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中央環境審議会 瀬戸内海部会 企画専門委員会(第6回)議事録


平成24年9月20日(木)

開会
議題
(1)
委員会最終報告のとりまとめ
   ・中間報告に対する瀬戸内海部会の指摘事項と対応について
   ・中間報告に対する意見募集の結果と対応について
(2)
瀬戸内海環境保全基本計画等と委員会最終報告との関係について
閉会

午後2時02分 開会

○西田室長補佐 定刻となりましたので、ただいまから中央環境審議会瀬戸内海部会第6回企画専門委員会を開会いたします。
 本日はお忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
 それでは、まず委員のご紹介をさせていただきます。本日の企画専門委員会は9名の委員の皆様にご出席いただいております。また、中央環境審議会瀬戸内海部会より、岡田光正部会長にもご出席いただいております。なお、白幡委員、木幡委員、中瀬委員は欠席ということでご連絡をいただいております。お手元にお配りしております委員名簿をもって委員のご紹介にかえさせていただきたいと思います。
 続きまして、お手元の資料確認をさせていただきます。まず1枚目、次第を1枚めくっていただきましたら資料1−1としまして、瀬戸内海部会第11回における指摘事項と対応案。資料1−2としまして、パブリックコメント実施結果の概要。1−3としまして、パブリックコメントの対応案。資料2−1、諮問に関する企画専門委員会の最終報告案。2−2としまして、その参考資料集、資料2−3ということで、最終報告書の概要。資料3、瀬戸内海環境保全基本計画等と委員会最終報告との関係について事務局試案とさせていただいております。
 その後に参考資料1としまして、この企画専門委員会の委員名簿、参考資料2、こちらは委員限りとさせていただいております。傍聴の方々にはお配りをさせていただいておらないのですけれども、中央環境審議会瀬戸内海部会第11回の議事録を参考資料2としておつけしております。
 不足がございましたら、事務局にお申しつけください。よろしいでしょうか。
 本日の会議は、中央環境審議会の運営方針に基づき、公開とさせていただいております。なお、プレスの方々につきましては、これ以降の写真撮影等はお控えいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 それでは、この後の議事の進行につきましては、松田委員長にお願いしたいと思います。
 松田委員長、よろしくお願いします。

○松田委員長 了解いたしました。
 委員の皆様におかれましては、本日大変お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。それから傍聴の皆様にも、ご参加いただきまして大変ありがとうございます。
 本日はご承知のように本企画専門委員会といたしましては、瀬戸内海における今後の目指すべき将来像と環境保全・再生の在り方について最終報告案を取りまとめるという、非常に節目のステージを迎えているわけでございますけれども、時間的には約2時間の16時までという目処で進めさせていただきたいと思います。
 そういうことで、時間的には少しいっぱいになる可能性もございますので、ぜひ議事進行につきまして、ご協力をお願いいたします。
 それでは、早速でございますが、この議事次第に沿って進めさせていただきます。
 初めの議題は、委員会最終報告の取りまとめということで、本日の中心的な課題でございます。本日のご議論を取りまとめたものをもって、この委員会としては最終報告とするという予定で進めているところでございます。
 さて、前回の第5回企画専門委員会では、諮問に関する素案について、皆様からご議論いただきまして、それを反映させたものを中間報告として瀬戸内海部会へ報告させていただきました。また、並行いたしまして、その案につきまして約1カ月近くパブリックコメントを実施してきたところでございます。
 ということで、本日はそれらの瀬戸内海部会での意見や議論、それからパブリックコメントで提示されたご意見、これらをどのようにこの最終案に反映させていくかが中心的な課題でございますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、事務局から、まず瀬戸内海部会での指摘事項と対応案について、ご説明をお願いいたします。

○名倉室長 それでは、資料1−1、それから反映結果につきましては、資料2−1のほうに赤文字で反映したものになっておりますので、この2つを使って説明させていただきます。
 資料1−1、瀬戸内海部会、今ご紹介ありましたように第11回で中間報告を上げまして、その場でいろいろご指摘、ご意見をいただいております。順を追って説明させていただきます。
 まず最初に、全般的な事項としまして新規・継続の別や重要性の軽重がわかるような工夫をしてほしいというご意見をいただいておりまして、対応方針の案としましては、要旨の作成に当たってご指摘を踏まえ工夫するとしております。
 要旨につきましては、資料2−1のほうで3枚めくったところから要旨というのをつけておりまして、本文を3枚にぐっと圧縮した形で要旨としております。この要旨の中で1ポツで「現状と課題」としまして、3ポツで「環境保全・再生の基本的な考え方」としまして、4ポツのところで「今後の環境保全・再生施策の展開」としております。
 ご指摘ありますように、新規・継続の別や重要性の軽重ということですので、重要性につきましては4ポツのところで重点的取組等々としておるので、それで重要性が反映されていると。
 新規・継続の別がわかるようにということで、このBのページのところで、新規事項については(新規事項)というマークをつけております。この新規事項は、現行の瀬戸内海環境保全基本計画に含まれないと考えられるものについて、新規事項としているということでございます。
 続きまして、資料1−1の前半の2つ目でございますけれども、悪いのは赤潮プランクトンで、ありがたいのは魚介類という見方のみで、その間が抜けていると。餌生物が豊かであるということを考慮したほうがいいというご意見をいただいておりまして、これにつきましては、資料2−1の本文の12ページのところでございますけれども、この2行目のところに、「餌生物が豊富に存在し」という文章を入れているということでございます。
 資料1−1に戻っていただきまして、1ページ目の下のほうですけれども、「第1章 現状と課題」のところで、水質がよくなったことと漁業生産との関係が密接に関係しているのかどうかはグラフを見ても明快ではないとか、統計解析を行ったが相関は見られなかったというような、下のほうでは因果関係を示しているわけではないというものがございます。
 このグラフというのは、いろいろ飛んで恐縮ですけれども、資料2−2の参考資料集の一番裏をめくっていただいたところの21ページの図30のことでございますけれども、こういうグラフについてですので、こういったご指摘を踏まえまして、修正としましては、本文のほうの7ページになりますけれども、淡々と事実を書くということで、「他方、窒素濃度については昭和51年頃から昭和56年頃にかけて減少傾向を示し、その後増加した後、平成8年頃から減少傾向」となっていると。「りん濃度については昭和49年頃から昭和50年にかけて減少傾向を示し、その後は緩やかな減少傾向を示している。」という修文にしております。
 それから、資料1−1、2ページ目のところでございますけれども、瀬戸内海の浜には宗教上の浜であったところがあるけれども、そこが次々に失われていったという歴史があるというご指摘がございまして、これにつきましては、本文のほうの6ページのところで、「これら自然海岸の減少に伴い、かつて浜辺で行われていた伝統行事も失われてきた。」と修正しております。
 それから、資料1−1の次ですけれども、海の水質管理は海だけの問題ではなく、川の水質管理によって決まるというご指摘をいただきましたので、本文の14ページのほうで、「川の水質管理との連携・調整が重要」であるという文章にしております。
 また、その下のところで水質規制は今は一律であるからコントロールできるけれども、湾・灘ごとにコントロールできるかどうかは課題だと、本当に大丈夫なのかどうか検討する必要があるというご指摘をいただいておりまして、これも踏まえて本文の14ページのところで、「その影響や実行可能性を十分検討することが重要である。」という修文をしております。
 続きまして、資料1−1の3ページ目でございますけれども、第4章のところで、良好な環境の再生とか創出のときに、未利用地も考慮の対象にしていただきたいと、ローカルコモンズとしての渚をもう一度考え直していくことは非常に重要というご指摘をいただいておりまして、これを踏まえて本文の15ページで、「再生・創出の取組の際には、未利用地の活用も考慮し」としております。
 続いて、2つ目でございますけれども、賑わいと並んで安らぎ、あるいは和み、そういう指標をどこかで抽出できたらいいというご指摘をいただきましたけれども、これにつきましては、本文では24ページに「賑わい・ふれあいに係る指標の例」として「水環境・自然環境の住民満足度」に含まれるんではないかということで、原案どおりとしております。
 それから、その次に未利用地の活用について検討することが必要であると書いてあるけれども、もう一歩踏み込んだ話があればありがたいというご指摘がございましたけれども、対応方針の案としましては、未利用地にはさまざまなケースがあるので、「実情に応じて検討するものである」ということで、現行の表現のままということにしております。
 それから、その次、二枚貝、アサリ等の復活、養殖が難しいので、それは砂浜が少なくなったということなので、砂浜の保全というのもどこかに入れていただきたいというものにつきましては、5ページのところの「藻場・干潟・塩性湿地」と書いておりましたところに、「砂浜」も入れるというものでございます。これらの対応については第4章で記載しているというものでございます。
 それから、資料1−1の4ページ目でございますけれども、第4章のところで、透明度の環境基準化の検討においては湾・灘ごとに水深が違うとか、湾・灘ごとに違うことについて考慮していただきたいということでございますけれども、環境基準項目の設定に関しましては、別途、本省水環境課で議論をしているということなので、原案のとおりとしております。
 それから、その次、海砂利採取の規制について、各府県の取組によっているけれども、国として具体的に禁止となるような文言を精査していただきたいというご意見への対応案としましては、海砂利採取については近年ほとんどなく、新規参入は困難であるということで、原案のとおりとしております。
 それから、その次、下層DOの問題は重要だけれども、中層の溶存酸素量の問題も環境基準項目に入れたほうがいいのではないかというものにつきましては、先ほどと同様、環境基準項目については別途議論されているということで、対応案としております。
 それから、その次に浚渫土砂のリユースについては底質改善に大きな効果があるのではないか、上手な戻し方について対策の中で触れていただきたいというご意見につきまして、本文の18ページのほうで「浚渫土を分級や改質するなどして」という文言を入れております、
 それからその次に、瀬戸内海各地にラムサール条約の候補地が結構あるということで、これをどう生かしていくかという状況認識も入れていいのではないかというものにつきまして、19ページの7、8行目のところに、「また、湿地の保全に係るラムサール条約における知見等を各地域の状況に応じて活用・普及していくことも適宜検討することが必要である。」という文章を入れております。
 それから、5ページのところですけれども、海洋ごみについて、国も回収船、環境整備船を保有しているというご指摘がございましたので、本文の21ページのところに、自治体や漁業関係者と並べまして「国、」というのを入れております。
 部会でのご指摘への対応としては、以上でございます。

