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■議事録一覧■

中央環境審議会循環型社会計画部会地域ブロックヒアリング(北海道)議事録


午後1時30分 開会

○循環型社会推進室長 それでは、定刻の1時半になりましたので、ただいまから中央環境審議会循環型社会計画部会北海道地域ブロックヒアリングを開催いたします。
 本日は、大変お忙しい中、また遠いところをお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
 私は、環境省廃棄物・リサイクル対策部循環型社会推進室長の大森でございます。よろしくお願いいたします。
 なお、本日の資料でございますけれども、お配りしております資料の一番上に議事次第がついておりまして、そこに配付資料一覧をつけております。もし足りないものがございましたら事務局までお申しつけください。よろしくお願いいたします。

○循環型社会推進室長 それでは、ヒアリングに先立ちまして、環境省廃棄物・リサイクル対策部長よりごあいさつを申し上げます。
 8月に人事異動がございましたので、新部長の伊藤より、一言ごあいさつをさせていただきます。

○廃棄物・リサイクル対策部長 8月10日に環境省の廃棄物・リサイクル対策部長を拝命いたしました伊藤でございます。よろしくお願いいたします。
 本日、浅野部会長代理を始め、委員各位におかれましては、ご多忙の折、お集まりいただきまして厚くお礼申し上げます。
 また、本日ご発表いただく札幌市、士幌町、野村興産株式会社、環境NGOezorock様、そして、オブザーバーとして参加いただいた北海道庁の方々にもお礼を申し上げます。
 さらに、本日は、たくさんの方々に傍聴にお集まりいただき、非常に感激している次第でございます。どうもありがとうございます。
 ご承知のとおり、循環型社会の形成ということは、環境行政の中でも最重要課題の一つでございます。本年は、循環型社会形成推進基本法が制定され、10年目の節目の年でございます。この循環型社会形成推進基本法におきましては、循環型社会形成の対策の優先順位、すなわちリデュース、リユース、リサイクル、そして、その後でどうしてもその三つができない場合にはできるだけ熱利用をした上で適切に処理する、こういう循環型社会づくりのための基本原則を明確に打ち出し、国民の合意とするとともに、排出者責任の徹底、さらには、拡大生産者責任に基づく施策の推進といったことを明確に打ち出したわけでございます。その上で、政府に対し、循環型社会形成推進基本計画を策定するよう定められているわけでございます。
 この法律に基づきまして、現在、平成20年3月に、第2期の循環型社会形成基本計画が閣議決定されまして、この計画に基づき、いろいろな施策を行うとともに、この部会におきましてその計画のフォローアップも行っていただいているところでございます。
 環境省としましては、北海道におきまして、今年度より、この基本計画で打ち出されました地域循環圏の形成ということで、私どもの北海道地方環境事務所を中心に取組を開始したところでございます。こういった節目の年に、この北海道におきまして循環型社会構築に向けて積極的に取り組んでおられる地方公共団体、事業者、NPO、NGOの方々から取組に係るヒアリングを行えるということは、大変意義深い重要なことである、なおかつ貴重な機会であるというふうに考えております。今回のヒアリングの結果を、今後のこの計画の点検、さらには循環型社会づくりのための政策にぜひとも生かしていきたい、参考にさせていただきたいというふうに考えている次第でございます。
 本日は限られた時間ではございますが、ご出席の皆様方と委員各位の間で実りある意見交換がなされ、今後の循環型社会構築に向けて大きな成果が得られることを期待したいと思っております。今日は、よろしくお願い申し上げます。

○循環型社会推進室長 続きまして、環境省の北海道地方環境事務所長の吉井より、一言ごあいさつをさせていただきます。

○北海道地方環境事務所長 環境省北海道地方環境事務所長の吉井でございます。
 ここ北海道における中央環境審議会循環型社会計画部会地域ヒアリングの開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 審議会委員の皆様におかれましては、お忙しい中、また残暑の厳しい中、北海道にお越しいただきまして、まことにありがとうございます。
 また、本日、会場にお集まりの皆様には、北海道における循環型社会構築に向け、平素よりご理解とご協力を賜っておりますことを、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
 さて、ご案内のとおり、北海道は広大な大地や自然に恵まれておりまして、例えば、豊富なバイオマス資源の適正な利用と循環による循環型社会や低炭素社会への貢献など、環境分野で果たす役割とその潜在力は大変大きいものがあります。本日ご発表いただきます札幌市様、士幌町様、野村興産株式会社様、環境NGOezorock様を初め、先進的な取組を進められている団体、事業者も多く、このようなことから、今回、本ヒアリングが北海道において開催される運びになったものと理解しており、ご発表いただきます皆様におかれましては、平素のご活躍に深甚なる敬意を表しますとともに、本日ご発表の労をお引き受けいただきましたことに感謝申し上げます。
 しかし一方、北海道全体で見ました場合、一般廃棄物の1人当たり排出量やリサイクル率が全国平均を下回るなど、循環型社会の構築に向けて改善し、取り組んでいくべき課題もまだまだ少なくありません。北海道地方環境事務所でも、平成20年3月に閣議決定されました第2次循環型社会形成推進基本計画を受けまして、適正な循環資源の移出入の推進や、各種リサイクル法の適正な執行、また、3R推進北海道大会の開催や不法投棄対策などの取組のほか、特に基本計画で示されました地域循環圏の構築につきまして、昨年、一昨年にシンポジウムを開催し、市民、事業者、研究者、行政等の道内関係者と北海道らしい地域循環圏を考えてきているところでございます。
 さらに、今年度からは、シンポジウムでの議論を踏まえ、関係機関等からご意見も伺いつつ、地域循環圏構築に関する調査を行うとともに、先進的な地域循環圏の構築に向けた検討と取組を進めてまいりたいと考えており、引き続き関係の皆様のご協力、ご理解を賜りますようお願い申し上げる次第です。
 最後に、本ヒアリングが国及び北海道における循環型社会形成の一助となることを祈念申し上げ、甚だ雑駁ではございますが、私のごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

○循環型社会推進室長 ありがとうございました。

○循環型社会推進室長 それでは、本日の地域ヒアリングにご出席されておられます委員のご紹介をさせていただきます。
 まず、本日の議長をしていただきます福岡大学法学部教授浅野部会長代理でいらっしゃいます。
 続きまして、ジャーナリスト・環境カウンセラーの崎田委員でいらっしゃいます。
 続きまして、社団法人全国都市清掃会議専務理事の佐々木委員でいらっしゃいます。
 続きまして、元読売新聞東京本社論説委員の桝井委員でいらっしゃいます。
 続きまして、北海道大学大学院工学研究科教授の古市委員でいらっしゃいます。
 続きまして、NPO法人菜の花プロジェクトネットワーク代表の藤井委員でいらっしゃいます。
 続きまして、淑徳大学国際コミュニケーション学部教授の横山委員でいらっしゃいます。
 あと、全国知事会事務総長の中川委員がご出席との連絡をいただいておりますが、ちょっと遅れられるということでございます。
 また、オブザーバーとして、北海道の環境生活部環境局地球温暖化対策室長の柴田真年様にもご参加をいただいております。
 それでは、一言お願いいたします。

○北海道 ただいまご紹介いただきました北海道環境生活部環境局の柴田でございます。
 このたび、中央環境審議会循環型社会計画部会委員の皆様には、この北海道にお越しいただきまして地域ヒアリングを開催していただきますことに、まずお礼を申し上げたいと思います。
 先ほど地方環境事務所長のお話の中にもございましたが、北海道には知床世界遺産に代表されます多様で豊かな自然、全国の森林面積の約4分の1を占める森林、森林や農業などから発生いたします多様なバイオマス資源、さらには風力や雪氷などの再生可能エネルギー源など、多くの貴重な宝、財産とも言うべきものを有しているところでございます。私どもは、それらを守り続けながら、一方でそれらを活用して北海道における持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいりたいと思っております。さらに、我が国全体の持続可能な社会の構築に向けましても、地域から貢献してまいりたいというふうに考えております。
 せっかくの機会でございますので、若干お時間をいただきまして、北海道の取組の概要についてご説明させていただきたいと思います。
 お手元に資料をお配りしておりますが、資料1−1の北海道循環型社会形成の推進に関する条例でございます。
 これは、北海道らしい循環型社会の形成を目指しまして、平成20年10月に制定いたしました。本条例は、循環型社会に向けた理念と規制的措置をあわせて規定する全国でも数少ない統合型の条例でございます。さらに、バイオマスの利活用の推進というものを掲げ、規定をした全国でも初めての条例ではないかというふうに思っております。
 また、本年4月には、この条例に基づきまして、循環型社会の形成に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本計画を策定したところでございます。資料1−2にその基本的なところを書いておりますが、この計画では、3Rや適正処理の推進、バイオマスの利活用の推進、リサイクル関連産業の振興という四つの柱を施策の基本方針として取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 この計画に基づきまして、北海道としては、例えば、重点課題でございますバイオマスに関して言えば、私どもは循環型資源利用促進税というものを運用しておりますが、そういったものを活用して、バイオマスなどの循環的利用に関する研究開発の支援や、木質バイオマスを燃料として利用する施設の整備補助、そういったものでバイオマスの利活用の促進と、さらには環境産業の発展などにつながる施策に今取り組んでいるところでございます。
 また、ちょっと飛びますが、最後の1−6につけさせていただきましたバイオマスリサイクルフェスタというものの開催をこの10月に予定しております。日ごろからバイオマスに関心をお持ちの道民の方々、あるいは自治体の方々、関係事業者、そういった幅広い方々に一堂に会していただきまして、バイオマスのいろいろな利活用の方法について情報や意見交換をする機会をつくりたいというふうに思っておりまして、今日ご出席の古市先生にも大変なご支援、ご協力をいただいて、今回、開催する運びになったところでございます。
 ちょっと資料に戻っていただきまして、資料1−4は、本年5月に、北海道地球温暖化防止対策条例というものに基づきまして、2020年までの削減目標、あるいは地球温暖化対策を明らかにした北海道地球温暖化対策推進計画というものを策定したところでございます。また、1−5は、本年7月、北海道における生物多様性の保全を図るために、北海道生物多様性保全計画というものも策定したところでございます。
 また、資料1−3でございますが、北海道といたしましては、循環と共生を基調といたします環境負荷の少ない持続可能な北海道、我々は「エコアイランド北海道」と言っておりますけれども、そういったものの創造に向けまして、本年度、新たにスタートいたしましたこの三つの計画を推進してまいるとともに、この三つの計画の統合的な取組も非常に重要であると考えているところでございます。現在、古市先生に会長を務めていただいております北海道環境審議会に、統合的に取り組む視点と、統合的に取り組む新たな評価方法などにつきまして検討をお願いしているところでございますが、今後は、この審議会のご議論などを踏まえまして、三つの計画を有機的に連携させながら施策の推進を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
 以上、簡単ではございますが、本道の取組の概要について説明させていただきました。
 どうもありがとうございました。
 本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

○循環型社会推進室長 ありがとうございました。
 それでは、以降の進行につきましては、浅野部会長代理にお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

○浅野部会長代理 本日ご発表の皆様方には、ご多用のところをお集まりいただきまして、大変ありがとうございました。
 また、傍聴に来ていただきました多数の皆様方にも心からお礼を申し上げたいと存じます。
 先ほど伊藤部長から趣旨の説明を申し上げたとおりでございますけれども、当中央環境審議会の循環型社会計画部会では、循環型社会形成推進基本計画の進捗状況を、毎年、点検しているところでございますが、この点検に当たりまして、実際に循環型社会構築のために各地で努力しておられる皆様方から直接ご意見を伺い、そのことを通して審議を進めさせていただきたい、このように考えているところでございます。
 本日は、北海道での取組についてお聞きするためにこのヒアリングを開催することにいたしました。
 なお、私どもは、伝統的にですが、地方という言葉を嫌っておりまして、わざわざ地域という言葉にしております。東京が中央でそれ以外のところは地方であるという発想は、九州にいる私にとっては耐えがたいものでありますので、こういう言い方はしないということでございます。
 さて、本日は4人の方にご発表をいただくわけでございますけれども、進行の都合がございますので、まず、行政関係である札幌市、士幌町のお二方からのお話を伺った後、委員の方からまとめてご質問を申し上げ、その後、お答えをいただくという形で進めたいと存じます。その後、野村興産、ezorockの二つの団体からもまとめてご報告いただき、それに対するご質問を差し上げることにいたします。それぞれご発表の時間は15分ということでお願いしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、最初に、札幌市環境局環境事業部企画課長の富田秀則さんにご発表をお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

