業務部門の指針(対策メニュー)

業務部門

オフィスで温室効果ガス排出削減をする際、参考となる対策メニューを掲載しています。

コンデンサーのこまめな投入及び遮断

対策の目的

  • 力率改善用コンデンサが受電設備系統に常時接続したままの場合、夜間及び休日等の負荷が少ない時間には回路が進み力率になる。結果として、受電端電圧が上昇し「電圧上昇による機器寿命の低下」「高調波の拡大」「皮相電流増加による電力損失の増加」などの弊害が生じる恐れがある。

  • また、施設機器は運用して時を経ると故障・不必要機器になるなどの事情により、高効率機器への更新や撤去等により設備内容が変わる。結果として誘導性負荷が減少して、必要容量の3倍以上投入されていることもあり、不要なコンデンサを投入し無駄な電力を消費していることになる。

  • このため、コンデンサのこまめな遮断を行い、力率を改善することにより、電路の電流を減少させ、電路及び変圧器におけるエネルギー損失の低減を図る。

対策の概要

  • 現状の負荷によるコンデンサの必要最小容量を把握し、過剰な容量が系統に接続されている場合は過剰分のコンデンサを系統から切り離す。

  • 夜間・休日など負荷容量が極端に少ないときには、負荷断路器にてコンデンサを切り離す。

実施上の留意点

  • 頻繁に投入/遮断を行う場合、コンデンサ用断路器を高圧真空電磁接触器等に交換し安全且つ容易に操作できるような対応が必要である。

  • 夜間・休日などの負荷容量が少ない時にコンデンサの投入/遮断を行うために、技術員の常駐又はタイマー等の自動開閉するシステムが必要となるので、可能であれば自動力率調整装置を導入する(P140参照)。

導入効果

試算の前提

  • 高圧コンデンサ100kVar 1台を遮断する場合。
    100kVarの損失を約53wと仮定。
    ①電気消費量の削減〔千kWh〕
    (53w×24h/1000)×365日/1000≒0.464〔千kWh/年〕
    ②CO2排出量の削減量〔t〕
    0.464〔千kkWh〕×0.555〔t・CO2/千kWh/年〕≒0.26〔t〕

  • 高圧コンデンサ100kVar 1台を23:00~6:00(平日) 0:00~24:00(日・祝日)遮断する場合。
    ①電気消費量の削減〔千kWh〕
    (53w×7h/1000)×298日/1000+(53w×24h/1000)×67日/1000
    ≒0.20〔千kWh/年〕
    ②CO2排出量の削減量〔t〕
    0.20〔千kWh〕×0.555〔t・CO2/千kWh/年〕≒0.11〔t〕

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