○松田委員長 ありがとうございました。
 ただいま、瀬戸内海部会でいただいたご指摘、ご意見に対して、どういう対応方針にしたらいいかという案をご紹介いただきました。この後、先ほど申し上げましたように、パブリックコメントへの対応について議論し、さらに全体として最終的なご意見を伺いたいと思いますが、当面この瀬戸内海部会での意見の対応の仕方について、ご質問、ご意見ありましたら、ぜひお願いいたします。
 どうぞ。

○鷲尾委員 2ページ目の左下のところで、主要なご指摘、ご意見の3つ目の丸になりますけれども、この4行目に「自治体にとっては非常に複雑な水質管理行政をさせられるという話」というご意見があったと書かれています。技術的にこういう管理をするのは幾つか試行され始めていまして、現場が頑張ってくれていますが、所によってはこういう面倒な行政をさせられるという感覚が当該自治体のほうにあるようです。まさに利害関係者の調整、湾・灘ごとに1つの方針を決めていくということを自治体ができないということであれば、第三者機関を設けるというようなことも、あわせて考える必要があるんではないかと危惧するところです。
 そういう意味で、右の修文された対応方針のところで、最後の「実行可能性を十分検討することが重要」とされていますが、この「検討」の主語がよくわからなくなってしまうということがありますので、この辺り、やはり新たな分野の方々の参画をもってこの環境づくりをしていくというような趣旨があったと思いますので、そういうこれまでにないような取りまとめの仕方をするところが一体どこなのかというところ、まさにソフトの点で、ちょっと見えなくなってしまったという感じがするんですけれども、いかがでしょうか。

○松田委員長 大変重要なご指摘、ありがとうございます。それでは、事務局からこの修文のところで対応できる点であれば補足いただいて、そうではなければ、少し全体的な討議として、このコメントに対する対応というよりは、さらに一歩進めて、この最終報告案のどこでそういったことを表現するかという議論を、これとは別にさせていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

○名倉室長 今のご意見につきまして、例えばどういうふうな反映の仕方が考えられるということになりますでしょうか。

○鷲尾委員 まさに利害関係者、それから新しく参画してくる人たちが、やはり一堂に会して議論を進めていって、その中で検討していくということになりますので、これは単に担当窓口である自治体の環境部局が検討するということだけではないと思うんですね。そういう意味で、参画の仕組みというのを何か保証する方法をこの中にうたい込まないと担保されないんではないかという気がします。

○松田委員長 非常に重要なご意見ですが、本文の今のところから外れますが、24ページの辺りに「より幅広い主体の参画、協働の推進」という項目があるわけですよね。この辺りで対応できないかを、今ちょっと預かりにさせていただいて、検討するということでいいですか。

○鷲尾委員 はい。

○松田委員長 じゃ、これはちょっと宿題にさせていただきます。ありがとうございました。
 そのほかいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
 それでは、また必要があれば戻っていただく機会をつくりますので、それでは引き続きまして事務局から意見募集、いわゆるパブリックコメントの実施結果と対応案について、ご説明をお願いいたします。