○札幌市 札幌市環境局環境事業部企画課長の富田でございます。今日は、よろしくお願いいたします。
 それでは、資料2の札幌市のごみ処理状況についてお話しさせていただきたいと思います。
 1点目ですけれども、札幌市一般廃棄物処理基本計画、通称スリムシティさっぽろ計画と言っておりますが、この計画についてお話しさせていただきたいと思います。
 まず、一般廃棄物処理基本計画改定の背景になります。
 札幌市では、平成20年3月に、新たな一般廃棄物処理基本計画でありますスリムシティさっぽろ計画というものを策定したところでございます。
 計画の改定を行った背景としまして、今までいろいろとごみ減量・リサイクルに取り組んできたわけでございますけれども、事業系ごみについては、経済状況等もございまして減るような傾向にありました。一方、家庭ごみについては、なかなか減らなくて横ばい傾向が続いており、大体48万トンから49万トンぐらいでずっと推移している状況でございました。それからもう一つ、先ほどもお話がありましたが、循環型社会形成推進基本法、あるいは各種リサイクル法の制定を初めとした循環型社会構築のための法体系が整備されてきているということで、札幌市もこれに対応した施策をとっていく必要があるということでございました。
 また、これらに加えまして、札幌市固有の課題として2点ほどございました。昭和55年から稼働している清掃工場がございまして、この清掃工場の耐用年数が平成29年度に迫っておりました。もう一点は、このままごみの減量・リサイクル等が進まなければ、平成36年度には埋立地がもういっぱいになってしまうという状況がございました。
 こうした課題に対しまして、廃棄ごみを大幅に減量することによって、清掃工場1カ所の廃止、そして、埋立地の延命化を目指すこととしたものでございます。
 次に、スリムシティさっぽろ計画の概要です。
 基本目標として環境低負荷型資源循環社会の実現を掲げまして、これを実現するための基本方針としまして、1点目は、発生するごみ量を低減するとともに、ごみ処理に伴う環境負荷をできる限り少なくするという環境の視点、2点目は、費用対効果を十分考慮し、かかる経費について最小限に抑えるという経済的な視点、それから、市民、事業者、そして札幌市の協働によるごみ減量・リサイクルの取組を促進するという社会の視点、この3点を掲げてございます。また、数値目標として、廃棄ごみの減量、リサイクル率、そして焼却ごみ量の減量、埋め立て処分量の減量、この四つのごみ量管理目標を設定いたしました。
 詳細については、後ほどご説明させていただきます。
 これらを達成するための施策としまして、発生・排出の抑制の推進及び収集処理体制の確立、これを2本の柱としまして、この推進方策として市民サービスの改善、普及啓発と環境教育の充実、家庭ごみ有料化の実施、そして清掃事業の効率化、これらを行うこととしております。
 次に、スリムシティさっぽろ計画のごみ量管理目標です。
 廃棄ごみの減量目標については、平成16年度に82万4,000トンでしたが、これに対して、22年度までに20%以上減量しよう、そして、29年度が最終目標年度になりますけれども、29年度までには30%以上減量することとしておりまして、10年間の総量では約140万トンの廃棄ごみを減量する計画となっております。
 次に、リサイクル率ですが、16年度は16%でした。これに対して、22年度までに25%以上、29年度までには30%以上にすることとしておりまして、10年間の総量では約220万トンのごみを資源化する計画となっております。
 3点目は、焼却ごみ量の減量目標でございます。16年度70万2,000トンに対して、22年度までに16万トン以上減量しよう、29年度までには24万トン以上減量することとしております。この目標が達成された場合には、札幌市内に四つの清掃工場がございますが、そのうちの一つを廃止することが可能となり、建てかえの必要がなくなるというものでございます。
 4点目は、埋め立て処分量の減量目標でございます。16年度は22万2,000トンでございました。これに対しまして、22年度までに20%以上の減量、29年度までには30%以上減量することとしておりまして、埋め立て処分場の延命化を図ることとしてございます。
 続きまして、家庭ごみの有料化を含む新ごみルールの概要についてご説明申し上げます。
 札幌市では、スリムシティさっぽろ計画に基づきまして、去年、平成21年7月から家庭ごみ有料化を含む新ごみルールというものを実施いたしました。従来のルールは、燃やせるごみ、燃やせないごみ、大型ごみ、瓶・缶・ペットボトル、そして容器包装プラスチック、この5区分で、大型ごみの有料戸別収集を除いてすべて無料収集としておりました。去年の7月ですが、新ごみルールの実施によりまして、燃やせるごみと燃やせないごみについては指定袋制をとりまして1リットル当たり2円の手数料を徴収することといたしました。資源物につきましては、これまで同様、透明あるいは半透明の袋で無料収集しております。
 札幌市のごみの有料化ですが、政令指定都市は19ありますけれども、札幌市は7番目という状況でございます。ただ、150万人以上の都市としては札幌市が初めてということでございます。また、これまで焼却処理していました雑がみ、枝・葉・草というものを新たに分別収集することによりまして、焼却ごみの減量・資源化の促進を図っているところでございます。さらに、これまで燃やせないごみとして収集していました製品プラスチック、皮革・ゴム類につきましては、燃やせるごみとして収集するよう分別区分を変更し、焼却時に発生する熱を回収、発電することでサーマルリサイクルを図る、あわせて、埋め立て処分量の減量を図っているところでございます。
 次に、新ごみルール実施前の1年、平成20年7月から21年6月と、新ごみルール実施後の1年ということで、去年の7月からことしの6月を比較したごみ量の推移でございます。家庭ごみ有料化、それから雑がみ、枝・葉・草の分別を行ったことの効果によりまして、燃やせるごみについては、ここにお示ししておりますように36%の減、燃やせないごみについても74%の減となっておりまして、廃棄ごみ全体としては40%の減と非常に大きな減量効果があらわれております。
 一方、資源物ですけれども、瓶・缶・ペットボトルについては15%の増、容器包装プラスチックについては30%の増となっております。この理由といたしましては、先ほどからお話ししておりますけれども、家庭ごみ有料化に伴って分別協力率が向上したのではないかというふうに考えております。
 また、これに新たに分別収集を回収した枝・葉・草、そして雑がみが資源物として収集されるようになったため、資源物全体では約2.2倍と大幅な増という状況になってございます。また、家庭ごみ全体でも23%の減となっておりまして、これは、資源物も含めてトータルで20%以上の減でございますので、やはりむだなもの、あるいはごみとなるものは買わないとか、発生・排出抑制の意識が非常に高まってきているのではないかというふうに考えているところでございます。
 次に、スリムシティさっぽろ計画のごみ量管理目標の達成状況についてご説明申し上げます。
 平成21年度の廃棄ごみの減量については、対16年度比31.6%と、最終目標を達成する結果となっております。また、家庭からの1日1人当たりの廃棄ごみ量につきましても、新ごみルール以降の平成21年7月からことし6月の1年間で388グラムとなっておりまして、最終目標で掲げております400グラムを超える減量という状況でございます。
 21年度のリサイクル率ですが、新たな分別収集を開始したこと、あるいは、有料化に伴う分別協力率の向上、そのほか、瓶・缶・ペットボトル、それから容器包装プラスチックを別日収集することにいたしました。これは、以前は同じ日に収集していたということでなかなか分別協力率が上がらない状況でしたが、別日収集にしたことにより、リサイクル率としては、20年度は17.3%でしたけれども、これが25.1%と向上して、中間目標を達成する結果となっております。特に、容器包装プラスチックについては、先ほど瓶・缶・ペットボトルと分けたというお話をしましたけれども、有料化開始前は協力率が46%でしたが、有料化後については71%というふうに非常に協力率が向上している状況でございます。
 次に、21年度の焼却ごみの減量についてでございます。対16年度比で21万5,000トンの減ということで、中間目標は達成し、最終目標に迫る結果となっている状況でございます。また、22年度の焼却ごみの計画量を46万8,000トンと見込んでおりまして、これは最終目標にほぼ迫るごみ量となっているということで、市内3カ所の清掃工場での焼却処理が可能であると判断させていただき、ことしの3月末をもちまして清掃工場1カ所の運転を休止しているところでございます。
 次に、21年度の埋め立て処分量の減量についてでございます。家庭ごみの有料化、そして、製品プラスチック、皮革・ゴム類の分別区分を燃やせるごみとしたこと、それから、自己搬入ごみの検査体制の強化とか、埋め立て処理場の受け入れ品目を過去から制限してきているなど、そうした効果によりまして対16年度比で38.5%の減と、これは最終目標を大幅に上回る結果となっております。当初、この計画をつくったときには、それまでは平成36年までに埋立地がいっぱいになってしまうだろうと。計画を実施することで4年間何とかもたせて平成40年までということで考えていたのですが、ごみの減量が非常に進んでいるということで、さらに、今現在では4年程度まだ伸びるのではないかと。ですから、平成45年度ぐらいまでは延命化ができるのではないかというふうに見込んでいるところでございます。
 続きまして、札幌市定山渓バイオマスタウン構想についてお話しさせていただきます。
 札幌市の地域あるいは関係団体と地域循環型社会形成に向けて連携し、行っている事業でございまして、札幌市定山渓地域バイオマスタウン構想についてご説明申し上げます。
 観光協会、旅館組合、飲食店組合の事業者と、町内会等の地域住民、そして札幌市の3者で構成する定山渓地区町づくり協議会というものを立ち上げまして、地域の要望に配慮した形でのバイオマスタウン構想づくりを目指しました。会議には、毎回10名から30名程度の地域の方にお集まりいただきまして、平成19年11月から20年3月までの間に計4回にわたってバイオマスタウン構想の内容について議論を重ねたところでございます。
 地域の方から出された意見としましては、市民農園をつくったらどうか、あるいは、地域内に堆肥化施設を設置してバイオマスを地域内循環するべきではないか、あるいは、行政の協力が不可欠だ、環境への配慮は必ずしてほしいといったような意見がございまして、これらの意見に配慮して構想づくりを進めたところでございます。
 次に、バイオマスタウン構想策定の目的ですけれども、バイオマス資源を定山渓の地域内で資源循環させることによりまして、定山渓地域の健康保養温泉地としての魅力度を向上させる、あわせて、地域振興を図るとともに、札幌市の生ごみの減量・資源化を推進するというものであります。
 バイオマスの地域内循環をどのように構築するかですが、まず、バイオマスを収集する。バイオマスの種類ですけれども、生ごみや草木類を対象としております。次いで、地域内に堆肥化施設を整備し、収集した生ごみや草木類を堆肥化する。さらに、できた堆肥を観光果樹園などの農地で利用し、農産物を温泉街のホテルあるいは旅館等で利用することで地域内循環を構築するものでございます。
 次に、バイオマスの利活用方法ですけれども、まず、収集の対象とする生ごみは、主にホテル、旅館から排出される事業系のものを対象としております。ホテルや旅館等の事業者は生ごみを分別して排出していただいております。現在は、主に調理場から発生する生ごみを対象としております。収集については、財団法人札幌市環境事業公社というところがございまして、この公社が行っておりますけれども、生ごみなどの資源化ごみについては、排出者が登録申請を行うことによって一般ごみよりも安く排出することが可能となっておりまして、分別することで経済的動機づけを与えているような状況でございます。具体的には、1立米ですが、生ごみが4,900円、一般ごみが5,200円ということで、300円安く設定しているような状況でございます。
 また、平成18年に、実際に事業者の方に生ごみを分別排出してもらうモデル事業を実施いたしまして、その効果の確認を行いました。モデル事業は、平成18年4月の25日間で行いまして、参加事業者は、20事業者、総回収量は40.25トンでございます。これは、1日当たりの回収量としましては1.6トンに相当します。たばこの吸い殻とかビニール類、紙類などの夾雑物の割合について調査を行った結果、4回の調査の平均で4.9%という結果が得られてございます。この4.9%という値ですが、現在、他の地域から生ごみを受け入れている処理業者における実績値が8%ということで、これよりも低く、分別は良好に行われているというふうに考えられます。
 なお、この取組ですけれども、1カ月間のモデル事業として行いましたが、好評であったということで、3年近く経過した現在でも分別収集が継続的に行われておりまして、定山渓地域に根づいた取組となっております。
 次に、堆肥の利用についてですが、定山渓地域内の果樹園を中心に、既に農家の方に堆肥を利用していただいています。堆肥の使用量ですけれども、生ごみ収集のモデル事業を開始した平成18年度から今年度まで着実に増加しております。21年度は289トンの堆肥を使用してございます。地域内に堆肥化施設が整備された際には、さらに堆肥の利用の推進が必要ではないかというふうに考えてございます。
 次に、循環の最後に来るのは農作物への利用ということです。札幌市では、定山渓地域のイベントに合わせまして、「ぐる〜りエコ収穫祭」を開催してございます。こちらが、一昨年、2008年のエコ収穫祭のチラシになります。生ごみ堆肥を用いて栽培したエコ野菜、果物の直売会、あるいは、生ごみ堆肥の無料配布など行っていました。また、ホテルあるいは旅館等でこれらの野菜、果物を積極的に活用するエコ野菜、果物フェアという期間を設けて農産物の利用を進めております。
 左の写真が直売会の様子、また、右の写真のように、エコ野菜や果物を利用した料理が定山渓温泉街のホテルや旅館で提供されております。
 今後の課題でございます。
 まず、生ごみ分別のさらなる推進が挙げられます。現在は、ホテルの調理場から出る生ごみを主に収集しておりますが、今後は、宴会残渣などに拡大することについても検討しております。ただし、宴会残渣については、想像以上に分別の手間がかかりますので、人手とか、また、たばこの吸い殻などの夾雑物がふえることが懸念されるところでございます。また、堆肥の利用促進に向けて、環境省の廃棄物系バイオマス次世代利活用推進事業による堆肥の特性調査、あるいは、農業試験場、農業協同組合などと連携して、堆肥の活用方法や農作物の活用方法の検討を進めてまいりたいと考えてございます。
 以上で札幌市からのお話を終わらせていただきます。

