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■議事録一覧■

産業構造審議会環境部会
廃棄物・リサイクル小委員会容器包装リサイクルWGプラスチック製容器包装に係る再商品化手法検討会
中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会
プラスチック製容器包装に係る再商品化手法専門委員会
産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会
第4回 合同会合
議事録


1.日時:
平成19年4月13日(金)15時00分〜17時30分
2.場所:
全国都市会館 2階 大ホール
3.議題
  • (1)再商品化製品利用事業者等関係者からの説明
    • [1] 株式会社近江物産
    • [2] 株式会社タイボー
    • [3] プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
    • [4] 社団法人全国都市清掃会議
  • (2)その他
4.合同会合名簿(敬称略、50音順)
座長
郡嶌 孝
同志社大学経済学部教授
委員
安達 肇
福井環境事業(株)代表取締役
石川 雅紀
神戸大学大学院経済学研究科教授
岩倉捷之助
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会会長
上山 静一
日本チェーンストア協会環境委員
大塚 直
早稲田大学法学部教授
織 朱實
関東学院大学法学部助教授
勝山 剛頼
飯山陸送(株)常務取締役
金子 勇雄
日本プラスチック工業連盟専務理事
小阪 良雄
(株)イーユーピー代表取締役
近藤 博俊
新日本製鐵(株)技術総括部資源化推進GL部長
崎田 裕子
ジャーナリスト・環境カウンセラー
佐々木五郎
社団法人全国都市清掃会議専務理事
塩谷 操
札幌プラスチックリサイクル(株)代表取締役
辰巳 菊子
社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会理事
服部美佐子
容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
花澤 達夫
財団法人食品産業センター専務理事
濱 利治
(株)広島リサイクルセンター総務部長
早川 昌任
池田市市民生活部長
林 明夫
JFEスチール(株)常務執行役員総合リサイクル事業センター長
平尾 雅彦
東京大学大学院工学系研究科教授
森口 祐一
独立行政法人国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究センター長
八木雄一郎
明円工業(株)環境資源部苫小牧工場長
新宮 昭
(財)日本容器包装リサイクル協会専務理事(※)
(※)はオブザーバー
5.配布資料
資料1
産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会容器包装リサイクルWGプラスチック製容器包装に係る再商品化手法検討会、中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会プラスチック製容器包装に係る再商品化手法専門委員会合同会合名簿
資料2
第1回合同会合における主な意見
資料3
JFEスチール株式会社 資料
資料4
新日本製鐵株式会社 資料
資料5
札幌プラスチックリサイクル株式会社 資料
資料6
株式会社イーユーピー 資料
参考資料1
再商品化(リサイクル)に関する用語の整理
(第11回産業構造審議会容器包装リサイクル小委員会(H10.6.17)資料より)
添付資料

○横田リサイクル推進課長 定刻になりましたので、ただいまから、産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会容器包装リサイクルワーキンググループプラスチック製容器包装に係る再商品化手法検討会及び中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会プラスチック製容器包装に係る再商品化手法専門委員会の合同会合第4回を開催いたします。
 委員の皆様におかれましては、お忙しい中をお集まりいただき、ありがとうございます。
 まず初めに、委員の方の変更につきましてご紹介させていただきます。
 今回から、社団法人全国都市清掃会議専務理事であられました石井和男様にかわりまして、佐々木五郎委員が就任されました。

○佐々木委員 どうぞよろしくお願いいたします。

○横田リサイクル推進課長 よろしくお願いいたします。
 続きまして、お手元の配付資料をご確認願います。
 本日の資料は、1束にまとまってございまして、右下にページ数がついてございますので、ページ数で確認していただければと思いますが、3ページからが資料1、5ページに資料2、19ページからが資料3、25ページからが資料4、35ページからが資料5で、それぞれは、合同会合の名簿、株式会社近江物産様の資料、株式会社タイボー様の資料、プラスチック容器包装リサイクル推進協議会様の資料、社団法人全国等清掃会議様の資料となっております。
 また、参考資料1としまして、47ページにございますが、本日、日本容器包装リサイクル協会から公表されました平成19年度再商品化事業者落札状況を添付しております。
 資料の不足がございましたら、お申しつけください。
 本合同会合につきましては、事務局を持ち回りとさせていただいており、本日の事務局は経済産業省が担当させていただいております。
 続きまして、本日の合同会合の出欠状況でございますが、おひとり遅れていらっしゃる方もおられますが、全委員23名のうち21名の委員の方にご出席いただいております。産業構造審議会の検討会につきましては10名の委員に、中央環境審議会の専門委員会につきましては11名の委員にご出席いただいており、それぞれ定足数に達しておりますことをお伝えいたします。
 また、本日は、材料リサイクルを通じて再商品化製品としてペレット等の形に再商品化されたプラスチックを利用されている事業者の方々として、株式会社近江物産の芝原茂樹代表取締役社長様、株式会社タイボーの平野二十四・容リプラ利用事業者協会会長様、このお二方にご出席いただいております。
 本合同会合の資料の取り扱いでございますが、原則すべて公開とさせていただきます。また、会合終了後に発言者名を記載した議事録を作成し、各委員のご了解をいただいた上で公開いたします。
 最後に、マイクの使い方についてご説明いたします。指名されたときにハンドマイクがまいりますので、それをお使いいただければと思います。なお、ご発言に当たりましては、いつものとおりネームプレートを立てていただければ、座長の方からご指名させていただきます。
 それでは、これ以降の議事進行を郡嶌座長にお願いいたします。

○郡嶌座長 それでは、早速でございますが、時間が限られておりますので、議事に入らせていただきたいと思います。
 第3回の合同会合におきましても事務局から連絡をしましたとおり、本日は、再商品化製品を利用する事業者と再商品化事業者以外の関係者の方々からご説明をいただきたいと思います。
 議事進行につきましては、それぞれの関係者からの説明ごとに質疑を行いたいと思います。各関係者の方々からのご説明は20分、それに対する質疑を10分として、最後に改めて全体の質疑を行いたいと思っております。
 本日は4名の方々からご説明をいただきますので、時間の厳守によろしくご協力をいただければと思います。
 それでは、初めに、株式会社近江物産の芝原代表取締役社長から「容リプラスチックのマテリアルリサイクル」について、資料2に基づきながらご説明をよろしくお願いいたします。

○芝原説明員 ただいまご紹介いただきました近江物産の芝原と申します。今日は、「容リプラスチックのマテリアルリサイクル−その活用と課題−」ということで、私どもの現在やっている事業と、容リを使っての事業についてご説明をさせていただきます。座って説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 まず、私ども近江物産の概要でありますが、本社は滋賀県栗東市にございます。そして、工場が福島県いわき市と岐阜県にありまして、岐阜県の方は神岡鉱業といいまして、私どもと一緒にここでバッテリーのリサイクルをやっている工場であります。そして、営業所は大阪と埼玉県の春日部に設けております。私は2代目で、社長になってまだ2年目であります。

 私どもの会社の経営理念の中にも、我々は何をすべきかということで、常に社員と共有をしながら理念をもっておりまして、この中に、私どもは、地球環境を守るリサイクル事業で、環境保全を目的とした循環型社会をつくるのだということ、そしてそれに貢献していくのだということで位置づけてやっております。環境方針もそれに基づいてやっておりまして、我々の事業が正しいかどうかを常にこれと照らし合わせながらやっております。

 私どもの概要でございますが、私どもは、本業は繊維の方を個人企業でやっていたのですが、1977年9月にプラスチック事業部として近江物産を設立して、以来、今日まで30年間、マテリアルリサイクルをメインにやっております。特に私どもで大きな力を注いでいるのが、自動車のバッテリーのプラスチックをリサイクルすること、飲料メーカーのビールケースなどのリサイクル、あとは電力やNTT等の産業廃棄物を中心としたリサイクルを日々やっております。
 最近では、自動車・家電リサイクル法ができまして、こういった分野でのプラスチックのリサイクルも手がけており、自動車ですとバンパーを回収したもの、家電では分別をしてこういったプラスチックのリサイクルをしております。また、産学連携でいろいろといただきまして、こういった研究開発もさせていただいております。

 我々のプラスチックのリサイクルは、価値あるプラスチックは価値あるものにしようという我々の考えで、昔は、カスケードといいまして、品質の要求の低い分野でのプラスチックの利用が多かったのですが、ここ最近は、物性を保持してリサイクルするもの、これは工業部品や工業製品に向けております。そして、出てきたものをもう1回同じものにできないかということで、その品質を保ちながらやっていく自己循環型のリサイクルの仕事。それから、従来のプラスチックのもっていた劣化などをバージン同等に戻していき、物性を向上するようなリサイクルを手がけて今やっております。

 私どもの事業内容の中でやっているものですが、矢印等でかいておりますように、自己循環型のリサイクル、物性を保持したリサイクル、そして我々もまだ若干カスケードのものもあります。
 先ほどいいましたように、バッテリーについてはもう1度自動車のバッテリーの材料に返して自動車の部品にする、自動車のバンパーについては自動車のバンパーや自動車部品としてやっていく、物流に使うコンテナーはコンテナーとしてもっていく、パレットはパレット。通信というのは、先ほどいいましたNTTさんなどの通信で使っておりますプラスチック類を、電力さんやNTTさん等にもっていくということをやっています。それから、建材にもっていくもの、また、フィルムはもう1度シートやフィルムに戻すというリサイクルです。
 私どもは月に 1,200トンのこういうリサイクルをしております。そして、我々は、高品位化のリサイクルということでやっていますが、これをもう少し価値の高いものにかえていくこともやろうとしております。今のところは、自己循環型のリサイクルが25%、物性を保持してリサイクルしているものが62%、カスケード的なものが13%という割り振りで我々はマテリアルリサイクルの事業を展開しております。

 そして、先ほどもいいましたように、ここ最近、産学連携で技術開発をしておりまして、昨年度は「使用済家電プラスチックの高度再利用技術に関する研究」ということで、家電を解体したプラスチックを我々は回収して、それをまた家電へ戻すということの研究、そしてポリプロピレンの残存寿命の予測などの研究、また、今、ローズ対応ということで、環境負荷の問題がいわれていますので、この辺の再生材も含めて品質保証技術をどうしていくかということの事業もやっております。

 私どもの会社のフロー図を簡単にかかせていただきました。
 私どもの事業の中で、下の方にピンクの枠で再生プラスチックと書いていますが、これが我々の事業の内容であります。商品は、メーカーでつくられて、それを商品にして消費者に渡っていきます。そして、家電でありますと、使用者が使った家電を回収して、金属とプラスチックなどを分別するのをリサイクルプラントのところでやっていただいて、回収のプラスチックだけを我々に持ち込み、これを再生していくという事業をコンパウンドとしてやっていくわけです。
 そして、ピンクのその枠の中でありますが、事前に我々も前処理をしております。産業廃棄物とかいろいろなものが入ってくるわけですが、そういう分別も若干しております。
 そして、固形物等については、粉砕をして洗浄していき、その後、混合ということでブレンドをするわけです。ここで今の容リの材料や産業廃棄物での材料などを、その品質を落とさないためにどうしたらいいかということで、添加剤等も入れながらブレンドをして、そしてペレットにしていくわけです。
 お手元にポリ袋に入れたペレットということでお配りしておりますが、再生ペレットというのが我々がやったもので、こういうものをお客様の方に入れてまた成型をされるということであります。
 ここでは品質管理等もきちっとして、スペックもみながらやっていきます。そして、これを再生ペレットとして成型メーカーさんにお戻しして、そこがまた成型をしてやっていく。我々は、先ほどいいましたように、コンパウンドをやるのが本業であります。

 私どもの目指す姿ということで書かせていただいています。
 我々は高品位をしていこうと。プラスチックという価値あるものを、できるだけプラスチックの価値あるものにかえていくということを念頭に置いて事業をして、近江物産での取り組みも、自己循環と物性保持、そしてカスケードになっていますが、バージン同等品をつくろうということで、研究もしながらやっております。そして、将来はカスケードを減らして、高品位化のプラスチックを送っていこうということであります。
 ここに大きい数字を書いているのは、産業廃棄物のマテリアルリサイクルが45万トンとなっていますが、全国的にこういうものを倍ぐらいにできることを考えていこうと。これは私どもが勝手に思っていることでありますが、自分のところもそのようにふやしていくつもりでの取り組みをしようということです。

 先ほどいいましたように我々の工場は福島と岐阜にありますが、物流、環境負荷を考えると、出たところでそれなりの加工をしていくことが大事でありますので、我々の同業者でネットワークをつくりまして、全国14カ所で我々と同じスペックで仕事をしていただく内容をやっております。
 近江物産の取り組みとしては、限りある資源を最大限生かし、価値あるものは価値あるものにマテリアルしていくことが基本でありまして、我々は滋賀県ですので、近江商人の「三方よし」の言葉を活用してここに書かせていただきましたが、売り手も買い手もよしで、そして環境や地域社会にもよいものをやっていくことが必要ではないかということであります。