○名倉室長 一般の方からの意見につきましては、パブリックコメントで受けつけておりまして、その状況につきましては、資料1−2でございますけれども、実施結果の対応ということで資料にしております。
 8月9日から9月7日までの1カ月間で募集をいたしまして、意見提出者としては、個人・団体含めて23者からいただいておりまして意見の数は120件ということになっております。
 それぞれどこの部分で意見が出されたかというのをその下に表として載せておりますけれども、どこの部分ということではなくて全般的なものを一番上に「全般」と書いておりまして、それが10件でございます。それぞれのところの件数を書いておりまして、第4章の第1節のところ、1ポツが17で2ポツが3ですけれども、その右に4と書いておりますけれども、1ポツ、2ポツに両方にまたがるような意見として4つあったということで、この1、2含めますと17と3と4を足した数がここの部分で出てきた意見ということで、全体で下のほうに合計として120件としております。
 それぞれにつきまして、どういう意見かと、それに対してこの委員会としてどういう対応をしていくかということで、資料1−3のほうでまとめております。
 この中には、その意見の件数に通しナンバーを振っておりまして、章・節・項・ページ、それから行と示しておりまして、全般に係るものはページのところに全般と書いております。その右に意見を書きまして、その右に対応案を書いております。その右に修文がある場合は丸印をつけておりますので、修文箇所についてはまた資料2−1でご確認いただきたいと思います。
 1番につきまして全般ですけれども、原発依存率ゼロ%ということで、原発についてのご意見でございますけれども、これにつきましての対応としましては、原子力政策については平成24年9月14日に革新的エネルギー・環境戦略がまとめられたという答えにしております。
 それから2番ですけれども、放射性物質の流入を極力防ぐと、がれきの搬入とかその焼却を受け入れることのないようにするということで、原子力発電所の停止はもちろんのこととの意見ですので、対応としましては、原子力発電所につきましては、今と同じ原発については革新的エネルギー・環境戦略があるということ、また災害廃棄物につきましては、指針等を取りまとめているということを書いております。
 それから、3番でございますけれども、これは原発の話なので同じ対応にしております。
 それから、4番につきましては、放射線汚染をさせないでくださいということでございますけれども、放射線汚染全般につきましては、対応としましては、瀬戸内海に限らずに全国的な問題になりますので、別途議論がされる問題と考えるということにしております。
 それから、ナンバー5ですけれども、これは災害廃棄物の問題になりますので同じ対応にしております。
 それから、意見の6番と7番が同様の問題ですけれども、直立護岸の改変と二枚貝の増殖推進について位置づけてほしいということでございますけれども、これにつきましては本文を修正しておりまして、本文の19ページのところで3ポツというのがありますけれども、3ポツの中に新たに(4)というのを起こしまして、「環境配慮型構造物の導入の推進」というところに書き入れております。また、これに連動しまして、21ページのところに、4ポツというところで、沿岸防災と環境保全の調和というところで、この護岸のことは例えばということで例示で書いておったんですけれども、項を起こして前に持ってきたということで、例示のほうは削除しているということになります。
 それから、戻りまして資料1−3の、次に8番と9番が同様のご指摘になっておりまして、水環境政策の方向転換を図るためには法制度の見直しは避けられないというご意見になっておりまして、これにつきましては、この委員会の中でも委員からご指摘があったことも踏まえて、22ページのところで、点検・見直しを行う旨を記載しているという答えにしております。
 それからナンバー10でございますけれども、大阪湾での最大の原因は地形改変による海水流動の変化と停滞域の発生だと考えられるというご意見でございまして、これにつきましては、本文のほうの14ページの底質環境の改善のところで、「これらの海域への負荷量削減等の水質管理や停滞域を解消する取組と組み合わせて」という形で修文をしております。
 次に、ナンバー11から13までが同様のご指摘になっております。本文としては1ページのところに該当するものですけれども、瀬戸内海の価値として、「庭」「畑」「道」に例えられる機能が挙げられるが、その機能が損なわれているんだということを書くべきだというご意見でございますけれども、これにつきましては、ここの箇所については瀬戸内海の特徴を述べているということで、具体的な問題の内容については「2ページの第3節に記載している」という対応案にしております。
 続きまして、ナンバー14から18までが同様のご指摘になっておりまして、物質循環の道筋というところにつきまして、物質循環は畑としての価値に含まれるのではないかというご指摘でございますけれども、この対応案としましては、栄養塩や土砂の移動のことを書いているということだけれども、わかりにくいということで修文をしておりまして、「物質循環の道筋」のかわりに、「豊富な栄養塩や土砂の供給路としての機能である。」としております。
 それから、ナンバー19でございますけれども、本文の3ページのところの大阪湾の書きぶりのところにつきまして、東京湾や三河湾と比較すると同程度か低い値ではないかというご指摘でございまして、対応案といたしましては、「水質総量削減の取組が行われている東京湾、伊勢湾と同様に」ということで、「一定改善傾向が見られるものの、瀬戸内海の中ではCOD、窒素、りん濃度は高い状況である。」という修文にしております。
 続きまして、ナンバーの20から24が同様の指摘でございまして、本文の4ページ目のところの記載に対して、「悪化している湾・灘は見受けられず」ということですけれども、悪化していないと言い切るのは危険なのではないかと。それから、ナンバー21では、「すべての湾・灘の改善の傾向がみられた」という記述からは底質が全般的に改善されたかのような印象を受けるというご指摘がございましたので、本文の修正としましては、「10年前と比較すると、あまり悪化している湾・灘は見受けられず、全体として概ね改善の傾向が見られた。」という修文にしております。
 それから、次にナンバー25でございますけれども、「藻場・干潟・塩性湿地等」へのところについて、「自然海岸の喪失や直立護岸の増加」との記載を加えることができないかということですけれども、対応案としましては、本文の6ページの中で、「自然海岸は36.7%が残存するのみ」で、「海岸線のうち48.9%を占める人口海岸の多くは……直立護岸となっている」という旨、記載しているという答えにしております。
 続きまして、ナンバー26でございますけれども、「藻場については……約600haが消失」ということですけれども、アマモ場についての数値ではないかということですので、数値を修正すべきでございましたので、「アマモ場については600haが、ガラモ場については、約200haがそれぞれ消失している。」という文章にしております。
 それからナンバー27、これも同様に数字誤りの指摘でございまして、「110km」ではなくて「160km」ということでございましたので、そういった修正をしております。
 それから、ナンバー28につきましては、これは震災廃棄物の受け入れについてでございますので、先ほどの災害廃棄物の答えぶりと同じ答えぶりにしております。
 それから、ナンバー29でございますけれども、海水温上昇の影響の最後に、「今後の新たな課題として、海水温上昇と栄養塩の関係についても考慮していく必要がある」と記載を加えることができないかという指摘でございまして、対応案としましては、海水温上昇の影響については、20ページの気候変動のところで触れているということ。それから、海水温上昇と栄養塩との関係については、25ページのところで、「生態系をはじめとした現状の的確な把握など、モニタリングや調査・研究を一層充実させ、科学的裏付けデータを蓄積することが必要である」というところに含まれるという対応案にしております。
 それから、ナンバー30ですけれども、現在、瀬戸内海の漁業者のほうで「新瀬戸内海再生法」への要望を含め真剣に検討しているということで、こういった取組事例について記載してほしいというものでございますけれども、これについては対応案としましては、「ご指摘の内容は概ね中間報告書にも含まれている」と。「個別の取組事例は取り上げずに取りまとめている」ということで、対応案としております。
 続きまして、ナンバー31ですけれども、今後の目指すべき将来像の中に、「水産資源の回復による持続可能な「真に豊かな海」の再生」と記載を加えることができないかということですけれども、対応としましては、この将来像については「畑」としての価値・機能の中に含まれていると考えているという対応案にしております。
 それから、同様でございますけれども、32,33が同じようなご意見になっておりまして、生産性の豊かさに触れているけれども、タイトルではそれが読めないというようなご指摘がございましたけれども、対応案としましては、12ページの本文の中で、「多様な魚介類が豊富にかつ持続して獲れるなど」と記載しているという対応案にしております。
 それからナンバー34でございますけれども、大阪湾奥部の環境変化は汚濁物質だけでなく地形変化の影響が大きいということにつきましては、現在の汚濁負荷が多いという状況を記載しているということ。それから、地形変化につきましては12ページに記載している旨の対応にしております。
 それからナンバー35、「湾奥では汚濁負荷が多く」というところで、「汚濁負荷が多く」の文言を削除してほしいという意見でございますけれども、湾奥の水質改善策は汚濁負荷の削減も極めて重要であるということで、原案どおりとしております。
 それから、ナンバー36につきましては、環境基準等、項目への対応ということで、放射性物質のチェックを入れてほしいということですけれども、放射性物質につきましては、先ほどと同様に「別途議論がなされる問題である」と書いております。
 それから、ナンバー37、38、これは同様でございまして、下層DOについての環境基準での扱いについてですけれども、これは先ほどの部会へのご意見と同様に、「別途、議論されているところ」という対応案にしております。
 それから、ナンバー39でございますけれども、これは「環境基準を達成している海域については」云々と書いているんですけれども、その部分を削除するというご意見でございますけれども、これにつきまして、「栄養塩濃度等の水質管理は、環境基準の達成・維持を図りつつ、対応していくべきと考えている」として原案どおりとしています。
 それから、ナンバー40でございますけれども、これも「水質管理及び停滞域を解消する取組と組み合わせて」とすべきであるというご意見でございまして、これはご指摘を踏まえまして、「これらの海域への負荷量削減等の水質管理や停滞域を解消する取組と組み合わせて」としております。
 それから、ナンバー41から43までが同様のご指摘でございまして、「海水交換を進める等の対策によって」という文章を入れるべきだという指摘でございますけれども、今と同様のところで、「停滞域を解消する取組と組み合わせて」という修文をしているという対応案にしております。
 それから、ナンバー44ですけれども、底質環境の改善のところにつきまして、「覆砂及び耕耘等により」との文章を加えることができないかというご指摘でございまして、これにつきまして、18ページ目のところで「浚渫や覆砂、敷砂、耕耘」ということで、耕耘を入れております。
 それから、ナンバー45、46が同様のご指摘でございまして、深掘りの土砂採取跡地でもすべて環境が悪化しているわけではないというご指摘がございまして、これらにつきまして、修文としましては、「このような現象が見られる箇所について」という文言を入れております。
 それからナンバー47でございますけれども、特に意見の理由のところを見ていただきますと、きめ細かい管理が重要と位置づけているということで、「海水交換や底質改良による」という文章を入れてはどうかというところ。それから、赤潮や貧酸素水塊について、特定の海域での現象であるとされているということでの修文案を書いてきておられますけれども、1つ目につきましては、また同様に、底質環境の改善のところで「これらの海域への負荷量削減等の水質管理や停滞域を解消する取組と組み合わせて」という修文。それから、15ページのところでは「これらが発生する海域への」ということで、特定の海域だということでの修文を入れております。
 それからナンバー48でございますけれども、負荷量削減の取組のところで、負荷量削減が有効でない海域もあるというご指摘でございますけれども、これにつきましては「負荷量削減は、環境基準達成の向上・維持に寄与」しているということで「必要な取組」という対応案にしております。
 それからナンバー49のところ、赤潮の発生原因の究明が必要だというようなご指摘がございまして、これにつきましては25ページ目の、調査研究のところで、「生態系をはじめとした現状の的確な把握、降雨や海流等を含む物質循環・生態系管理に係る構造等の解析」ということを記載しているということで、これに含まれるというような対応にしております。
 それから、ナンバー50につきまして、陸域からの負荷量をさらに削減しても赤潮の発生を抑制することが難しいとか、赤潮発生メカニズムの解明や対策技術の開発に関する研究に取り組むことが必要というご指摘をいただいておりますけれども、これにつきましては、今と同様にメカニズムの解明は25ページ目のところの調査研究に含まれるのではないかと。それから、技術開発につきましては26ページ目のところに「赤潮や貧酸素水塊の発生を抑制する技術」ということで記載しているということでございます。底質環境の改善のところ、海水交換や埋め戻しというご意見もございましたので、それについては修文している旨、書いております。
 それから、次にナンバー51から56までが同様のご指摘になっておりまして、陸域からの負荷量削減の取組に加えというところで、これ以上負荷量削減を続けても赤潮発生の減少や貧酸素水塊の発生頻度の抑制につながらないと考えるので文言を削除すべきということでございますけれども、これにつきましては、先ほどと同様に「負荷量削減は環境基準達成率の向上・維持に寄与」していると考えており「必要な取組」と考えるという対応案にしております。
 それから、ナンバー57、58が同様のご指摘になっておりまして、15ページ目のところで、遺伝的な撹乱が起きないよう留意することが重要と書いていたんですけれども、これについて、なぜここで記述する必要があるのかとか、何を言おうとしているのかがわかりにくいというご指摘でございまして、これにつきましては、ご指摘を踏まえて修文としまして、「移植や放流によって生物相の再生に取り組む場合には」という文言を入れております。
 それから、ナンバー59につきましては、これは順応的管理による取組を推進する必要があるというご意見でございまして、対応案としては「順応的管理の取組」については、その「基本的な考え方の一つに位置づけている」という対応案にしております。
 それからナンバー60と61が同様のご指摘でございまして、栄養塩濃度のレベルの管理を行うためには順応的な取組を進めることが必要ということのご指摘でございまして、これにつきましては17ページ目のところに、「順応的管理の考え方を踏まえ、栄養塩濃度レベルの管理も進めていく」ということであると考えているという対応案にしております。
 それから、ナンバー60につきましては、これも新たな環境基準項目ということで、放射性物質のチェックを入れてほしいということですので、先ほどと同様の対応にしております。
 また、ナンバー63から69までが同様のご指摘になっておりまして、これは下層DO,それから透明度について環境基準の設定についてのご意見でございますけれども、これについては「別途、議論されているところ」という答えにしております。
 それから、ナンバー70でございますけれども、溶存態無機窒素・溶存態無機りんについての調査研究に基づいて、これらの目標設定を行うことは非常に有意義であるというご指摘でございますけれども、これについては17ページ目のところに記載しているという対応案にしております。
 それからナンバー71ですけれども、目標設定の検討を行うことが必要とあるけれども、豊かな海をつくるために必要な窒素・りんの量、濃度について具体的な検討は進めているかどうか。それから、2番としまして、その量、濃度が総量規制や環境基準に定められた値を上回る場合には環境基準の見直しを行う可能性はどの程度あるのかという、これはご質問になりますけれども、これにつきましては、「環境省においては、モデル事業の中で地域における目標の検討が行われている」ということ。それから、「環境基準等の見直しの可能性については、科学的知見が集積された後の検討課題」と考えるという対応案にしております。
 ナンバー72、73が同様のご指摘でございまして、栄養塩濃度について下限目標値の設定に向けた検討が必要だというご指摘でございますけれども、対応案としては、「目標設定の検討の際には、下限値も含めて議論される」ということが考えられるという対応案にしております。
 それから、ナンバー74ですけれども、環境基準を達成している海域では、海苔の色落ち対策として栄養塩レベルを管理するための手法とか運転調整が必要ではないかというご指摘ですけれども、「栄養塩レベルの管理の必要性は、必ずしも海苔の色落ち対策だけではない」ということで、原案どおりとしております。
 それから、ナンバー75から77までが同様のご指摘でございまして、これも環境基準の設定について「湾・灘、季節ごとに」を入れられないかというようなことですけれども、これにつきましても、環境基準の設定については「別途、議論されているところ」という対応案にしております。
 ナンバー78でございますけれども、特に意見の理由のところを見ていただきますと、水質管理、この場合には栄養塩の管理については、下水処理場だけではなくてダムとか河口堰からの放水もあるということで、下水処理場とあわせてダムというのも入れるべきだというご指摘ですけれども、これについては対応案としては、下水道の取組と違いまして、現在行われているダムの事例については、緊急放流としての緊急措置であって、「今後の前例とするものではない」としているということで、原案どおりとしております。
 それから、ナンバー79でございますけれども、これも意見内容の真ん中ぐらいを見ていただきますと、順応的管理の考え方に基づいて栄養塩濃度レベルの維持・管理に取り込む必要があるというご指摘ですけれども、これにつきましても、17ページ目のところに、「順応的管理の考え方を踏まえ、栄養塩濃度レベルの管理も進めていく」というようなことと考えているという答えにしております。
 それから、ナンバー80につきましては、これも環境基準についてのことですので、これは「別途、議論」をしているところと。
 それから、81につきましては、これも放射性物質のチェックということですので、「別途議論がなされる問題」だということにしております。
 それからナンバー82、これも環境基準項目のことですので、「別途、議論」ということで書いております。
 それからナンバー83ですけれども、ダム、河口堰の放水、拝砂を実施することにつき弾力的に運用すべきであるということですけれども、この内容については18ページ目のところに記載しているという対応案にしております。
 それから、ナンバー84から90までが同様のご指摘になっておりまして、直立護岸についてのご指摘でございますので、先ほどの対応でご説明させていただいた修文を加えているという対応案にしております。
 それから、ナンバー91、92が同様のご指摘になっておりまして、海砂利採取や埋立について原則禁止をより強く打ち出すべきとか、それから形状とか構造規模について十分配慮する必要があることを盛り込むべきというご指摘でございまして、これへの対応としましては、まず、原則禁止ということにつきましては、先ほどの部会への対応と同様に、「近年はほとんどなく、新規参入が困難であることから、原案どおり」としております。
 それから、形状とか構造とか規模についての配慮については修文をいたしまして、それらに係る表記を盛り込んでいるというところでございます。
 それから、ナンバー93ですけれども、エコツーリズム推進について必ずしも必要とは思えないというご指摘でございますけれども、これらにつきましては対応案のところで、「近年、人と自然との関係の希薄化が環境保全上の課題となって」いるので、「エコツーリズムの推進も必要であると考えている」という対応案にしております。
 それから、ナンバー94のところですけれども、これは海洋ごみについての取組で、回収・処理対策を一層強化して、自治体と漁業関係者等の協働により体制の構築が必要であるという指摘でございますけれども、これについては21ページ目のところで記載しているという案にしております。
 それから、ナンバー95につきましては放射性物質ということで、対応案としては、「瀬戸内海に限らず、別途議論なされる問題であると考える」という対応案にしております。
 それから、ナンバー96から99までが、同様の指摘でございまして、法制度の見直しにも取り組んでいただきたいということでございますけれども、先ほどの法制度のところと同様に、既に記載しているということでの対応にしております。
 それから、ナンバー100のところで、これは計画の点検とか見直しについてですけれども、第三者機関によりPDCAサイクルを回してほしいというようなご指摘ですけれども、対応案としましては、これまで中環審の瀬戸内海部会で「基本計画に関する施策の進捗状況についてフォローアップを実施してきている」という対応案にしております。
 それから、ナンバー101、これは法制度に関するものですので、先ほどと同様の対応にしております。
 それからナンバー102、これは22ページのところで、「その結果を踏まえ、必要に応じて見直しを行う必要がある。」というのを、「必要な見直しを行う必要がある。」とすべきだというご意見ですけれども、これは同義と考えられるので、原案どおりとしております。
 ナンバー103も、少し似ているんですけれども、「必要に応じて見直しを行う。」とすべきとしておりますけれども、対応案としては、これは「本委員会としての報告であるため、原案のとおり」としているというものでございます。
 それからナンバー104でございますけれども、放射性の汚染のことなので、先ほどと同様の対応案にしております。
 それから、ナンバー105、これは指標の例のところで「赤潮発生件数と種類・規模」とならないかということですので、指摘どおり修正をしております。
 それからナンバー106、107が同様ですけれども、これはほかにも関係するものを再掲という形で載せないかということですけれども、対応案としては、「指標の例については、最も関係の深いと考えられるものにのみ記載している」という案にしております。
 それから、ナンバー108で、「藻場・干潟の面積と底質環境」にならないかということで、底質の粒度組成とかCODとかベントスの生息状況等の基準が必要だという指摘ですけれども、これを踏まえまして、まず、その「物質循環に係る指標」というのを「底質環境の改善に係る指標」と直しまして、あと、ベントスに該当するものとして生物多様性のところに「底生成物」というものを入れまして、また、底質環境の改善のところに、「底質の粒度組成」とか、「海底ゴミ回収量」を入れました。それから、「淡水流入量」というのは、少しそうすると違ってくるので、それは削除したということにしております。
 それから、ナンバー109ですけれども、これは浚渫土砂の有効利用について必要最小限にすべきということですけれども、これについては対応案としては、有効利用を推進することは重要だとした上で、指摘を踏まえて「浚渫土砂のうち」という文章にしているということでございます。
 それからナンバー110、111が、これは同様の指摘でございまして、生物生産性に係る指標の例に栄養塩濃度を入れるべきということですけれども、これにつきましては、先ほどの再掲の話と同様でございまして、水質汚濁に係るもののところに含まれているということで書いております。
 それからナンバー112でございますけれども、溶存態無機窒素・溶存態無機りんを指標の例に記述すべきということでございますけれども、この溶存態の無機窒素・無機りんにつきましては、17ページ目のところに「調査・研究を行い、科学的知見の集積とこれに基づく目標の設定の検討を行う必要がある」ということを記載しているという案にしております。
 それから、ナンバー113、これは先ほどと同様で、底質の粒度組成とか海底ごみ回収量ということですので、それを踏まえて修正をしております。
 それから114も、物質循環については別の用語を用いるべきということですので、これは先ほどご説明しましたように、「底質環境の改善」に直しているというところです。
 それから、ナンバー115ですけれども、これは「ダム・河口堰の数と規模」ということにならないかというご指摘ですけれども、この規模を加える理由が不明であるために、原案どおりとしております。
 それからナンバー116、117につきましては、モニタリング調査の重要性をより強調すべきというところ、それから、モニタリングについては長期的なモニタリングが重要であってモニタリング調査の継続が重要だというご指摘でございますけれども、ご指摘を踏まえまして、「モニタリング・調査研究・技術開発」と、並びとしまして「モニタリング」という言葉を入れまして、また、その117の横に書いてありますように、「正確かつ継続的なモニタリングが必要である。」という文章に直しております。
 それから、ナンバー118につきましては、これは放射性物質に係る話ですので「別途議論」としております。
 ナンバー119、120、これは同様の指摘でございまして、技術開発について、二枚貝類の増殖技術の開発を加えることを提案するということですけれども、これらについては、「二枚貝類の増殖については、貧酸素水塊の発生抑制対策が重要」であって、「干潟等の環境基盤や良好な底質の確保が重要である」ということで考えておりますけれども、これらについては既に記載しているという対応案にしております。
 以上でございます。

