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■議事録一覧■

中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会プラスチック製容器包装に係る再商品化手法専門委員会
産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会
容器包装リサイクルワーキンググループプラスチック製容器包装に係る再商品化手法検討会
合同会合(第7回)
議事録


平成19年5月31日
午後3時00分開会

○リサイクル推進室長 それでは、定刻になりましたので、ただいまから中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会プラスチック製容器包装に係る再商品化手法専門委員会及び産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会容器包装リサイクルワーキンググループプラスチック製容器包装に係る再商品化手法検討会の合同会合第7回を開催いたします。
 委員の皆様にはお忙しい中お集まりいただき、どうもありがとうございます。
 合同会合につきましては、事務局は回り持ちとなっておりますが、本日の事務局は環境省が担当させていただきます。
 資料につきましては、お配りのとおりでございます。資料一覧のとおりでございますので、ご確認いただければと思います。
 また、本合同会合の資料につきましては、原則すべて公開とさせていただいております。また、会合終了後に発言者名を示した議事録を作成し各委員にご確認いただき、ご了解いただいた上で公開いたします。
 続きまして、本日の出席状況でございますが、全委員数23名のうち21名の委員にご出席いただいております。中央環境審議会につきましては9名の委員に、産業構造審議会につきましては12名の委員にご出席をいただいておりまして、それぞれ定足数に達しておりますことをご報告申し上げます。
 それでは、これ以降の議事進行を郡嶌座長にお願いいたします。

○郡嶌座長 それでは早速でございますけれども、議事に入らさせていただきたいと思います。
 前回会合におきましては、プラスチック製容器包装に係る再商品化の在り方に関する取りまとめ案についてご議論をいただきました。大筋におきましては特段のご異論もなく、むしろさらなる建設的な意見をいただいたと思います。今回は新しくいただきましたご意見を踏まえた上で、事務局においてさらなる修正を取りまとめ案においてしていただいております。本日は、この取りまとめ案につきまして、まず事務局の方からご説明をいただき、取りまとめに向けた意見交換を行いたいと思います。よろしゅうございますでしょうか。
 それでは、お手元の資料2、中央環境審議会プラスチック製容器包装に係る再商品化手法専門委員会及び産業構造審議会プラスチック製容器包装に係る再商品化手法検討会合同会合取りまとめ(案)につきまして、変更箇所を中心にしながら事務局の方から説明よろしくお願いしたいと思います。

○リサイクル推進室長 それでは、資料2をご覧いただきたいと思います。
 この資料は、地の部分が前回21日に提示させていただきました取りまとめ案のたたき台でございまして、見え消しの形になっております。21日のご審議におきまして、委員の先生方からご指摘をいただきました点を中心に修正を施したものでございます。
 まず、1ページのこれまでの評価と今回の見直しの背景の部分についての変更はございません。
 2ページでございます。2ページの上の[5]のところでございますけれども、上のところに循環型社会形成推進基本法の基本原則の順番について、きちんと言及しておくべきだというご意見を何人かの先生方からご指摘をいただいておりますので、循環型社会形成推進基本法の基本原則に基づきリサイクルより優先すべき容器包装廃棄物のリデュースの促進といった点について言及をしております。また、製品の環境配慮設計、あるいは消費者の環境配慮行動という点についても、ここで意識啓発の必要性の高まりということと関連して言及をしております。
 その下の点でございますけれども、点線の括弧の中でございます。これにつきましては、これまでの取り扱いということについて言及した部分でございますけれども、平成11年の産業構造審議会における取り扱いについて、産業構造審議会の意見書を引用する形でここに四角にまとめ直したと。これは編集したという形でございます。
 それから、2ページから3ページにつきまして、各再商品化手法の評価について書いてある部分については変更がございません。
 4ページでございます。見直しの基本的な方向性の部分につきましては、何人かの委員の先生からご指摘をいただいておりますので、それを取り入れる形で修正をさせていただいております。
 まず、2番目の○のところでございますけれども、近年の材料リサイクル手法への急速な事業参入により、ケミカルリサイクル手法と併せた全体の再商品化能力も増加しており、それぞれの特徴を有する多様な再商品化手法のバランスのとれた組合せ−これは単に表現の変更でございます−を確保しつつ、資源の有効利用と環境負荷の低減を目指し、再商品化を効果的かつ効率的に実施するべきであるということで、資源の有効利用と環境負荷の低減という目指すべき目標について、はっきりと明記したものでございます。
 それから、三つ目の○でございますけれども、ここは追加でございまして、その実施に当たっては、プラスチック製容器包装の再商品化について、今後の技術動向や処理の実施状況、環境負荷分析(LCA分析)等の科学的知見の把握及び評価を通じて必要に応じて見直しを行うなど、状況の変化を踏まえ柔軟に対応するべきであるということで、何人かの委員の方からご指摘を受けた事項について明記をしております。
 それから、その次の○でございますけれども、白色トレイに準じた再商品化率及び再商品化製品の品質の向上と費用の低減といった再商品化の効率化が図られる可能性というような表現がございますが、この白色トレイというものはどういうものとして認知されているかということにつきまして追加し、再商品化製品が容器包装として繰り返し利用されている白色トレイというような表現にしているところでございます。
 それから、次に5ページの上の○でございます。消費者の再商品化に関する理解の増進を図り、地域における連携協働を促進することによって質の高い分別収集・効率的な再商品化を推進しと、そして資源の有効利用と環境負荷の低減を図るということで、何を目的に進んでいくかということにつきまして、ここではっきりと明記をしているところでございます。
 それから、今後の再商品化の在り方というところでございますけれども、6ページの下の(3)地域における連携の推進について。この部分につきましては、委員の先生方から幾つかのご意見をちょうだいしております。
 1行目のところで、原案では、地域の再商品化事業者・地方自治体・消費者がコミュニケーションを図りと、こういうふうに書いてあったところでございますが、特定事業者もこのコミュニケーションの輪の中に入るべきであるというご意見を何人かの委員の先生からいただいておりまして、これを追加しております。
 また、その下のところでございますが、特定事業者について同様の趣旨から追加をしております。また、必要に応じて、廃棄物減量等推進員等の協力を得ながら、地域住民への情報提供を図りということを追加しているところでございますが、既に既存の制度としてあります廃棄物減量等推進員等の地域のこういった人々の協力を得るということを入れるべきではないかというご指摘を受けて追加しております。また、やはり地域住民への情報提供ということが、このモデル事業において非常に重要なことであるというご指摘を受けまして、それについて明記をしております。また、最後のところでございますが、また、モデル事業の評価に当たっては、分別収集の質的向上、再商品化の効率化(製品の品質向上、費用低減)の向上、環境負荷の低減等の観点から評価・公表を行うことが考えられるということで、モデル事業の評価に関する幾つかの視点について明記をし、かつまた評価を公表するということをはっきりと書いているところでございます。
 それから、7ページの一番上のところでございますけれども、また、再商品化の実施に当たっては、再商品化製品の最終的な利用状況及び環境負荷に関する情報の把握と提供に努めることが必要であるということで、これも同様の趣旨でございますけれども、こういった点について十分把握し、また情報提供をしていくべきだということを明記しているところでございます。
 また、容器包装の材質等の工夫についての2番目ところでございますけれども、再商品化事業者との意見交換ということを明記しておりまして、特定事業者と、それから再商品化事業者、関係者の間の積極的なコミュニケーション、意見交換ということについて明記をしております。
 また、最後のところでございますが、(5)の再商品化製品の利用拡大についてということで、事業者、地方自治体及び国は、エコマーク等の製品環境ラベル、製品表彰、グリーン購入法等を活用しということで、製品環境ラベルというところは、実際にこういった用語を使った方がいいのではないかというご指摘を受けて直しております。また、一般市民にもわかるよう適切に環境情報を提供するということが極めて重要だというご指摘もいただきまして、これについても修文をしているところでございます。
 以上でございます。

○郡嶌座長 ありがとうございました。それでは、ただいまの事務局のご説明に対しまして、委員の皆さん方から確認を含めた形でご意見をいただけましたら、よろしくお願いしたいと思います。どなたからでも構いませんので、よろしくお願いします。いつものように、札をご発言の場合には上げていただけたらと思いますけれども。
 そうしたら、近藤委員お願いします。