○浅野部会長代理 富田さん、どうもありがとうございました。
 続きまして、士幌町産業振興課産業振興グループの鈴木典人さんにご発表をお願いいたします。

○士幌町 士幌町産業振興課の鈴木です。よろしくお願いします。
 士幌町の家畜排せつ物系バイオガス利活用の取組について発表します。
 まず、士幌町の概要ですが、人口約6,600人、面積259.13平方キロメートルのうち、60%は耕地化利用している純農村地帯です。てん菜、バレイショ、小麦、豆類等を基幹作物とした大規模な畑作と、最新技術を導入して多頭化の進んだ酪農畜産業を中心にして、十勝平野の中央北部に位置する町であります。
 バイオガスプラントの位置図でありますけれども、現在、町のバイオガスプラントは3基あり、佐倉地区と士幌南地区は平成15年度に完成しました。
 これが佐倉地区バイオガスプラントです。
 これが今回の利活用の部分に係ります。
 それから、南地区バイオガスプラントです。これが平成19年に完了しています。
 もう一つは、新田地区バイオガスプラントですが、これは、翌年度の平成16年度に完成しております。
 それから、ここにポテトチップス、コロッケ、フレンチポテトとありますが、ここにはJA士幌町の食品工場がありまして、食物残渣によるバイオガスプラントが独自に建設されております。
 現在、士幌町では計4基のプラントが稼働しております。
 後でご説明いたしますが、今回の利活用の場所でもある佐倉地区バイオガスプラントがこの位置に当たります。それから、ここがしほろ温泉プラザ緑風で、この温泉に余剰ガスを運んで処理しようという内容でございます。この距離が大体片道10キロございます。
 バイオガスプラントの必要性として、地域資源活用による農村環境の改善があります。牛の多頭化に伴いまして、今年、22年4月現在、乳牛1万9,000頭、肉牛4万9,000頭、合計6万8,000頭もの牛を飼育しております。それから、ふん尿処理の問題として、家畜排せつ物法の施行による適正な処理が必要となりました。それから、飼育頭数の拡大に伴い、スタンチョンと言って、ホ具を首につないで飼育していたのですが、フリーストール、放し飼いという方法に移行する農家がふえ、堆肥の処理が深刻化しております。左の図がスタンチョンという従来どおりの飼育方法です。右がフリーストールと言って、牛がこの通路を自由に行き来して、寝るという状況です。
 さらに、環境保全・再生として臭気防止や堆肥化が難しいなどの衛生上の問題も浮上しております。フリーストールの牛舎では、ふん尿を集めても水分が多く、堆積することが難しい状況になります。これは、ショベルカーでずっと堆肥を押してきているのですが、見てもわかるとおり、べちゃべちゃの状態で、堆肥として積み上げることが非常に難しい状況になっております。
 さらに、バイオガスは、産出されるメタンガスを電力や熱に還元し、CO2の削減を抑制する効果があります。また、消化液の活用で化学肥料の節減を図り、農産物のブランドイメージを向上させます。さらに、大型機械による散布で、ふん尿処理に要する労働力の負担軽減も図ることができます。
 これはバイオガスプラントの後の消化液なのですが、20トンのタンクに入れて散布しているところです。
 これらの必要性から、町の取組としまして、実証実験のために3基の施設を建設しました。これらの施設による主要電力の発電と、熱利用をし、余った電気を売電することができ、環境にも優しいということが実証されました。
 先ほど言った佐倉地区の余剰ガスの利活用であります。
 佐倉地区の施設では、搾乳ロボットが導入されていることもあり、平成15年当初の飼育頭数250頭から、現在、550頭以上にふえ、余剰ガスの増加が見込まれるようになりました。そこで、何とか余剰ガスを利活用できないかと考えたのが、町の温泉施設、しほろ温泉プラザ緑風に余剰ガスを精製、圧縮して運搬し、発電・排熱利用をするという構想を立て、今年度事業で施設整備を実施中であります。
 これが利活用事業の概要です。
 黄色い部分が、現在の佐倉地区のバイオガスプラント活用の内容です。それから、ここにプラザ緑風があります。この間、片道10キロあります。
 全体の流れですが、まず、第1期工事は紫色、2期工事がピンク色の部分、3期工事が温泉側の部分、4期工事がガスの吸蔵容器を運ぶトラックと容器の部分ですが、1期、2期、3期の事業については現在進行中であります。第3期の事業は、環境省の地方公共団体対策技術率先導入補助事業の対象となり、現在、事業を行っております。
 それから、先ほど牛が非常に増えたという話をしましたが、既存のものは500頭規模で予定された牛舎です。しかし、もう550頭を超えておりますので、将来的にすぐにでも300頭の牛舎を建て、原料槽B、発酵槽Bなども早急に建築しなければいけない。ここに建築しますと、この余剰ガスがさらに余ってくるという状況が生まれると思います。
 それで、現在の運転状況ですが、発酵槽Aからガスが約800立米/日で出ております。それを脱硫装置で脱硫して、ボイラーが2台、25キロの発電機1台がフルに稼働しております。そして、大体400立米ぐらいが余っております。それを脱硫装置、ミストセパレーターなどの装置で硫化水素、水、CO2を取り除いて、それから、ガスホルダーと言われるものがあって、大きなタンクというより、熱気球を想像していただきたいのですが、薄いゴムを三重に張り合わせた熱気球のような感覚です。ふわふわしたもので、500立米入ります。現在、この既存の中では55%のメタンガスを燃焼しておりますが、これを圧縮・精製して、90%以上のメタンをここでつくります。つくったメタンを圧縮機にかけまして、メタン吸着剤と書いてありますけれども、4立米しかない小さな箱ですが、ここに200立米を徐々に圧縮して入れようということです。通常、ガスボンベですと液化してしまいますけれども、液化する前、要するに低圧の状態、1メガパスカル以下、大体0.9を予定していますが、それで圧縮しながらこの容器に詰めてトラックで運ぼうということです。そして、運んだものをこちらのタンクに移して、25キロの発電機を回します。発電した電気は緑風の中の電気の一部として使われ、さらに、ここで熱が起きますので、ここの温泉のシャワーとか洗うためのお湯として、8トンのタンクを設けて、6トンぐらいを常時沸かせて温泉で利用するという流れであります。
 このメタンの輸送に関しては、低圧でございますので、現在、危険物の規定がなく、このまま輸送できます。全体的には、この温泉で241.2トンのCO2削減をして、温泉ロビーにはモニターを設置します、現在、ここは道の駅になっておりますので、CO2の削減の見える化の道の駅ということで皆さんにアピールしようということで事業の流れができております。
 次に、プラザの施設概要であります。
 平成13年に完成したこの温泉施設は、平成18年8月に道の駅にも認定され、年間延べ11万人もの人が利用する施設であります。源泉かけ流しのモール温泉が特徴で、入浴者も多く訪れます。これが現在使用している重油ボイラーであります。この一部を先ほどの発電機でお湯を沸かし補います。
 それから、これは、天然モール温泉100%かけ流しの浴場の内部であります。
 それから、これが洗い場のシャワーの部分です。
 それから、CO2の見える化の道の駅としてモニターで利用者にPRするということで、この温泉で年間241.2トンのCO2を削減する予定であります。道の駅でもある温泉ロビーにモニターを設置して利用者にCO2の削減量を見てもらい、意識の向上にも役立てたいと思います。さらに、町のホームページにも掲載し、CO2削減意識を高めるPRに努めたいと思います。
 今後の課題ですが、売電価格の引き上げがあります。現在7円と書いてありますが、昼間は9.5円、夜間が4.5円、平均で7円の価格であります。太陽光発電の今の家電の売電価格は28円くらいだと思うのですが、大体これぐらいに引き上げなければ、設備投資が大きいバイオガスの利用者がふえないということであります。現在、10円から15円くらいに引き上げようという動きもあるようですが、あくまでも新設部分であって、既存の施設については対象外となりそうなので、うちの小林町長も要請活動を実施しているところであります。
 もう一つ、バイオガスの余剰ガスの問題です。バイオガスはCO2を削減しますが、余剰ガスであるメタンガスは、温室効果ガスとしてはCO2の21倍もあります。利活用が必要となりますので、今後の利活用をお願いして、終わりたいと思います。
 ご清聴どうもありがとうございました。

○浅野部会長代理 鈴木さん、どうもありがとうございました。
 それでは、ただいま札幌市と士幌町からご報告をいただきました。
 なお、あわせて、北海道庁の柴田さんからも北海道の取組についてのお話がございましたので、この際、もし北海道に対するご質問などがございましたら、それもあわせてお出しいただきたいと思います。
 審議会の委員から順次ご質問を差し上げますが、一問一答の形をとっていますと時間がかかりますから、まずはまとめて質問を差し上げますので、メモをとっておいていただき、後でまとめてお答えいただければと思います。それから、今日はデータ等がないのでちょっと答えにくいようなことがございましたら、ご遠慮なくそのようにおっしゃっていただいて、後ほど書面で資料をいただければそれで結構でございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、委員から質問があると思いますが、委員の皆様方には、大変恐縮ですけれども、質問が重ならないように、前の人が質問したことと同じことはもう質問しないようにしていただきたいと思います。可能であれば、1人の質問は1問、最大2問ぐらいにしていただければと思います。先に当たった人が得ですが、とりあえず、まず、崎田委員からお願いしまして、次のラウンドでは逆になります。