○松田委員長 どうも大変ありがとうございました。
 ただいま、パブリックコメントでいただいた、この120件に及ぶ非常に多様な意見、ご指摘に対し、その問題を整理して事務局でこのような対応案にするというご紹介をいただきました。事務局としては大変な作業量になったわけでございますけれども、反面、ただいま、ご紹介ありましたように非常に重要なご意見、あるいは誤りのご指摘とか、貴重なご指摘もいただきましたので、たくさんのパブリックコメントをいただいたことは非常にありがたく思っております。
 ただいまのご説明に対して、ご意見やご質問、ございませんでしょうか。

○足利委員 今の最後の25ページのところの意見のところで、この最終報告案でいうと23ページの最後のところなんですけれども、このご意見によって「淡水流入量」というのを削りましたというご説明だったんですけれども、海域の淡水流入量というのは塩分濃度とも関わってくるので、できればぜひ指標の中には入れておいていただきたいなと思うんですけれども、淡水流入量でなくても、例えば塩分濃度とかでもいいんですけれども、どこかに残しておいていただけるといいなと思います。

○松田委員長 意見のナンバーでいうと、何番のところでしたか。

○足利委員 意見でいうと、25ページの一番上の意見です。対応案のところで、淡水流入量というのを削除になってしまっているんですけれども。粒度組成とか海底ごみの量というのが入ったことによって、ここの中に淡水流入量を入れておくのは適切でないのでということでということで削除されてしまっているんですけれども。

○松田委員長 淡水流入量をむしろ残していたほうがいいということですね。

○足利委員 そうですね。この中が適切でなければ、別な項目の中でも構わないんですが。

○松田委員長 はい、わかりました。これは23ページの、赤字でいくと「底質環境の改善に係る指標の例」で土砂流入量、「淡水流入量」が消されている。当面、これを復活するということで対応できますか。

○名倉室長 表題部分を底質環境の改善としておりますので、どちらかというと、一番最初の水質保全に係る指標の例のところに入れるということでいかがでしょうか。

○松田委員長 足利さん、よろしいですか。はい、ありがとうございます。
 そのほか、いかがでしょう。
 どうぞ。

○浜野委員 ナンバー109のところ、浚渫土砂ですね。ページでいうと、今のちょうど23ページ。「浚渫土砂のうち浅場・窪地の再生・修復に活用した」と、ここを前に持ってきてという部分。私はやっぱり、これはよくわからないんですよね。本来のことに対したものになっているかどうか。それから、浚渫土砂という言葉自体をこの指標の例として中に入れることについては、ちょっと個人的には異議がありますけれども、いかがですか。多様性に係る指標の例として、その浚渫土砂の量というのがいいのか悪いのかというそもそも論もあるんですけれども、どうなんですか。多様性に対して浚渫土砂というのはおかしくないですか。

○千野係長 ちょっと解説させていただきますと、当初の案が見え消しになっていますけれども、当初の案が「浚渫土砂の量」となっていまして、確かにご指摘のとおり、量が多ければ恐らく生物多様性にとっては悪いものであるということでしたけれども、ご指摘のところが積極的に推進するべきではないということでしたので、浚渫土砂のうち、その量のうち自然再生、創出に使用された割合ということで、量自体をいうものではなくて、例えば100万m3出るようでしたら、それが何%自然再生に使われて、その結果として生物生息空間が創出、再生されたかということで、生物多様性に関連する指標ではないかということで修文させていただいております。