○近藤委員 前回と前々回と入院しておりまして、参加できずにどうも失礼いたしました。
 今回の報告書につきましては、非常に品質基準なりモデル事業なり具体な成果が出て、一段の進歩と理解しておるところでありますけれども、今回の委員会の設置目的である環境負荷低減の観点から調査・公表を行うこととされたきっかけからいたしますと、モデル事業等々ではそこは明確に書かれておるのですけれども、5ページのところなんですが、容器包装リサイクル協会の実施体制の充実の中に、品質基準等々受け入れ先の使い方など、製品に関することについては公表されるというふうに読み取れるのですけれども、環境負荷低減の実施把握というところも、ぜひ入れていただけたらなと読むところなんですが。
 これは前回の委員会のときから、技術分析を行っていただきたいということで我々お願いしたわけですけれども、やはり再商品化の有効なものをつくっていくということと裏返しに、残渣の問題、環境負荷の問題というのがあるわけでありまして、容器包装リサイクル協会、すなわち我々再商品化事業者は、市民・自治体・特定事業者の付託を受け、実際にその有効性だとか、環境負荷の実施を公表する責務を負っているものだと考えておりまして、ぜひとも我々再商品化事業者が既に環境負荷低減の幾つかの項目について具体的に報告をしておりますところもありますので、協会さんにつきましては、逐次本年度の実績から環境負荷データの公表というところを実施していただきたいと思います。
 これはモデル事業のところに評価の項目を書いてありますけれども、やはり基準となるのは比較の現状だと思いますので、そういう意味でも、同様の公表を協会さんの方で義務づけていただけたらなということで、これによっていろいろな方々による負荷分析ということが可能になりまして、過去から将来にわたる環境負荷低減の推移ということが透明化されて、本来の目的に合致したリサイクルが促進されるものではないかと考えますので、よろしくご検討ください。

○郡嶌座長 ありがとうございます。

○リサイクル推進室長 今の点について、ちょっとご説明が足りなかったかもしれませんので、補足的にご説明申し上げます。
 今の近藤委員のご指摘はもっともでございまして、これについては7ページの上の○のところに入っていると理解しております。(3)地域における連携の推進についてというのは二つの○から成り立っているわけですけれども、一つの○はいわゆるモデル事業について書いてあって、モデル事業の場合にはこれこれというのが書いてあります。二つ目の容器包装リサイクルに関する云々、日本容器包装リサイクル協会はという部分については、これは必ずしもモデル事業のことだけではなくて、容器包装リサイクル協会が行うべきことについて書いているところでございまして、この中で「また」という第2段落のところは近藤委員のおっしゃったような、再商品化製品の最終的な利用状況及び環境負荷に関する情報の把握、そしてまたその提供に努めることが必要であるということで、ここで書いてあるというふうに理解をしているところでございます。

○郡嶌座長 崎田委員、よろしくお願いします。

○崎田委員 ありがとうございます。前回いろいろ発言させていただいたんですが、きちんと直していただきまして、ありがとうございます。
 それで、前回一番最初に私が発言させていただいたのは、ちょうど2ページの一番上のところで、現状認識の中で[5]なんですけれども、現状認識の中で、やはり循環型社会形成推進基本計画の中で3Rの優先順位の徹底と、あと熱回収や適正処理という、そういう全体の社会を動かす中で考えていくんだということを明確に位置づけていただきまして、ありがとうございます。多くの市民はリサイクルなども一生懸命やっていくと、ああ、こういうふうに一生懸命やるんだったら、私たちが消費行動のところから変えれば、もうちょっと少なく発生抑制にも貢献できるかなとか、いろいろなことを気づいていったりしますので、こういう、まずきちんと、少し費用がかかって大変という今真っただ中かと思いますけれども、そういうことをきちんとやっていただきながら、そういう発生抑制社会に全体で持っていくという流れ、すごく大事なことだと感じております。
 なお、その後の方で、5ページの一番下のところ、とりあえず今回は質のいい材料リサイクルの品質基準をきちんと決めた上で、その優先を確保していこうというようなことでお話がまとまっているのですが、その後の残渣の部分に関して、今までは単純焼却あるいはいろいろな身近なリサイクルという感じになっていくというケースが多かったわけですけれども、材料リサイクルによる残渣をケミカルとか、いろいろなエネルギーの利用によっての有効利用を求める。そういうことも必要だということをきちんと書いていただきまして、やはりこういう視点も必要だというふうに思っています。いろいろ地域とか、いろいろな業界に伺いますと、今、例えば資源化の工場などで資源が足りなくて、オイルを足しているというような工場もたくさんあると伺っておりますので、できるだけ地域の実情をいろいろ考え合わせて、きちんとした有効利用をしていっていただくというのが大事だというふうに思っております。
 なお、次の6ページのところですけれども、分別収集の在り方のところで、やはり消費者もきちんと参加できるような形でわかりやすいガイドラインの表示、分別の仕方に対してある一定の方向性を持つとか、きちんと考えていただきまして、こういうことが現実に広まっていければいいなと思っております。
 なお、今までの話の中で、例えばクリーニングの袋とか結構大量に出ているんだけれども、容器包装の中には入っていないというようなもの、今までの審議の中でもう十分出てきておりますので、その理由などはわかっておりますけれども、やはり市民感覚から言うと、身近にあるプラスチック類などができるだけたくさんリサイクルできるといいなと思う方大変多いですので、将来的な方向性はまたいろいろな検討の方向を考えておいていただくとありがたいというふうに思っております。
 なお、最後に地域の連携というところ、今回かなりきちんと位置づけていただきまして、新しい方向性をみんなで探るという意味で、いろいろな可能性を持っていると思います。こういう地域の中で顔の見える関係で、できるだけ質のいいリサイクルを回していくという中で、今回特定事業者の方がここに入っていただいたということは、とても素晴らしいことだというふうに思っております。特に市民は、そういうメーカーの方たちとコミュニケーションをすることでわかることも多いし、割に市民が話すことでメーカーの方がはっと思っていただくこともあって、そういうことが商品開発にもつながるのではないかと思っております。
 なお、この連携先の市民のところで、廃棄物減量等推進員と固有名詞を入れていただいております。地域の中で、この推進員さんたちが頑張ってくださっているというのが基本にありますけれども、それだけではなく、地域の中では清掃工場の中にリサイクル活動センターを設けているところとか、ごみ減量推進員さん制度とか、リサイクル活動推進員とか、いろいろな行政が制度を設けているところもありますので、この等というところがいろいろな含みがあるのだろうと思いますので、地域で一番素晴らしい動きを活用して連携協働を進めていただければ、ありがたいと思っております。
 どうもありがとうございました。

○郡嶌座長 ありがとうございました。そうしたら小阪委員、お願いします。

○小阪委員 3点ほど発言させてください。
 4ページの3項のところの2番目の○のところに関してでございます。これの運用面に関してでございますので、容リ協会さんへのお願いになるかと思いますが、平成20年度の入札選定方式におきましては、本取りまとめの結果を十分に反映して、運用面で実効性のある対策をお願いいたします。特にここに書いてありますように、多様な再商品化手法のバランスのとれた組合せを確保しつつ、再商品化を効果的かつ効率的に実施するように、運用面で実効性のある対策をよろしくお願いいたします。
 第2点は、その下の○3のところでございます。今回の再商品化手法の検討会では、材料リサイクルをケミカルリサイクルに対して優先的に取り扱うというLCA等数字的な結論がないまま最終的な取りまとめになりました。したがいまして、今回の取りまとめは来年度、平成20年度の入札選定方式に反映されると思いますので、その落札結果、これを十分に分析、検証していただきまして、今回のこの取りまとめ結果が反映されているか、それを検証していただきまして、平成21年度の入札選定方式においては柔軟に見直していただきたいと思います。
 それから、最後3点目ですけれども、再商品化事業者として決意的なことをちょっと述べさせてください。ガス化手法と申しますのは、資源の代替性、それから残渣がほぼゼロの観点から環境負荷低減に寄与する手法でございます。弊社では、再商品化製品を利用するインフラも隣接しておりますので、製品ガス、アンモニアを経由してナイロンとなり、容器包装にも利用されております。すなわちプラスチック材料に戻っております。私たちは、そのようなガス化手法の再商品化事業者といたしまして、今後の容リ法の発展のために、貴重な資源でありますその他プラスチックの効果的なリサイクルに尽力する所存でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上でございます。