○崎田委員 先に質問させていただきますが、私は札幌市に質問させていただきます。
 これだけ人口の多い大都市で有料化をきちんと実施され、効果を上げるというのは大変すばらしいことだと思って、伺っておりました。
 それに関して、この効果を定着させるためにも、市民がきちんと参加するような仕掛けということは大変重要なのではないかと思うのですが、今どういう対策をとっていらっしゃるのでしょうか。協議会などがあると思いますが、その辺を教えていただきたい。
 関連して、定山渓の事業系のバイオマスのお話をされましたが、こういう視点で、家庭系の生ごみも今後このようにやっていこうとお考えなのか、その辺も教えていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○浅野部会長代理 佐々木委員、どうぞ。

○佐々木委員 それでは、士幌町の方に伺います。
 熱が十分発生しているのかどうか、あるいは、助燃剤や何かで少し温度を上げるための努力をされているのか、そうした技術的なことがわかれば教えていただければと思います。

○浅野部会長代理 中川委員、いかがでしょうか。

○中川委員 士幌町にお尋ねさせていただきます。道の駅で見える化というのは、住民にとっても、そこを利用する方にとっても非常に有効な方式ではないかと思います。これに対して、ごらんになった人からは、どういうような感想といいますか、あるいは、こういうやり方についての評価があるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
 それから、今後の課題の中で売電価格の問題がございましたけれども、これは、どのあたりがネックなのか、これは制度として決まっているのかどうかも含めて教えていただければと思います。

○浅野部会長代理 桝井委員、どうぞお願いいたします。

○桝井委員 札幌市の新ごみルールについてお伺いしたいと思います。
 これだけの大都市で、新ごみルールにより、わずか1年で大変劇的な現象が起きております。燃やせないごみなどは74%も減っている。燃やせるごみも36%と非常に大きな成果を上げておりますが、これだけの成果を上げた理由をどのように分析しておられるのか。有料化もありますし、恐らく、燃やせないごみの減り方が非常に大きいので、これはプラスチックなどを燃やせるごみに回したりしたことなのか、それらを含めてどのように分析しておられるのか。
 そして、これに関連してもう一つ、目標がこれだけ達成してくると、将来目標について、平成22年はともかく、29年度の目標をさらにもう一つ上げていくご計画はないのか。そして、上げる場合にはどのような対策をとろうとされるのか、あるいは、検討されているのか。余りに劇的に減ってきているので、安心されることのないようにぜひ減量を進めていただきたいと思います。

○浅野部会長代理 では、古市委員、どうぞ。

○古市委員 札幌市にご質問したいのですが、バイオマスタウンというのは市町村単位が多いのですが、こちらは大都市ですから地区になっていますけれども、定山渓の方でうまく堆肥づくりが回っているという成功要因は何だったか。例えば、地域特性とかコミュニティーだとか、そういうことを教えてください。
 また、これを他の地区に拡大するとしたらどういう課題があるのか。
 三つ目は、この堆肥を果樹園に入れていますが、ごみからの堆肥だということに対して何らかの拒否反応があるのか、ないのか、その辺を教えてください。
 以上です。

○浅野部会長代理 藤井委員、どうぞお願いします。

○藤井委員 士幌町に伺いたいと思います。
 バイオガスですが、マテリアルは畜産ふん尿だけでしょうか。さらに発電を上げると、今でも日量800立米で400立米残るところを、さらに上がるとどうかなと思いつつも、グリセリンとか他のマテリアルを入れるとかなり上がっていきますので、十勝にはバイオディーゼルをつくっているところもありますから、そういう地域の他のものと混合するご計画があるかどうか。
 それから、つくっている場所と利用する場所が離れていることが大変ネックになっているのだろうなと思いつつ、さらに増えた場合は、もっと利用のサイトがふえていかなければいけないということで、つくるはいいが、利用は大変というところが実際のところではないかと思います。とすれば、地域インフラができるような長期計画を立てていらっしゃるとどうか、そのあたりもお聞かせください。

○浅野部会長代理 横山委員、お願いいたします。

○横山委員 北海道に1点伺いたいのですが、資料の中に地域循環圏の考え方を踏まえた取組ということがありますけれども、どんなふうにお考えになっているのか、もう少し具体的に説明していただきたい。
 それから、第2次循環基本計画の目玉として地域循環圏という考え方が出てきたのですが、北海道として、この基本計画に絡んで地域循環圏が打ち出されたことについてどんなふうにお考えになっているかということを説明していただけますか。
 それから、札幌市について、これまでの質問とダブるかもしれませんが、こういうときに必ずもとに戻るというようなリバウンドがよく言われますが、その防止のためにどんなことをお考えになっているか、答えていただきたいと思います。

○浅野部会長代理 ありがとうございました。
 私からも、札幌市が目標をお立てになるときに、循環基本計画の中でも目標を考えているのですが、そういうものは何かの参考になりましたかということです。
 それから、士幌町、札幌市、北海道のすべてに対してですが、循環基本計画について特に何かご要望などがございませんかというご質問です。
 それでは、まず、北海道から先にお答えをいただいて、その間に札幌市と士幌町にお答えを考えていただくことにしたいと思います。
 恐縮でございますが、よろしくお願いいたします。

○北海道 先ほどもご説明いたしましたが、北海道の大きな特性としては多様なバイオマス資源があるということでございまして、ただ、バイオマスの資源というのは地域によってそれぞれに違ったものがございますので、これをうまく使いながら、例えば、林産系、農業系、あるいは下水の汚泥とか、地域特性ごとにそこがうまく地域の中で処理されて、うまく活用もされて、地域ごとに資源とエネルギー、廃棄物がうまく回っていくような形をとっていきたいということが我々の計画上に盛り込まれた地域循環圏の考え方でございます。

○横山委員 第2次基本計画の目玉として登場したことに対してのご感想は何かありませんでしょうか。

○北海道 これから地域主権ということになりまして、地産地消といいますか、それぞれの地域の中で考えながらいろいろな資源をうまく活用していくという意味からいたしますと、そういうものが打ち出されてきたことについては北海道としても非常に評価しておりますし、私どもとしてもそういった形でぜひ取り組んでいきたいと考えているところでございます。

○浅野部会長代理 どうもありがとうございました。
 それでは、ご発表いただきました順番でお答えをいただければと存じますので、まず、札幌市からお答えいただきたいと思います。

○札幌市 崎田委員の1点目ですが、札幌市のような大都市で効果を持続させるための市民参加等の仕掛けをどうするのかということです。毎年、ごみの減量・リサイクルの状況を発表していくこと、それから、絶えず情報提供していくことが一番大事と思いますので、市の広報誌である広報さっぽろとかマスメディアを活用した形でタイミングよく情報提供していく中で、市民の皆さんに協力していただくことが最終的には一番効果があるのかなと考えております。
 それから、バイオマスの関係では、事業系ということで、家庭系を考えていないのかというご質問でした。今のところ、家庭系の生ごみについて、行政収集して堆肥化あるいはバイオマス化しようというところまではまだ行っておりません。ただ、定山渓に新たな堆肥化施設ができますので、将来的には家庭系のごみも事業系とあわせて一緒に活用できるかどうかも含めて今後検討していこうと考えております。
 それから、桝井委員からの減量の成果の要因は何なのかというご質問です。先ほど言ったように、製品プラスチックの分別区分を不燃ごみから可燃ごみにしたという部分も確かにございます。それから、有料化もございます。ただ、一番効果があったというのは、7月1日に向けて、事前の地域での説明会を大体2,700回行っております。延べ人数で言うと13万人超ということで、事前にこれだけの説明会を行ったことが今の結果につながっているのではないかというふうに考えてございます。
 それから、29年の最終目標にほぼ到達している部分が結構あるので、その目標について変更があるのかということです。今現在、まだ新たな目標設定という部分については考えておりません。スリムシティさっぽろ計画の中には施策も多々ございまして、その施策の進捗状況も踏まえ、まずは、トータルでその計画が順調に行くような形で取り組んでいきたいというふうに思っております。ただ、雑がみとか枝・葉・草という新たな分別区分を設けて燃やせるごみから抜けたということで、今現在、燃やせるごみに占める生ごみの割合が48%と、約半分を生ごみが占めております。ですから、当然、今後のターゲットになっていくのは生ごみ対策なのかなと考えております。
 それから、古市委員からの定山渓の成功要因というご質問ですが、やはり、地域のコミュニティーの部分だと思います。何とか定山渓地区を盛り上げていこうという中で、もともと飲食店あるいは観光協会、地域住民による町づくり協議会というものの中でここまで進んできたのではないかというふうに考えております。ですから、他の地区への拡大がどうなのかということは、ここでは事業者と市民が非常にうまく循環するような形になっていますが、やはり、最終的に堆肥をどこで使うのかとか、定山渓のようにうまく循環する形がとれなければちょっと難しいのかなというふうに考えております。
 また、堆肥については、おおむね良好な反応で使っていただいているというふうに考えております。
 それから、横山委員からリバウンドの懸念はないのかというご質問です。スリムシティさっぽろ計画は、先ほどから申し上げておりますように、まず、有料化、そして、プラス新たに資源物の分別区分を設けましたが、その資源物の受け皿もつくったということです。有料化プラス新たな分別区分プラスきちっとした受け皿づくり、これらをセットでやることで非常に効果が持続するというふうに言われておりますけれども、札幌市もまさにそういう形をとっておりまして、今現在、1年越えましたが、リバウンドの兆候というものはまだあらわれておりません。
 それから、料金の設定も結構影響があるというふうに言われております。札幌市は1リットル当たり2円ですから、本州に比べて高いという部分がありますが、データによりますと、2円以上の自治体というのは逆に5年後にはさらに減量が進んでいるということもございますので、札幌市としてはそういったことも期待しております。
 それから、スリムシティさっぽろ計画は国の循環基本計画を参考につくり上げたものかどうかという部分でございます。札幌市は、従前から、積み上げでといいますか、今の計画の前はごみプラン21というものを平成12年3月につくっておりまして、それがなかなかうまくいかなかったことから、今回の有料化も含む新ごみルールということで、前回のごみプラン21の目標を上回る目標を設定しました。ですから、札幌市の状況の中で、あるいは、同じような他の政令都市の状況も踏まえて目標を設定させていただいたところでございます。
 以上です。

○浅野部会長代理 どうもありがとうございました。
 ただいま富田さんにご説明いただきましたが、引き続いて、士幌町の鈴木さんからご質問にお答えいただければと思います。

○士幌町 佐々木委員のご質問ですが、何か補うものを使って熱を発生しているかということでしたが、この施設につきましてはすべて家畜ふん尿をのみでやっております。藤井委員からも何か混ぜているかという話がありましたが、今、試験的にグリセリンと食物残渣を一部混ぜた試験というか、今のところはほとんど効果が出ないぐらいのごく微量なものなので、まだ実験の結果みたいなことにはなっておりません。基本的には家畜ふん尿のみということです。
 それから、中川委員の見える化の評価についてです。今現在、まだ事業中でして、来年3月に事業が完了するということで現在進行形でございますから、それについてはまだ評価できない状況です。
 それから、売電価格のネックについてです。この施設で大体1カ月に4万円程度の売電価格ですから、今のところ、50万円程度が売電の量です。バイオガスの施設自体が1億円ぐらいかかりますので、年間50万円では全く合いません。個人的には、まず手が出ないでしょうということであります。
 それから、藤井委員の畜産だけかということですが、今申しましたように、グリセリンと食物残渣は一部試験的に入れております。温泉も行き来しておりますので、温泉の食物残渣は入れる予定をしておりますが、大した量ではないものですから、そこまで望めるものではないのではないかという気がします。
 それから、頭数がふえていったらどうなるかということですが、基本的には、町で、昨年度、省エネルギービジョン策定事業ということでこういう策定をしました。その中では、とりあえず今は温泉の部分についてやろうということでのっております。今、発電機は1基だけを想定しておりますが、今のところ、事業上はできないですけれども、後にもう1基ふやしたいなという考えはあります。
 それから、距離的な問題で長期計画があるかということですが、これ自体は今のところまだ確定しておりません。
 以上でございます。