 我々は、使用済みプラスチックの活用ということで、コンパウンド原料の要件としては、まず、単一材料ということで、異樹脂が入っていないことが大事であるということです。また、グレード別は、フィルムやインジェクションとかいろいろなグレードがあるわけですが、これも分けたもの。そして、異物というのは、金属類や紙がないものを本業としてはコンパウンドしています。
 また、材料ソースとしては、先ほどいいました産業廃棄物系のものを用いておりますが、最近は一般廃棄物の容リ等についてもここでコンパウンドしていく材料として扱っております。我々の考えとしては、きちっと分別をすれば、高品位化のリサイクルはできる。まぜてしまうと、カスケードとかには使用できない材料になっていくので、この辺を我々としては分別し、きちっとしたものをつくっていくことが大事かなと思っております。

 我々の製品は、容リを使っても、産業廃棄物でも、スペックをきちっとはかって、お客様にこういうスペックですよということでお渡ししています。これは我々の1つの材料のこういうスペックでやっているという数値であります。

 そして、容器リサイクル法の内容として、私どもが再資源化事業者から回収して使っているのは、第1番目はペットボトルを回収した後のキャップ、これは材質的にはPPがほとんどなのですが、これを回収して、先ほどいいましたブレドの中で使用しております。

 レジ袋だけを一般廃棄物の中から集めたものを時々もってくる業者もあるわけですが、これはこれだけの価値があるものですから、レジ袋をつくっているメーカー等にペレットにしておさめていきます。

 今、お手元にお渡ししていますペレットがこれであります。
 もう1つは私どもの会社でつくったペレットで、暗くてみにくいですので後で電気がついたときにみていただきたいのですけれど、容リと我々のペレットのごみなどの異物が目でみてもわかる状況になっていますが、そういうものも含めて使っていっていますけれど、我々は容リのペレットを使うときには、再資源化事業者と常にコンタクトをとって話をしながら、こうしましょう、ああしましょう、こういうものが入っていましたよとキャッチボールをして、我々が使いやすいよりいいものを回収できるように、品質も含めていいものをつくっていただくためにやっております。

 その容リのペレットをフィルム状にして写真に撮ったものです。これは容リ1ですが、ペレットの中に異物とか溶けない樹脂、これはペットか何かの樹脂が入っていたと思うのですが、そういうものが入っています。

 ここにもやはり溶けていない樹脂が入っております。

 これも溶けない樹脂ですが、この辺は比較的品質のいいペレットであります。こういう様態をつくっていただくと、我々もできるだけ多くの製品にできるということであります。

 これは、後でお話しされる平野さんのところから我々も分けていただいている材料でありまして、このようにフィルムにしても異物や溶けないものが少ないという素材であります。こういうものは高品位化に使っていけるということです。このサンプル5の異物ぐらいであれば、そう問題はありません。
 これは後で回していただきますが、これが異物を除去するフィルターでありますけれど、40というメッシュと、150と200というものです。容リでいえば40メッシュぐらいのものを使っておられると聞いていますが、これでとったものが出てくる。
 ところが、我々は工業部品として高品位化していくためには、こういったスクリーンを通す状態のものでなければなかなかお客様に満足して使っていただけないということであります。それをフィルターを通しますと、このようにプラスチックを溶かしていくわけですが、この網のところで、これは破れないように何枚かセットをしていますが、ここで異物をとめていきます。容リの中には、アルミ箔とか紙などが入ってくると、すべてここで詰まってしまって、こちらに製品が出てこないという状況になるので非常に困るというのが現状です。

 我々もいつも思うのですが、事前選別か事後選別かということが容リの材料の中でもあります。今、ペットボトルというものは、家庭でキャップを外して、シールをはがして出しておられます。それをファイバーにして、衣服などをつくっていくというので、非常にうまくいっているわけですが、その他プラはその他プラで全部没と一緒にしてしまうというところが高品位化として使いにくくしているのではないかなと。ですから、せっかくいいものでありますから、価値あるものに使おうとすれば、PPとかPEとかと表示はしているわけですから、その辺をきちっと分ければ、ごみではなしに、商品として価値が出てくるのではないか。
 先ほどいいました産業廃棄物の関係でいえば、OA機器などは手解体で分別して、樹脂などは我々のところに入ってくるようになっていますし、部品もリユースという形にしています。

 家電も、同じく手解体して、分別して、プラスチックだけをとって我々のところにもってきます。このようになっているので、一般家庭でもそういうことがやれれば、非常にいい樹脂として使えるし、残渣とか今いろいろ問題になっておりますが、そういうものも少なく、価値あるものとして使えるのではないか。せっかくこのように材料表示を製品の中で書いていただいております。キャップはPPですよとか、ペットボトルも表示してありますし、このフィルムは野菜を入れたりしていますけれどPPですよと、プラと書いてのリサイクルマークとしてPPと書いてある。では、このPPだけを消費者の方でこのように分けてもらえればということを自治体の中でやっていけば、もっともっと価値のあるプラスチックとしての使い方ができるのではないかなと思っております。

 これは私どもの従業員に、プラスチックはもったいないからもってこいということでやっていまして、家でペットボトルのキャップなどだけを分別して洗ってもってきます。まぜてしまえば、先ほどいいましたようにごみということですけれど、分ければ資源としてきちっとリサイクルもできてきますし、うまく活用もできてきます。

(パワーポイント)

 容リのペレットに期待することとして、我々も品質の安定化したものであればきちっと使えます。そういう意味で、再商品化の事業者との連携、そして情報交換を常にしながらやっていっていますし、今後もこういうことが必要ではないか。
 では、そのようにキャッチボールをして、いいものをつくってくださいといってきたけれども、分別すれば自動車や家電などにも使えるかもわかりませんが、その辺の安定供給が我々にしてもらえなければ、これを使うことはできないわけです。その中で我々自身が今感じているのは、再商品化事業者と指定法人との関係があって、入札制度で1年ごとに状況が変わり、回収する自治体もどんどん変わってきます。
 そうなると、再商品化の事業者に我々がこういう設備を入れて、こういう手選別をして、ここはこうしましょう、水で洗うときはこうやって洗ったらもう少し異物が少なくなりますよということで、長年かかっていいスペックになってきたころになると、入札制度になって、私のところはことしの入札でゼロでしたといわれると、我々が安定してそういう使い方ができないのではないかと非常に感じております。
 ですから、地域の自治体によって回収のシステムが、材料の分け方も違うようでありますので、きちっとやろうとしているところでそういうものがうまく入って、複数年数ということになれば、商品開発やいろいろな使い方はもっともっと我々もできていけると思いますので、容リのペレットをどう使っていくかという今回のテーマであれば、そこら辺を私どもとしては一番お願いしたいと思っております。
 以上、私どもの事業の内容と今回の容リについてのご報告をさせていただきました。どうもありがとうございました。

○郡嶌座長 どうもありがとうございました。ただいまの芝原説明員からのご説明に対しまして、ご質問及びご意見等がございましたら、どなたからでもよろしくお願いいたします。
 では、崎田委員、よろしくお願いします。

○崎田委員 ありがとうございます。今伺っていまして、最後の方でおっしゃっていた分別の質を高めればというところで、今、分別の中でPPとかPEとかと分けていないのですが、そのように自治体の方でしたらどうかという、ご提案にも聞こえたのですけれど、例えばそういうやり方にして、産業廃棄物と同じような質の高さできちんとできていくのか、それがどのくらい改善されると考えていらっしゃるのかということを伺いたいと思います。
 もう1つ、地域の限定と複数年契約というご提案がありまして、地域密着型できちんとやっていくということ自体は大変いいことだと思っていますが、その中で、企業の皆さんがよりよくという気持ちを忘れずにいっていただくのが大変重要なことだと思っているのですけれど、前回も、マテリアル事業者さんの中でのLCAの評価とか、そういうことも必要なのではないかというご提案も業者さんの中からもありましたが、どういうみずからの基準みたいなものをもっていけばいいのか、そんなことをどのようにお考えかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

○芝原説明員 1番目の分別につきましては、先ほども何点か、我々も実際に分別をされてもってきたものをリサイクルして、ペレット化をして、それをまたフィルムメーカーにおさめて、フィルムメーカーでバージンと再生を何%か入れてフィルムをつくっていくということはされておりますので、そのために我々は、PPとかPEとかというものを書いているので、回収の消費者も含めて、その辺がもう少しやれれば、後で平野さんの方から出るかもわかりませんけれど、塩ビが入っているものはどうするのかとか、この前の議論でも塩素分がどうという話も出ていましたが、最初から塩ビはどけましょうと、そういうことを徹底して回収のところでやれば、残渣のそういうものも少なくなってくるのではないかなと思っていますので、排出される家庭の中でその辺を分別されれば、我々も自信をもって高品位なものに使えますので、ぜひそういうものができればいいなと思います。
 それから、複数年ということも含めての問題で先ほどいいましたが、我々もいろいろな話をしてくると、再商品化の事業者がいいものをつくろうとすると何千万円という機械をどんどん入れていく。そうすると、ペットボトルも、我々が知っている何社かも、ペットのキャップをこういうふうにしてくれれば私どもは引き取りますよといっていたのですが、あるときゼロになったので入ってきませんという状態もありますし、また、設備をいろいろやったのに、回収がし切れないで会社更生を出したとか、そういう事業所も出てきております。
 ですから、せっかく設備を入れて皆さんの要望に合うような事業をしていこうとすれば、それなりの設備も入れる。ところが、1年ごとの入札制度になると、力のあるところ、ないところも含めて、いろいろ問題があるのかもわかりませんが、もうゼロになってしまうわけです。そうすると、事業がもうできていけないという状態になっているところもあるわけです。
 例えば、私どもがそういうところとキャッチボールをしながらいいものをつくって、これだったら我々はこの製品に20%入れられますよということで、12月の時点でできてきたと。ところが、入札の4月の結果をみたらゼロでしたといわれたら、我々も一生懸命やったのに、もう全然入ってこない。また一からどこかとやっていく。そういう繰り返しになるのではないかなと思いますので、競争原理という問題もあるかもわかりませんが、その辺の設備などは、事業をやっていく上ではある程度の保証はすべきではないかなと感じております。

○郡嶌座長 では、服部委員、お願いします。

○服部委員 今のご質問と重なるところもありますが、自治体の出入りがAからDランクとなっておりますけれど、品質の維持をするためには、今のAランクでもちょっと問題があるということなのでしょうかということが1点です。
 それから、PP、PE、PSとか、素材別に事前に分けた方がもちろんリサイクルしやすいと思うのですが、PP、PSというのを市民の方が漏れなく分別できるのかなというところは、まだ問題があると思います。
 例えば、マテリアル、あるいは材料というくくりで表示をすれば、先ほどのカスケード、高品質という分け方でいうと、高品質の方にリサイクルができるようになるかどうかということをお聞きしたいと思います。

○芝原説明員 きちっと分ければどんどん高品位化には使えます。先ほどいいましたように、PPのフィルムならPPのフィルムだけを集めれば、きちっとそういうフィルムにできていきますし、我々産業廃棄物のフィルムの中でも、一たん市場に出ていろいろな包装をして使ったものを、砂ぼこりのついたものもありますけれど、それを回収して、今度は建築用の養生に使うような厚みをもたせたフィルムをつくっていくとか、そういうこともやったりしますので、その辺は単一にある程度できてくればいいものができてきますし、高品位に使っていけると思っています。
 それから、2点目は何でしたでしょうか。

○服部委員 素材別ではなくて、これらがマテリアルに向いているということで、材料という表示とか、マテリアルのMとか、そういうわかりやすい表示をしたのではまだ不十分ですかということなのですが。

○芝原説明員 先ほどペレットの写真をおみせしましたが、どういう自治体がAランクとか、いろいろあるということですけれど、我々が実際に回収をしていないものですから、表示が何もないんです。ですから、我々はペレット化にするところまではみていますけれど、回収の状態を我々はみていないものですから、どこがいいということは、今のご質問についてはお答えできないんです。
 先ほどおっしゃったまぜた状態でということですが、そこでもペットとか溶けない樹脂とかいろいろ出ていますので、その辺のことがきちっとできれば、徐々にではありますけれど、いいものに使っていけると思います。

○森口委員 再生ペレットの成型製品などに行くときの品位の考え方について1点教えていただきたいのですが、容リの再生ペレットをどのぐらいのパーセンテージまぜるのが、コストなり品質なりとのバランスで一番いいのか。つまり、再生のペレットかバージンのペレットかということで製品分野が決まってしまっていて、再生ペレットの分野というのは特定のところしかないということもあるかもしれませんが、数%であるとか10%であるとか、比較的少ない割合でまぜていくことによって品位を保ちつつ用途を広げるという、そういう可能性があるのかどうか。概論で結構ですので、教えていただければと思います。