○浜野委員 そうした土砂のパーセントが少ないほうがいいということなんですか、指標の例として。私は、そのことのつながりがダイレクトに来ないんですよね。だから、指標の例としてそれを出すのはどうかということもちょっと考えるんです。この対応も含めて。

○松田委員長 そうですね。ご意見よくわかりました。そうすると、この「浚渫土砂の」というのを消したのはむしろ浜野委員の意見に近いんですが、最終的にも浚渫土砂が残っているところが少し問題だということですよね。

○浜野委員 例えば「浅場・窪地の再生修復を行った面積」とか、そういうのだったらわかるんですよ。「全体に対する割合」とか。

○松田委員長 わかりました。修文の提案をいただけませんか。

○浜野委員 すみません、この部分自体が要らないんじゃないかと思っているんですけれども、この文章の最後の。

○松田委員長 そうすると、浅場・窪地の再生修復はどのぐらいかということが抜け落ちてしまいますが。

○浜野委員 「修復を実行した」とか、「修復を行った面積」とか、そういうものでいいんじゃないかと思います。

○松田委員長 わかりました。
 よろしいですか。

○千野係長 はい、面積、ないし箇所数とか、そのような形で、記載を検討させていただきたいと思います。

○松田委員長 要するに、浚渫土砂をあまり取り上げないで、むしろ全体としてということですね。

○浜野委員 ええ、指標ですから、そうあるべきだと。

○松田委員長 わかりました。
 そのほかいかがでしょうか。どうぞ。

○西田委員 意見の44番、海底耕耘の話ですけれども、最終報告案では18ページの赤字のところです。これは、海底耕耘は実際にもう行われていて、確かに生産量がアップしたりという効果も報告されていますし、確かにそうだと思いますが、底質改善の中で浚渫とか覆砂と同じ位置づけとして「対策を推進する」としてしまうと、特に、河口沿岸域とか港湾では、かなり有害物質が底質に入っているものですから、その巻上げによって逆に水質が悪化するということが起こりますので、ここの海底耕耘等について、修案としては、その後ろのほうにずらしていただいて、「対策を推進する」ほうではなくて、「排砂の弾力的な運用や海底耕耘など底質改善に向けた検討」という文言のほうがよろしいのではないかと思います。

○松田委員長 かなりネガティブな影響が出るおそれもあるので、ランクを下げるということですか。

○西田委員 並列に並べるよりは、ちょっと下のほうがよろしいのではないかと思います。

○松田委員長 ありがとうございました。
 そのほかはいかがでしょうか。

○白山委員 40番か43番ぐらいのところで大阪湾のことが書いてあって、それの修文案として、「これらの海域への負荷量削減等の水質管理や停滞域を解消する取組とあわせて」と修文すると書いてあるんですけれども、具体的に停滞域を解消するという手法がとり得るのかということを検討された上で、これをイメージ的にお書きになっていらっしゃるかということを環境省のほうに伺いたい。つまり、できもしないことを書くわけにはいかないという意味です。

○松田委員長 ここは、かなり議論のあるところと認識しておりますけれども。

○名倉室長 ここで考えておりますのは、例えばその窪地を埋めるとかいうことも考えられるのではないか、それから、場合によっては護岸や防潮堤などで海水交換を促すようなこともあり得るんではないか、そういったことを包括的に書けるものとして、停滞域を解消するということではどうかということで書いております。

○松田委員長 ありがとうございます。
 多分、ここのところは、かなり議論があるところで、なるべく具体的にできることを書くということと同時に、この最終報告書のタイトルは簡単に言うと将来像と保全・再生の在り方なので、方向性を示すという意味もあるわけですよね。柳先生、いかがですか、ご専門として。

○柳委員 やろうと思ったらできるんじゃないですか。ここにも書いていますね。

○松田委員長 いろんな公共工事なんかを行う際に、なるべく流動とか潮通りをよくするとか、それは即というわけではないけれども、可能性としてはあるということでいいですか。どうでしょう。

○森川委員 尼崎の港湾の中のシーブルー計画で、徳島大学の上月先生などが閘門を活用していろいろ実験されていますし、それから、かつては地下水が運河の中に出ていたので、その復活が検討されているという事例もあります。

○松田委員長 ありがとうございます。
 そのほかは。西田先生、何かいかがですか。

○西田委員 流動制御となると、それなりの構造物をつくらなくてはいけなくなりますけれども、例えば透過性の防波堤とか、そういう意味での流況改善というのは、幾らか可能かと思います。

○松田委員長 少し実験的にやっているところもいろいろありますね。

○西田委員 そうですね。

○松田委員長 実は事務局との事前の打ち合わせのときも、ここをどう表現するかは問題になり、今日この案で出したんですが、表現はこのとおりじゃなくてもいいんですが、今の意見、全体としては少し方向性は残してもいいかなということかと思うんですが、どうでしょう。

○白山委員 個人的には「解消」という言葉はちょっと強過ぎるんじゃないかという気がするんですけれども、全くなくなるという言葉ですから。

○松田委員長 改善ならどうでしょうか。

○白山委員 縮小とか。

○松田委員長 ご意見承りました。ありがとうございます。
 どうぞ。

○鷲尾委員 今の点で、その導水性をよくするという工夫はできていくとは思うんですけれども、今度、災害対策でより強固なものをというもう一つの志向性が出てきますので、この競合関係をどうしたらいいのか、将来的に大きな課題になってくると思うんですね。その辺の書き込みがあれば。

○松田委員長 21ページにこの沿岸防災と環境保全の調和というところは、テーマとしては取り上げています。できたら、修文案をお考えいただきたいんですけれども。

○西田委員 この4の沿岸防災と環境保全の調和のところですが、その前のところに、新たに「環境配慮型構造物導入の推進」を設けたために、この部分の文章が大幅にカットされてしまって、防潮林の造成ということだけで終わってしまっているものですから、この辺ももうちょっと修文を。

○松田委員長 わかりました。これは、実はカットしたのではなくて、パブリックコメントのかなり強い意見を受けて反映したとのことです。事務局から説明をお願いします。

○千野係長 そもそも記載はあるけれども、重点的取組として取り上げていただきたいというご指摘でしたので、そのとおりに、特に沿岸域の良好な環境の保全・再生・創出の項目として、内容はほぼそのまま移行させていただいたということで、先ほどご議論がありました海水交換型の防波堤ということも記載してございます。

○西田委員 ここの4のところから、今おっしゃったようにとりあえず移されたために、この4の部分が非常に中身として薄いものになってしまって、防災と環境の調和みたいなものが、ここからあまり読みとれないと思うんです。後半が赤線で全部消されてしまっているものですから、ここに若干重複してもよろしいので、その環境配慮型の構造物の話も、やはりここに残したほうがよろしいかと思います。

○松田委員長 はい、わかりました。今のところは西田委員のご意見に対応させていただきます。
 初めはこの環境保全型のいろんな構造物について、防災のところに入れてしまうと、防災絡みじゃないと逆にしなくていいという形になりますので、記載箇所を変えたんですが、今の意見ありがとうございました。そのように対応させていただきます。
 そのほか、いかがですか。どうぞ。

○森川委員 かなり底層DOの関係で意見が出てきていまして、答えが「別途、議論されているところです」と切られているのですが、関係のところに伝えますというような言い方はできないのかなと。別のところで議論するのだとだけで終わっているので。

○名倉室長 こういう意見を受けたことを、しかるべく伝えるというような要素が何か出せないかということですね。

○森川委員 そういう、少し気持ちを入れて、答えていただけたらと思いますけれども。

○松田委員長 そのほうがいいですかね。じゃ、そういう文章を入れていただくということで。

○名倉室長 はい。

○松田委員長 ありがとうございました。

○森川委員 簡単なことですが、23番、24番の対応案で「全体的として概ね」という表現があるんですけれども、「全体として概ね」とか、「全体的に」とか、どちらかでいいのかなと。

○松田委員長 重複ですね。はい、わかりました。それは修文させていただきます。
 そのほかありますか。また戻りますけれども、これで瀬戸内海部会での意見と、それからパブリックコメントで出していただいた意見をどう対応するかのところが、ひとわたり見たわけですね。それで、少しこれまでの議論でお預かりになっている、最終案をどうするかというところで、1つは、この本文の24ページの、部会の指摘で湾・灘ごとの細かい規制を自治体でできるのかということに対して、鷲尾委員から指摘があった辺りですが、この24ページの4の一番下のほうですね。これ全体としては、第3節環境保全再生の推進方策の中の4番目の「より幅広い自治体の参画・協働の推進」というところで、その最後の2行ぐらいに、「加えて湾・灘など海域ごとのきめ細かな取組が推進されるよう、隣接する府県及び国の機関との密接な連携・調整を図っていくことが重要である。」というようなことが、原案になっているわけですが、これに先ほど鷲尾委員からいただいた、例えば第三者委員会を含めた新たな組織の設立ということを含めたことを入れたのでは、ニュアンスが大分違いますか。

○鷲尾委員 そもそも、ここの部分の推進主体は、どこなのかということ。旗振り役、まとめどころが府県及び国の機関と連携するんですよね。ということは、国や府県ではないわけですね。

○松田委員長 はい。

○鷲尾委員 そうすると、一体どこがまとめ役になるのか。

○松田委員長 それで、先ほど鷲尾委員からも、少し新たな姿を追求してもいいんじゃないかということですね。組織論としてね。

○鷲尾委員 そうですね、はい。

○松田委員長 それを何とかこの辺りに表現するのは無理ですかね。修文というか、新たな記述を加えてもいいんです。

○鷲尾委員 そうですね。だから、推進体制をどこに描くのかというのが全く見えないので。先ほどのご意見のほうは、どちらかといったら、自治体にこんなものを持ってこられても困るなと読めるご意見も実質はあるわけですね。