○浅野部会長代理 ありがとうございました。
 さらに追加のご質問がございましたら、どうぞお出しください。

○浅野部会長代理 それでは、お二方、どうもありがとうございました。
 それでは、5分間休憩させていただきまして、続いて次のご発表をいただきたいと思います。
 50分から再開いたします。

〔  休憩  〕

○浅野部会長代理 大変お待たせいたしました。
 引き続いて、お二方からのご発表ですが、まず最初に、野村興産株式会社専務取締役金晃太郎様からご発表いただきたいと思います。
 金さん、どうぞよろしくお願いいたします。

○野村興産 よろしくお願いします。
 野村興産の金でございます。
 弊社の水銀に関連したリサイクルについて発表いたします。
 時間が非常に限られております。お手元にスライドに従ってのレジュメがあります。それを見ていただくと、世界中の水銀の状況や処理の状況が大体わかるようになっておりますので、説明は相当走ってやらせていただきます。
 まず、会社の沿革でございます。
 昭和11年に非常に大型の台風が北海道を襲い、大雪山周辺に大量の風倒木が発生しました。このとき、風倒木の調査に入った人が非常に珍しい石を見つけまして、当時の北海道工業試験場に分析を依頼したところ、これは水銀岩石であると。辰砂という石であることがわかりました。そこで、当時、野村證券をつくった野村家が鉱業権を買い取りまして、昭和14年から鉱山開発を行っております。
 以来35年、鉱山として水銀生産をやっておりましたけれども、昭和30年代に起きた九州の水俣市の窒素による水俣病を転機として、水銀の一番のお得意さんだったソーダ業界が製法の転換を行っております。それで非常に大口の需要者が減ったということと同時に、良質の水銀鉱石がなかなか出なくなったということがありまして、昭和48年に完全に会社を閉じております。これは、野村鉱業という鉱山会社です。
 ただ、これは後で説明しますが、水銀というのはいろいろな地下資源に伴って産出します。非意図的に出てきます。特に非鉄精錬、亜鉛、鉛、銅といったものを精錬しますと、かすの方に相当量の水銀が入ってきます。この処理を鉱山時代からやっておりましたので、会社がなくなっては困るということがありまして、規模は非常に縮小、野村興産として昭和48年12月に新しく発足しました。
 この写真は、野村鉱業時代の鉱山です。現在残っている建物は、選鉱場と言いまして、この辺に鉱石があったのですけれども、それをずっと持ってきて、ここで砕いて水銀のまじった重いものだけを選びます。現在残っているのはここだけです。今、国道39号線を大雪山の方からおりてきますと、この赤い屋根だけが見えます。この辺に工場があって、これは全部社宅です。ここは小学校、中学校、あるいは映画館といったようなものがありまして、最盛期には3,000人くらいの職員が働いていたということでございます。
 私どもの会社は、乾電池と蛍光管に関しまして、全国都市清掃会議から使用済み乾電池及び使用済み蛍光管の広域回収・処理センターとして日本で唯一指定されています。ほかにも処理会社はありますけれども、私どもが一番大きくやっております。
 これは、水銀の原鉱石です。この赤いところが水銀と硫黄の化合物です。一般的に、水銀は火山地帯で産出するものが多いですが、これは、岩石から、水銀だけが凝縮していると言うのでしょうか、水銀蒸気がそのまま冷えて金属水銀になったという状況です。イトムカの鉱山では、辰砂のほかに坑道からもこういう水銀が流れ出たというぐらい、非常に高品質の水銀鉱山だったということでございます。
 次に、世界の水銀の産出国ですが、これは国全体を塗ってあります。実際にとれている地域というと、例えばスペインでは、この辺に火山地帯があって、非常に限定された場所でとれております。2003年のデータでは、中国が約1,000トン、キルギスが260トン、タジキスタンが30トン、その他全部を合わせて100トンくらいです。実は、水銀のデータは非常に少ないのです。水銀のデータがなかなかオープンになっておりません。スペインが非常にいい水銀を出していました。アルマデンという鉱山があったのですが、ここは2003年に閉山しまして、今は佐渡金山のように観光地として坑道を見学させているような状況になっております。あとのところは、よくわかりません。私どもの会社はアラスカにも鉱山があって、いっとき輸入していたのですが、余りいい水銀鉱石は出なかったというふうに聞いております。
 これは国内です。イトムカ、大和とあります。赤く塗ってあるのが私どもの会社の鉱山です。ここは大和水銀鉱山と言って、やはり私どもの会社の系列で掘っておりました。この辺一帯は古くから水銀の出たところです。日本地溝帯、中央構造線に沿ったところで、紀伊半島を横切って、四国を横切って、九州を横切っているところが昔から水銀が産出していた場所でございます。
 日本における水銀の需要量を見ていただくと、これは50年間のデータですけれども、1963年、64年のあたりが最大で、あとは大きく減ってきております。水俣病の公式報告、公害認定、そして、この辺にマーキュロクロムと。名前だけは知っているという方がいらっしゃると思いますが、要は赤チンキですね。水銀は非常に殺菌性が強く、私も子どものころはよく使いました。1973年、昭和48年には、水銀法苛性ソーダ設備の運転の停止を指示して、昭和61年に完全に運転を停止しております。
 また、乾電池にも使われておりましたけれども、見ていただくとわかるのですが、その乾電池も水銀ゼロ使用となっております。それから、水銀電池の生産を中止しております。ボタン電池は、皆さんも使われていると思いますが、あれにはまだ水銀が入っているものもございます。それから、外国製の乾電池は、表示がかなりいいかげんで、水銀ゼロ使用と書いてあるのに水銀が使われているもの、あるいは、何も書いていないけれども、水銀がほとんど使われていないもの、いろいろあります。私どもの会社に入ってくる乾電池と称するものの中には、ボタン電池とかいろいろなものが入ってきますが、平均しますと40ppm程度の濃度になっております。
 ちなみに、これは、蛍光ランプの製造工程での原単位の推移です。最初は1本当たり50ミリグラムくらい使っていたのが、現在は4.0ミリないし5.0ミリですから、10分の1くらいまで落ちています。
 これは世界の水銀の需要です。データはちょっと古いですが、3,000トンぐらい使われております。電池、そして、塩素アルカリはソーダ業界です。それから、小規模の金鉱山、これがちょっと問題なのです。金と水銀は非常にくっつきやすいのですけれども、それから金を取り出すのは、非常に乱暴なことを言いますと、バーナーであぶって水銀を飛ばすと金が残るというやり方をします。水銀は全部蒸発して大気に出ていくということになりますので、この辺は回収不可能ということになります。日本での使用量は2002年から2006年までの平均は、年間約13トンです。今でも大体このぐらい使われております。照明というのは、水銀灯や蛍光灯、次は血圧計です。電子血圧計もありますけれども、お医者さんは水銀血圧計を結構使っておりまして、今でも製造されております。あとは、薬品です。電池は、乾電池以外のボタン電池など特殊な電池でございます。一部、アマルガムにもまだ使っております。
 これは主な用途ですが、ちょっと見ていただきたいのが朱肉です。これは全部の朱肉とは申しませんが高価なものには使われています。水銀朱は水銀と硫黄の化合物で、非常に安定していて、色が変わらないので今でも使われております。ポロシメーターというのは、空隙率をはかる機械です。要は、水銀を穴のあいたところに押し込みますと、水銀の減った分だけその体積の中に穴があいていることがわかるという測定装置でございます。
 液晶テレビにはバックライトというものが入っているのですけれども、これは蛍光管をうんと細くしたものです。この処理方法の一つとして焙焼設備を用いて焙焼するとありますがこれは、私どもの会社だけが採用している方法です。
 これは、私どもの会社でつくっている水銀朱です。本当は色がすべて違うのです。ただ、全部、硫化水銀、HgSです。ちょっとした粒度の違いとか、製法にも少し違いはありますけれども、そういうことで色の違いがあります。この辺の赤い鳥居、それから、高級漆器にも使われております。
 この水銀朱は非常に昔から使われておりまして、ここの古墳も本当はもっと赤かったようです。貴族というのでしょうか、身分の高い人のお墓にはこういう朱を使っていて、200キロぐらいの水銀朱が使用されていたそうです。実際にはどのくらいか、正確にはわからないと思いますけれども、一応は計算したのだと思います。
 先ほど申し上げましたが、金と非常にくっつきやすいということがありまして、奈良の大仏の金メッキに使われました。金アマルガムをつくって表面に塗り、下から加熱すると水銀だけが飛んでいきます。約2.5トンの水銀と440キロの金が使われたということですから、2.5トンの水銀は、全部、奈良の都に漂ったということになります。
 これは会社の概要です。
 私どもがやっているのは、乾電池、蛍光灯、その他水銀含有物です。再資源化物は水銀、水銀試薬、ガラスカレット、亜鉛滓といったところでございます。これらは、全国から集めております。
 電池はここで選別します。これはボタン電池です。ここでは、ニカド電池などを手作業でとっております。それを600度から800度で焙焼します。これは電池滓で、これは亜鉛の原料とするほか、土壌改良剤として販売しております。あとガスは、ここで凝縮、精製し、水銀という形で製品にしております。
 これは、焙焼設備をちょっと詳しく書いたものでございます。
 これは蛍光管ですけれども、未破砕と破砕で入ってきます。後ろの方は全部同じです。口金、ガラスに分けて、ガラスは主にグラスウール、良質なものは蛍光管になります。それから、こういう微細な異物、ちょっと炉が違いますけれども、一度焙焼して水銀を取り出します。水処理とかガス処理では、当然、水銀を含んだ活性炭や汚泥が出ますので、そういうものは、またこういう多段式の焙焼炉で焙焼します。
 乾電池は、年間で大体1万4,000トンくらいの処理です。一般廃棄物の割合が非常に大きくなっております。一般廃棄物は、全国で言いますと約50%が回収されております。残りの50%は埋め立てです。
 これが蛍光管です。私どもでは、年間で大体8,000トン程度の処理をしております。
 とれる水銀が一番多いのは非鉄金属鉱山の鉱滓です。私どもは1年間で75トンぐらいの水銀を回収しますが、そのうちの80%強が鉱滓です。残りは、いわゆる廃棄物から水銀を回収することになります。
 水銀は、製品として使われ、回収してリサイクルすることが望ましいです。水銀含有物の処理はセメント固化でもオーケーということになっておりますので、必ずしもうちに来るわけではありません。また、埋め立て処分も物によってはオーケーになっております。
 今、2013年に世界的に水銀の輸出入をとめようではないかという話があります。先ほど75トンくらいの生産があるとお話ししましたけれども、国内需要が大体13トンくらいです。残りは、私どもでは海外に売っております。そういう輸出がとまると、とれる水銀をどうしようかといったことが問題になるかと思います。
 水銀の処理というのは、非常に簡単に言いますと、過熱し蒸発させて、冷やして回収する、これは昔から変わっておりません。ただ、大気あるいは水質等にできるだけ出さないさまざまな工夫はしております。
 後ろの方は非常に走った形になりましたが、あとは質問の時間にお答えいたします。
 以上でございます。
 ご清聴ありがとうございました。

○浅野部会長代理 どうもありがとうございました。
 それでは、最後になりましたが、環境NGOezorock代表理事の草野竹史さんにご発表をお願いいたします。
 よろしくお願いいたします。