○郡嶌座長 どうもありがとうございました。服部委員、お願いします。

○服部委員 1点は加筆をお願いしたいのと、2点意見を言いたいと思います。
 一つは4ページですけれども、○の四つ目に再商品化製品が容器包装として繰り返し利用されている白色トレイという、そこにアンダーラインが引いてあるのですが、白色トレイにつきましては、エフピコという会社がトレイ・トゥー・トレイということで、これは材料リサイクルの中ではかなり優れているやり方だというふうに思っているのですけれども、ただ、ここの本来的な意味でのリユースとはやはり一線を引かなければいけないと思いますので、そこの繰り返し利用されているという、その利用の前に再生というのをつけていただきたいと思います。
 次ですけれども、6ページの(3)と、あと(5)のところにも関係をしてくるのですが、連携を進めていくというのは非常に重要だと思います。今、自治体の置かれている状況ですけれども、容器包装のリサイクルということだけではなくて、かなり状況が変わってきている。といいますのは、家庭ごみの有料化が進んだり、あるいは容リ法の改正でレジ袋の有料化がスーパーの方で進んでいる。具体的な話ですけれども、よく自治体ではレジ袋をゴミ袋として使っている場合が多いのですが、この後だんだんこういった状況が進んでいきますと、指定袋が必要になってくると思います。
 連携、連携といいますけれども、やはり私たち市民にとっては、具体的に見えるリサイクル、分別収集、分別排出をする、そういった意欲がわく方法、情報公開ということと同様に、より具体的なやり方が求められているのではないかと思います。柏市では、再生ゴミ袋といって廃プラスチックを入れたごみ袋を使っているのですが、ただ全国の自治体の中でまだ1市だということで、確かにエコマークがついているのですけれども、なかなかほかの自治体には広がっていかない。やはりこういった先進事例を、きちんと見えるリサイクルという意味では多くの自治体にも広めていった方がいいと思います。エコマークをつけるということもいいと思いますが、国の方で具体的に何がいいかということでを検討していただきたいと思います。
 あと、それともう1点ですが、きょうが最後ということなんですけれども、7ページの(4)にあります容器包装の材質を工夫していくべきである。ここは容リ法改正の審議会にも出ていたのですけれども、そのときにもリサイクル事業者が議論の場に加わった方がいいのではないかということを申し上げたことがあります。今回、この場がリサイクルにかかわる各主体が全部そろって議論ができたということが、非常によかったと私は思っております。
 といいますのは、やはりリサイクルの現場の実態だとか、あるいは問題点が非常にクリアになってきて、それがどこに反映された方がいいのかということでは、何をつくるべきかということがはっきりしました。それは製品設計ということだと思いますが、リサイクルに不向きなものをつくるべきではありませんし、そういう意味では、特定事業者の方と再生事業者の方が緻密に情報交換をして、きちんと製品設計に反映させていくということがすごく重要だと思います。最終目的は、リサイクル自体が目的化するのではなくて、こういう連携を取ることで効率のいいリサイクルをすることはもちろん、最終的には家庭ごみの中で非常に容積を占めている容器包装を減らしていくというところに、つなげていってほしいなと思います。
 

○郡嶌座長 ありがとうございます。

○リサイクル推進室長 今、服部委員のご指摘のうち、4ページの四つ目の○の白色トレイの修飾しているところ、再商品化製品が容器包装として繰り返し利用されているというのを、再生利用されているというふうにすべきだというご指摘ですが、確かにこれはリユースという趣旨ではありませんので、おっしゃるとおり再生利用というのが正しい表現だと思いますので、そういうふうに直したらよろしいかと思います。

○郡嶌座長 岩倉委員、お願いします。

○岩倉委員 プラの特定事業者という立場も含めて申し上げたいと思いますが、7回にわたるこういう検討会を開いていただいて、しかも今お話があったように、再商品化事業者も一堂に会して議論が行われたというのは大変意義があったし、そのことを踏まえて前回のまとめ、それから前回のまとめを踏まえての意見も踏まえて整理していただいた今回のまとめというのは内容として評価をしたいと、こう思いますけれども。データ的にもいろいろ不足をしている状況、それから時間的にも制約がある状況がありますので、今回の処置は当面の間するという内容とすればやむを得ないかなと、こう思っております。
 その中で、どうしても加えていただきたいということを3点ほどお願いしたいと思います。第1点は、ページ3ページ、前回もちょっと申し上げましたけれども、3ページの最後から二つ目の項ですけれども、今後も継続して検討を行っていく必要があると整理をしていただいております。これは、やっぱり環境負荷の点も容リ協会で検討していますが、まだその結論も出てない。それから、資源の有効性という点の評価もまだ十分でないと。こういうことがありますので、これはぜひ継続検討を容リ協会でもしていただきたい。さらに我々もしたいし、そういうことに対して国の支援もお願いをしたいと思います。
 そういうことを踏まえて次のページ、4ページでありますが、ここに大変重要なことを整理していただいておりますが、先ほどもお話がありましたけれども、再商品化手法のバランスのとれた組合せの確保が大変重要だということが3カ所にわたって整理記載をされております。このことは極めて重要だなと思いますけれども、後ほどこれは1点役所の方からお答えがいただければと思いますが、私はバランスのとれた再商品化手法の確保という、バランスというのはどの程度のものがバランスがとれたというふうに考えるべきかという点については、現在の再商品化手法間の実情からすると、18年度で材料リサイクル51%程度でありました。現状にすると、これはやっぱり手法間のバランスというのは、やっぱり一つの手法が5割程度、それを大幅に超えるというような状態はバランスを欠く状態だと、こう考えざるを得ないなと思うのですけれども、この点について後ほど役所の方からそこら辺のお考えを聞かせていただきたいと思います。非常に技術が進歩して、ある手法が極めて資源の有効性、あるいは環境負荷の点でも優れているということになればそれにこだわることはないと思いますけれども、現状であれば、そこら辺が一つのバランスではないかと思いますので、この点ひとつお教えをいただきたいと思います。
 それから4ページで、先ほどの評価との関係でありますけれども、上から三つ目、いろいろな評価を通じて必要に応じて見直しを行うなど、状況の変化を踏まえ柔軟に対応すべきであると、こう整理をしていただいて、これも非常に重要なことであると思います。特に今回、十分なことがない、20年度が控えている状況の中で整理をしたということがありますので、やっぱりいろいろな評価を踏まえて見直しを柔軟に行う。具体的には、どういうことで柔軟な見直しがなし得るかなと考えますと、現在は毎年度容リ協会が事業計画をつくる。そして入札等をするときには、それまでのいろいろなデータなり知見を踏まえて、翌年度どういうような形で入札を実施したらいいかということを検討して産構審等で報告をして、そして翌年度の入札を行うということで実施がされております。今回、リサイクルの皆様へというこういう場が設けられましたから、こういうような検討委員会でもいいですから、翌年度どうすべきかということを、例えば20年度が終わったら21年度を迎えるに当たって、それまでに得られた知見を踏まえて、どうしていくかというようなことを毎年度行うというぐらいのことをする必要があるなと。やっぱりこれからいろいろ変化がありますから、ぜひこういうことをお願いしたいということであります。
 それから3点目は、これも4ページから5ページ、材料リサイクルの優先を一定の基準のもとに行うという処置で行うというふうになっていますけれども、この場合に、やっぱりまとめの中にも整理していただいているように、やっぱり資源性の高い再商品化製品につながる品質基準と、これが極めて大事だなと思っております。ここに例えばということで書いてありますけれども、これは例えばというふうに解釈をさせていただいて、やっぱり品質の高いというレベルは、ある程度水準の高いものを設定していただくと。その中で、特に材料リサイクルの皆さんが物をつくる場合に、主成分のPE・PPというような成分を大部分使われるという実態もありますから、そういう主成分の比率というようなことも含めて、どういう品質基準がいいか、しっかり検討していただいて、品質を定めて再商品化できるようというようなことの実行をぜひお願いをしたいと。
 以上であります。