○松田委員長 ええ。

○森川委員 心配される向きはあるのでしょうが、自治体、頑張れよと前向きに考えていただいたほうがいいかと思います。ここ14ページでは在り方の基本的な考え方として季節ごととかにきめ細やかに対応することが重要であるということが書かれているので、ここへ実行体制を書くとするとなかなか難しい。また、実行可能性を十分検討することが重要であるという記述は、湾・灘ごととか地域に応じて対応していかなければいけないということを出しながら、少し一歩下がったような感じになると思う。

○松田委員長 なるほど。このごろ実際にも国とか県も入っているけれども、かなり全体としてはフラットな一種の協議会的な、それで最終決定するわけじゃないけれども、かなり議論を詰めるようなことは、かなりいろんなところでできつつあります。そういうようなものも含めてということかなという感じはするんですがね。できれば、本当は具体的な修正案を出していただくと一番いいんですが、難しいですか。

○鷲尾委員 そういう意味では当該海域に接した自治体が連携をして、そういう協議組織をつくるというような辺りが、主体をつくるというところが要るんじゃないかという気がするんですけれども。

○松田委員長 要するに、国や県がすぐそのまま主体になるんじゃなくて、もう少し連携した別な組織が主体となるという、ある意味で第三者的組織というのかな。

○柳委員 しかし、手取り足取り書くことないじゃないですか。マニュアルじゃないんだから。

○松田委員長 方向性ですからね。

○森川委員 ここは、さっきも言いましたように基本的な考え方が記述されており、ここの文章、全部、主語は誰がと書かれていない。

○松田委員長 書かなくてもいいと。

○森川委員 ここではいいような気がします。あえて言うならば、前の文章に「状況によりきめ細かな対応が重要であって、多様な主体と連携して進めることが大事だ」とか、湾・灘ごとに対応するためにいろいろな主体が参画してやっていくことが重要だという表現にされればいいと思います。

○鷲尾委員 現場はもう切羽詰っているんです。すぐにでも立ち上げてほしいんです。
 そのときに、この書きぶりだったら、どこに持っていったらいいのかというのはわからないですね。ですから、これは県庁に行けばいいのか、環境省に行けばいいのかがわかれば、それで動き始められます。

○足利委員 現場にいる者としてはやはり同じで、幾ら良い施策というか、文言ができても、ほとんど地方、特に県庁所在地、都会とかじゃなくて田舎に行ってしまうと、ほとんど実行されないです。では、市民とかNGOの立場から、こういうふうに決まっているのでやってくださいと、どこにお願いに行っていいかわからないというのが現状なんですね。
 こうやってうたわれていても、では、これはかなりきめ細かなことをフォローしましょうということで、例えば流入してくる河川水をどうするのかとか、それから底質を広い目で見てどうするかとか、モニタリングの体制とかがやはり、例えば浚渫土砂の分級一つとっても、ずっとお願いしているんですけれども、予算がありませんという答えしか返らないんですね。そうすると、予算組みの部分も含めて、どういう体制で地方がどう取り組んでいくのか、主体はどこになるのかというのがある程度わからないと、せっかくいいものができても地域で全く活用されなくなってしまうと思うんです。

○松田委員長 よくわかりました。しかし、従来型との今度の大きな変化、多分、従来型はまあトップダウンというか、国で一律的な基準をつくって瀬戸内海全域を守ってもらうみたいなところから、かなり今度は湾・灘ごとに地域でのいろんなグループとか関係者とかが入って、要するにトップダウン的なフレームと、そのボトムアップ的な地域の活動をどうつなぐかという方向に、多分これは全体でいっていると思うんですよね。だから、そういった方向性がわかれば、これは先ほどから申し上げているように、あまり具体的にどこに予算をつけるというよりは、その将来像と環境保全の在り方なので、あまり具体的には書くのは難しいかなという気がします。もしこういったレベルでの話の中で今のようなご意見を反映できる道筋があれば、この案が今日出ているので、これの中で改善できる分があるかどうかで、お考えいただけませんか。もちろん、その予算措置のことは重要なことですから、うまく入れられれば入れたほうがいいとは思いますけれどもね。
 どうぞ。

○森川委員 先ほどの足利委員のお話、賛同します。ただ、14ページのところではなく、本来、22ページ以降の推進方策の中で具体的にどこまで書けるかということだと思うのです。こうあるべきだというのがずっと記述されていているがそれをどう進めるかというところに議論の時間が割かれていなかったと思います。推進方策であるとか、誰が担うのかということは、本来ははっきりさせていかなければいけないところだと思います。

○松田委員長 非常に重要なご提案ですが、ちょっと時間的な制限もあるので、今のご意見は事務局として私も承って、これから、今後のプロセスは後で最後にご了承いただきたいと思うんですが、多分、最終的にはまだこれから直さなければいけないところがあって、その案を皆様にメールなどで見ていていただいて、確認いただくというプロセスをとりますので、どこまで反映できるかは確約できませんけれども、その作業で対応させていただくということでいいですか。できれば、今のような足利委員のような意見も入れていただくということにさせていただきたいと思います。
 それから、宿題がいろいろありましたが、浜野委員の浚渫土砂のところはよろしいですか。

○浜野委員 いや、もうそれで。

○松田委員長 いいですか。
 それから、海底耕耘は終わりましたよね。それから、防災との絡みのところはいかがですか。よろしいですか。

○鷲尾委員 今の21ページの4のところですね。抹消されたところがよみがえったのはいいんですけれども、まさに停滞水域の改善と、港湾の災害対策というのはかなりトレードオフの関係が生じてくるんではないかと思うんですね。ここでは「流域一帯での合意形成」という表記はあるんで、これをそれぞれの現場での合意形成は、流域というよりも、その場ということがわかるような表記があってもいい。

○松田委員長 これを例えば湾・灘ごとのところにも、こういう考え方でもいいわけですね。

○鷲尾委員 そうです。湾・灘というよりも、防災というと割とピンポイント的なところが出てこようかと思います。

○松田委員長 さっきの湾・灘ごとで協議会みたいのをどうするかの話のところに、合意形成みたいな言葉を入れてもいいかなと。

○鷲尾委員 はい。流域一帯というよりも、もう少し違うスケールででも、そういうものが必要になるということだと思うんですね。

○松田委員長 ありがとうございます。そのほか、いかがでしょうか。

○西田委員 今の防災のところですけれども、この文言をそのまま復活させると文言が重複してしまうので、これはうまくあまりそのまま重複しないような形で書きかえていただければよろしいと思います。今の沿岸防災の話も含めてうまく書いて。
 それから、もう一点ですけれども、23ページの一番下の、先ほどの底質環境の改善のところです。物質循環を底質改善、底質環境に書きかえたというお話でしたけれども、多分、先ほどの淡水流入量にしても、物質循環では重要ですけれども、今回の底質環境に書きかえてしまうと、その指標として合わなくなってしまっていると思うんです。そこで、底質環境の改善に関わる指標となると、ここには粒度組成しか書いていないけれども、やはり底質のCODだとか、そういうのも基本的に重要なファクターになってくると思います。

○松田委員長 いわゆる底質のクオリティですね。

○西田委員 そうですね。以前は物質循環だったので問題なかったということです。そこで底質環境に変えたら、やっぱりそれなりに中身を変えないと。

○松田委員長 先ほどの案では、淡水流入量はここに残さないで、水質のほうに移籍するということですね。ありがとうございました。

○千野係長 今の底質のCODについての補足なんですが、水産用水質基準の中には底質のCODや硫化物として含まれておりますので、生物生産性に入っております。書き方として、重複はあえて再掲はしておりません。

○松田委員長 そのほかいかがでしょうか。全体としては、瀬戸内海部会での意見をどう入れるか、それからパブリックコメントの意見をどう入れるか、それを含めて、全体として最終案をどうするかというところまで来ておりますが、そのほかこの最終案全体を通じてのご意見、ありますでしょうか。
 もしないようでしたら、一応、次の議題に入らせていただきまして、また必要があれば戻ります。
 次の議題は、議題2ということで、瀬戸内海環境保全基本計画等とこの委員会最終報告との関係について進めたいと思います。
 これは前回の委員会でも宿題となっておりました件ですけれども、第4章 瀬戸内海に関わる計画、法制度の点検・見直しについて、これの書きぶりについて、もう少し根拠を持って議論しましょうということです。この委員会報告を受けて、現行のシステムと比較したときに、どういうふうに対応が可能かという、つまり、当初この企画専門委員会がメインに考えておりました瀬戸内海のこの基本計画レベルの見直しだけで対応可能なのか。それとも瀬戸内法自体の見直し、あるいは基準の仕組みを変えたほうがいいか。あるいはさまざまなこのごろの新しい法律とかもできておりますので、これらについてはどうなのか、本日は必ずしも十分ではないんですが、それなりの事務局試案ということで、一応、見取り図的な整理表を見てご検討いただくことにいたしました。これについては事務局から説明をお願いいたします。