○芝原説明員 私どものブレンドをして使っていく数値でありますが、材料によってもいろいろ違っております。10%入れたり、少し純度のいいものであれば20%入れたり。我々の工業部品として出荷をするときの数値を、先ほどスペックをおみせしましたが、常にそれをはかりながら、では、15%がそこそここの範囲に入るということであれば、その範囲で進めていくという感じではやっております。
 ですから、何もかも20%ということではなく、常にお客様におさめるペレットのあれでやっております。ですから、我々が何%というのは、どういうものとどうまぜていくかということで、単純に何%ということではなしに、もとの産業廃棄物のまぜるものも我々のものであって、その辺のノウハウといいますか、その辺も自分たちで全部出すわけにはいきませんので、それはいえませんが、我々はお客様に対してきちっと品質を守るという中での何%入れていくかとか、そういうものは我々はコンパウンドの中で考えていくということであります。
 それから、言い忘れましたが、容リだけでいろいろな製品ができることも聞いておりますけれど、我々も今回収している中に、 100%容リでやったものが返ってきているときもあります。例えば、物流に使うパレットなどですが。そうすると、我々がそれをどう使うかという次のことを考えたときに困るので、我々もスペックをある程度もって、物流に使うものはこれだというのは、自分たちが何年か先に自分のところに戻ってくる可能性も考えながらそういうものをやっていくということをしておりますので、単純に、たくさん使ったらいいじゃないかということではないということです。

○郡嶌座長 濱委員、お願いします。

○濱委員 質問の前に、前回は大変時間延長をしまして、失礼いたしました。
 この容リペレットと再生ペレットと、サンプルで2つ出されていますが、容リペレットをコンパウンドしたものがこの再生ペレットという意味ですか。

○芝原説明員 そうです。

○濱委員 先ほどのメッシュでグリーンになっていましたが、私どもで造粒をする場合、金属片やいろいろなものがまじって真っ黒な状態になるのですが、グリーンになったのはどういう理由ですか。

○芝原説明員 グリーンのものは、これをたまたまやったわけではないんです。たまたま手元に、メッシュに異物がどのように詰まるかというので、これを通しているときのものがなかったものですから。網に色をつけたりも我々はしていますので、容リを着色してグリーンにしたというわけではないんです。

○濱委員 ありがとうございました。

○郡嶌座長 ほかにございますでしょうか。なければ、どうもありがとうございました。
 続きまして、株式会社タイボーの平野二十四様から、資料3の株式会社タイボー資料に基づきながら、ご説明をよろしくお願いいたします。

○平野説明員 容リプラ利用事業者協会の平野でございます。タイボーの平野ということでご紹介いただいておりますが、タイボー自身は、先ほどの芝原社長と同業でございます。きょうは、皆さんの使っている側からの立場ということでお話をさせていただきたいと思います。

(パワーポイント)

 私ども利用事業者協会は、2000年に本制度がスタートいたしまして、プラスチック製品をつくっていていろいろな原料を使う立場から、この制度の成果物、いわゆる再商品化製品の利用を促進していく。また、当時、一体どんなものができるのかということがわかりませんでしたので、それの利用技術を開発していくということを目的に、2004年につくらせていただきました。

(パワーポイント)

 現在、会員はこのようなメンバーになっておりますが、ここに参加している者は、基本的には、原料メーカーと成型製品メーカー、またそれに関係する方となっておりますが、こちらにメンバーとしている者以外に、多くの成型製品メーカー様にご支援をいただいております。
 会員の業種は、こちらに書かせていただいておりますが、いわゆる特殊な成型技術を用いて何かをつくるということではなくて、世の中の汎用的に身の回りに出ているプラスチック成型製品、または先ほどの芝原社長と同じですが、原料をつくっております。

(パワーポイント)

 これはプラスチック処理促進協会さんが2005年度の数字としてお出しになられていたものですが、プラスチックの市場規模を参考におつけしております。
 年間に 1,400万トンぐらいのプラスチックがつくられておりまして、その中で、今、容リプラと称しているものを、基本的に私どもはポリエチレン、ポリプロピレンの素材代用として使っていっておりまして、PPとPEをあわせまして 600万トンぐらい日本で生産されているということでございます。

(パワーポイント)

 私どもは2000年から用途開発、技術開発をやってきていますが、今年まで私どもが関係させていただきました容リの再商品化製品の量の推移でございます。

(パワーポイント)

 ここに小さな字でたくさん書かせていただいておりますが、よく話題に出てくる製品等がございますので、プラスチックの総生産量は先ほど申し上げましたけれど、いろいろな製品の市場規模がどのぐらいあるのかということを参考に出させていただいております。
 特に容リの再商品化製品に関しましては、パレットの話がよく出てまいりますが、今の日本市場はどうなっているかということで、パレットにはいろいろな素材がありまして、木製、紙製、金属製など、それを全部あわせて年間 5,500万枚ぐらいの市場でございまして、その中で、日本パレット協会さんのメンバーでつくられているプラスチック製パレットの市場が 900万枚ぐらいです。これは1枚を何キロと数えるかというのがありますが、平均的なところで考えまして、年間で18万トンぐらいの原料を利用しているという市場でございます。
 後から申し上げる話と相まって申し上げますが、現在、私どもで開発してきた技術でいきますと、普通にPPパレットとして流通しているパレットに、3分の1ぐらいから、多ければ半分ぐらいまでは、先ほどもご質問がありましたけれど、再商品化製品と称しているものが利用できます。現在、相当量を利用しております。
 先ほどのご質問にありました、どれぐらいまぜれるのかという話ですが、私どもとしては、きょうのお話のポイントとしては、再商品化製品の品質基準を定めることで、今議論されている問題は相当解決するのではないかと思っておりまして、ここのところをお話ししたいのですが、パレットに使っていただいている量というのが非常に多いです。ただ、ワンウェイとして使っていただいているのではなくて、普通の循環で使っているパレットに使える、今の技術であれば、これぐらいの量を使えるところまで来ております。
 参考にですけれど、先ほど品質を高める、高めないというお話が出ていましたが、異物が多いまま成型して、1回だけ使ってしまいましょうというパレット市場が、最近、ワンウェイパレットと称して出ておりますけれど、これが今年間で 100万枚市場ぐらいでしょうか。これはパレ協さんのデータに基づいて推測をさせていただいております。
 大きな違いは、パレ協さんの従来の普通のプラスチックパレットは、今、PPとしてリサイクルするということに取り組まれていまして、寿命を終えてだめになったものは、PPの原料としてできる限りパレットに戻すということをしておりますが、もしくは、ほかのPPを原料とする成型製品の材料として循環しているという状態でございます。
 それから、ワンウェイと称しているパレットのリサイクル状況については不明なのですが、異物がたくさんまじった状態のパレットが、もし私どものピュアなPPのパレットとしてやっているところに返ってきたときは、これは今ちょっと利用はできないのではないかと思います。
 続いて、その下のプラスチックの袋の業界ですが、これは皆さんの分はおもちしていないのですけれど、最近の技術の例としてもってきておりますが、30ミクロン程度の、これはごみ袋ですけれど、今、再商品化製品は、50%を用いてこういうものができるように技術的になっております。
 ちなみに、その市場ということで書かせていただいていますが、年間で約38万トンぐらい。このほかに業務用に使っている袋がありまして、それが数万トンぐらいございますので、マーケットサイズとしてはもうちょっと大きいと思います。
 これも今申し上げたように、ある一定の基準を超えた再商品化製品を供給していただければ、3分の1から2分の1、50%使えますと申し上げましたが、そのぐらいの用途があるという状況でございます。レジ袋も書いているとおりです。
 ただ、この業界に関しましては、ご承知のとおり、材料の値段というよりも、加工費が安いということで、現在、日本の市場に関しては80%ぐらいが輸入に頼っております。これはせっかくの資源を利用してやっていけたらいいなという市場でございます。
 また、もう1つの事例でございますが、PPバンドですけれど、これはマーケットサイズはそんなに大きくないのですが、こういうものもできるのですよということできょうおもちしておりますけれど、今までPPバンドとして梱包用に使っていたこういうベルト、こういうものが再商品化製品からできるようになっております。
 また、一番下の段ですが、再商品化製品の用途としてよくくいですとか疑木などが上げられておりますけれど、これは経済産業省さんの工業統計を参考にしていますので、年間14万トンぐらいとなっておりますが、これはすべてがくいとか疑木ということではなくて、私個人的にはこの中で3万トンぐらいの市場かなと思うのですけれど、そういう製品がございます。
 ただ、一般的にくいに使いますよ、疑木に使いますよということを固めてしまう製品の代表としていわれていますが、実はくいにはJISがございますし、疑木も、日本でメジャーなメーカーさんとしてプラスチック疑木をやっていらっしゃるメーカーというのは数社しかなくて、どこかに施工したときにもしクレームが出ると、土木資材というのは工事費も含めて全部補償しなければいけませんので、メーカーとして品質保証していくという中で、何でもいいから使えということはできない製品でございまして、いいものであればもちろん使っていけるという市場でございます。

(パワーポイント)

 ここでは、最初からその他プラのリサイクルをご一緒させていただいている中でよく議論されていることで、私どもからもう一度整理して申し上げたいということをまとめてあります。
 書いていますとおりですが、マテリアルリサイクルとエネルギーリカバリーというのは目的が違うということを申し上げたいと。燃やした方が安いんじゃないかという議論がよくあるのですが、なぜ我々がマテリアルリサイクルをやろうとしているかということですけれど、プラスチック素材を消費していくメーカーとして、限りある資源をいかに有効に利用していくか、大切に使っていくかという中の技術開発をしておりますので、エネルギーリカバリーをする場合に、例えば、今の再商品化事業者さんの再商品化技術でいくと、半分ぐらいが残渣になるという議論がございます。ここをエネルギーリカバリーに利用するという仕組みをつくって、エネルギーリカバリーとマテリアルリサイクルとどちらがいいかという議論ではなくて、連携することでいい仕組みがつくれるのではないかなと思っております。

(パワーポイント)

 先ほどの芝原社長のときのご質問を聞いていても、ここが一番大事なところではないかと思うのですが、再商品化製品というのは一体何なのだということがございまして、私どもは素材なのだと思っています。
 左側に成型用原料メーカーと書いていますが、マテリアルリサイクルをするときに役割の違いとしてこういう技術が利用されているということで、これは先ほど芝原社長がおっしゃっていたポジションだと思うのですが、成型用原料メーカーとして成型製品メーカーに一定の品質を保証して、供給保証した原料を供給していくと、こういう仕事でございまして、消費者はその成型製品メーカーが製品保証したものを使って、要らなくなったら排出されると。こういう循環なのだと思います。
 今の仕組みですと、処理業と書いていますが、ここは私どもは容リ協さんとみているのですけれど、消費者の方も、どのように分けたらいいのか、分別基準をいろいろもてばできるんだよねということでお引き渡しになっているのだと思うのですが、実はこの後、赤字で書いていますここからまた、先ほどの芝原社長のように、成型用原料をつくろうというところに供給される素材の規格が決まっていない。これが多分、今の一番の課題なのではないのかなと。
 ここの規格を決めることで、あとは一定の規格以上のものが供給されれば、先ほどの芝原社長の技術もそうですし、我々の技術もそうなのですが、出てくるものを全部引き受けさせていただけますよと。これぐらいのところまで技術は来ているのだということでございます。

(パワーポイント)

 今申し上げたところをこの製造業と処理業における違いのところで書かせていただいていますが、我々製造業の中で、物を引き渡すときに必ず基準をもって保証して供給をしていくということをやっていますけれど、先ほどの話のように、サイクルであるはずなのに、製品として引き渡されてくるはずの再商品化製品のところに、今、規格がないという、ここが一番わかりにくいところなのだろうなと。
 それから、これは1つ申し上げたかったことですが、ペレットという表現がよく出てまいります。ペレットというのはペレット形状しているという形状の総称であって、それが原料なのか素材なのかというところに区別がありますと。ですから、再商品化事業者さんというのは、その後トラックに載せて運ぶ運送賃の問題であったりとか、後のハンドリングの問題で減容化する手法としてペレット化をされているという話とか、先ほど芝原社長が説明されていたように、ある性能を出すためにコンパウンドをつくって――コンパウンドというのは、一番下に書いていますが、いろいろな機能をもたすために何かを配合したり混和させたりと、こういう加工をすることでございまして、この辺が原料メーカーの役割ということで、再商品化製品というのはいかに素材に戻すかというところなのではないかと。
 それを成型用原料としてカスタマーニーズに合わせて調合していくコンパウンダーがいると。例えば、コンパウンダーが成型製品をつくるわけではなくて、我々は成型製品のメーカーさんのニーズに合わせた原料をつくっていく。このように役割分担が分かれていまして、それぞれの仕事をしているということでございます。

(パワーポイント)

