2018年6月22日から24日にかけて、第20回日中韓三カ国環境大臣会合（TEMM20）にあわせて、三カ国のユースの代表による意見交換・討議を行うユースフォーラムが中国・蘇州市で行われました。日本からは、5名の大学生・社会人ユースが参加しました。

例年のユースフォーラムは二日間でしたが、より充実した議論やワークショップを行う時間を取りたいとの中国側からの提案を受けて、TEMM20のユースフォーラムは三日間で開催されました。

一日目は、５つのグループに分かれてアイスブレイクやグループワークを行ったのち、郊外にあるショッピングモールの中に設けられた特設会場へ移動し、グループ毎に地域の方への普及啓発活動や意識調査を行いました。

二日目の午前中は、開会セレモニーに引き続き、中国生態環境保護部環境教育部長のJIA　Feng氏による基調講演「日中韓の環境協力」を拝聴し、前年のTEMM19ユースフォーラムに参加した中国代表からの報告を聞いた後、三カ国のユース代表による各国の取組事例の紹介を行いました。

午後は三カ国混成のグループに分かれてディスカッションを行い、その結果をもとにTEMM20で報告する宣言文にまとめました。

　　　　　　　　　　　

三日目は、朝からTEMM20 が行われているホテルへ移動し、大臣会合に出席しました。ユースからの報告は、次年度開催国のユースが行う慣例なので、今年は日本側ユースの池田文佳さんと横野薫さんが三カ国のユースを代表して三大臣にユースフォーラムの報告と宣言文の読み上げを行いました。

　　　　　　　　　　

午後は、環境負荷軽減の取組を行っている工業団地の工場を見学し、湖畔の公園を散策しました。お別れ夕食会では、別れを惜しむ姿があちこちで見られ、今後も連絡を取り合う約束をして、全日程を終了しました。

また、今年はユースフォーラム後に、ユースフォーラム当日だけの協力で終わらせたくないという日本側の提案で、日本の海の日の祝日に合わせて、三カ国でビーチクリーニングを行い、SNSでシェアするという活動に発展させました。日本では、ユースが自分たちで企画・運営を行い、SNSで参加者を募って湘南海岸で実施しました。自分たちの働きかけで活動を広げられる喜びと、活動を継続することの難しさを実践的に学び、ユースフォーラムでの経験を日本国内で展開する機会とすることができました。

ユースフォーラムに参加した5名のユースの方々が、本フォーラムに参加して感じたこと等を参加報告書として作成しました。

日中韓三カ国環境大臣会合ユースフォーラム

【会場：Suzhou Conference Center】

一日目
09:00	オリエンテーション
10:00	ワークショップ
11:30	昼食
12:30	移動
14:00	コミュニティでのグループ活動
17:00	移動
18:00	夕食
二日目
09:00	オープニングセレモニー
09:40	基調講演
10:40	TEMM19参加者からの報告及び各国ユースの発表
12:10	昼食
13:30	ワークショップ
14:50	宣言文作成
17:50	移動
19:00	TEMM20ウェルカムディナー
21:00	ホテルへ移動
三日目
08:00	移動
09:00	TEMM20出席
12:30	昼食
13:30	フィールドトリップ
17:30	お別れ夕食会
19:00	ホテルへ移動