○千野係長 資料3についてご説明いたします。今、松田委員長からのご説明がありましたとおり、前回の委員会で宿題となってございました、その第4章の瀬戸内海に係る計画ですとか、法制度の点検・見直しの書きぶりについて、少し根拠を持って議論いたしましょうということで作成させていただいた資料でございます。
 これについて説明させていただきますと、幾つか表があるんですけれども、基本的に表の左側が現行の瀬戸内海環境保全基本計画で、右側が本委員会の最終報告案の各項目、1章以外の各項目と関係が深いと思われるものを比較、対比させてみた表でございまして、この内容を議論するというよりも、こういう委員会報告書が最終的にどういうアウトプットになるかというときに、1つは基本計画の改定であろうということで、どう改定されるかまでは次の課題だと思いますけれども、一応見ていただいて、その4章の書きぶりをどこまで具体的に書くのかというようなところでちょっとご議論いただきたいということでございます。
 左のまず1枚目の表になるんですけれども、現行の基本計画は2つの目標立てになってございまして、1つは水質の保全等ということで、この等には動植物の生育環境等の保全、自然とのふれあいの場の保全という目標が入ってございまして、水質環境基準の達成、維持ですとか、底質悪化による生活環境への悪影響の防止であるとか、藻場・干潟の保全、これまでに失われた藻場・干潟の回復であるとか、自然海浜等の好適な状態での保全が入ってございます。
 もう一つの目標として、自然景観の保全としまして、国定公園、国立公園等の自然景観の保全ですとか、島嶼部、また海岸部の緑の維持、保護管理ですとか、文化財の適正な保全ということが盛り込まれてございます。
 それを受けまして、今回の報告書でいきますと第2章の目指すべき将来像がこれに近いということで比較してございまして、目指すべき将来像は「庭」「畑」「道」の価値が発揮された『豊かな瀬戸内海』であり、それらの具体的なイメージとして、美しい海、多様な生物が生息できる海、賑わいのある海ということをイメージとして例示させていただいてございまして、また、海域に応じた豊かな海という考え方も非常に重要であるということで、海域ごと、湾・灘ですとか、沿岸・沖合のスケールでの状況や特性の考慮ですとか、その「庭」「畑」「道」の価値の強化の方法として、それぞれ高めていくという考え方だけではなくて、ゾーニングのような考え方で部分的に特化して、強化していくという考え方も重要ではないかということ、また、大阪湾はさらに細かいスケールや季節性を考慮すべきということが記載されますけれども、この「海域に応じた豊かな海」という考え方は今の基本計画と比較したときには少し新しい観点ではないかということでございます。
 次に3章、4章との比較でございます。現在の瀬戸内海環境保全基本計画におきましては、目標達成のための基本的な考え方、先ほど2つ目標がございましたけれども、大きく4つ挙げられます。既に得られた知見と技術を最大限に活用していくこと、現在残されている自然環境の保全、発生負荷の抑制等、規制を中心とする保全型施策の充実。これまでの開発等に伴い失われた良好な環境を回復させる施策の展開。施策の実施に当たっての幅広い連携と参加の促進と、これに少し表現の次元が違うんですけれども、今回としては第3章の環境保全再生の基本的な考え方として、4つの基本的な考え方と2つの共通的な事項を対比させているということでございます。
 その下の表にいきまして、現行の瀬戸内海環境保全基本計画には、目標達成のための基本的な施策という項目がございまして、水質汚濁の防止から始まりまして、自然景観の保全、浅海域の保全等、19番目の国の援助措置まで幅広い構成になってございまして、この基本計画のそれぞれの項目に対して、第4章の今後の施策の展開の各項目がどこに対応するのかというものを落とし込んだ表になってございます。
 次の基本計画の改定に当たりましては、もしその現行の基本計画の枠組み、フレームで議論するのであれば、このような項目が議論の対象項目になると、そういう表になってございます。
 資料の最後の紙をご確認いただきたいんですけれども、これはこの前の表とは構成が違ってございまして、委員会最終報告の第4章、今後の施策の展開と瀬戸内海環境保全基本計画以外との関係ということで、そもそも前回の宿題となっていたこの委員会の報告書で記載していることが現在の基本計画に含まれるのか、それとも含まれない場合は基本計画を改定する検討対象であるのか、それとも、ここで言っていることが基本計画だけでは実現できないと、瀬戸法ないし他の法制度まで波及していく内容になっているのか、一度議論をして、その議論をもって先ほどの委員会最終報告案の書きぶりを検討いたしましょうというものでございます。
 表の説明をさせていただきますと、一番左が第4章の今後の施策の展開の各項目になってございます。続きまして、その2番目の列になるんですけれども、現行の基本計画に含まれる項目、部分的でも全部含まれる場合であっても、丸をつけてございます。その右にいきまして、既存の法制度に含まれる項目、同様に一部分やまた大部分が含まれる場合には具体的な法律名や計画名を書いてございます。さらに右にいきまして、ここからは現行法には入っていない新たなことであるとか、入っているけれども部分的にしか入っていないですとか、全く入っていないので検討する余地があるということでございまして、基本的にはこの委員会の報告書第4章で言っていることは、すべて次の基本計画の改定検討項目ではないかということで、丸をつけさせていただいてございます。
 その次にいきまして、瀬戸内法の検討項目であるとか、その他法律の検討項目につきまして、もし該当するようでしたら具体的な項目名として記載してございます。また、その米印1にございますように、結果としましては第4章の今後の施策の展開の内容は基本計画の改定で一応はほぼ対応できるのではないか。ただ、その検討状況いかんによっては、法制度の改定まで波及するのではないかと、そのような整理となってございます。
 ただ、これですべての関連する法制度が網羅できたものではありません。あくまで事務局で現在把握している範囲で整理させていただいたものでございます。
 これらの資料につきましては、委員会報告の書きぶりを検討するための参考資料ということなんですけれども、今後の瀬戸内海環境保全基本計画、これを具体的に検討する作業に入りました際には、ベースとなる資料として使用することを考えてございます。
 以上でございます。

○松田委員長 ありがとうございます。
 ここでは、事務局試案というようなことを書いてあり、かなりたたき台的な性格が強い資料と思っていいかと思います。ただ、今日で多分この企画専門委員会は最終回になる可能性が強いので、そうしますと、やはりこの案が今後どうなっていくのかというようなことについて、その見通しなりをある程度得た上で最終的な書きぶりを調整したほうがいいこともあります。従って、これが完全だとか、そういう意味ではないと思いますが、そういった議論のきっかけにはなるかと思いますので、これについて、ご意見、ご討論、ご質問お願いしたいと思います。
 森川さん、ちょっと時間がありますから、いかがですか。

○森川委員 例えば、先ほど議論のありました参画と協働できめ細かな対応をどう進めるかといった場合に、基本計画で決めていただき、府県計画で実行しましょうということで進めるということも考えられるし、法律の中で、例えば富栄養化の被害の防止に関するところを物質循環適正化とかに変更し、そこで協議会などの枠組みをつくって、法的位置づけを持たせてやるべきということも考えられる。この資料の中で基本計画の改定検討項目であるから、だから法律については検討しなくて良いということではないとまず思います。
 それから、この表の整理がわからないのですけれども、含まれる項目というのと関連しているものは、どう違うのか。瀬戸内海そのもの、あるいは流域、山から含めて関連している法律はたくさんあって、この委員会でまとめた目指すべき将来像と環境保全・再生の在り方を踏まえて、関連する法律はそれぞれ点検していただいて、必要があれば見直しをとお願いしているので、この表で、計画に丸がついていて、法律のところの枠にたまたま丸が書いていないからどうのこうのということではないとまず思います。
 それから、例えば栄養塩濃度レベルですと、地方の検討項目ということで指導方針を変えるということのようですが、条文そのものを考えなければならないと思います。富栄養化による被害の発生の防止しかないので、被害の防止は大事なので、それをやめるということではないのですが、適正管理の項目にするとか、そうすると法律の目的まで変わってくるとか、あるいは、基本計画の検討項目にふさわしい基本計画の条項の前文が要るとか、それから許認可の規定の考え方とか、もう一度チェックする必要があると思いましたので、前回そういう話をさせていただいたところでございます。

○松田委員長 どうもありがとうございました。
 この表の性質といいますか、今後の利用について大変重要なご指示をいただいたと思います。ありがとうございました。
 あと、この本文のほうでは、例えば8ページ辺りの第4節で環境政策をめぐる新たな流れと関係のある、法律だけではありませんけれども、第4次環境基本計画とか、あるいは生物多様性国家戦略、それから特に海洋基本法の中の沿岸域の総合的管理ですとかが本文に書いてあります。けれども、こちらも基本法とかが多いので、それと直接つなげるところはかなり作業的に難しいので、本文に書いてあるところがこの表には出てきていないわけです。そういった辺りも含め、多分それはこちら側からだけのアプローチでは解決できなくて、もっと、例えばですけれども沿岸域の総合的管理という仕組みを海洋基本法に基づく海洋基本計画の中でどうやっていくかみたいなところと、だんだんすり合わせてゆく必要があるのかなと思います。
 ですから、そういう意味でもかなり難しい議論かなという気はするんですけれども、ただ、こういう一種の議論のきっかけになる資料をつくっていただいたことは大変ありがたいので、ぜひもう少しご意見いただけませんか。

○岡田部会長 若干気になり、今日気がついたんですが、特にこの資料、今の資料3を見せていただいて、現在の瀬戸内海環境保全基本計画の7番のところに、要は健全な水循環機能の維持・回復というのがあって、今回の第4章のところに空欄になっていますよね。今振り返って、今回の資料を見せていただきますと、部分的には里海のところで、森、川、里、川、海のつながりという、いわゆる水循環の話が出ているんですが、全体の今後の取組の中に比較的それが希薄な感じがあるんですね。
 ちなみに、広島湾とか、それから大阪湾、既に瀬戸内海で行われている各湾の再生計画の中には前の環境基本計画のこともありましたが、水循環はかなり強調されているんですね。そうなると、評価指標の中に森林面積とか森林管理とかというのがたしか、少なくとも広島湾では入っています。そういう要するに流域の視点が、この文章全体に比較的希薄かなと。したがって指標の中にも、それがあまりないと。淡水流入量はあって、土砂流入量はあるんですが、淡水の中に含まれている栄養塩とか、いろいろ言われている腐食物質とか、そういう視点が若干少ないような、今ごろになって言うと叱られるかもしれませんが、若干少ないのではないかと。これは意図してやったんだったら見解を伺いますが、多分そうではないんじゃないかと思うんで、そこをちょっと気になりました。

○松田委員長 大変重要なご指摘、ご助言、ありがとうございました。
 そういう意味では、今回、こういう一種の対照表ができたので、例えば今の健全な水循環機能の維持・回復、あるいはその上の行の6番、廃棄物の処理施設の整備及び処分地の確保、これは今回、別に重要じゃないとか言っているわけではなくて、こうやって比べてみると、ここに対する記述がないなというのは、この表によってわかることですよね。今、岡田先生からいただいたような意見を含めて、少し本文も訂正するということは可能ですよね。先ほどの海の再生計画なども一応書いてあるんですけれども、少し水循環とか、それから物質循環の健全さみたいな話もありますので、少しこの表を逆に生かして、あまり大きなほかのかなり遠い法律にいくところももちろん必要かもしれませんが、特にこのターゲットになっている現行の基本計画との対応のところを、もうちょっと事務局を中心に詰めるということでいいですかね。 どうぞ。