 私どもが当初から提唱させていただいてきたことをまとめてみました。
 中身についてははしょりますが、太字のところだけ読ませていただきます。
 1つ目は、今まで申し上げました品質基準を設けること。
 2つ目は、安定供給の仕組みをつくること。今、私どもの1つの課題として、安定供給が受けられるのかどうか、これが利用促進を進められるかどうかのすごい課題になっています。例えば、大手1メーカーさんで月間の樹脂の使用料が 1,000トンとか 3,000トンとか、そういうクラスのメーカーさんはたくさんおります。
 さっき、何割ぐらいまぜれるのかという質問がございましたが、原料メーカーが加工してできたものであれば、色が違うとかという細かい問題はありますが、品質的にいえば、極端にいえば100%の置きかえも可能だと思います。ただ、ひと月1,000トン使うユーザーがいたときに、 100%置きかえてくださいというと、 1,000トン供給しなければいけないわけですね。そういうことを考えて、そのうちの 100トンだけ、1割だけまぜてくださいとか、そういうことが今行われているわけですが、安定供給がみえれば、この利用はもっと安定して進んでいくということが背景にあるということです。
 次の3の仕組みづくりに利用事業者の意見を反映するということですが、カスタマーニーズ、何をつくらなければいけないのかということがわからないと物づくりはできませんので、きょうこういう場を与えていただいておりますが、どういう品質基準をつくることで使えるものができるのかということでございます。
 それから、5の容リプラとの俗称でなく、プラスチックらしい素材名称カテゴリーを定めること。これは実は、PP・PEといいますけれど、一昔前、プラスチックの成型製品メーカーにとって、ポリエチレンとPPなんていうのは、まぜるということを考えたこともなかった素材でございます。そして、今の時代になって、それをまぜてもつくれる技術を開発してきているということで、これは全く新しいカテゴリーの素材なのだと思います。 ただ、その量が莫大なので、それをうまく社会に溶け込ませて循環させていくということなので、容リプラ、容リプラといって、そして規格が決まっていないものですから、使おうと思ったときに使えないものがあったり、ああ、いいなというものがあったりと、こういう状態になっていますので、ちゃんと規格を決めて、例えばポリエチレンとかポリプロピレンというように、商品として認識できる名称をもって市場を形成していくことが大事なのではないかと思います。
 それから、次のReリサイクルできる成型用原料であること。ここは、先ほどの循環の絵の中にもかかせていただいていましたが、リサイクルなので、一度使って終わるのではなくて、それが不要になったときにまた原料として使えることが理想だと。先ほど申し上げましたように、今、再商品化製品と申し上げているものは、ポリエチレンかポリプロピレンの成型製品の代用素材として今使わせていただいていますが、私どもが使わせていただいた場合、例えばポリプロピレンの代用品として使った場合は、その次、寿命が来てリサイクルするときは、それは容リであるとか再商品化製品ではなくて、ポリプロピレンの素材としてまた戻してあげることがてきると。こういうものづくりを目指しております。
 6の今後国内において年間15万トン以上の利用用途が存在しているということですが、先ほどからのご説明のとおり、マーケットサイズというのはあのようにございますので、あるハードルをつくって仕組みをちゃんとしていけば、十分用途としてありますよということでございます。
 7の特定事業者において再商品化製品または利用製品の利用促進となる制度をつくる。これはいろいろな手法があります。ベルマークみたいなものをつくるのもよろしいかと思いますが、二酸化炭素の排出権みたいな仕組みとか。今、私どもは、プラスチックメーカーの責務として、もちろん素材としておもしろいので使わせていただいていますが、これを使ったことで得るものは何かという中に、プラスチックの成型メーカーなので、特定事業者もたくさんおります。ですから、そちらで払うばかりではなく、使うことで利用促進になるような仕組みがあればいいかと思います。
 時間の都合で飛ばしていきます。

(パワーポイント)

 実は、ここが一番大事なところでございます。上と下に書いておりますが、上は、今申し上げていた原料か素材かの中で、プラスチック原料としてこういう規格ですよと。これは受け入れ基準として書いておりますが、こういう基準のものであれば使っていけるのだよということです。
 ここで1つ訂正があります。4)密度のところの「10cm3」は「10」が要りません。「cm3」です。訂正をお願いしたいと思います。
 この下に書いてあるところが実はきょうの一番のポイントのところです。素材、再商品化製品と称しているものの基準、これを決めることで、どういうものをつくっていったらいいのか、先ほどありましたようにどういう設備投資をしたらいいのかというものがすべて決まっていくのではないか。さっきの分別基準のお話も、実はここをちゃんとすれば、どのように分けたらいいのだとか、技術で解決できること、手間をかけなければいけないことというのがみえてくるのだろうと思います。
 この中で、ちょっとお断りをしておくのは、私どもの基準提案の中で、1)異物の量でございます。これは容リ協さんがおっしゃっている主成分という話とはちょっと違いまして、要するに、異物をとっておいていただければ、今の技術で十分ここまでできますよと。ですから、異物がどれだけ残っているかということを1つのハードルにするということが大事なことなのではないかなということでございます。
 数値のことに関しましてもしご質問があれば、後でお受けします。
 それから、場所の関係で上限しか書いていませんが、これはばらつきがあってはいけないので、下限ということも決める必要があるということです。

(パワーポイント)

 最後ですが、こういったことで、私どもプラスチックの成型製品メーカー、原料メーカーとして、プラスチックをただつくって世の中に出していくだけではなく、これから資源循環型社会を構築できるような製品をつくっていこうということで、この話に協力しております。
 非常に魅力のある素材だと思います。かつて、こんなボリュームで再生原料として安定したものが供給できるものはなかったかと思います。これをぜひ有効に使っていくために、マテリアルリサイクルというものをぜひご検討いただきたいと思います。
 最後にもう一度申し上げます。フラフの状態で基準を設けていただく。理由についてははしょりますが、再商品化製品というのはフラフの状態で基準をつくるということが大事なのではないか。これはそこできれいになっていないと、後でどうにもできないということです。そこできれいになっていれば、後はいかようにでも我々が加工してやっていけるということを申し上げたいと思います。
 以上でございます。

○郡嶌座長 どうもありがとうございました。ただいまの平野説明員からのご説明に対してご質問がございましたら、どなたからでも、よろしくお願いしたいと思います。
 では、崎田委員、お願いします。

○崎田委員 ありがとうございます。最後に品質基準のことでご提案がありまして、このように形がちゃんとしていくということが大事なのではないかと思って、大変ありがたく伺っておりました。時間が短くてはしょっていらしたので、異物の量のところとか、もうちょっとお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。

○平野説明員 先ほど申し上げましたが、分別していくといいいものができるというのは、ある意味、昔のプラスチック素材の考え方では合っているのですが、最近、いろいろな加工技術ができていますので、今の排出されて再生しているその他プラであれば、ここにみていただきますとおり、加工技術というのは相当確立されています。

(パワーポイント)

 もちろん、社会の変動に合わせてどう考えるかということはありますが、今の分別基準が守られるようにするということを前提として、むしろ異物をできるだけ残さないでいただきたい。異物というのは何かというと、ここに書かせていただいていますが、金属ですとか木ですとか紙ですとか、そういったものです。これも設備的に除去できるように再商品化事業者さんは随分努力をされていますので、ここら辺にハードルをつくることで、例えばそこに達していない再商品化事業者さんがいたら、それをすることで使えるものにできるというふうに、明確にハードルが決まるのだと思っております。異物というのはそういうことでございます。
 後の方に関しては、わかりやすくプラスチックであればということを申し上げるのですが、使いこなせると理解していただければと思います。
 それから、塩素分ですが、これも専門家の間で議論を呼んでいますけれど、私たちからするとまだ 0.3%でも高いのですが、本来、金型がさびるとか、加工機がやられるとかということで、さっき芝原さんも、塩ビは入っていてもらっては困るといわれていましたが、塩ビだけが原因ではないと思いますけれど、塩素分は本来プラスチック屋としては入っていていただいては困る。ただ、もうかれこれ7年近く容リの材料をやらせていただいていますので、経験則として、このぐらいであれば使いこなせるのではないかなということで、0.3%ということで申し上げております。
 もちろん、これは現状の皆さんの状況を考えながら、どういう基準にしてやっていくかというのはもう一度検討していく余地があるかと思いますが、経験則としてこういうことでございます。
 それから、水分の話ですが、これはフラフでと申し上げていますので、実際、フラフでやったときに、本当に数%という水分率ができるかという話で、ここは逆に、後の造粒行程での対応が可能かと思いますし、現実的なところで、フラフでの水分量というのはこういうところなのではないかなと思っています。
 逆に、ペレットというお話がよく出ていますので、ペレットの業界で申し上げますと、実はPPとかPEのペレットの水分量なんていうと、0.04とか、1けた違うんですね。本来、我々が成型品として使っていこうとするとですね。ですから、何で定めるかということの中で、先ほど申し上げたフラフがちゃんとできていなかったら後のペレットがつくれないとか、そういう問題がございますので、この3つが一番大事なポイントかなと考えています。
 ここに書いている数字は、本当は我々の間でやりとりしているのはもうちょっとハードルが高いのですが、最大限譲歩してこのぐらいのハードルなのかなと思っております。

○郡嶌座長 品質基準に関しまして、さらなる追加のご質問はございますか。
 では、近藤委員、どうぞ。

○近藤委員 品質基準の中で、溶出と塩素分ということで項目7)と8)がありますが、この定める目的ですけれど、塩素の場合は含有であらわして、有害物質については溶出ということなのですが、この辺の考え方の差というのはどういうことなのでしょうか。
 最近のヨーロッパのリサイクラーの問題として整理されつつあるのは、有害物質の含有という側面が強まっているのですが、その辺についてのコメントをいただければと思います。

○平野説明員 ここについては、私どもが今設けている基準ということでご理解いただいたらいいのですが、使っている用途の中に、身近な雑貨、いわゆる手に触れて使っていくというものは割と少なくて、工業用製品とか資材が割と多いものですから、そこで使うときに、溶け出してくるのかこないのかというのが1つの考え方としてございます。
 塩素については、溶ける、溶けないの前に、入っていると、加温して、溶融して、成型したときにさびるとかさびないとか、そちらの問題がございますので、一応こういう表現の仕方になっているということでございます。

○郡嶌座長 上山委員、お願いします。

○上山委員 非常にわかりやすいご説明で、ありがとうございました。スライドのページで6ページのところに、ごみ袋とレジ袋の国内生産と海外の輸入の報告がありましたが、全体からみると80%ぐらいが輸入だというご説明がありましたけれど、ここにあるデータを計算すると、7割弱ぐらいが輸入で、3割強が国内だとなっていますが、何か別のものが入っているかどうか。
 もう1つ、これは切り口が違うので恐縮ですが、今、バイオの素材で、石油でつくられたプラと構造式が全く同じものがつくられています。ナイス系のプラスチックとして。そして、非常に汎用性が高いものの研究開発が欧米あるいは日本でもかなり進み始めていますが、そのことについては業界としてはどのように評価されているかをコメントいただければと思います。

○平野説明員 私は袋の業界に余り精通していないのですが、ここの8割か7割かというのは、資料を慌ててつくっていまして、大体の概算で目安として申し上げているので、正しい数値かどうかということではごらんにならないでいただきたいなと思います。
 それから、いろいろな素材が開発されているというところに関しましては、私自身は再生の業界でずっとやってきていますので、目まぐるしい新素材の市場投入にはいつも苦労させられております。例えば、そのままなくなってしまうよというような素材ですとか、いろいろなものが開発されていますが、それが全部一緒くたでやっていくのか、どうやっていくのかというのは、その中でどれがどれぐらい入ってくるかで対応していかなければいけないのだと思います。
 主成分の話は、今の容リのものを測定していますと、ポリエチレンとPPが大半で、あとはポリスチレンがあったりとかということですが、それも実態としては、フィルムですとナイロンですとかいろいろなものがコーティングしてあったりとかしてまじっていますので、リサイクルの立場から考えて申し上げると、それが市場に対してどのぐらい出てくるのか。それを再生技術のところでどのぐらい緩和できるのか。
 例えば、今のPP・PEなどは、本来まじっていては使えないといっていたのを、相溶化技術ですとか混錬技術で使えるようにしていっていますので、具体化しながら考えなければいけないのではないかなと思っています。さっきおっしゃっていた分別の話よりは、素材の社会的な変動の方が怖いのかなという気はしますね。

○郡嶌座長 では、森口委員、お願いします。

○森口委員 2点、お教えいただきたいと思います。
 1点目は、最後の方でおっしゃった品質基準のところで、フラフでというお話がありましたが、これはあくまで品質基準をこの段階でというお話なのか、再商品化事業者さんと利用事業者さんとの取引の形態として、ペレットまでもっていって物性が変化してしまうようなことをやるよりは、むしろフラフでの流通をふやすような形の方が用途上も望ましいということも見据えてお話しになったのか。そこを教えていただきたいというのが1つです。
 2点目は、何%まぜられるかというお話を1つ目のプレゼンについてもお伺いしましたが、具体的に、例えばワンウェイではなくて、循環型パレットの場合に、例えば3分の1とか2分の1ぐらいまぜられるのではないかというお話があったのですが、これは重量ベースで完全に1対1で代替し得ると考えていいのかどうかということと、その場合に、寿命ですね、循環型パレットの耐用回数が少なくなるということがないかどうか。そこをお教えください。