○郡嶌座長 ありがとうございます。

○リサイクル推進室長 ただいまの岩倉委員のコメントのうち、役所の方からコメントするようにという点についてコメント申し上げたいと思います。
 4ページの上から二つ目の○の、多様な再商品化手法のバランスのとれた組合せ(ポートフォリオ)を確保しつつと書いてあるところでございますが、これにつきましては今回の検討会におきまして、多様な再商品化手法のそれぞれの特徴につきまして、2ページから3ページについても整理されているとおりでございまして、まさにバランスのとれた組合せを確保するということが望ましいということだと考えております。そのためには、今回の報告書としましては、それぞれのファクターがそういった方向に向けて積極的に取り組んでいくということで、例えば材料リサイクルの事業者はより質のいいものをつくっていくための努力をする。あるいは、自治体や消費者は可能な限りで質の高い分別収集をするように努力をする。また、特定事業者は材質等の工夫について努力をしていくといったような、それぞれのファクターがそういった努力をすることによって、結果としてバランスのとれた組合せを確保するというようなことを目指していくというようなことが書かれているということだと理解しておりまして、その趣旨に合うようにこの制度を運営していくことが大事だろうというふうに考えているところでございます。

○郡嶌座長 それでは辰巳委員、お願いします。

○辰巳委員 ありがとうございます。前回出られませんでしたので、簡単に意見書を出したものを添付していただきまして、ありがとうございました。その中で、私はやっぱりこのモデル事業というのがやってみないとわからないので、非常にいいなと思って、進めていただきたいと思ったのですけれども、その成果をやっぱりせっかくモデルとしてやるからにはきちっと評価してほしいと意見を出したら、今回修正いただきましたことを非常に喜んでおります。
 ただ、なかなか言葉では簡単に評価・公表という単語は使えるのですけれども、現実どうするかというのがとても難しいかなというふうには思っております。要は、だれがどのように評価をするのかということ、それからそんなあたりも何か基準、だからどういう基準でもってだれがどういう評価をしていくのかというのは今後の課題になるのかと思っているのですけれども、そこら辺がもう少し何か追加になればいいのかなと考えております。
 それから、その評価の一つになるかと思うんですけれども、当該の市町村の住民等にやはり意見を聞くというか、その人たちが納得のいくリサイクルであったのかどうか。リサイクルという単語を使わざるを得ないと思うんですけれども、そういうふうなとこら辺を何らかの形で見られるといいなというふうにも思っております。それがうまく説明がつくようなリサイクルがなされたかどうかと考えればいいのかなと思いますけれども、そんなとこら辺を一つ思ったのです。
 それから、あとなかなか今回も含めて、全体的な流れの中で市町村の役割というのがそんなに明確に出てきてないなというふうな気がしていて。今回、モデルの中で市町村の役割はとても大きいと思うのですけれども、例えば、先ほど服部さんもおっしゃったんですけれども、レジ袋削減という形で動いてはおりますけれども、まだまだ市町村はレジ袋で出されたごみをそのまま収集していく状況にあるわけで、そうするとまだまだ消費者はレジ袋をもらいたいという話にもなるだろうと思うし。だから、そんなに具体的な話じゃなかなかないと思うんですけれども、市町村はレジ袋で出されたごみは回収しないとか、そんなぐらいの強い意思でもってレジ袋の削減に協力をするとか、そういうことも協力の中の一つとしてあるのかなと思っておりました。
 それから、あともう一つ、7ページの単語、これはご確認いただきたいのですけれども、下線が引かれたエコマーク等の製品環境ラベル、一番最後の○のところなんですけれども、エコマーク等の製品環境ラベルという単語がちょっと私には引っかかってしまって、環境ラベルというのは製品につくものを環境ラベルというふうに言うかというふうに思いますので、何か多分エコマーク等の環境ラベルという単語だけでいいのかなというふうな気がするのですけれども、それはご確認いただきたいなと思った次第です。
 以上です。

○リサイクル推進室長 今の辰巳委員のコメントのうち、最初のモデル事業の成果をきちっと評価していくべきであるという点については、制度を運用していく際に十分留意していかなきゃいけない事項だと思っております。具体的に、このモデル事業をどういうふうに実務的に仕組んでいくか、またその場合にどういうように実務的に評価をしていくかということについては、この検討会の報告を受けて、容器包装リサイクル協会ともご相談しながら、役所も協力して具体的な形にしていくことになろうかと思っております。
 それから、最後の7ページのエコマーク等の製品環境ラベルという書き方は、サービスも製品もあるので、ここでは今回議論になりましたのは主に製品のことだろうと思いますので、そういう意味で製品環境ラベルという書き方をしてあるということでございまして、特に他意があるわけではありません。

○郡嶌座長 ありがとうございました。林委員、お願いします。

○林委員 本年2月からこの合同会合、今日に至るまで、この運営初めいろいろ本当にご苦労いただきました郡嶌座長を初め、また事務局の皆様にこの場を借りまして深く御礼を申し上げる次第です。
 この取りまとめ結果でございますけれども、11年度の産構審のところの小委員会で、一定の基準のもとで材料リサイクルを優先的に取り扱うという考え方が示されていたんですけど、それがそのような結果を踏まえて今回の取りまとめの中に、材料リサイクルの優先について一定の基準を設定するというようなことが盛り込まれたということは大きな前進であるということで、評価をしているところでございます。その上で3点お願いというか、申し上げたいことがございます。
 まず第1は、国会の附帯決議でも、再商品化手法について環境負荷低減の観点から検討するようにと、こういうのがございまして、そのために本会合においても、再商品化製品の品質とか資源の有効性、また環境負荷に関する検討ということを行うということがこの会合の当初の設置の目的にうたわれております。ただ、残念ながら、特に環境負荷については時間が限られていたということもございまして、十分な検討が行われていたということには言えない状態にあると思います。したがいまして、本会合の設置の目的にもかんがみまして、再商品化手法の評価というものをぜひ継続していただきまして、その評価、環境負荷等も含めた評価を踏まえた入札制度というのを、20年度は間に合わないまでも、ぜひ21年度の入札に間に合うように、この辺の評価についての結論を出していただきますよう、強くお願いする次第でございます。
 第2点が、以上のような状況で20年度の入札に当たっては、暫定的に材料リサイクル優先ということでございますけれども、それによりまして環境負荷、特にCOの発生等が現状以上に増大されることのないよう、入札制度を含めた諸制度の適切な運用がなされるということをお願いする次第でございます。
 最後、3番目でございますけれども、これは前回の鉄鋼連盟の要望書の中でも述べさせていただきましたけれども、鉄鋼業界としましては、地球温暖化対策、循環型社会の構築ということを目指しまして、集荷システムの整備を前提に100万トンの使用済みプラスチックの利用などによりましてCOの削減ということを目指すということで、これを自主行動計画の中に盛り込んでおります。この計画の実現のために、現在我々鋭意努力中でございます。そのためにも、このCO削減に寄与する大変な貴重な国内資源でありますところの容リプラ、この収集の拡大、それから地球温暖化対策に整合性が取れて、CO削減に寄与するような容リプラのリサイクルシステムの実現に向けまして、さらなる改善、また充実ということに、お役所を初め、また関係機関の方々皆様が取り組んでいただくことを切に要望する次第でございます。よろしくお願いいたします。

