」(財)省エネルギーセンター(H19年1月)

  • 「大阪府建築物の環境配慮技術手引き」大阪府住宅まちづくり部 公共建築室 計画課 計画・保全グループ

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