○郡嶌座長 質問をまとめさせていただきますので、濱委員、続けて質問をお願いします。

○濱委員 先ほどのフラフについてという部分に関連しますが、私どもは、品質検査とか塩素濃度ですとか主成分の比率ですとかのサンプリングをやっているのですけれど、ペレットでやった場合でも、そのときによってかなりのばらつきが生じてきていますが、ましてやフラフでやった場合には、練り込んでいないそういう素材でそういう分析というのは、信頼性がおけるのかどうなのかというのは、私どもにとって若干疑問に思います。

○平野説明員 再商品化事業者さんでおやりになられている加工の想定の話というのがあるのですが、ペレットでばらついているというのは、そのままフラフでばらついているのではないかと思います。ですから、ペレットにしたからばらつきがおさまるのではなくて、それは原料加工していくときに品質調整をどうしていくかの中でばらつきを抑えていく話というのはあるのだと思いますので、フラフのままはかるのか、ペレットにしてはかるのか、測定方法は後々検討する必要があろうかと思いますが、どの段階の品質をとらえて、何に対してハードルをつくるのかというのは、フラフのところが適正なのではないかと思います。
 それから、その前にご質問になられた点ですが、まず、パレットの対応については、基本的にはJISの規格があって皆さんパレットをつくるのですけれど、極論でいえば、ほとんど容リ材でつくった原料でもパレットをつくることは現在可能です。メーカーさんのご自分のところのつくり方、使い方、いろいろなことがあってどういうまぜ方をするのかということをやっていますので、例えばですけれど、色にはかなり限定がありますので、これで真っ赤なパレットをつくれといわれても無理なので、例えば黒でいいよという話で、それから、10キロのパレットと20キロのパレットがございますので、10キロのものを単材でやるとしたらどうかとか、20キロのものだったら全部できますねとか、いろいろな条件がございますので。ご存じのように、パレットメーカーがもっているパレットの種類というのはものすごくありますね。ですから、その中のものによっては 100%使えますし、その中のものによってはこういう使い方をするというのが、それぞれのメーカーのノウハウでございます。
 それから、耐用年数に関しましては、ちなみにですが、再商品化製品がほとんど 100%に近い状態でつくったパレットで、現在、7年ぐらい使っているものがございますので、お使いになるなり方とか、なぜ壊れるのかというのがあるので、紫外線劣化のお話をいわれるのか、耐衝撃の話をいわれるのかというのはありますが、みていただきますと、耐衝撃とか、そういういろいろなハードルを越えてやっていく話の中ですから、同等とは申しませんけれど、同等に近い使い方ができるのではないかと思います。
 それから、済みません、もう1つのご質問は何でしたでしょうか。

○森口委員 もう1つは、フラフで品質基準をというお話があったのですが、それは品質基準にとどまるお話なのか、それとも、再商品化事業から利用事業に受け渡すところを、ペレットで受け渡すよりも、フラフで受け渡すような業態の方が、むしろ後ろの利用にとっては望ましいということまで見据えた上でここをおっしゃっているのかという質問です。

○平野説明員 わかりました。先ほど申し上げましたように、ペレット化する目的というのがありまして、現在、再商品化製品と称しているものの中にはペレットでない現用品がいっぱいあります。これは我々メーカーとして受け入れるときの受け入れの投入方法などもいろいろありまして、ちょっとディープな話をしますと、ペレットにもサイズも規格もいろいろございまして、こちらでまぜるものと、これだけが先に落ちてしまうとか、そういうことがあって、メーカーによっては、何mmというペレットのサイズ指定まであります。ですから、ペレットはという総称で話をするとちょっとおかしくなるのですが、再商品化事業者さんが今ペレット化している目的というのは2つあるのだと思います。
 1つは、後のハンドリングの方法であったり、輸送合理化である。もう1つは、再商品化事業者さんが再生原料メーカーを一緒にやっちゃおうという目的でペレット化されている話とは、分けて考えなければいけないのではないかなと思います。
 この制度に基づく再商品化製品というのは何をすることなのかというのは、私どもからみた場合、廃棄物から出たものをもう1回使える素材に戻すというところが、この法律の再商品化事業者のお仕事なのではないかなと。もちろん、その企業さんが「うちは原料までやりますよ」、「うちは製品までつくっちゃいますよ」というのは、それはそこの企業さんの経営方針なので構わないかと思いますが、再商品化製品の位置づけ、それを品質として評価するときに、フラフの状態が一番ニュートラルなのではないかなと考えています。

○郡嶌座長 それでは、早川委員と金子委員、続けてご質問をよろしくお願いします。

○早川委員 私の方は質問ではないのですが、8ページに用語と認識というのがございます。ここで、消費者から処理業の方に矢印が来ていまして、ここで物が流れていくということですが、この流れではなくて、ここに市町村が入っておりまして、市町村の方で分別収集もし、保管もし、中間処理もしております。緑色とブルーの間で非常に大きな労力と経費がかかっているということだけ、認識の中に入れておいてほしいと思います。

○平野説明員 済みません、いろいろな立場の方がかかわっていて、極端に市民運動も含めて、頑張ってつくっている仕組みなので、説明のときにわかりやすくこのように4分割させていただきましたので、その辺は重々理解しているつもりでございます。

○早川委員 あえて申し上げれば、こういう席でご説明いただく場合には、欠いてはならない部分ではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。

○金子委員 品質基準の設定がリサイクルの高度化に非常に寄与するという点は、私もそう思いますし、非常に重要な点だと思います。それから、PP・PEを新しい樹脂として設定するというのも、そういう方向で考えていくべきだと思うのですが、その中で、ここで1つの品質基準というのを出されておりますけれど、これはこれからそれを広げていく中では、例えば、パレットや袋という用途別のところでの品質規格をつくるとか、そういうことについてはいかがお考えでしょうか。

○平野説明員 これもこの上と下に分けているところにそのポイントがあるのだと思いますが、この再商品化のお話を聞いているときに、皆さんわかりやすいので、パレットだとか、その製品をイメージするのですが、先ほど申し上げたように、Reリサイクルをずっと考えていく中で、この途中の中にもちょっと書かせていただいていますが、まずは、どういう原料化をするのかというところがポイントなのだと思います。
 ですから、その次の原料メーカーがどう味つけしていくかというところに、成型製品メーカーにお渡しする製品別というのがあるので、この容器包装リサイクルの制度の中でいう再商品化製品の品質というのは、最後につくる製品がパレットだとか疑木だとか、そういう話ではないのではないかと思っています。

○郡嶌座長 まだご質問があるかもしれませんが、時間が余りましたら、全体のところでご質問をよろしくお願いしたいと思います。
 どうもありがとうございました。
 続きまして、岩倉委員の方から「特定事業者からみたプラ再商品化手法に係る課題」について、資料4のプラスチック容器包装リサイクル推進協議会からの資料に基づいて、ご説明をよろしくお願いいたします。

○岩倉委員 ご紹介いただきましたプラスチック容器包装リサイクル推進協議会の岩倉でございます。私どもの協議会というのは、プラスチックの容器をつくっている事業者の皆さん、それからプラスチックの容器を利用している事業者、こういうところで組織している団体でありまして、この容リ法上の立場でいきますと、自治体が分別収集をしていただいた分別物を、容器包装リサイクル協会に物づくりをお願いしてリサイクルをしていただいているという立場であります。
 本日は、利用事業者の近江物産さん、タイボーさんから、物づくりの視点からいろいろお話を伺いまして、私どもとすれば、大変示唆に富んだお話でもありますし、これから将来に向けてどうあるべきかということについて大変ヒントをいただいたと思っておりますが、現在のリサイクルの現状を踏まえて私どもとしてはこのように考えているし、こうしていただきたいという意見も含めて、お話をさせていただきたいと思います。それでは、座らせていただきます。

(パワーポイント)

 このプロローグで申し上げたいことは、これは総論でありまして、再商品化をするに当たってどうあるべきかということを中心に、考え方を述べさせていただいております。
 特定事業者としてはこれまでも、発生抑制とか容器包装のリサイクルしやすいものという取り組みをしておりますが、これは特定事業者として今後継続して努力をしていかなければいけないものだということで取り組んでいるということであります。
 それから、お話にもありましたけれど、日本の資源事情というのは年々厳しくなっているのはご承知のとおりでありまして、特に枯渇性資源をめぐる情勢というのは、先行き大変厳しくなるだろうと想定されます。そういうことを踏まえますと、資源を有効に使っていくということ、そして価値あるものをつくる、そういう物づくりの中ではあるけれども、社会的なコストというものを念頭に置いてこの再商品化というのはあるべきだと考えているわけであります。
 それから、これも一部お話にありましたけれど、収集と再商品化というのは密接不可分な関係にあると承知しておりまして、どう収集できるかということによって再商品化は変わってくる。再商品化をどうするかということによって、分別のあり方も検討しなければいけない。こういう両者のある意味の整合を図っていく必要があるだろうと考えております。

(パワーポイント)

 それで、きょうは、項目を大きく分けて4点ほどお話をしたいと思っております。

(パワーポイント)

 最初に、特定事業者、我々自身としてどうかということであります。我々自身といたしましては、冒頭申し上げましたように、これまでもいろいろ取り組んで、供給するものを消費者が求めるニーズに沿って、その機能を確保するために努力をして軽量化あるいは簡易化ということを進めてきておりますが、これは継続した取り組みが必要だと。
 技術的な部分では、特に食品の容器包装等につきましては、技術的な限界というところまで来ている部分もありますが、しかし、その技術開発をさらに進めて、継続した取り組みをしなければいけない。そういうことを前提に置きまして、私どもの協会では、自主行動計画を、これはプラスチックに限らずに、そのほかの素材の人たちも一緒になりまして、2010年を目途として、自主行動計画の中で、プラスチックの使用の削減目標というものを定めて、業界ごと、企業ごとに現在取り組んでいる状況にあります。

(パワーポイント)

 それから、これらを進める上で、今まで以上にリサイクルをしやすいということ、これを物づくりの過程の中で一層取り組んでいく必要があると考えております。今回、容リ法改正の中で整理されました基本方針の抜粋をここに載せさせていただいておりますが、これは事業者の役割として国の方で整理をしていただいておりますけれど、1つには、今申し上げましたような効率的な容器包装の役割を確保しながら、効率的なリサイクルができるように事業者としては取り組みなさいよと、こういうことが1ついわれておりますし、再商品化を効率的にするために、事業者、容器をつくる製造事業者、それを商品として販売する販売業者、こういうところが連携をとってそれぞれが取り組まなければいけないということも整理をされておりますので、こういうことを踏まえて、前段申し上げたような取り組みを事業者としては今後もしていきたいと考えております。

(パワーポイント)

 特定事業者としてどういう取り組みをしているかを簡単に2〜3の例でご紹介をいたします。
 ここに掲げさせていただいたものは、絵でちょっとわかりづらいかもしれませんが、詰めかえ容器を相当開発をして、容器包装のリデュースを進めるということをしておりまして、ここに載せていますのは化粧品や洗剤等の例ですけれど、こういうことの開発に取り組んでいるという事例であります。

(パワーポイント)

 これも法律改正の中でいろいろご意見がある中で整理をされて、日本チェーンストア協会で取り組んでいる事例でありますが、これも我々の身近な日常生活の中で最近取り組まれているのを目にされると思いますが、チェーンストア協会さんでは、2010年までにレジ袋を辞退するという割合を30%達成したいということで取り組まれていまして、この写真はマイバッグをもって買い物をしているところですが、こういうことを進めて、これもリデュース取り組みをしているということの事例であります。

(パワーポイント)

 次は少し視点が違いますが、容リ法改正の中で容器包装についていろいろご意見がありました。そういう中で、プラスチックの複合素材についていろいろご意見がありまして、複合素材というのは、先ほどの物づくりのお話を伺ってもわかりますけれど、リサイクルするときに非常にリサイクルしにくいと。いろいろなプラスチックが合体されていますので、PE・PPというような単体に分けられない。そうすると、利用するときにいい物づくりにつながらない。こういうのが複合素材だと。したがって、複合素材というのは、どちらかというとできるだけ使わない方がいいんじゃないかというお話も一部にはございましたが、複合素材の機能というのは、そこの絵でいわんとしていることは、これは食品産業センターが整理しているデータでありますが、いろいろな機能を保つために、幾つかのプラスチックを平たくいうと張り合わせて、そして物を安全・安心な形で供給できるようにするという包装容器であります。
 これはレトルトカレーの例でありますが、食品には賞味期限というものが表示されておりまして、消費者が安心して食べられる期限ということでありますが、実際はこういう単体の包装なんてないのですが、もし単体にしたとすると7日しかもたないものが、複合素材の機能を使って2年までは賞味期限が確保できますということ。
 それから、厚さでありますが、複合にすれば0.08mmで済むものが、単体ですと10mmになってしまいますよと。こういうことで、複合素材というのはリデュース、そして食品などでいうと安全・安心を確保する機能を果たしているという状況にありますので、これは容器包装の機能として我々とすれば有効に使っていきたい。これをどうリサイクルするかというのは次の課題になると思いますけれど。