○郡嶌座長 ありがとうございました。そうしたら上山委員、お願いします。

○上山委員 まず最初に評価をさせていただくという意味で、一つはモデル事業に関して非常に評価基準というものを明記していただいているということと、それから一般市民にわかるような環境情報の提供をする。環境ラベルということを明記していただいた、この2点に関しては、この報告の内容を評価させていただきたいと思います。大変ありがたいと思っております。
 そのことを前提に、きょうが多分最後の委員会になるのではないかという認識で、ちょっと違った切り口で2点意見を申し上げたいと思いますが、一つは、やはり先ほど服部委員もちょっと言っておられましたけれども、市民がいわゆるこの運動に参画をするときに絶対条件で必要なのは、具体的に見える状態をどうつくるかということが大変重要なわけでありますけれども、かねてから課題になっております、市町村ごとの廃棄物の会計基準の統一ということについて、大変大きな壁があってなかなか進まない方向に現実ありますけれども、ただ明確に環境省としては方針を出しておられるわけでありますので、この廃棄物の会計基準の統一の方向で、市民に対して隣の市とうちの市を比べると定量的にはどのようなことが言えるのか、見えるのかという状態をつくっていただくのは非常に必要なことではないかと思っております。そういう意味では、モデル事業というところでございますが、これはいわゆる市町村を一つと考えてのモデル事業を幾つかするというふうなイメージでございますが、複数の市町村、ある一定のエリアの市町村において、今申し上げたようなことも一つの課題として挑戦をしていただくというところがもしあれば、大変それは価値あることではないかというのが一つの意見です。
 それから、最後に7ページのところで、容器包装の材質についての工夫等々の見解がございますが、これは当然PP・PE等の素材を前提の論議でありましたので、あえて申し上げませんでしたけれども、最後でございますので、ぜひ検討していただきたいのは、植物由来の素材に関する件でございます。現在、他の省でございますけれども、農水の方ではバイオマスのエタノール及びバイオマスのプラスチック等々についての具体的な検討及び事業を推進しようとしておりますが、こういうものとの政府内におけるすり合わせ等は、ぜひやっていただきたいと強く思います。もちろん、燃料か食料かという論議がございますけれども、現実的にはやはり稲でありますとか、古古古米、古が三つぐらいつくぐらいの米などは、これは十分に素材として値するものがあるかというふうに思っております。私は小売業でございますが、例えば、私どもが大量に使っております包装材の素材を化石燃料由来から植物由来に大きく転換をしたいという意思がございますけれども、こういうものが具体的にできるような一つの政策の方向性を政府として出していただきたいということを、最後に意見として申し上げておきたいと思います。
 以上です。

○郡嶌座長 ありがとうございました。織委員、よろしくお願いします。

○織委員 前回お休みさせていただいてしまったので、3点ほど言わせていただきたいと思います。
 私、今回の委員会に挑むときに当たって懸念事項が3点ありました。1点は、マテリアルリサイクル優先というのが果たして合理的なのか。合理的なのは、経済的な面でも環境面でも合理的なのかということを技術的な面から評価することが可能なのかどうかという問題意識です。もう1点は、逆に優先的な制度があるがゆえに、安易なマテリアルリサイクルへの参入がなされており、それによってかえって環境負荷が高まってしまっているのではないかと。こういう懸念です。3点目は、先ほど皆さんおっしゃっていたように、バランスがいいリサイクル手法というものが日本では構築されなければならない一方で、ケミカルリサイクルについて十分に市民が理解しているか。ケミカルリサイクルについてのコミュニケーション努力が事業者側には足りないのではないかと。この3点の懸念をもって、今回の審議会に挑まさせていただきました。
 結論から申しますと、マテリアルリサイクルの優先の技術的な優位性というものはLCAでは見つからないだろうということが明らかになったと思います。ただ、先ほど皆さんもおっしゃっていたように、そうはいっても、トータルでいろいろな環境負荷を見ていく、そしていろいろな関係者が一同に集まって、こういうものの考え方もあるんだとか、あるいは確かに品質をよくすると一方で環境負荷が高まってしまうものもあるんだとか、何になるかということが非常に重要なんだということを消費者の方も初めて知ったという面もありますし、ある一方の事業者でも初めて知ることができたということでは、非常にこの委員会の意義は高かったかなというふうに思います。
 それから、安易な参入を何とかとめるべきではないかという点に関しては、今回品質基準という考え方を導入された点というものについては評価したいと思っております。ただ、品質が高ければいいのかという問題も一方にあるのではないかという懸念は若干しております。例えば、塩素率が低くなっていくということをしようと思えば、一方において水質汚濁が高くなるような、水を大量に使っていくですとか、あるいは大気汚染というのはないのかもしれないのですけれども、そういった面で品質基準をクリアさえできればいいのかという問題がありますので、そこはやっぱりトータルに環境負荷がどうなっているのかということも、やっぱり考えていかなくてはならないだろうと。余り品質基準だけが歯どめになってしまうという傾向は、非常に逆に危険かなという気がしております。
 最後の、ケミカルリサイクルにおけるコミュニケーション不足という面に関しては、私はこのモデル事業を非常に高く評価しております。このモデル事業の運用の仕方によっては、日本の容器包装リサイクル法の連携というものが随分変わってくるのではないかと。そのためにはこのモデル事業というのを、本当に実質的なものにしていっていただきたいなと思います。つまりモデル事業においてケミカルリサイクルの方、あるいはマテリアルリサイクルの方が本当に環境負荷というものは我々の手法はこうですと。こういう環境面での合理性、経済面での合理性があるということを、住民の方や自治体の方にきちっと納得、データを提供して納得してもらえれば、そこの地区ではその手法を選択する。これがバランスのとれた手法のあるべき姿だと思うんですね。
 住民に、あるいは自治体にきちんと事業者が情報を提供してコミュニケーションをしていって、住民が納得して取っていく。それが当たり前の姿になっていくというのがあるべき姿だと思うので、むしろこのモデル地区事業というものがうまく拡大をしていって、きちっとコミュニケーションをやって、きちっとデータを提供できたところが、それが別にマテリアル優先ということではなくて、場合によってはもちろんマテリアル優先でも構わないのですけれども、できるというのがうまく拡大できるように、ですから、ここのモデル事業の選定ですとか、拡大というところの透明性を行政の裁量になるべく寄らないでというか、隠れたものではなくて、みんなが納得できる形で展開していただく。これが今回の審議の大きなポイントになっていくのではないかなというふうに思っております。
 その際には重ねて、環境負荷、先ほどから何度も話が出ておりますけれども、やっぱり今こういう機会で初めてトータルに環境負荷、残渣の問題というものも全部見るということが議論の土台に乗ってきましたので、この審議もあわせて継続していただきたい。ですから、私の要望というのは、このモデル事業の実質的な拡大を阻害するような要因はなるべく避けていただいて、広く皆さんの住民の周知の目にやって実質的なものにしていただきたい。それとあわせて、そこのデータとなり得るような、COの排出量でも何でも構わないのですけれども、トータルでマテリアル、ケミカルというものがどういう環境負荷を与えているのかどうかというものを、どういうデータを出せば住民の方にもわかるのかというようなことも踏まえて技術検討というものを継続するという一言なんですけれども、具体的に本当に消えることなくやっていただきたいという、この2点につきます。