○環境NGOezorock ご紹介いただきました環境NGOezorockというちょっと変わった団体名ですけれども、そちらの代表をしております草野と言います。
 限られた時間ですけれども、団体で今行っている活動をお伝えして、何か皆さんのヒントになればいいなと思っております。
 まず先に、皆さんにお配りしたものが一つございます。こちらのごみ袋がお手元にあると思いますが、少しおもしろい素材と団体でつくったデザインの二つが入っております。もしよければ、皆さん、においをかいでいただけると大変ありがたいのです。ちょっと香ばしいというか、お祭りでよく売っているばくだんとか、そういったお菓子のにおいがすると思います。これは、30%がお米でできています。お米が入っています。政府などで備蓄米や事故米といったものが年間数十万トン廃棄されているそうですけれども、そのお米が30%入った袋になっております。表面がざらっとしていますが、よくさわってみると、小さいお米のかすみたいなものが見えます。これはお米のかすです。これは新潟の会社が技術を持っていまして、そこでつくられたものを当団体で活用しております。
 こちらは、袋のデザインがポイントになります。ことしは生物多様性の年ということだったので、団体でキャンペーンを展開しようと思ってつくった袋です。北海道ではヒグマが出まして、ここから車で30分ぐらい行った西区の西野というところにも熊が出てきます。190万人が住んでいる札幌市ですが、あれだけ大型の野生哺乳類が出る地区というのは世界的にも珍しいそうです。つまり、観光客や山に入る方が食べ物等を山に放置してくると、ヒグマはそれがおいしいことを知ってしまうので、だんだん人間を襲うようになってしまうということがあります。それを予防するために、団体として、ごみはごみ箱へと、こういった袋をつくり、いろいろなイベント会場などで配ったりして普及啓発活動をしております。山の中に生ごみ等を捨てると、熊がかえって都会に出てきて、分別してごみステーションに捨てますよと、かなり皮肉ったデザインをしております。ちょっとおもしろいものなので、ぜひ皆さんにも使っていただけたらと思います。
 後ほど、僕たちの団体ではこちらの袋をどうやって活用しているのかということも含めてお話しさせていただきたいと思います。
 まず最初に、団体の概要をお話ししたいと思います。
 環境NGOezorockという団体名で、任意団体です。「rock」という言葉が入っているとおり、もともと僕たちがどういった経緯でできたかといいますと、後ほどお話ししますが、RISING SUN ROCK FESTIVALという野外音楽フェスティバルがきっかけです。ただ、10年前は物すごく汚かったのですね。会場の中でポイ捨てしているのが当たり前、分別しないのが当たり前という世界で、そこで音楽を聞くことが本当に気持ちいいのか、正しいのかという疑問からできた団体なので、それでezorockという団体名です。
 ところが、「rock」には実はもう一つの意味がございまして、揺り動かすという意味があります。青年層が一つのキーポイントになりますが、僕たちは、青年層が環境活動をすることで北海道を揺さぶっていこう、揺り動かしていこう、そういう意味が込められております。ただ、最近は少し視点が変わってきまして、今までは北海道を揺り動かしたいなと思っていたのですけれども、次は世界を見ていきたいなと思っておりまして、北海道から世界を揺り動かすという意味の「rock」としても使っていきたいなと考えております。
 スタッフは、ボランティアスタッフが中心です。私たちは日常的にいろいろな活動をしておりますけれども、そういった活動に参加するスタッフが約40名おります。また、会員数は210名となっておりますが、この会員数の平均年齢が実はとても大きなポイントで、23歳ぐらいなのです。僕たちもいろいろな環境団体とおつき合いをさせていただいていますが、これだけ青年層を一つに集めて組織化している団体というのは非常に珍しいというか、ほかにはなかなかない団体です。私たちは、町内会や商店街などでこういった講演させていただく機会を時々いただくのですが、余りにも団体名が変わっているので、草野さんは音楽をやっているのですかとか、ロックのバンドなんですかと言われることもありますけれども、普通の環境団体として活動しているということです。
 続きまして、私たちは、先ほど言いましたように23歳の平均年齢でやっておりますが、この世代間というところは団体の問題意識としてとても重きを置いております。ひょっとしたら少し失礼なことをお伝えしてしまうのかもしれませんが、団体としてはこういうポリシーを持って活動しているということをお伝えしたいと思います。
 僕はよく皆さんに問いかけをしまして、今、環境問題で困っている方がいらっしゃいますかとお聞きしています。実際に生活に影響が出ているとか、何か自分の身の回りで本当に困っている方はいらっしゃいますかという質問をすると、ほとんどの方が今は困っていないとお答えになります。では、なぜ環境が問題なのかというと、これから困る可能性が出てくるからですね。では、これから困るのは一体だれなのだろうかというところがポイントだと思います。
 温暖化のお話であったり、先ほどの札幌市の埋め立て処分場の問題だったり、これから10年、20年、30年ぐらいのいろいろな話題があると思います。埋め立て処分場もいっぱいになると困るわけです。そうなったときに、困るのは実は今の若者世代です。今20歳の人は、40年で60歳になります。この40年間のうちに今の若者にどういうことが起きるかというと、結婚をして、子どもを産んで、生活をしていきますから、その間に大きな変化が起きるということです。団体としての問題意識はどこにあるかといいますと、今、そういったことがいろいろな現場で決められていっていると思うのですが、日本の企業の社長の平均年齢は実は59歳なのです。そういったところに、つまり、意思決定の一番大きな影響力があるところに対して青年層の声を届けることが必要なのではないかというのが団体の考えです。
 その理由は、私の母や商店街や町内会の方とお話をしていると、今60歳の方は40年後には100歳で、そこまで生きているのはちょっとつらいなという話を聞きます。しかし、若者は生きているわけですから、僕たちは、そういった方に、若者はこういうことを将来に対して望んでいるということをきちっと伝え、それを活動に反映していくことを中心に考えております。
 では、どういうことをやっているのかというと、僕たちには二つのアプローチがあります。一つは、環境問題です。いろいろな大きい環境問題がありますけれども、細分化していくと小さな地域の問題になっていきます。地域の課題に対して、その解決に取り組むということをしています。もう一つは、その課題解決のプロジェクトに若者を参加させることで人材育成を行っています。その二つのサイクルがあります。例えば、課題を持っていた町内会の方がいて、お祭りのごみ対策をやりたいけれども、なかなかできないとか、そういった問題についてご相談を受ける機会が多々あります。そこで、私は、どういうことが課題なのかお聞きしまして、そして、若者が集まるインターネット上のコミュニティーサイト、SNSという団体オリジナルのものがありますので、そこに、こういった依頼でこういった課題がどうやらあるらしいということを若者に問いかけます。そうすると、いろいろなアイデアが出てきて、こういったこともできるのではないか、僕たちだったらこういうこともできるねということをまとめて提案して、よければ実施しましょうということを行っております。事業の担当者と学生や社会人で大体20代の方を中心にプロジェクトチームをつくりまして、そこで初めて活動を実施するわけです。そうして、一つの課題解決が生まれます。例えば、地域のごみ問題について、お祭りなどでそういう対策をしたいところがあれば、お祭りに若者をどんと送り込みます。そこで分別の呼びかけやいろいろな活動を展開して、リサイクル率が高くなるということをいたします。
 僕たちのねらいはもう一つありまして、そのプロセスに参加してもらうことで、若者が課題を見つけて対策を打って実施して、それが本当によかったかどうかというところまで、一連のプロジェクトに参加できる仕組みになっています。課題解決をするということと、もう一つは、そのプロジェクトから学ぶという二つ目のプロセスを団体としては大事にしております。
 僕たちは、先ほどもお話ししたとおり、いろいろな世代の方に自分たち若者のメッセージを届けたいと思っています。ただ、それは、反対だとか、こういうことを望んでいるのだという声を上げるということではなくて、自分たちがやってみたらこういう結果が出ました、これはよかったと思うのですが、皆さん、いかがでしょうかということで、先に行動して成果を出したことを伝えることに重点を置いております。
 ここで、事例として一つご紹介するのが、僕たちの一番大きな活動になっておりますRISING SUN ROCK FESTIVALと言われている活動です。
 石狩で行っていますが、2日間で大体6万人ほどの来場者です。つまり、3万人の町ができるのですね。3万人というと富良野市ぐらいですから、それぐらいの一つの町ができます。そこにボランティアを160人どんと送り込みまして、その中で約30名ほどのコーディネーターが来場者の方にいろいろな活動を展開してごみの減量を呼びかけております。
 一つポイントなのが、私たちはごみ拾いはやりません。一番右側の写真はごみを拾っているように見えるかもしれませんが、これはイベントが終わった後に拾っております。昔は、イベント会場でごみを拾う活動を中心に行った時期もありますけれども、他の団体でも同じようなことをやっていて、そこがテレビの取材を受けたときに、来場者の方から、座っているだけでごみをとりに来てくれるので楽ですね、放置してもスタッフの方が勝手にやってくれるので楽ですねというふうに言われてしまいました。つまり、来場者の方が自分の問題だというふうに認識せずに、ひたすらボランティアが一生懸命頑張る、昔はそういった仕組みをつくっていたということです。やはり、それでは根本的な問題の解決にならないので、今、僕たちはごみ拾いをするというのは積極的に行っておりません。
 どういうことをしているかというと、3R行動につながる場のデザインです。つまり、来場者の方が自分でごみを分別して捨てるという一連のプロセスをつくり上げていくということです。そのためには、ひたすら伝えることがメーンになるのですね。マーケティングの考え方と一緒です。商品を買うまでの事前のプロセスにどのタイミングで情報提供をしていくかということです。例えば、何かお菓子を買いたいというときに、CMを打つのか、それともお店やコンビニエンスストアでPOPのサインをつくるのかと。そういったことと同じように、来場者の方の動きに合わせてボランティアスタッフを配置して、ひたすら伝えていくということです。
 一つは、入場ゲートでオリジナルごみ袋の配布です。イベント会場に入った瞬間に、今回はちょっとデザインが違いますが、このイベントではこういった袋で分別をやっていますということを伝えます。それが一つ目のアクションです。
 二つ目は、大型ビジョンが会場の中に設置されておりますので、そこで、この会場の中ではこういった分別をやっていますということを伝えます。
 三つ目は、動線上に設置された5.4メートルの巨大ごみ箱ということで、特にトイレの横に設置しています。なぜかというと、来場者が一番利用するのはトイレとごみ箱なのです。一番集客がありますから、その横に置くことでごみ箱の場所と分別をそこで理解してもらうということです。最終的に、そこに写真がありますが、こちらでは分別を行っています、ペットボトルのキャップとラベルを外してくださいと、ボランティアがごみ箱で最後のアナウンスを行うことで来場者の方が自分で分別して捨てるという仕組みです。
 ただ、来場者の方に、何で分別しなくてはいけないのだという疑問が出てくるのも事実ですので、そのために僕たちが行っていることがあります。実は、2日間で12トンから14トンぐらいの生ごみが出ます。結構出るのです。その大半は堆肥にして石狩の牧場に引き取ってもらっていますが、その一部を僕たちが全部手作業で堆肥にして作物をつくり、ことしはスイカをつくって会場の中でスイカ割りをしました。こういうことをなぜ行っているかというと、分別の意味を実感していただくためです。来場者の方に、去年分けた生ごみがことしはこういうふうに作物に変わってあなたのところに届きます、だから、分別をして循環を再現していきましょうと、そういうことをやっております。やはり、これが共感を生みます。来場者の方に、だったら僕も分別に協力しようと共感していただくことが大きなポイントです。
 やっていったらどういう成果が出てきたかというと、写真はないのですが、会場内のポイ捨ては今ではほとんど見られなくなりました。本当にここに3万人の人がいたのかなと思うぐらい、疑ってしまうぐらい、きれいな会場です。ペットボトルのキャップとラベルは、このフェスティバルの中では外すことがほぼ常識です。上でもやっていますが、音楽フェスティバルでは最高の13分別を実施しておりまして、その成果で約7割がすべてリサイクルされております。これはキャンプ・イン・フェスと言って、会場の中にテントを張って皆さんが生活しますから、電池も使って、その電池も捨てられるので、それを留辺蘂の野村興産に送ったりもしております。最終的には、先ほどお話しした生ごみから堆肥化し、そして食材として戻すプロジェクトをスタートして、短い期間のフェスティバルですけれども、大きな成果が出てきていると考えております。
 北海道最大級のフェスティバルなので、どういった成果が出てきているかというと、もちろんフェスティバル自体の成果も出ていますが、波及効果も実はすごく広がっておりまして、イベント業界でいくと、あれだけ大きいフェスティバルをやっているのだから、僕たちの町でもやらなきゃいけないなということが既に話題となっています。石狩で行っているイベントなので、石狩のお祭りでは分別を呼びかけて人が立つということがかなり一般的になってきておりますし、札幌でも非常に広がってきております。そういったところにボランティアを送り込むことによって、来場者の方の意識が変わってきます。RISINGで13分別をやったから、おれの家に帰ってからもやるよとか、そういった声を聞く機会がとても多くなりました。
 また、ただのイベントのごみ対策に終わらずに、畑とつながったりすることで、そこで体験プログラムをどんどんつくっていくことができるようになりました。若者をそこに送り込んで畑の体験作業や生ごみ堆肥化の作業にかかわる機会をどんどんつくっておりまして、大学との連携なども発生しております。また、生ごみというのはやはり地域でいろいろな取組をしやすいなと思いますが、生ごみを通して農家や牧場とのつながりが再現できるようになってきました。
 もう一つは、環境業界への広がりです。今までは、普及啓発と言われるものは、相手に伝わっているか、伝わっていないかが余り検証されなかったと思うのです。このイベントでやっていることは、来場者に伝わったかどうか、1,200枚から1,400枚ぐらいのアンケートをとって、どれくらい認知されているのかということを調べております。つまり、戦略的に伝えていくことで、来場者の方がどれだけこの活動に共感しているのかということもきちんと評価するようになりました。ですから、これからの環境業界では、普及啓発ではなく、どちらかというとマーケティングの考え方を強くしていかなければだめなのではないかと考えております。
 さらに、もちろん僕たちは環境団体なので、もっともっといろいろな地域の課題に対してアプローチしていきたいと思っております。今回のこのイベントは、あくまで非日常の短期的な活動でしかありませんので、それを日常にどう生かしていくのか。イベント自体を、社会の縮図というか、小さな町と考え、その成功事例を札幌市や地域にどう生かしていくのかと考えたときに、やろうと思っていることが一つあります。札幌市の場合は、20代の単身者に対してごみの情報がなかなか届きにくいということがアンケート結果で出ております。さらに、引っ越しも多いのですね。4月から6月のころは、他の地域から引っ越してきた方がごみの分別の情報がわからずに困っているということも私たちは調べてわかってきました。
 そこで、今やろうとしているのは、伝えるタイミングです。例えば、今ここにありますこの袋ですが、雑がみとか、プラスチックとか、瓶・缶・ペットボトルというふうに分別の仕方を書いたごみ袋をつくって大家さんから新規の入居者の方に配るのです。今、そういうプロジェクトを実験的にスタートしようと思っております。つまり、雑がみの捨て方でも、どこまでが雑がみなのか、新規の入居者の方にはなかなか伝わっていません。それであれば、袋に書いておくことで、捨てるときにそれを見ればいいじゃないかということです。10枚配れば、10週間分の雑がみの教育を家庭の中で起こすことができるのですね。雑がみの捨て方を10回学習すれば、その後は自然と分別もしっかりやれるようになるのではないかと考えて、今、そういった袋の開発を教材として考えています。ごみ袋を教材として考えてしまうということですね。そういうことを来年にかけて実施してみようかなというふうに思っております。
 最後に、私たちは、活動を通して若者の声を社会に届けたいと思っておりますので、共感していただきたいと思っております。よく、次世代の子どもたちという表現とか、将来世代とか、いろいろ言うと思うのですが、先の話ではなくて、実はもう目の前にいる若者や子どもが環境問題の影響をもろに受けるターゲットというか、そういう層の人たちが影響を受けることが数字としてわかってきてしまっています。それであれば、一回、若者に問いかけるなり、こういった審議会の場にもどんどん参加していただいて、実際にこういうことが起きているということを今の世代に伝えて、その世代の意見を社会がもっと吸い上げていくことが必要ではないかと団体としては考えております。
 以上をもちまして、当団体の説明とさせていただきます。
 ご清聴ありがとうございました。