(パワーポイント)

 次は、分別収集との絡みであります。自治体の皆さんには大変ご苦労をいただいて収集をしていただいておりますが、これは我々の思いの一つでありますけれど、歴史的な経過もあって、日本の国内事情からいうと、地域ごとに、地域のこれまでのいろいろな経過の中で、地域に合った分別収集というものがなされている現状があります。プラスチックでいいますと、現在、プラスチックを分別収集している市町村の数は63%、ある意味ではまだ6割強にとどまっているといえるのではないかと思いますが、私は今、町田というところに住んでいまして、川一つ隔てて相模原市で、この2つは分別収集の仕方が全然違うんです。ほんの細い川一つ隔ててです。そういうところで一定の品質を確保しようという取り組みを消費者の皆さんがするというのは、意識の上でも非常に難しい部分があるのではないかなというのが実感であります。
 そういう意味で、生活活動も広域化しておりますし、人の移動も随分ある中では、多くの地域で共有できるような一定の基準の分別収集というものにそろそろかえていく時期ではないかなというのが我々からした思いであります。これは自治体の皆さんのいろいろな事情がありますから、そう一挙にはいかないと思いますが、そろそろ考えてもいいのではないかなということであります。

(パワーポイント)

 次は、分別収集の品質であります。先ほどタイボーさんからも品質のお話がたくさんありましたが、我々がここでいっているのは、現状の中で品質をいっております。プラスチックに関しては、18年度から、容リ協会が容リ協会の手で分別収集のベールの品質をするようにしていただいております。現在では、まだ全体の3分の1ぐらいというのが18年度で、19年度から全数ということで計画をされておりますが、それでみると、これはPE・PPというような分類とは別に、主として異物の問題、水分・汚れの問題が判定基準になっていますが、Aランクというのはまだ66%だということであります。自治体は大変ご苦労しているのだけれど、まだこのレベルというのは、品質の向上を相当図る必要があるなと思っております。
 既にそのように検査の方法も品質向上に即した形でスタートしておりますし、ご承知のように、一方、拠出金制度というのが容リ法改正の中で定められまして、この拠出金制度から出てくるお金を市町村に戻すという仕組みもあります。そういう中で、品質向上というものを図ろうという仕組みがもうできつつありますので、これらも生かされて、一段の向上を期待したいということであります。

(パワーポイント)

 以下、プラスチックの再商品化の課題ということで我々が考えていることを申し上げたいと思います。
 1点目は、資源として有効に利用するというのが特に必要だろうと思っておりますが、特に現在、これは材料リサイクルの皆さんは大変ご苦労いただいているのは我々は承知していますが、材料リサイクルから得られるものというのは、バージンのプラスチックの代替でないものに相当回っている。その部分というのはなかなか価値がつきにくいというのが現状だと。
 2点目として、これは容リ協から発表されている資料から数字を申し上げますが、今、材料リサイクルというのは1トン処理するのに9万円前後、運送費等も含めてかかっているわけでありますが、そこから出てきている製品――ここでいう製品というのは、容リ法上はまだペレットとかフラフという段階を製品と称しているのが大部分ですが、評価すると10〜2万円です。前回、材料リサイクラーの皆さんからお話を伺ったときも、このくらいだというお話がありました。前回発表された皆さんは相当レベルの高い方々だと思いますが、全体からすると、9万円かけて 2,000円にしかならないという価値のものが27%ぐらいあると。それから、 5,000円という範囲でいくと、まだ7割弱はそういうものだというのが実態のようであります。これはせっかく消費者の皆さんが苦労して、自治体が集めたものを生かすという点では、まだまだ問題があるなということであります。

(パワーポイント)

 次は、環境に関してであります。材料リサイクルの場合に、集まるプラスチックの素材品質からして、50%は残渣が出るということが実態でありますが、その処理は、今までは埋め立て等もよかったわけですけれど、今度は埋め立てはしないということになって、焼却槽の処理をしなければいけないという状況があります。
 そうなりますと、これは現状のような処理であると CO2の発生というのは大きくなるわけでありまして、そういう点で材料リサイクルのありようというのはやはり課題があるなと考えるわけであります。

(パワーポイント)

 次に、社会的なコストという点で申し上げたいと思います。
 リサイクルを容リ協にお願いをして実施している立場からすると、必要な経費というのは出すのは当然でありまして、これは特定事業者の責務であります。しかし、ここに書かせていただいているのは、グラフをみていただくとわかりますが、容リ法の中でリサイクルしているいろいろな素材がありますけれど、その中で90数%はプラスチックを処理するために使われている費用で、それが年々ふえていますということであります。私は、費用がふえるそのもの自体を問題にする考えはありませんが、その中身であります。
 そこで、材料リサイクラーの皆さんにはお聞き苦しいかもしれませんが、平成16年度の材料リサイクルの人たちの処理シェアは18%、17年度は24%、18年度は48%という実績になっております。19年度は、能力査定でいきますと70%ぐらいになってしまうということでありましたが、きょうの資料をみると50%強でおさまっているようでありますが、こういうことがあって費用も増大しているという問題であります。

(パワーポイント)

 こういう課題があって、我々とすればどうしていただきたいかという意見につきましては、以下、何点か書かせていただいております。
 時間の制約もありますので、少し具体的に申し上げますが、材料リサイクルの優先というのが平成11年3月の産構審で定められました。そのもとに、集まったこれらのすべてについて、材料にする場合を優先的に引き取り可能ですよという定めになっています。しかし、11年のときの定めも一定の基準のもとにそうしましょうとなっていたわけですが、運用上、一定の基準が設けられないままに優先になってしまっているという、ここに非常に大きな問題があるなと思って、この見直しが必要だと思っております。
 これについては、今、容リ協会等でLCA評価も含めて優先がどうかということを検証していただいていますので、こういう結果に大いに期待をしたいと思いますが、まだ結論が出るに至っていない。そういう中でどうあるべきかと考えると、2点、考えるべきかなと思います。
 1点は、リサイクルするときに環境負荷というのは非常に重要だと。環境負荷の側面から、LCA評価と、これまでした分析もあったりしますので、これからの結果も踏まえて、一定の基準のもとで、環境負荷が大きいものについては優先は難しいのではないかということで、優先の一定枠を設けることが必要ではないかと。
 これはEUなどの場合ですと、EUが定めている材料リサイクルの1つの水準というのを20数%は材料にするという定めをしていますが、日本の場合にはそれはほっておくと限りなく 100に近づくというのはちょっと問題だなと。

(パワーポイント)

 もう1つの側面は、先ほどお話がありましたように、一定の商品価値を生み出す部分については優先でいいけれど、そのほかの部分は優先ではなくて、もちろん材料リサイクルの皆さんは優先でない部分で仕事をしていただくのは一向に構いませんけれど、優先をすべてにするというのは問題かなと考えております。

(パワーポイント)

 また、一部、前回で、材料リサイクルの残渣をケミカルリサイクルという方法もお話がございましたが、これは非常に非効率だなと。
 それから、分別基準適合物の品質向上というのは、先ほど申し上げましたが、基本は、私どももそうですが、消費者の段階でしっかり分別をするのが基本かなと思っております。さらに、全国共通のガイドラインというものもそろそろ定めたらどうかということであります。
 それから、多様な手法の活用ということでありますが、冒頭申し上げましたように、日本の資源事情は大変厳しくなる状況を考えますと、そういう変化する資源事情の中で、日本の国にかなったリサイクルというものをしていく必要がある。そのためには、化石燃料の代替ということも視点に入れて、材料リサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクルのバランスのとれた手法を活用していくことが必要だなと思っております。

(パワーポイント)

 最後に、全体として申し上げたいことは、環境と経済というのはある意味では調和をとってしていかなければいけないということであります。この容器包装リサイクル法の法自体もそうでありますが、その中の再商品化もこのことを念頭に置いて進める必要があるし、そのことによって循環型社会も構築できるだろうと考えております。
 特に申し上げたいのは、消費者の方が分別をする、自治体が集められる、私どもが引き受けてリサイクルをお願いする、そのリサイクルを実施する皆さんがあると。それである意味では利害が対立することは当然ありますが、ここの利害を乗り越えて、50年、100年という先をにらんで循環型社会をつくり上げるという努力に向けた仕組みが必要だなと。ぜひそういう仕組みをこの際つくっていただいて、我々もその中で努力をしていきたいと考えております。
 以上、少し言葉足らずのところもありますけれど、申し上げたいことであります。ありがとうございました。

○郡嶌座長 どうもありがとうございました。早速でございますが、ただいまの岩倉委員の説明に対しまして、ご意見やご質問等がございましたら、よろしくお願いしたいと思います。
 では、早川委員、どうぞ。

○早川委員 ただいま、市町村の課題というふうにご指摘をいただきました。確かに、分別収集を細分化していくことも非常に重要な要素ではございますが、市民に対しまして、PP、PS、PE、こういった形で分別してほしいということを申しましても、これは非常に難しゅうございます。基本的に浸透がなかなかしてこないと考えられます。
 我々市町村として一番やりやすい分別収集といいますのは、その空になった容器はもうほってください、このまま廃棄してくださいと、そういう形の啓発が一番有効なわけです。
 そういう観点から、特定事業者さんの方でリサイクルしやすい単一の素材での製品をつくっていただくというところに我々は大きな期待を寄せたいと思いますが、その推進についてのお考えをちょっとお聞きしたいと思います。

○岩倉委員 複合素材のところでちょっと申し上げたと思いますけれど、おっしゃるように、単一素材で容器を全部つくれば、分別をした後のリサイクルは非常に高度なものができるというのは当然であります。しかし、物を供給する立場でいくと、その物の供給にかなって、目的にかなって、機能を備える形でいきますと、なかなかそこは難しいと。
 PP、PEというのを消費者に分けていただくというのは1つの理想形でありますが、我々もそれを考えたりしていますけれど、これは消費者の皆さんの分別、また、自治体もさらに収集には手間暇かかるということになると思いますので、あるべき1つの理想形ではありますが、現実的には相当難しいなと思っております。

○郡嶌座長 服部委員、お願いします。

○服部委員 マテリアルの優先を外すという見解を出されていますが、リサイクルしにくい複合素材は許容して、マテリアルは難しいんじゃないかと、非常に身勝手な言い分と思いました。ドイツでは、プラスチックよりも複合素材の方が単価が高く設定されていて、日本でいうと委託単価ですけれど、そういうふうに法律の中で差別化されればよかったのですけれど、今回は見送られました。前回のマテリアル事業者の話の中では、より近い素材でつくるとか、あるいはつくる段階で複合素材にしても工夫があるんじゃないかというご提案があったわけですが、そういうことに対して歩み寄りの発言が全くなくて、いきなりマテリアルを外すということで、私にしてみればとんでもないことだと思うのですが、質問か意見か分かりません。
 それから、自治体の分別の仕方といいますか、そろえた方がいいということですが、これは集めるものを限定した方がいいという意味でおっしゃっているのか、あるいは、自治体ごとに、資源ごみというのはそれぞれ違いますけれど、そのあたりを統一した方がいいのか。これは環境省の方でガイドラインを今検討しているところだと思いますが、どういう意味でおっしゃったのかお伺いしたいと思います。

○岩倉委員 1点目については、私はマテリアルがすべてだめだといっているわけではないんです。マテリアルの処理をする役割、機能というのは十分評価はしております。けれど、マテリアルにふさわしくないものまでするというのは見直すべきだということで、複合素材も、今の分類でいくと、ケミカルと称するコークス炉等では使っていただいており、そちらの方では資源の有効利用が非常になされているわけですから、そういうことも含めたときに、複合素材はだめだといわれると、私どもとすれば、それはちょっと違うんじゃありませんかと、こう申し上げたい。
 後段の部分は、資源物も含めてどう分別をするかというのは、国の方で整理をしていただくマターだと思いますが、プラスチックをどのように分別するかということについては、そういう中で地域に余り格差のない形を整理する時期に来ているのではないかなということであります。

○郡嶌座長 濱委員、お願いします。

○濱委員 16ページで「材料リサイクル残渣のケミカルリサイクル処理は導入すべきではない。コスト増の恐れある。非効率である」と断定されていますが、この前も申し上げましたように、残渣処理で我々材料リサイクルの方で一番の障害となっているのは、塩素濃度であるということはご理解いただいたと思いますが、例えば、特定事業者の方としてそういう塩ビのラップであるとか、そういうものがどの程度影響しているかというのは、調査しないと何ともいえないとは思いますけれど、それによって塩素濃度がある程度低減されれば、残渣処理に係るそういうコストは下げられるわけですし、また、そういったケミカルのリサイクルでの共同利用が可能ではないかなということで、前回、提案という形で出させていただきましたが、そういう塩ビの製品だけでも削減するとか、そういう方向というのは考えられないのかなと、お聞きしたいと思います。