○郡嶌座長 ありがとうございました。金子委員、お願いします。

○金子委員 3点意見を言わせていただきます。
 1点は、4ページのところの○二つ目のところで、先ほど来意見が出ておりますが、非常に重要なことなので繰り返しになるかもしれませんが、述べさせていただきたいと思います。バランスのとれた組合せという形でここに書いてございまして、私自身は50%程度のところがバランスのとれた組合せ、一つの手法が非常に大きくなるというのは、やっぱりバランスとれてないのではないかと思うのですけれども、それにつきましては、その下の資源の有効利用と環境負荷、この低減、ここのバランスを、ここがどう動くかによってそのバランスもかなり変わってくると思いますので、この辺の見方でぜひとも進めていただきたい。○2のところで、再商品化を効果的かつ効率的に実施すべきとありますが、その下に続いて、その実施に当たってはと来ておりまして、非常にここつながりがよくなったというふうに思っているのですけれども。
 この次のところにつきましては、必要に応じて見直しを行うなど状況の変化を踏まえて柔軟に対応すると書いてございますが、実際に毎年再商品化の業績が出てまいります。その結果が出てきますので、これはもう必要に応じてと申しますよりも、その結果を踏まえた上で、十分解析した上でどう進めるかというのは、これは必然的に毎年出てくるのではないかと思っております。再商品化を毎年進めるに当たっての、その最初の段階でどういうふうな問題があるのかというのを設定した中で、その設定に向けてその結果がどうだったというふうな取り組みで、ぜひとも毎年この組合せをどういうふうにしていくかというのを見ていっていいただきたいと思っております。
 2点目は7ページのところの一番上の○のところにございまして、容器包装リサイクル協会さんの方に対する仕事として、また再商品化の実施に当たっては、再商品化製品の最終的な利用状況及び環境負荷に関する情報を把握しろと、それから提供しろと書いてございますけれども、これにつきましては、やはり容リ協会さんの方がいろいろやる中で、今まで今回のところでいわゆる品質基準を決めて、そこに向けてある優先を決めていこうとしておりますが、単にそれを決めるだけではだめで、その後の製品がどのような価値を生むかというのが非常に重要になってくると思います。そういう意味では、容リ協会の方がその最終製品を利用されたものがどういう形で使われているかということ、それからそれがどういう価値を持つもの、あるいはそれに価値を持つ最終利用製品をつかまえるのがなかなか難しければ、再製品、いわゆる再商品化製品の価格、これをきっちりつかめるような形で、あるいは契約がどうなっているか私自身はよく理解できておりませんけれども、そういうふうな形の中で取り込めるような形で、ぜひともやっていただきたいというふうに思っております。
 それから3点目は、戻りまして5ページのところの品質基準のところでございますけれども、前回塩素の、いわゆる材料リサイクルと塩素の話が出まして、それで実際のところは、やはり有機塩素よりも無機塩素の方が材料リサイクルにおける塩素分としては影響が大きいというふうに話が出ておりまして、それは全くそのとおりだと思っております。それと、材料リサイクルに関しましては塩素分だけではなくて、やはり先ほど織委員の方から話ありましたように、塩素分を減らしていくということは、無機塩素の場合ですと洗浄を強化するという形になりますけれども、やはりそれ以外にほかの成分、いわゆる主成分のところをどのようにするかというのが非常に重要だと思いますので、この辺の品質基準の中身については十分詰めていっていただきたいというふうに思っております。
 それから、塩素に関しましては、ケミカルリサイクルでもやはり塩素がない方がいいというところ、それから塩素は余り影響ないという手法がございましたけれども、そういう意味で、いわゆる有機塩素がどういうふうな形で入ってくるかと申しますと、ラップのところから入ってくるのが現在はメーンでございます。そういう意味では、これからいわゆるプラスチックのリサイクルにおきまして、そういうふうな塩素の入ってくるラップ類のところをどう扱うかというのも、ひとつきっちりした形でとらえていく必要があるのではないか。これが再商品化の分別基準適合物に合っているのかどうかということも含めまして、それは分別基準適合物から外していくような形も踏まえた上で国が基準を設けてはというのが6ページの真ん中辺に書いてございますけれども、そういう中で、やはりリサイクルしやすい形のやり方がどういうものであるかというのを、国の方の基準として決めて進めていっていただきたいと。
 以上です。

○郡嶌座長 ありがとうございます。佐々木委員、お願いします。

○佐々木委員 4点ほど意見を言わせていただきたいと思います。
 まず一つは、再商品化手法に関連しまして、4ページのところでバランスのとれた組合せを確保し、資源の有効利用と環境負荷の低減を目指していくということで、これは当然のことだと思いますが、大事なことは住民が、あるいは自治体が分別収集したものがどうなるかということで、5ページの一番最後に書いてあります、いわゆる残渣の扱いでございまして、それを単純焼却ではなくて、有効利用を求めることが適切であるということで触れられたことにつきましては評価をしたいというふうに思います。それと、特にこれからはリサイクルしやすい、これはどの関係者の方も同じ意見だと思いますが、リサイクルしやすい製品を市民に提供をしていただきたいというふうに思います。なかなか難しい面もあると思いますが、ぜひその辺は意を用いていただければと思います。
 2点目は、モデル事業についてであります。5ページの上の方でございますが、実施する主体同士がお互いに顔の見える関係でということで、いわゆる再商品化手法を地域の意向を踏まえる形でというような仕組みが導入された。これも我々としては、そういった手法が選べるようにしてほしいと。いろいろな条件があるにしても、選べるようにしてほしいということが取り上げられたことについても評価をしたいと思います。ただ、モデル事業についての評価の点、いろいろご指摘もございましたが、きちんと住民や関係自治体の評価もあわせてお願いをしたいというふうに考えております。
 3点目は分別収集についてであります。分別収集、当然これから質の高い分別収集が求められていくということにこの結論でも出ておりますが、今、市町村が行っております分別収集、皆さんもご存じだと思います。品目にいたしまして15、20、25、そういったものが家庭内保管というのがあるわけですね。それが毎日その品目を全部出せるわけではございませんし、当然細分化すればするほど収集効率は悪くなっていきます。そういった意味で、この報告書でも触れられておりますが、単に表示をすれば分別がしやすくなるということだけではない、いろいろな関連するところもきちっと関係者で議論した上で、方向性を出していただければというふうに思っております。
 4点目でございます。これはちょっとその他ということになるわけですが、二つございます。一つは、先ほど崎田委員からもお話がありました、将来へ向けてということで、中長期的な観点も触れられておりますが、議論のありました品目の拡大、あるいは素材別の方向性といいますか、将来に向けたそういったことも議論の中で出てきておりましたことでありますので、今後どうしていくかというようなことも押さえておいていただければと思います。
 最後ですが、ここに関係された方々、いろいろな立場からご意見をいただいておりますが、これから住民あるいは市民、消費者にいろいろなことをお願いしていくわけですので、きちっとした情報提供、なぜそういうことをやるのか、あるいは必要である情報、そういうことを自分たちだけで考えずに、住民が必要なものをきちっと公開していくというような立場でいければ、もっともっといい制度になっていくのではないかなということで、4点意見を申し上げさせていただきました。
 以上でございます。

○郡嶌座長 どうもありがとうございました。花澤委員にお願いします。

○花澤委員 たびたび皆さんおっしゃっていますが、私もこの多様な再商品化手法のバランスのとれた組合せということについて、まず1点意見を述べさせていただきたいと思います。要するに、ここの7回までの今回までの議論の中で、結局のところ現状では特定の手法の優位性を示すには至らなかったということから、こういった多様な再商品化手法のバランスのとれた組合せの確保ということになったんだろうと思います。したがいまして、そういう観点からいいますと、特定の手法が過半を占めるというような状況は、バランスのとれた組合せというのにはならないのではないかと。一つ、特定の手法が過半を占めないようにというのが一つの考え方ではないかと思いますので、ご検討を願えればと思っております。
 それから、これに関連いたしまして、前回も申し上げましたけれども、サーマルリサイクルの取り扱いにつきまして、せっかく位置づけていただきましたので、何とか20年度に施行していただく、その準備をするその中で施行していただくとか、そういった取り組みも将来に向けてやっていただけないかなというふうに考えております。
 それから、その下の必要に応じての見直しのところですけれども、皆さんもおっしゃってましたように、私も結局のところ十分に今回、特にLCA分析について十分な最終的な技術的な評価が得られないまま、今回こういった形で取りまとめていただくということですので、ぜひ必要に応じて見直しということをしっかりと位置づけていただけないかなと思います。現在、容リ協会で毎年度入札選定方法をお決めになって対応なさっているわけでございまして、ここの技術動向や処理の実施状況、あるいはLCA分析等の科学的知見の把握及び評価、こういったことを踏まえて、毎年度の容リ協会におけます入札設定方法の策定ということをしていただきたいというふうに思っております。
 それから、3番目といたしまして、一定の品質基準の問題ですけれども、これも皆さんおっしゃっていますが、やはり根本は可能な限りプラスチック製品の原材料を代替するような、資源性の高い再商品化製品が得られるようにという、こういった目的があるわけですから、品質基準の例示として上がっております塩素・水分等ということでいろいろご検討いただくのだとは思いますけれども、塩素・水分だけではいかがかなと。各委員がおっしゃってられましたように、主成分の比率ということも重要なポイントであるというふうに考える次第であります。
 以上でございますが、今回本当に各関係者がそれぞれ集まって、それぞれのお立場から現状分析してここまでやっていただいたことにつきまして、私ども食品産業界といたしましても大変感謝申し上げる次第でございまして、引き続きLCA分析の検討も含めて、さらなるよりよい容リ法の運用についてご尽力いただければと思います。
 以上でございます。