○柳委員 岡田部会長の発言につけ加えることになるんですけれども、この終わりから2枚目の環境保全基本計画の7番、健全な水循環機能の維持・回復で第4章が空白になっていますけれども、ここに栄養塩濃度レベルの管理というのが入るんでしょう。入れたいんでしょう、この瀬戸内海。この栄養濃度レベルの管理で下水道しか入っていないというのは非常に変で、要するに言いたいのは、一番最後のこの紙で第4章、栄養塩濃度レベルの生物多様性・生物生産性との関係に係る知見の集積及び目標設定、それから栄養塩濃度の管理というのが、この間ずっとヒアリングやってきて、漁師さんは魚が減って困っている、ノリがとれないというのはちょっと別な問題ですけれども、要はその栄養塩濃度レベルで、今までは総量規制しか国としてはアイデアなかったんですね。国も自治体も。それをやったけれども、それが大阪湾以外では、他の瀬戸内海では破綻しているとは言いませんけれども、賞味期限を過ぎたわけだから、それにかわる栄養塩濃度レベルの適正管理に行政として何ができるかというのが一番大きな話なんですよね。検討してきたのは実はその入り口というか、川からの負荷量を絞るとか規制というだけではなくて、海の中で全体の物質循環、さっきの水循環ですけれども、干潟があり、藻場があり、あるいは底質が健全とか、いろんなことがすべて関わっているんですよね。それらを全部適正に維持したい、手を加えない限りは栄養塩濃度の管理というのはできないということがこの間はっきりしてきているんだけれども、ちゃんと定量的に知見が集積されていないから、もやもやするんですけれども、少なくとも今回のこの最終報告は、そっちのほうに向かって知見を集めると同時に、その法体系も変えていくんだという意欲を示してくれというのが、兵庫県からの要求だったんでしょう。

○森川委員 今のお話は、兵庫県ではなくて、まさしく瀬戸内海環境保全知事・市長会議として、担当者から含めて、どうしたらいいんだろうと議論しています。漁業者の方の意見もあるし、今まで一生懸命負荷の削減をやってきて、事業者には微々たる負荷も増やしてはいけないという指導をしていますが、赤潮が出て大変だからと言えた時代から、法律に書いてありますから、通達に書いてありますからという状況になりつつある。それで、栄養塩についてはどうなんですかということを、知事・市長会議として、今まさに先生の瀬戸内海研究会議に3年間で答えをくださいということでお願いをしているということです。

○松田委員長 ありがとうございます。
 それから、環境省中心でも里海創生プロジェクト、それから今、進められている物質循環健全化のプロジェクトの中はまさにこの物質循環健全化であり、大きなテーマに既にモデル事業的には挑んでいるわけですので、この本文にも、その辺も入っています。だから、その辺りをもうちょっと、例えば強調するとか、そういうことを含めて、この表もまだこれで最終版ということではなくて、先ほど岡田先生、柳先生からいただいた意見を含めて、もうちょっと補充した形で、一種の見取り図として、これは最終的にはどこかに出ていかないと思いますけれども、そういうものを内部資料としてつくっていくということでよろしいでしょうか。
 ありがとうございました。そのほか、全体を通じては、ご意見、ございませんでしょうか。
 どうぞ。

○白山委員 資料2−2と2−3の扱いは今後どうなるのか。今日お配りいただいたものがそのままだとすると、ちょっとコメントが。

○松田委員長 ありがとうございます。ちょっと今日は時間の都合もあって資料2−2と2−3については具体的にはほとんど触れていませんが、これについての説明はありますか。

○名倉室長 ご説明を飛ばしてしまいまして、申し訳ございません。これは2−1とセットになりますので、2−1もこれから最終的に委員長を中心に修正させていただこうと思っておりますけれども、2−2、2−3も含めて、今回の最終報告案2−1を反映したものにしているつもりではありますけれども、ご意見についてはあわせてお伺いしたいと思っております。

○松田委員長 今、問題点があったら、言っておいていただけるとありがたいんですが、ありますでしょうか。

○白山委員 ありがとうございます。1つは、つまらないことかもしれませんが、新たな流れというので、資料2−3では幾つか書いてある場所があるんですけれども、1つだけ湾再生というのがどうも全体としてバランスがあまりよろしくない。語句の修正ですけれども、第4章の一番右の下の「国内外の情報発信の充実」は、「国内外への」であろうと。最終報告書も、そういう文書になっていますので、それは細かいことですけれども、文章を直していただければと。
 それから、2−2では表記の統一を少しお願いしたいということがあります。例えば5ページ、6ページ辺りでは、見ていただくと、5ページのグラフは「窒素濃度」と書いてありまして、6ページの右下のほうは「全窒素」と書いてあるというのは、あまり美しくないんじゃないかということ。
 それから、9ページ、10ページ辺りで、「底質分布図」と書いてあるんですけれども、この言葉はどうもしっくりこない。底質という言葉の使い方が多分、本文中では海底の基質という意味で使っていらっしゃると思うんですが、これは何か海底の環境の質みたいな言葉でお使いになっているような気がするので、直してほしいと。
 それから、図15では「赤潮の発生実件数」と書いてありますが、発生実件数とはどういう意味、「発生件数」ではないかと思います。それから図22ですが、「河口堰数」と書いてありますが、これは河口堰の位置で、数という文字は要らないでしょうとか。
 それから、16ページ辺りで藻場の「面積の推移」というのが書いてありますが、これはヘクタール単位で書いてありまして、本文中は平方キロで書いてありますから、これもやっぱり単位はそろえたほうがいいんじゃないかというような細かいことなんですけれども、とても気になることがいっぱいあるので修正をお願いしたいと思います。

○松田委員長 ありがとうございます。
 大変具体的に細かいところまで目を通していただきましてありがとうございました。これについても対応したいと思います。
 そろそろ時間がなくなってきましたが、最後にこれだけは言っておきたいという方、おられますか。よろしいですか。大変長い間ご議論いただきまして、ありがとうございました。本日の議題については以上ですけれども、今日いただいたいろんなご指摘、それから宿題で預かりになっている点もございますので、その対応につきましては、今後、事務局と相談させていただきながら最終案を取りまとめる作業を早急に行わせていただきたいと思います。次の瀬戸内海部会に報告する機会は10月30日という予定がもう決まっておりますので、約40日ぐらい、一月以上ありますので、そういった作業をぜひ進めさせていただきまして、途中で申し上げましたように、一応、最終案や今の承った修正案を含めて、委員の皆様には事務局から1回チェックをいただくために、情報を流していただいて、そのご了承を受けて最終案にしたいと思います。
 これですべての議事が終わりました。これまで非常に長い間、約1年間、6回の委員会、それから3回の現地ヒアリング含めて非常に活発なご議論をいただきまして、本当にありがとうございました。まだ本当の最終案までいっておりませんが、お陰様で一応、最終案を取りまとめる道筋が今日の議論でついたかと思いますので、厚く御礼申し上げます。本当にどうもありがとうございます。
 それでは、最後に事務局から連絡事項等含めて、お願いいたします。

○西田室長補佐 本日の議事録につきましてですけれども、速記がまとまり次第お送りさせていただきますので、ご確認をお願いします。全員のご確認をいただいたものを環境省ウェブサイトにて公開させていただきます。それでは最後に、事務局を代表しまして、平岡水環境担当審議官からごあいさつを申し上げさせていただきます。

○平岡審議官 環境省の水環境担当審議官を、この9月7日に拝命しております平岡と申します。一言お礼のごあいさつを申し上げたいと思います。委員の皆様方には平素から環境行政に大変ご協力、ご理解いただいておると伺っております。それにつきまして、まずはお礼申し上げますとともに、本日は大変ご多忙なところをご出席いただき、また、ご熱心にご議論いただきまして、本当にありがとうございます。この企画専門委員会では、昨年7月に私どものほうから諮問をさせていただきました瀬戸内海における今後の目指すべき将来像と環境保全・再生の在り方についてというテーマにつきまして、専門的な調査・検討をお願いしてきたと承知してございます。この1年間、9回の会合、また、3回は現地で会合を持っていただいたと、いろいろヒアリングもしていただいたと伺っております。本当に貴重なご意見をたくさんいただきまして、また、関係者の皆様方からもいろんなご意見をいただいておりまして、これを踏まえて本日、企画専門委員会の最終報告という形でほぼ取りまとめをしていただけたということで、本当にお礼を申し上げたいと思います。
 今後の目指すべき将来像ということで、「庭」「畑」「道」という価値が最大限発揮された瀬戸内海、豊かな瀬戸内海というものを実現するということ、また、環境保全再生の基本的考え方として、生物にとって良好な生息環境の保全の観点を含めたきめ細かな水質管理を考えていくということ、あるいは地域における里海づくりや順応的管理というプロセスの導入、こういった新しい取組についてもご指摘をいただいたと思っております。
 今後、今お話もございましたが、中央環境審議会の瀬戸内海部会のほうに諮らせていただいた上で、まずは瀬戸内海環境保全基本計画の見直しにつきましてしっかりと作業を進めてまいりたいと思いますし、また、瀬戸内海の環境保全という非常に重要な政策課題がいろいろ状況も変わってきていると認識しておりますが、環境省としてさらにしっかりとした取組を進めていきたいと考えておりますので、今後ともご指導をお願いしたいと思っておるところでございます。
 最後になりましたが、松田委員長をはじめ委員の皆様方には大変ご熱心にご議論いただきましたことにつきまして、お礼を申し上げまして、私から簡単でございますが、あいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。

○西田室長補佐 それでは、皆様どうもありがとうございました。これで閉会とさせていただきます。

午後4時03分 閉会