○岩倉委員 今の濱委員のお話に私は端的に答えることができないというのは、私ども協会の中にはいろいろな業界がありまして、いろいろな形で容器包装を使っているのがありますので、一元的に申し上げられないわけでありますが、塩素の問題は、もう1つ、汚れから来る塩素分の混在というのは相当大きいのではないかと思います。これは自治体の方にお願いをして、今進めているそういうことを排除するという品質の向上、これを継続していけば、そちらからの塩素というのは相当除けるなと。
 素材としての塩ビを使わない、使うという点は、私はすべてにかかわってそれを検証もしていないので、この時点ではお答えできませんけれど、塩ビの機能もあるのだろうとは思いますが、申しわけありません、そこはわかりません。

○郡嶌座長 崎田委員、お願いします。

○崎田委員 ありがとうございます。できるだけいいリサイクルを環境的にもコスト的にも考えてやっていこうということで、いろいろなご提案をいただいて、私も解決には連携・協働の時代ということでずっと容リ法の改正案を話し合ってきましたので、0か 100かの議論はここは全くなじまないのだと私も思っています。
 ただし、消費者も一生懸命分けて参加していますので、材料リサイクルがある程度優先されるということ自体は維持していただきたいと私は思っています。ただし、おっしゃっているように、非常に質の悪いリサイクルまで延々続けているというのはいけないと思いますが、先ほどの品質基準の話とか、いろいろご提案がありますので、そういうふうにいいマテリアルリサイクルをちゃんと定着させるというところにもっていくというのが大事だと思いますので、15ページで、ライフサイクルアセスメント評価を容リ協会にちゃんとやってもらうようにご提案しているというお話がありましたが、こういうことをもう少し早目にやっていただいて、今の状況をデータ的にもわからせていただくというのが、これからの議論には大変重要なのではないかなと思っています。
 それから、最初に業界の目標として発生抑制に努力するということで、2010年までに3%削減というお話がありました。私は、できればもうちょっと目標を上げていただきたいと思います。そして、できるだけ社会の中で、詰めかえ容器であるとか、単一素材化とか、熱心な事業者さんだけではない、全体の事業者さんがもう少し取り組んでいただくことで、発生抑制というのがもうちょっと進むという感じもしますので、その辺の目標値もぜひ考えていただきたいなと思いました。
 それから、市民がちゃんと分けなければいけないのですが、私は、PP・PEだけ分けるのかというのをずっとここ何カ月か考えていたのですけれど、私も含めて全部の消費者に「それを分けてください」というのはちょっと無理だという感じがするんてす。そういう意味で、社会全体で、例えば教育の話とか、今、小売店がレジ袋削減を一生懸命アピールしてくださっています。そういう時代の中で、行政の方ももう少しちゃんと優良化などを早めていただくとか、そういう社会全体の中で分別の品質を上げていくという、その辺の機運をちゃんと強く起こしていくというところが1つ重要じゃないかと感じています。
 それで、これは意見ですけれど、私は、そういう全体像の中で、事業者の皆さんも容器の方の改革をぜひよろしくお願いしたいと思っています。よろしくお願いします。

○郡嶌座長 意見ということで。
 では、八木委員、お願いします。

○八木委員 私の方から3点ほどご質問を申し上げます。
 まず、材料リサイクルの質が悪いというお話ですが、この原因はどのようなところにあるか、そのお考えをお伺いしたいと思います。また、その原因をこう解決していくという考え方、そこが非常に大事かなと思います。今だめだから、もうすぐだめかというお考えなのか、お伺いしたいと思います。
 2点目ですが、複合素材に関してすべてだめということは、私も一言も前回のプレゼンテーションで申し上げたつもりはなくて、中にはやはり不要なものはあると思いますので、それを単一素材にする。あるいは、どうしても複合の場合でも、もうちょっとリサイクルしやすい複合というものがあるのではないかというご提案だったのですが、そういう検討すら必要がないというお考えかどうか。
 3点目は、ケミカルリサイクルとのジョイントの話ですけれど、これは環境負荷的にみるとこの形は望ましいかどうかのお考えと、仮にマテリアルリサイクルのコストが下がった場合でも、こういうジョイントは必要ないのかどうか。
 この3点をお願いします。

○岩倉委員 崎田委員がお話しされたことも含めて申し上げますけれど、材料でいいものができて、価値のあるものができる部分については、これは優先すると。私どもも全くそう思います。そのときに、どういう品質水準にするかというのはより専門的に検証しなければいけないと思いますが、今のように基準がなくてすべてということを見直す必要があるなと。いいものができるのはしっかり優先で使っていただければいいと思います。
 それから、八木さんのお話で、1点目は何でしたでしょうか。

○八木委員 複合素材についてですが、すべてだめだという議論ではなくて、リサイクルしやすいやり方というのが実際あるんじゃないかという考えなのですが、そういう検討が必要ではないのですかということです。

○岩倉委員 それは、冒頭申し上げましたように、事業者全体としてリサイクルしやすい容器包装に向けた技術開発と取り組みというのは、それぞれの事業者サイドでやっておりますので、それは継続してやるということであります。やらないということではなくて、これからもやっていくんです。今までもやりましたけれど、これからもやりますということです。
 それから、崎田委員がおっしゃった3%水準の問題は、プラスチックリサイクル推進協というのは、食品メーカーもあり、家電メーカーもあり、薬品メーカーもあり、さまざまな業種の人たちが一緒なので、少なくとも最低限ここまではという水準で3%を決めました。チェーンストア協会の例をご紹介しましたけれど、あそこではレジ袋を30%減らすということですから、個別企業レベルではこれを最低基準としてさらにリデュースの削減を大きくするという取り組みをお願いはしています。それは個別企業で進めておりますので、これは最低基準とご承知おき願えればと思います。

○八木委員 あと2点ですが、1点目は、材料リサイクルの質が悪くなっている原因は何だとお考えになっているか。そして、それを改善するためにはどのようなことをしたらよいとお考えになっているかという質問と、ジョイントでやった場合にコストが安くなっている場合でも、ジョイントはやることに意味がないとお考えですかと、その2つでございます。

○岩倉委員 最初の材料リサイクルの問題は、質がよくなるようにするというのは可能だと思います。前回お聞きした中でも、材料リサイクルの皆さんが集まったものを、赤外線分析とかいろいろ素材分析をしながら物づくりをするということに随分取り組み始められているというお話も伺いましたから、そういうことも含めて可能だと思いますし、そういうことができれば、それは材料のすぐれている点という評価ができるだろうと思います。問題は、やはりきれいなものを集めてそれを提供するということが必要だと思います。
 それから、材料とケミカルの合体の問題は、基本的には2つのリサイクルを結びつけるその間に物を移動したりすることがありますので、そのコストダウンという道があれば、それは相当そういう方法の有効な方法になると思いますが、総じていうと相当難しいだろうと考えているということです。

○郡嶌座長 では、大塚委員、お願いします。

○大塚委員 大変おもしろい話で興味深かったのですが、2点ほど申し上げておきたいと思います。1つは意見で、1つは質問です。
 15ページのスライドにあるEUの容器包装指令はこういうことになっているのですけれど、EUは現在26程度だと思いますが、たくさんの加盟国がありまして、いろいろなレベルの国が入っているということがありますので、これはこれで1つの参照すべきものだと思いますけれど、これが必ずしも本当にどのくらい参照すべきものかという問題もあるとは思います。これは意見です。
 それから、複合素材については、さっき服部委員がおっしゃったことが私も重要だと思っていますけれど、現行の制度では、複合素材に関して経済的なインセンティブを与えるような仕組みが全然ないものですから、プラスチックをおつくりになっているところは、つくった後で複合素材をできるだけ減らすという経済的なディスインセンティブはかかってこないという状況になっているので、自主的におやりになってくださっているのだと思いますが、そこがやはり制度としては非常に難しいところかなと思います。
 もちろん、複合素材には複合素材の有用性というものがあるというのはわからないではないのですが、今のお話ですと、複合素材についてはもうケミカルで行った方がいいというぐらいのお考えなのでしょうか。その辺はどのようにお考えになっているか、お伺いしたいところでございます。

○岩倉委員 先ほど申し上げたように、複合素材はそういう機能を果たしている、それを使わないで単一素材にするという切りかえというのは相当難しいと。これが1つです。しかし、リサイクルしやすいということをテーマにした複合素材の使い方ということについては、これはこれとしてそれぞれの企業も取り組んでいるということで、複合素材が現状のままでいいと考えているわけでもないということです。
 それから、前段のEUの問題は、私も詳しく知りませんので、承知している範囲では、90年代に各国ばらばらだったものをEUとして統合してきているという方向で、現在こうなっていると。各国事情は詳細は私も勉強不足でわかりません。

○大塚委員 複合素材については、ケミカルで行った方がいいというぐらいのお考えでしょうか。

○岩倉委員 現状だと複合素材をそういうことで使わざるを得ないということを踏まえて、その後どうリサイクルをしたらいいかということを考えると、材料の皆さんでは非常に使いづらいと。結局、これが残渣になっているという実態がありますので、これをそうでない形で材料の皆さんが使える技術開発ができれば、それはそれで使っていただくのは結構だと思いますが、ケミカルだと今でも有効に使えているということであります。

○郡嶌座長 それでは、どうもありがとうございました。
 続きまして、最後になりますが、佐々木委員の方から、自治体の分別収集について、資料5の社団法人全国都市清掃会議資料に基づきながら、ご説明をお願いいたします。ちょっと時間がタイトになってきていますので、ご協力をよろしくお願いしたいと思います。

○佐々木委員 全国都市清掃会議の専務をしております佐々木でございます。先ほどご紹介がありましたけれど、4月5日に赴任したばかりでございますので、今後ともよろしくお願いをしたいと思います。また、このような機会を与えていただきまして、どうもありがとうございます。
 資料につきましては、担当の部長の深野が説明をいたしまして、最後に私の方からまとめをさせていただければと思っております。それではよろしくお願いいたします。

(パワーポイント)

○深野調査普及部長 それでは、説明させていただきます。
 最初に表がございますが、容リ法は平成9年度に施行されまして、さらに、12年に品目の追加がございまして、現在に至っているわけでございますが、この間の自治体の推移、実態を掲げております。いずれも環境省の資料で出ております。
 最初に、17年度の分別収集量及び実施市町村数でございます。真ん中あたりに、プラスチック製容器包装がございます。収集量は約55万 9,000トン、前年比で約2割程度伸びております。なお、これは市町村の独自処理量が含まれておりますので、念のため申し添えておきます。先ほどもお話がありましたとおり、全市町村に対する実施ですが、約63%になっております。

(パワーポイント)

 次に、分別収集の実績量についてでございます。9年度からの推移を棒グラフであらわしました。中央部分に位置しますプラスチック製容器包装につきましては、このように急激な伸びを示しているのが現状でございます。

(パワーポイント)

 次に、実施市町村の実施率をあらわしております。これもプラスチック製容器包装については、多品目と比べてまだ低い状況にございます。

(パワーポイント)

 先ほど来、いろいろな分別基準等のお話がございましたが、これについて少しお話しさせていただきます。市町村の収集につきましては、住民の協力を得て分別収集を行っておりますが、収集される容器包装につきましては、容リ法に基づく分別基準あるいは運用方針が定められておりまして、これを満たす必要がございます。

(パワーポイント)

 そして、市町村の独自処理分を除いた後、容リ協会さんの方に引き渡しているわけでございますが、さらに品質ガイドラインが定められております。ふだんはこれらにつきましては余りごらんにならない細かい事項でございますが、自治体が非常に苦労している点でございますので、少し説明させていただきます。
 最初に、この分別基準ですが、これは白色トレーの分も入っておりますけれど、これを除きますと、原則として10トン程度の分量、なおかつ圧縮されているということがございます。
 また、3番目以降につきましては、6番目ぐらいまで、異物が混入していないことというのを当然ながら分別基準ということで掲げてございます。

(パワーポイント)

 運用方針ということがさらに定められておりまして、これはトレー等の基準もございますが、ここではプラスチック製容器包装ということで、この[4]と[5]について記載をさせていただきました。
 異物につきましては、この運用基準にもございますとおり、いろいろなものが混入する恐れがあるということで、粗選別をしなさいと。また、食品残渣につきましても、衛生対策から付着がないよう住民に指導されたいと、そのようにはっきり明記されているわけでございます。

(パワーポイント)