○郡嶌座長 どうもありがとうございました。濱委員、お願いします。

○濱委員 初めに、こういった場に再商品化事業者として参加させていただいたことを感謝申し上げます。
 まず、我々、材料リサイクルをやっておる再商品化事業者は、与えられたといいますか、現状での入ってくる品質のベールの中から最低限必要とする再商品化率といいますか、施設として満たさなければならない基準をクリアするためにリサイクルを行っているのですが、そういった意味で、当初皆さんにお叱りを受けたんですが、発表させていただいて、特にそこで言いたかった部分といいますのは、我々の生産しておりますところのそういった再商品化製品が、我々だけの努力ではなくて、我々以上に利用事業者の側で非常に努力していただいた技術の向上とかも相まって、ああいった製品ができてきていますよということを、まず理解していただきたかったという点。そういった意味で、利用事業者の方2社ほど発表いただいたわけなんですが、もっといろいろな方に出て、本当のところというか、技術の進展状況だとか、そういう利用状況なんかを発表していただきたかったなと思うのです。
 我々が出荷していますそういった製品というのは、そういった利用事業者の技術の向上もあるのですが、まず最低利用してみようかと第一歩を踏み出していただけるような、そういう品質のものを提供しないといけないと。そういった意味合いで先般、前回のこの場において意見書という形で基準というのを示させていただいております。それをクリアした段階で、初めてサンプルとして使用していただくと。それに、はしにも棒にもかからないような、そういった品質のものについては全く利用していただけないという状況であります。
 先ほど来、品質基準として主成分ということで言われておったのですが、そういう話があるのですが、私どものというか、このたび我々一貫して利用事業者の方でどういった製品の、どういった組成を持つ材料であれば利用できるのかなということで、多少コストはかかってはいるのですが、組成分析という形で一貫してやっております。その分析結果については、容リ協会さんの方へ毎回報告させていただいておるのですが、そういった手法。それと、ガイドラインで示されております方法による主成分比率というのを、このたび同じサンプルから同時にそういう検査をしていただきました。それを見ますと我々の平均が、主成分がここでいいますと平均で85%という比率になっていたのですが、このたび出しましたそういう協会の規定での検出方法でやりますと98.8%というような、そういう比率になっております。
 実際のところ、主成分比率というのが非常に出すのは困難じゃなかろうかなという感じをしておるのですが、かように分析方法、分析機関、またいろいろなところ、それぞれによって若干相違があるんじゃないかなと思っております。ということで、今度厳正にそういった品質であるとか、そういうのを検査するとここで述べられておりますので、ぜひとも協会さんの方できちっとそういった評価がばらつかないような形で、統一した形で協会さんの手によって分析を行っていただければ、私どもも安心して業が推進できるのではないかなと思いますし、また変に誤解を受けることもないんじゃないかなと思っております。
 また、最後にもう1点、利用事業者の方に昨年の暮れか、今年の初めかにかけまして、経済産業省さんの方からアンケート調査をされたようにお伺いしております。その結果が出たのか出ないのかということもちょっとお聞きしたいなということで、ひとつお願い申し上げます。
 以上でございます。

○郡嶌座長 ありがとうございました。

○リサイクル推進課長 今、ご照会のありました利用事業者についてのアンケートというのは実施しておりますので、それについては今まとめているところでございますので、まとめたものについては、また皆さんのところに提供できるような形にしてできればと思っております。

○郡嶌座長 ありがとうございました。そうしたら早川委員、お願いします。

○早川委員 この取りまとめなんですが、地域における連携の在り方でありますとか、市民にわかりやすい環境情報の提供、こういった記載がなされておりまして、いい取りまとめをいただいたなと思っております。先ほど、市町村の役割が少し明確ではないかなというご意見もございましたが、私ども自治体としましては、とにかく質の高い分別ということを認識しております。分別の細分化という領域に入っていくのだろうと思いますが、私どもこれはやぶさかではございません。本当に踏み込んでいきたい課題であるというふうに認識をしておりますが、この取り組みにつきましては、保管場所の確保、それから収集体制の再構築、中間処理の実施ということで、非常に労力と経費を要します。市町村、非常に幅広い施策を展開しておりますので、揺りかごから墓場というふうな表現もございますが、優先順位という部分でなかなか踏み込んでいけないという事情があることを、ひとつご認識を願いたいと思います。環境問題を考えれば、早急にも取り組みたい課題であるというふうな認識は持っております。
 それから、先ほどレジ袋についてのご議論がありましたが、これにつきましては、別途このような議論の場がまた設けられましたら、情報収集という意味で我々も非常にありがたいと思いますので、ひとつご検討いただきたいと思います。
 以上でございます。

○郡嶌座長 ありがとうございます。そうしたら平尾委員、お願いします。

○平尾委員 前回、前々回と2回欠席させていただきまして、本当に申しわけありませんでした。LCAの報告を森口委員がされたときも不在だったので、皆様の生のご意見を聞いてはいないのですが、本日、皆様のご意見をお聞きする限りでは、非常に期待が高いということをひしひしと感じております。ただ、先ほど来お話がある中で、引き続きやっていきましょうというご意見については確かにそのとおりだと感じております。ただ、今回の議論の中で時間がなかったので十分取りまとめられなかったと。つまりもう少し時間があれば、もっと何か1、2、3位と並ぶような結果が出るということを期待されておられるのだとすると、恐らく森口委員ご説明されているとは思うのですが、違いますということですね。幾つかの問題がやっぱりあって、重ねての説明になるかもしれませんが、データの取得に関して、この期間においていろいろな事業者様がご協力いただいたとは思いますが、必ずしももちろん十分ではないです。
 それから、恐らくライフサイクルアセスメントというのは、もともとの原理原則を言えば生まれたときから、プラスチックで言えば石油から本当に地球に返す、燃やすなら燃やしたり、あるいは埋め立てたらば、そこでとまるかもしれませんがというようなところまでをやりたいのですけれども、今回ご報告させていただいたのは、1トンのベールが突然地球にあらわれたと。それを何らかの方法でペレットのような形にしたとか、油のような形にしたというところまでになっていますので、本当の意味でライフサイクルアセスメントではない。先ほど来ご議論があるように、例えば市町村、あるいは市民のご努力というのは非常に貴重なものでありますが、一方で、質を上げることに伴って、それなりのご努力をいただく分、何らかの環境負荷もふえるかもしれないという部分については、例えば入っていない。
 それから、マテリアルリサイクルにおいても、今回幾つかのケースについてやってはいるのですけれども、利用のされ方、次のステップ、つまりここでいう再商品化というのはペレットだとしますと、その次の利用事業者というのはそれを何か製品にした人を利用事業者と言っていますが、本当はそれをまた使う消費者という方もいて、その消費者がまたその後どうされるかということにも大きく依存します。幾つかの商品ではどうなっているかわかりませんというお答えがあったりいたしますし、もちろんちゃんと戻して、もう一度利用しています。あるいは、次はサーマルでしっかり熱回収をされますというようなこともあると思うのですけれども、そういう状況を総合的に判断できる手法ではあるのですけれども、そこにまでは至っていない。
 ただ、ここで皆様に今回報告したような内容をご覧いただいて、いろいろと議論するための種になるということはおわかりいただけたということは、今回の審議の非常に大きな進展だと思っています。ですから、またそれをいただいて今回報告書の中にありますように、引き続き繰り返し継続的な議論をしていただいて、また皆様に見ていただくというようなことをしていくところがLCAのポイントで、LCAの企画書の中でも解釈フレーズというのがあって、解釈をするのはLCAの実習者である容リ協が、今回やった委員会ではなくて、その結果を皆さんが何を見るのだ、COなのか、資源の有効なのか、埋め立ての量を減らすのか、そこはやはり皆さん、あるいは市民の皆さんがどう考えるかというところを議論していただく場として利用していただく。だから、LCAで結論が出るというのではないのは、しつこいようですが申し上げたいと思います。
 一方で、やっぱり継続してやっていきたい、やっていくべきだと私も思いますので、今、申し上げたように、やはりデータを今回評価し、公開し、というところをかなり取りまとめの中に入れていただきましたけれども、やはり事業者の皆さんに当たっては、再商品化を利用される方まで含めて、あるいは市町村の方も含めて、いろいろとデータ収集について引き続きご協力をいただけるような施策をとっていただきたいなというふうに思っております。
 ということで、LCAについてはちょっとそのように意見を出させていただきます。ちょっと違う観点ですが、皆様と繰り返しになりますが、やはりモデル事業については高く今回取りまとめられたことを評価したいと思います。ここにおいても特定の市町村において、例えば先ほど議論が出たケミカルを選んだときにどういうことが起きるのかなんていうデータが出てきますと、やはりまたLCAにとっても非常に大きなデータ収集になってくると思いますので、そういうような利用の仕方についても、ぜひ今後進めていく上でご検討いただければありがたいなと思います。
 以上です。