○浅野部会長代理 どうもありがとうございました。
 それでは、ただいまから金さんと草野さんのご報告に対する審議会委員からのご質問を差し上げたいと思います。
 それでは、先ほどと逆の順番で回ることにいたしまして、横山委員からお願いいたします。

○横山委員 最初に、野村興産にお尋ねしたいと思います。
 日本の国内の水銀需要量は世界の0.4%とかなり少ないのですが、伺っていると、やはり、日本は、水銀の循環利用というか、回収して利用するよりも、水銀にはかなり有毒の面があるから、新しい代替物があるならそれを使おうというようなことでこうなっているのではないかと思ったのですけれども、それについてどうなのか。逆に、途上国ではまだまだ水銀がそのまま使われていますが、それに対して、野村興産などが技術移転をするとか、途上国での水銀の回収についてどんなふうに考えられているか、また、現実にやられているのかどうか、その辺のことを伺いたいと思います。
 それから、ezorockに伺いたいのは、循環型社会の構築のためにいろいろ有意義な活動を行っていることはよくわかったのですが、こういう活動をやっていくために、国とか自治体が何をしてくれるとやりやすいのか、そういうことを日常的にどう考えているのでしょうか。
 また、それに関連してもう一つ、常勤スタッフが4人いらっしゃいますが、この方たちの給料はどう賄っているのか、どうもそれが不思議だったのですけれども、その辺をお願いしたいと思います。

○浅野部会長代理 藤井委員、お願いします。

○藤井委員 野村興産にお願いいたします。
 私自身は学生時代に水俣問題にぶつかったことから環境に入っているため、今日は大変楽しみにというか、発表を伺わせていただきました。
 先ほど伺っている中で、需用量と生産量のギャップのところは輸出していらっしゃるというお話がありましたが、具体的にどういう地域に輸出なさっているか。実は、環境省の他の部会の中でも、これまで水銀が日本から輸出されているという情報がなくて、数年前ぐらいからこのぐらいの量がというのが見え始めました。今、75トンと伺って、初めのころは300トンぐらいだったと思うのですが、それにしても、そのギャップをどうなさっているのか。
 それから、先ほど、2013年の水銀会議のことをおっしゃいました。鳩山前総理も日本で水銀会議を開いて、水銀の輸出入禁止にリーダーとして積極的にかかわるというお話がありましたが、そうなった場合、これを国内で管理するというときに、どういうバックアップがあってこの管理をできるのか、管理するノウハウをもう既に考えていらっしゃるのかどうか、そのあたりのことをお聞かせいただきたいと思います。

○浅野部会長代理 古市委員、お願いします。

○古市委員 野村興産の金さんにお願いします。
 先ほどの横山委員の質問と関係しますが、要するに、13トンぐらいしか使っていないので、多分、売却ではなく、むしろ処理費用をもらってやっているのだと思います。そうすると、原料から生産した水銀を1トン売った場合と、キロでもいいのですが今回の、リサイクルでやった場合のコストの収支比較を教えてください。
 また、ezorockの草野さんは、共感を通して体験等で実践的になさっているのは非常におもしろいなと、楽しみな活動だなと思っています。
 そのアプローチの仕方ですけれども、クライアントがいて、それから与えられた問題を解決するプロセスに意義があるのだというようなことをおっしゃっていますけれども、例えば、問題を発見するというプロセス。依頼されるというと、何となくコンサルタント的なイメージがしますので、問題発見的なことはどういうふうにお考えか。
 それから、将来世代ではなく、現実なのだということはよくわかりますけれども、理念を倫理と置き換えるからいくと、物言わぬ弱者、子孫という次の世代というのがいますね。こういう者に対する意識も大事ではないかと思うのですが、その辺をどうお考えか。この2点をお願いします。

○浅野部会長代理 桝井委員、どうぞ。

○桝井委員 野村興産の金さんのお話は大変興味深く伺いましたが、水銀そのものについて、非常に興味深いところは時間が短くて途中で途切れてしまったのは非常に残念だったと思います。横山委員が言われるように、日本の使用料は甚だ少なく、世界との差がある中で、主要項目を見るとこれまた大きな違いがあります。これは、どう考えても、恐らく日本における不幸な水銀汚染の影響なのかなと思います。
 それから、もう一点、いろいろおっしゃったのですが、水銀というのは、毒性はあるけれども、レアメタルという観点から見ることができるのだろうか。どうも中国、キリギスあたりしか出ないようで、しかも輸出禁止という動きもあると、その場合、主な用途を見ると水銀でしか使われないような要素もあるように見受けられるので、そのあたりの今後の水銀の性格というか、世界がどのように見ていくメタルなのか、教えていただきたいと思います。

○浅野部会長代理 中川委員、お願いいたします。

○中川委員 各委員がおっしゃったことと重なるかもしれませんが、野村興産には、今のお話しのように、国内の需要と回収量とのギャップから考えれば、常識的に考えて、これから輸出できなくなる、あるいは、輸出が制約されてくれば、国内での回収は業として恐らく成り立たなくなるのではないかという気がするのです。そこで、会社としてはそういう状況に対してどう対応しようとされているのか、どうお考えなのかということをお聞きしたいと思います。
 ezorockには、余り意味のある質問ではないかもしれませんが、この袋に、「ご利用は各自の責任において使用してください、トラブルには一切の責任を負いかねます。」という注意が書かれているのはどうしてなのか、教えてください。

○浅野部会長代理 佐々木委員、どうぞ。

○佐々木委員 ezorockにお聞きします。
 地域課題の解決という表現があるのですが、地域課題というものをどういうふうに認識されているのか。逆に、地域課題を解決するためには、行政、自治体との協力とかコラボみたいなことが望まれるわけですが、その辺について要望があればお聞かせください。
 さらに、活動資金として会費を上げられていますが、会費以外のものがほかにあるのかどうか、その辺を教えていただければと思います。

○浅野部会長代理 崎田委員、どうぞお願いします。

○崎田委員 ezorockに伺います。
 今までの質問の集大成みたいになりますけれども、私が伺っていて、環境ビジネスのビジネスモデルとしてお考えだというふうな感じがしました。私は、継続するしくみとしてそれもすばらしい方向だと思うのですが、北海道から世界を揺り動かすというふうにおっしゃっていますので、具体的にどういう戦略を考え、自分たちが若い世代として2050年までにどういうことを考えていらっしゃるか。それに向けて、今、地域の自治体や企業とどういう連携をしようとしていて、そのために制度としてはどういうところが課題だと思っているか、その辺を明確に言っていただけるとうれしく思います。よろしくお願いします。

○浅野部会長代理 ありがとうございました。
 それでは、金さん、どうぞお答えをいただければと思います。

○野村興産 横山委員のお話ですが、代替物がどうなっているか、それから途上国の回収がどうかという2点でございます。
 需要量が減ったのはソーダ会社が非常に大きいのですけれども、これは、水銀電極法からいわゆるイオン交換膜法という画期的なやり方に変わったからです。結局、代替物というよりも、そもそも水銀を使用しなくなってしまいました。コストは、私はソーダ会社ではないのでわかりませんけれども、水銀を使用せずとも国内で使ってくれる料金できれいなものができるということだろうと思います。その他の蛍光管なども、仕組みは全く変わっておりませんが、初めの1本当たり大体50ミリグラムが10分の1で十分できるところまでになっているのは、代替物ではなくて、技術的な進歩ということだろうと思います。
 それから、途上国の回収ですけれども、私どもの会社にはフィリピン及び台湾から乾電池などが入っております。これは、進出している日本の企業が使ったものが、各進出先では全く処理先がないということでまとめて日本に送り返してくるものです。これは、環境省と経済産業省の許可を受けてイトムカで処理する、そういう廃棄物の輸入手続というのでしょうか、そういうものを経てやっております。
 2番目に、藤井委員のご質問です。
 生産と需要のギャップですけれども、ともかく生産の方が多いのですね。これは、バイプロダクト、要するに副産品として水銀がとれてしまうのです。非鉄精錬会社は始末に困りますので、昔から野村興産がやっていましたから、いまだに野村興産に来るということの方が多いわけです。国内で売れる量は少ないですから、今は輸出しておりますけれども、輸出がとまったらどうなるか。これは、いずれ水銀で保管しなくてはいけないのですけれども、一つは、水銀を鉄の瓶に入れて保管する。鉄と水銀は非常に反応が鈍いというか、ほとんどしないと考えてください。私どもが輸出する場合、水銀は鉄の瓶に入れて輸出します。あるいは、硫化水銀にするか。私どもは赤い粉をつくっているわけですから、あれは焼かない限り安定しております。そういう形がいいのか、あるいは、安い金属とアマルガムをつくって、要するに、ひっくり返ってもこぼしてもこぼれないという形で保管するか。いずれにしても保管するノウハウはありますので、あとは保管料をどなたからいただくかということに尽きると思います。
 古市委員のバージンと廃棄物のコスト比較です。バイプロダクトがバージン原料なのかどうなのか、ちょっと微妙ですけれども、バイプロダクトの場合、鉱山会社にはそのときの水銀の値段の何分の1かをお支払いします。ただし、とる手間賃というのはかかりますので、それはそれでいただきます。これは、昔からそういう制度でございます。水銀は相場物で金額が動きますので、高いときは高く払い、安いときは安く払います。失敗すると、高いときに買って安いときに売る羽目になります。これはどこの金属商も全く同じです。ですから、バージンとのコスト比較というのはちょっと難しいなと思いますが不純物があると生産コストは高くなります。支払っていただける料金も限度がありますから、一般廃棄物で言いますと1トン当たり7万円からもうちょっとです。
 また、遠くから運ぶと輸送費がかかります。佐々木委員がいらっしゃいますが、全都清の制度を通してやると、ある程度地域ごとにまとまった料金になっています。これは日通やJRなどに入ります。
 桝井委員のご質問は……。済みません、私のメモが悪くて……。

