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地方公共団体の取組の現状

 環境庁は、平成6年度に都道府県や人口の多い430余りの地方公共団体を対象に、率先実行に関するアンケート調査を行い、320余りの地方公共団体から回答を得ました。この調査では、率先実行の計画や方針を策定している地方公共団体は、回答のあった団体の約15%にとどまっています。その内容は、再生紙の利用など個別の分野のものがほとんどで、率先実行を全体として定めているものはわずかでした。計画や方針を定めているか否かを別とすれば、回答を寄せた320余りの地方公共団体では、何らかの形で、環境にやさしい取組が始まっています。
 こうした取組の実施状況を定期的に点検している地方公共団体は、全体の10%に満たず、これからは、計画などをつくり、率先実行することはもちろん、進捗状況の点検など実施のための体制をつくることが課題です。