○郡嶌座長 ありがとうございました。最後に八木委員、お願いします。

○八木委員 本日、最後の検討会ということで、今までの繰り返しになってしまうと思うのですけれども、2点ほど申し上げたいと思います。
 まず、材料リサイクルの立場として、やはり品質を上げる、それからコストを下げる、それから製品の汎用性を上げるということですね。これは引き続き努力していかなければならないことだと思いますし、それはリサイクルやる立場としての責任を負っているものだと思います。と同時に、やはり特定事業者の方にも、ある程度製品をつくる段階での製品設計ということで、ぜひとも協力いただきたいと。そういう協力があれば、材料リサイクルの方も品質も上がりますし、コストも下がるという側面が必ずあると思いますので、今後も継続的にこういう議論の場があれば私も情報提供していきたいと思いますし、ぜひそういう場所をつくっていただきたいと思います。
 実際、つい先日現場で引き取ってきたベールをもう1回ばらして複合素材がどれぐらい入っているのか、もう一度確認とってみたんですけれども、全体の占める割合です。容リプラというと複合素材ばっかりだというようなイメージがあるのですけれども、必ずしも多くはないのですね、全体の割合からすると。多くはやっぱり単品素材でつくられていて、それはリサイクルしやすいと。一部のやっぱりリサイクルしにくい複合素材が入っていることで、全体の品質を落としているという側面はやはりあるのかなと。実際に分けてみて、そういう感じを持ちました。やはり機能面、複合素材は空気を遮断するだとか、水分を通さないとか、いろいろ機能はあるとは思うんですけれども、例えば同じ冷凍食品でも、本当に薄い単品の素材でつくられているものもあれば、アルミ蒸着が張ってあったり、そのアルミ蒸着にさらに別の素材が張ってあったり、厚みも重量もふえているというような素材があって、同じような冷凍食品で同じ食材のように見えるのですけれども、どこら辺に機能の違いがあるのかというのも含めて、もう一度ぜひ見直していただきたいと思います。もちろん、どうしても無理な部分を全部変えるという必要はなくて、同時にリサイクルしやすい複合素材の開発というのも含めて検討できるのではないかと思います。
 それから、2点目の方なんですけれども、LCAの検討結果を引き続き検討していくということで、私もこれはぜひ進めていただきたいということなんですけれども、これも前回の検討会で説明した部分でもあるのですけれども、現在の比較方法は、現状のバージンプロセスを前提としているものであって、現状のバージンプロセスのCO排出が多いほどリサイクル効果が高くなるという結果がありますので、そうではなくて、日本全体としてCOを削減していくという広い立場に立ってどうやっていくかということを、ぜひ含めてもらいたいと思います。具体的に言いますと、やはりバイオマスを推進するだとか、最近はそういう話が出てくると思うのですけれども、例えば石炭のものをバイオマスに変えた場合どうなるのか。あるいは、プラスチックの容器包装の部分をバイオマス由来のものにつくり変えた場合に、それがリユース、リサイクルできるのか。した場合にどういう影響があるのかとか、そういうのも含めて総合的にLCAを検討していただければなと思います。
 それから最後に、このような議論の場に再商品化事業者の立場として参加できたことに大変感謝しております。今後も、ぜひこのような議論の場を継続していただきたいと思います。
 以上です。

○郡嶌座長 どうもありがとうございました。本日、いろいろな皆さん方のご意見をいただきました。本日ご審議いただきましたこの取りまとめ案につきましては、ほぼご意見を伺っておりますと、委員の皆さん方のご了解が得られたものと考えております。むしろ本日はこの了解の上にどういうふうに進めていったらいいのか。あるいは運用に関するご意見、あるいはご注文等が多かったような気がします。ぜひとも、関係各位におかれましては、そこの点につきまして十分留意をしながら進めていただけたらと思います。つきましては、この取りまとめ案につきまして、事務局にてパブリックコメントに付すこととし、最終の取りまとめにつきましては座長一任とさせていただきたいと考えますけれども、いかがでしょうか。
(異議なし)

○郡嶌座長 よろしゅうございますでしょうか。ありがとうございます。それでは、そのように取り計らわせていただきたいと思います。
 本日もいろいろ熱心にご議論いただきまして、まことにありがとうございました。プラスチック容器包装に係る再商品化の在り方に関する検討につきましては、本年の2月から本日まで7回にわたりまして熱心なご議論をいただきながら審議をしていただきましたけれども、委員、あるいは関係者の皆さん方のご協力をもちまして、すべてがこれによって一件落着という遠山の金さん的な解決策にはなりませんでしたけれども、本日の審議をもって一区切りとしながら、先ほど既に皆さん方のご意見をいただいたものについては、引き続きまた何らかの形で考えていただけるものだと考えております。委員の皆さん方には、改めましていろいろご議論をいただきまして感謝を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。
 それでは、最後に事務局の方から、取りまとめ案についての今後の取り扱いにつきましてご説明の方、よろしくお願いしたいと思います。

○リサイクル推進室長 どうもありがとうございました。本日ご了解いただきました取りまとめ案につきましては、環境省、経済産業省の両省で準備が整い次第、パブリックコメントを実施したいと考えております。パブリックコメント終了後の取り扱いにつきましては、座長にご一任いただきましたけれども、座長とご相談し、その取り扱いについては各委員にご連絡をさせていただきたいと考えております。
 なお、最後でございますので、ちょっと環境省としてお礼の言葉を申し上げたいと思います。7回にわたる熱心なご審議、本当にどうもありがとうございました。今回の会議におきましては、まさにプラスチック製容器包装の再商品化に係る川上から川下までの多様なファクターの方々にご参加をいただきまして、非常に濃密な情報交換をしていただいたわけでございまして、先生方も大変情報を得る機会にもなっただろうと思いますし、私ども政策立案の立場としても、大変有効な会合であったというふうに感謝を申し上げたいというふうに思います。おかげさまで基本的な方向性ということについては、今回この報告書案でご了解をいただいたわけでございまして、今後必要に応じてまた検討、見直しを行っていくというようなことになっておりますので、まさに必要に応じて検討、また見直しを行うことになろうかというふうに思います。また、このご審議の過程でいただいたいろいろなご意見、あるいはこの報告書の中でも幾つか宿題になっているような事項につきましては、環境省としましても誠実に対応してまいりたいというふうに考えております。例えば、LCA分析などの継続的な検討というようなものについても容リ協に任せるだけではなくて、役所としても必要な対応は行っていきたいというふうに考えているところでございます。
 今回、当初は非常に関係の方々が初めて一堂に会したということから、ややもすれば意見の対立もご意見としてはあったところですが、最終的にはある一つの方向性に向かって、それぞれのファクターの方々が前に向かっていくというような形の報告書を取りまとめていただきましたので、私どもとしても、そういった方向についてできる限りのご支援をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。本当に委員の先生方にはご協力をいただきまして、どうもありがとうございました。

○リサイクル推進課長 経済産業省の方からも、一言申し上げさせていただきたいと思います。本当にこの7回の審議を通しまして、長い間、皆様方にいろいろご議論をいただきましてありがとうございます。議論していただくだけでなく、再商品化事業者の委員の方々におかれましては2回に分けてプレゼンテーションしていただき、本当にどのようなことをやっているかということをお互いに知るための非常にいい機会ではなかったかと思います。
 その結果としまして、今回このように取りまとめさせていただきましたけれども、今後ますますそれぞれの再商品化を含めた状況について把握して、それを共有していくことが重要であるという認識が今回出たのではなかろうかと思います。まさにそういう状況の認識の共有化ということが今後の方向を決めていく上での基礎になるというふうに考えておりますので、引き続きよろしくお願いできればと思っております。本当にこの半年余りご議論いただきまして、ありがとうございます。

○郡嶌座長 重ねまして、委員の皆さん方には感謝申し上げたいと思います。それでは、本日の合同会議をこれにて終了させていただきたいと思います。どうもありがとうございました。

午後4時35分閉会