○浅野部会長代理 水銀の使用量が日本で少ない理由は何でしょうかというご質問です。

○野村興産 やはり、大きくは水俣病がきいたと思います。どなたも、なるべく水銀を使わないという方向に動いております。電池などは、マンガン電池もアルカリ電池もつくり方はほとんど変わっていないのですが、水銀汚染のせいで違うことを考え始めたということが言えると思います。
 それから、レアメタルとしてどうなのかというのは、アメリカでは、特にこれを戦略物資として、国防省は少なくとも8,000トンぐらいの水銀を用意してあるということがわかっております。それ以外にも、ややそれに近いくらいの水銀は国として保管しているようです。日本では、保管というのはほとんどなく、ごみの処分場に行ってしまうか、野村興産に入ってくるかのどちらかです。
 世界的に言いますと、ソーダ会社がまだまだありますけれども、半分くらいはまだ水銀電極法を使っております。私どもは商社を通じて輸出しておりますので、正確に行き先が全部わかるわけではないですが、相当量はまだソーダ会社に行っているものと思っております。ただ、ソーダ会社が使い捨てをするのか、きちんと回収するのかといったところがポイントになってくるものと思っております。
 それから、中川委員から、これからは保管ということになりますけれども、どうでしょうかというご質問です。
 先ほどちょっとお答えしましたが、会社としてはどんな対応でも可能です。ただ、お金はかかるということです。
 以上でございます。

○浅野部会長代理 ありがとうございました。
 それでは、草野さん、どうぞお願いいたします。

○環境NGOezorock 幾つか、行政とのかかわりであったり、質問が似ている部分がありましたので、先に崎田委員の戦略のお話からいくと、北海道が世界に通じるのではないかと思っている強みの部分が幾つかあります。一つは、先ほどお話ししましたが、190万人都市の札幌にヒグマが出るということ自体、物すごいことです。普通だと、知床だったり、2時間、3時間、山の奥に行って初めて出会えるヒグマと30分で出会えるということが実はすごい話だと思っています。つまり、札幌だったり北海道の人たちはそれを怖いと表現するわけです。そこが仕組みのないところだと思っていまして、ポテンシャルとしては北海道も物すごく持っているのですけれども、ヒグマとどう接していったらいいのかという仕組みがないのですね。
 つまり、世界に対して北海道をどう考えていくかというと、今、環境のことを学ぼうとするとやっぱりヨーロッパに行きます。僕もヨーロッパのドイツに行って研修をしました。しかし、行ってみて気がついたことは、ドイツはうまいなと思ったのは仕組みづくりとプロモーションが上手でした。ということは、北海道は、ポテンシャルがあって、大きな可能性があるので、あとは仕組みをつくるだけだと思うのです。そうすると、ドイツに研修に行くのではなくて、世界じゅうから、あそこの島に行けば自然も残っていて、人との共存でもおもしろい仕組みがあるということで北海道に教育に来るところまで持っていかなければいけないなと思っています。
 そのために必要なのは、やはり人材育成だと思っていまして、コーディネーターとしての人材を育てなければいけません。そういった人たちが北海道の地域資源を生かしながらおもしろい仕組みをどんどんつくっていくことで、恐らく、海外に行くより北海道にもっとあるじゃないかというふうにしていけるのではないかと思っています。それが世界への発信の一つ目です。
 もう一つは、農作物です。今、中国の方も北海道の農作物を非常に買いに来たりしています。つまり、社会の教科書でも生産量ナンバーワンということが出てきますが、安心・安全であったり、信頼されているブランド、北海道の農作物のブランド力ということでは恐らく世界でもトップクラスではないかと思っています。ですから、何かの媒体で北海道をPRするのではなく、農作物を北海道のプロモーションとして考えて、これだけおいしい食べ物をつくれる土壌である、これだけすばらしいところだというふうにしていくのが世界にインパクトを与えられる一つのアプローチかなと考えております。
 それから、古市委員からは地域課題の発見の話がありました。
 どういうふうに発見をしているかといいますと、とりあえず地域の方、そこに住んでいる方に聞くことが一番だと思っています。そのためにどうしたらいいのかというと、お祭りに入っていくのです。つまり、地域に若者がどんと行くきっかけをどこでつくっているかというと、商店街や町内会のお祭りでごみの対策に皆さんは困っているので、そこに若者を送るのです。そうすると、皆さんの声を聞く機会がふえまして、あそこのごみステーションが汚いんだよねとか、ここの地域はひとり暮らしの若者が多くて、あそこの分別がなかなか進んでいないんだよということになります。ですから、地域の方に聞くことができるのは、お祭りに入っていくのが一番いいきっかけだと思っています。そこから地域の情報が吸い上げられて、この地域にこういう課題があるのだったら僕たちはアプローチできるなということで、情報収集をした後にアプローチをしています。

○古市委員 問題発見もされるわけですか。

○環境NGOezorock 行っております。先に独自で動くこともあります。先にプロジェクトをつくって送りこんでいくということもやっております。
 ちょっと長くなってしまうのですが、あとは、団体の給料のお話が横山委員からあったと思います。
 お金に関して言いますと、団体では、先ほどのイベントの環境対策も事業委託としてやっていて、若者をどんと送り込んでその対価をちゃんといただくようにしております。つまり、ボランティアに関しては無償ですけれども、コーディネーターは、経験だったり、事前の人材育成に時間がかかるの
 で、そこに関しては人件費としてきちっといただいております。それでも団体としての運営基盤がまだまだ弱くて、今の団体の年間の予算で考えると雇用できるのは恐らく2人です。今は大体2,000万円ぐらいですが、ただ、今は雇用対策の予算を少しいただいている部分があって、それで今のスタッフを何とか維持できている状態になっております。ですから、うちの場合は年契約です。
 また、ごみ袋に各自の責任のもとにおいてご利用くださいと書いてあるのは、イベント会場で配ることが多いものですから、そのイベント会場のごみ減量のためにこの袋を使うことが多いのですね。ただ、中には家庭に持ち帰っていろいろな使い方をするのではないかなということで、一応、この一文を入れているということです。
 それから、国や自治体とどうかかわっていくのかというところでは、僕は、北海道は世界に何かしらのインパクトを与えられる大きな宝ではないかなと。この島が持続的な島を目指せるのではないかなと思ったときに、やはり、もう少し予算とか権限がここに必要になってきます。道州制の話が絡んでくることになってしまうかもしれませんが、もう少し自分たちで考えてこの島の未来づくりをしていけるという権限を北海道が持っていくことができればいいなと大きくは思っています。済みませんが、今は細かいことはまだ余り見つけておりません。

○浅野部会長代理 ありがとうございました。
 札幌市の富田さん、さっきのお話の中で、20代ぐらいの人たちのごみ出しのルールについて、どうも情報が流れていないのではないかというようなお話がありましたね。何かコメントはございますか。

○札幌市 草野さんは、今、札幌市の廃棄物減量等推進審議会の委員もなさっているのですが、つい先日の審議会においても、我々から見ると若い人はどうしても分別の意識が低いと決めつけているところも確かにございまして、その辺を指摘されました。どういう形で普及啓発するか、若者対策、さらには単身者にいかにごみのルールを浸透させていくかというのは非常に難しいと思っています。今も、学生にチラシを配ったり、いろいろやってはおりますが、草野さんのそういったご意見も聞きながら今後、さらにいろいろなアドバイスをいただいた中で普及に努めていきたいと考えております。

○浅野部会長代理 なぜ、突然振ったかというと、家主を通じて配るという話があったので、だったら転入届のときに配ればいいじゃないかと思ったのです。

○札幌市 転入届のときにもお配りしているのですけれども、それだけではまだ大きな効果が出ないのです。

○浅野部会長代理 多分、学生がそんなに転入届を出すとは思えませんが、札幌市の場合、リッチな町だから余りうるさくおっしゃらないのでしょうか。
 余計なことを申しました。
 今日のプログラムには会場との質疑応答と書いてあるのですが、お気づきのように実はもう残り5分しかございません。私ども審議会あるいは環境省もおりますが、何か特にご要望などについてございましたら簡単にお願いいたします。
 記録のために、可能でしたらお名前と所属をおっしゃってください。

○会場 帯広畜産大学のベンチャー企業である北海道バイオマスリサーチの竹内と申します。
 士幌町からバイオマスプラントの情報提供がありましたけれども、売電価格が安いということで大変苦労されているということでした。バイオマスプラントは、新エネルギーの生産施設という側面とともに、地域の廃棄物処理施設の可能性としても非常に大きなポテンシャルを秘めていると思います。地域の廃棄物を処理するそういった施設に対して、売電価格にボーナスとして上乗せするとか、そういったことについて、今後、環境省または北海道として検討していくのでしょうか。これは質問というか、ご要望に近いです。

○浅野部会長代理 わかりました。
 とりあえず持ち帰るという答えしかないかもしれませんが、伊藤部長、何かありますか。

○伊藤環境省廃棄物・リサイクル対策部長 おっしゃられる趣旨は、私どもも十分承知をしております。ただ、これは環境省だけで決められる問題でもございませんので、政府部内でもよく検討していきたいというふうに思っております。

○浅野部会長代理 ということで、私どもも重大な関心事でございますので、検討させていただきたいと思います。
 ほかにございませんか。

○浅野部会長代理 それでは、今日は4時までの予定で、実は4時20分の列車に乗らなければいけない委員もおりますが、時間になりましたので、今日のヒアリングはこのあたりで閉じさせていただきたいと思います。
 大変有意義なご発言、ご提言をいただきまして、ありがとうございました。
 私どもは、いただきましたご意見につきましては今後の検討の作業の中で十分に生かしていきたいと思います。点検の報告書の中には、こういったブロックでのヒアリングの概要についても広く国民に知っていただくためにサマリーをまとめて載せるようにいたしますので、またお目通しをいただくことをお願いするかもしれませんが、その節はどうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、事務局からございましたらどうぞ。

○循環型社会推進室長 どうもありがとうございました。
 ご連絡でございますが、次回の循環型社会計画部会は、9月13日月曜日15時から東京の航空会館で行います。詳細につきましては、追ってご連絡をいたします。
 以上です。

○浅野部会長代理 それでは、本日は、長時間にわたりおつき合いいただきまして、まことにありがとうございました。
 特に、ご発表いただきました4人の方、北海道の方にも厚くお礼を申し上げたいと思います。
 それでは、本日はこれにて散会いたします。
 ありがとうございました。

午後4時 閉会