業務部門の指針(対策メニュー)

業務部門

オフィスで温室効果ガス排出削減をする際、参考となる対策メニューを掲載しています。

密閉式冷却塔熱交換器のスケール除去

対策の目的

  • 密閉式冷却塔などは、運転時間の経過とともに熱交換器銅管外面や内面にスケール(カルシウムやマグネシウムなどの堆積物)が付着して冷却能力を大幅に低下させる。

  • 冷却能力を低下させる理由は、熱交換器に使用されている配管等に対し、スケール・シリカ等の汚れ自体は1/100から1/1000の熱伝導率しか有していないためであり、付着量が少なくても熱交換効率に大きな影響を与える。

  • このため、熱交換効率の改善と、それに伴う冷却塔ファンや冷却水ポンプの消費電力量の削減を図るため、定期的に熱交換器のスケール除去を行う。

対策の概要

  • スケール除去の一般的な方法としては、機械洗浄と薬液洗浄があり、近年、物理処理装置(磁気処理、電気分解装置など)も使用されつつある。

  • 事前にスケールの材質・汚れの程度を確認した上で、熱交換器の形式(多管式、プレート式など)や規模等も考慮し、適切なスケール除去方法を選定する。

  • なお、劣化等により所要の効率が維持できない場合は、熱交換器のオーバーホールや部品交換を行う。

実施上の留意点

  • 機械洗浄は最も一般的な方法であるが、機械の分解、高圧洗浄、ガスケットの張替え作業、機械の再組立作業などを伴うため、メンテナンスには比較的多くの労力・時間・費用が必要となる。

  • 薬品洗浄は、塩酸系洗浄剤を使用する場合が多いが、塩酸、硝酸等の強酸使用による機器の材質の腐食や作業後の処理液、廃液の中和液が必要となる。なお、最近では材質を腐食させない有機酸の薬品を使用して洗浄する方法も出てきている。

  • 薬品洗浄の際には、事前にサンプル液などを取り寄せ、材質テスト、汚れの溶解テストを実施するなどしてから利用する。

費用回収年数

○:概ね5年以内

出典・参考文献

【参考資料・文献】

  • 株式会社 荏原シンワ ホームページ

  • MDI株式会社 ホームページ

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