11月18日(金) 10:30-12:00

10:30-12:00

タイトル 実効性ある野心引き上げメカニズムの構築に向けて
概要 実効性ある野心引き上げメカニズムの構築に向け、(1)NDCと長期低GHG排出発展戦略との連携、(2)透明性枠組み、(3)グローバルストックテイクという三つの要素がそれぞれどのように関連しあうのかを議論する。
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サマリー
本サイドイベントでは、IDDRI, IGES, NIES, TERIからの専門家がパリ協定の下における野心引き上げメカニズムのあり方について議論をおこなった。イントロダクションに引き続き、IGESの田村堅太郎が野心引き上げメカニズムの三つの要素:国別目標の5年サイクルと長期低GHG排出発展戦略との整合性、強化された透明性枠組み、グローバルストックテイク、について説明し、三要素間の連携が重要であると指摘した。IDDRIのトーマス。スペンサーは、パリ協定がダイナミックなプロセスであることを強調し、グローバルストックによって学習効果が生まれる可能性について指摘した。TERIのネハ・プハジャは、強化された透明性枠組みにおいて、各国の能力の違いを反映するための柔軟性のあり方について複数のオプションを示した。NIESの亀山康子は、気候変動緩和策の進捗状況を確認する指標について説明し、成果に関する指標と政策に関する指標の重要性について指摘した。
キーメッセージ 2018年促進的対話は、単にエミッションギャップの指摘に終わるのではなく、脱炭素化に向けた道筋を同定するようにデザインされるべきである。

特に、政策の発展については、セクター毎の分析が重要である。

セクター毎の脱炭素化に向けた大転換における政治経済学的分析の重要性も合わせて指摘された。
各種資料 発表資料 1(英文)(PDF・1,120KB)
発表資料 2(英文)(PDF・232KB)
発表資料 3(英文)(PDF・533KB)
イベント風景
  • 11月18日(金)10:30-12:00のイベント
  • 11月18日(金)10:30-12:00のイベント
報告者 地球環境戦略研究機関 田村堅太郎