 次に、先ほどお話ししました容リ協会さんが定められております具体的な引き取り品質ガイドラインでございます。これには先ほどの分別基準からさらに一歩進めて、より具体的な基準、品質の目標を示すものとしてこのガイドラインを定めております。
 このガイドラインに沿って市町村はAとかBとかDとかという評価を受けているわけでございます。
 [1]でございますが、全体で容リプラ90%以上が1つの基準ということで、分別基準をみますと、ここで非常に具体的な数字が掲げられております。9割以上ということでございます。
 [2]から[8]までいろいろな記載がございますが、結局、[1]が9割ということですので、[2]から[8]までの異物については、10%未満であるということが1つの基準となっているわけでございます。
 [8]の右側の備考欄ですが、下の方に医療系廃棄物あるいは危険品という表示がございます。いわゆる禁忌品でございます。今までの評価を受けた経験ですと、これについては注射針とかライターなどでございまして、これらが1つでもベールの中に入っていてはだめということでございます。
 それから、戻りまして、[3]でご注目いただきたいのですが、指定収集袋についてでございますけれど、備考欄に書いてございますとおり、市町村指定の収集袋、あるいは市販の収集袋、これは異物だということで、混入してはいけないということになっております。ただ、これはいってみれば再商品化するには特に問題のない素材でありまして、しかも、自治体の指定ということですので、住民の協力能が高い方が協力して市町村の指定袋を使用するという方に、これは容リ法上の容器包装ではない、異物になるという説明を幾らしても、今までのところなかなか理解は得られていないというのが現状でございます。レジ袋がよくて、この指定袋がだめだということがどうしても住民の理解がなかなか得られないというのが現状でございます。
 それから、[2]の汚れの付着した容器包装プラスチックですが、これは汚れというのがどの程度なのか、この品質ガイドラインでもはっきりしていないために、自治体としては非常に困っている点でございます。
 以上のような分別基準、あるいはガイドラインが定められておりますが、では、具体的に現実の分別の状態はどうなっているのか、次にみてみたいと思います。

(パワーポイント)

 これは一市区町村のごみの組成調査の例でございますが、これは歴年なり毎年なりやっている市町村は多いようでございますが、ここでは東京23区の一部事務組合で事業概要のあったものを抽出させていただきました。
 可燃ごみと不燃ごみの組成が出ております。左側の可燃物につきましては、不適物、可燃物以外のものが約6%ぐらい出て、これは一般的には可燃としてはまあまあの線だと思いますが、問題は右側の不燃ごみの組成をごらんいただきたいと思います。
 この中に可燃物が17.2%、紙類とか仲介類――木とか草ですが、これが混入しておりまして、17%を超えるまでになっていると。いってみれば、これが市町村の、例えばここでいえば可燃ごみ・不燃ごみを住民の方にお願いしたときの一般的なレベルといいましょうか、こういうことが1ついえるかと思います。

(パワーポイント)

 また、こういう組成調査もございますが、容リプラにつきましては識別表示マークというものがございますので、これについてもいろいろな住民の方から意見がございます。資源有効利用促進法の観点からそういう表示が出ているわけでございますが、これはプラスチックの例ということで挙げておりますけれど、いろいろな事情がございますが、どうしても小さいという声が圧倒的でございます。表示が小さいものでは、ここにも小さい字で出ておりますが、約6oということでございますので、6mmというと非常に小さいなという感じがいたしております。

(パワーポイント)

 それでは、このような状況のもと、具体的に容リ法に基づくプラスチック分別の回収なり試行、あるいはアンケートについて、具体的に2つの例をここに取り上げさせていただきました。
 1つは、東京都中野区の例でございます。少しさかのぼりますが、平成15年9月から3カ月間、5,675世帯を対象に行われたものでございます。
 指定回収袋を使って、29.7トン、この間に集まったと。ここでは不適物の量が約 1.9トンあったということでございます。これは聞くところによると収集段階で発見して取り除いたということでございます。
 それから、下に書いておりますが、処理施設搬入後に検査し、6%の不適混入物があったということは、処理施設に入れた後、さらに調査したところ、さらに約6%程度の容リ法上の不適物の混入があったということでございます。

(パワーポイント)

 次に、この調査の3カ月間の調査期間中、中野区としては実際にプラスチック容器包装を入れたものを、その中身をみて、組成調査を行った結果でございます。今お話ししたのは全体の処理量、何十トン、あるいはその不適物ですが、これは個別に集積場の組成調査を行った表でございます。
 この表をみますと、トレーを含めたプラスチック製用品がこの段階では70.35%ということでございまして、先ほどの引き取り品質ガイドラインの90%、これには達しない状況であったということです。最初に中野区としては、容リ法対応としてこういう試行を行ったのですが、最初の調査としてはこういうことがあったということでございます。

(パワーポイント)

 次に、この方たちに区としてアンケートを行っております。この住民の声というのは、こういう機会でもなかなか例が少のうございますので、ここで改めて紹介させていただきたいと思います。
 アンケートをみますと、真ん中辺の分別のしやすさというところでございますが「多少難しい」あるいは「とても難しい」と、あわせて23.8%の方が答えているということでございます。
 また、右側の方の自由意見としましては、いろいろな項目がございますが、容器包装に対する意識の高まりを示したり、あるいは分別収集に対する見解を示す、理解を示すという一方で、「分別方法や洗浄方法がわからない」「これ以上は面倒だ」という意見も出ております。

(パワーポイント)

 中野区としての最後のまとめということで、これはいろいろな意見の中の1つでございますが、やはりPRが重要なかぎだといっております。適正な分別排出を促すには、区民へのPRは重要であるとしております。また、ここにも記載してありますとおり、職員がすべての世帯を個別訪問し、在宅者には対面での説明を行っているということでございます。

(パワーポイント)

 次に、もう1つの例でございますが、最近行われました京都大学と京都市による「きめ細やかな分別収集にかかわるモデル事業」についてご紹介させていただきます。
 このモデル事業の目的について、ほかにもいろいろありますが、ここではプラスチック製容器包装をより細分化することによって、リサイクルしやすい資源物として活用できる可能性があるかどうかという面を中心にみていきたいと思います。

(パワーポイント)

 実験の概要でございますが、対象者は京都市の左京区内の聖護院地区の市民の方、245世帯でございます。これを対象に、8つの分別用の袋を世帯ごとに住民の方に配布いたしまして、18年12月13日と19年1月13日の2回、分別収集を行い、また、アンケートも行ったものでございます。

(パワーポイント)

 8分別の内容でございます。
 左側の製品別は3つの製品に分けております。プラの手さげ袋、ラップ、卵パックでございます。また、右側の材質別もこのように分けておりまして、材質表示に従って、PET、PE、PS、PP、プラその他ということで、計8分別にするということを行った実験でございます。

(パワーポイント)

 そして、分別の難易度についてということでアンケートの結果が出ております。
 左側の3つの製品別につきましては、「問題がなかった」が75%でございます。「難しかった」あるいは「とても難しかった」とあわせても、25%となっております。
 右側の5つの素材別につきましては「難しかった」あるいは「とても難しかった」をあわせまして64%になっております。
 製品別分別の方が明らかに「問題がなかった」と回答した人が多いということでございます。

(パワーポイント)

 素材別の分別が「難しかった」と答えた方に、さらに、どういう理由かということで聞いております。
 この中で、難しかった理由として一番多いのが「置き場所の確保」ということです。2番目は、その下の「素材の表示がみづらい」ということです。

(パワーポイント)

 京都市あるいは京都大学のまとめとしましては、事業推進上の課題として「その他プラスチックのよりきめ細かな分別には、市民の負担感が相当あること」を上げております。
 以上でございます。次に、まとめに入りますので、佐々木の方からご報告いたします。

○佐々木委員 それでは、まとめをさせていただきます。

(パワーポイント)

 まず、自治体の対応でございますが、当然のことでございますけれど、今後ともより一層の普及啓発の充実を図ってまいりまして、排出者である住民のご協力を得ながら、現行の分別基準の適合物の質の向上を図っていく。そういったことをやっていきたいということでございます。
 また、分別の区分については、PP・PEなどの素材表示をもとに細分化し、分別収集を可能にして、再商品化の質的向上を図ることができるなどの議論がきょうもございました。しかしながら、現行の分別区分による分別基準の適合物の質の向上を図ることがまず先決であり、各種の組成調査や、きょうもご説明いたしましたが、京都市のアンケート調査などの結果を踏まえれば、これ以上の細分化についてはその対応が極めて困難といわざるを得ないのではないかと考えております。
 また、細分化を実施する場合は、家庭内での保管の問題や、収集面でのコスト、あるいは自治体の選別等の行程を初め、コスト増の問題があり、自治体と事業者の費用負担のあり方が大きくまたクローズアップされてくるのではないかと考えているところでございます。
 また、特定事業者さんに対してのご要望も幾つか申し上げたいと思います。
 1つ目は、先ほどもご説明いたしましたが、識別表示については、住民にとってわかりやすいように、みやすい位置に、みやすい大きさで工夫をお願いしたいということでございます。これからますます高齢者のみの世帯がふえてまいります。そういったことも考えますと、できるだけの工夫をお願いしたいと思います。
 2つ目は、素材を複合して使用した容器包装でございますが、分別が容易でないものが見受けられますので、できる限り単一素材化を図っていただきたいと思います。特に発生抑制のためにごみになりにくい商品の開発をお願いすることは当然でありますが、リサイクルしやすい商品開発もぜひ続けていただければと思います。
 3つ目は、さらに情報の提供といたしまして、例えば簡易包装や詰めかえ容器の店頭での掲示案内、また、汚れの落ちにくい容器包装の洗浄方法など、いろいろな形でPRをしていただければと考えておるところでございます。
 次に、再商品化事業者に対するお願いでございます。分別をした容器包装の廃棄物のリサイクル行程を見学するということで、住民の理解、あるいは自分たちの分別した結果がどうなっているか、そういうことが実感できるということで、廃棄物に対する意識の向上や、あるいは環境教育にも寄与していくと考えられますので、ぜひそういうものに対してもご協力をお願いしたいと思います。さらに、積極的な情報の提供や公開もお願いをしたいと思います。
 最後になりますが、資金拠出制度は今回の法改正により新たに設けられた制度でございますが、現在、別の合同会合で審議中でございます。自治体の分別収集を促すような効果的な運用も期待していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上で説明を終わらせていただきます。

○郡嶌座長 どうもありがとうございました。時間が少なくなってきて、また辰己委員に怒られそうでございますが(笑声)、あと10分は時間を設けたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、森口委員。

○森口委員 きょうは主に住民による分別の質の向上というお話が中心でしたが、本題からちょっとそれるかもしれませんけれど、自治体さんの役割としては、一方で選別保管というところもあろうかと思います。私も非常に限られた数しかみておりませんので余り皆様のことを申せませんが、やはり選別のプロセス、ご努力も自治体によって相当差異があるような気がしておりまして、そういうことに関して全都清さんとしてどういう実態把握なりご努力をなさっているのか。
 特に、再商品化事業者さんの住民への見学というお話がありましたが、同じような意味で、選別のプロセスに関しても住民の方に積極的にみていただいて、住民の分別収集が悪いと自治体の方でもまたこれだけコストがかかるのだと、そういうことも積極的にみせられるというのは非常に効果的ではないかと思うのですが、そういうところについてきょうは全くお話がなかったのですけれど、もしお考えがありましたらお教えいただければと思います。

○佐々木委員 収集段階で市町村によっては分別が徹底していない場合は、取り残しということで、実際に収集をしないということも行っております。さらに、中間処理、選別の中で、当然異物の混入等がございますので、選別の過程の中で異物を極力排除するということもやっておりますし、市民の方に見学をしていただいて、実際に皆さんが出したものが、これだけいいものと、これだけ悪いものがあるということで、例えばプラスチックの中に乾電池が入っているとか、そういうものもおみせする、そういう意味での環境教育というものも必要かなと思っております。

○郡嶌座長 では、林委員、お願いします。

○林委員 まず、再商品化事業者に対する要望として、住民への施設見学の実施ということがありましたが、この辺は我々も極力心がけて対応しておりますということをまず一言コメント申し上げておきます。
 それから、全体についてでございますが、きょう、再商品化製品利用事業者の方々から、貴重な資源としてお使いいただいているという話をいただいたわけです。その中で1点、私は理解ができなかったのが、岩倉委員の方からお話がございましたところで、全体の資料の30ページ、岩倉委員の資料でいうと11ページですが、プラ再商品化の課題というところです。製品価格が10円/トンという数字が出ています。2,000円未満が27%ということですが、この10円/トンというのはどういうことでしょうか。これは事務局の方でも結構ですけれど、おわかりの範囲でお願いしたいと思います。利用されるのは大変貴重な形で使われているというお話がある中で、どういう背景なのか、わかる方がいれば教えていただきたいと思います。

○岩倉委員 これは10円ではなくて、1万円という意味です。ここの書き方が悪くて申しわけありません。

○新宮専務(オブザーバー) 違います。先ほど岩倉委員が1万円から2万円と発言されたから、おかしいなと思っていたんですけれど、協会の資料はトン当たり10円から2万円でございます。お間違いのないように、協会の資料を使われる以上は慎重に取り扱っていただきたいと思います。10円というのは、それぞれ協会にリサイクラーが、利用事業者にこれだけで売りますよという報告を集約したものであります。トン10円で販売計画を立てて、協会の方へ提出された事業者がいらっしゃったということでございます。そして、上は2万円まで。
 前回、材料リサイクラーの方がトン当たりに直しますと3万円というのは、提出した段階では2万円だけれど、現状は努力してこれ以上の価格で売れるようにしていますよという意味で私は理解しております。

○郡嶌座長 では、濱委員、お願いします。

○濱委員 これは全都清さんへの質問になるか、容リ協さんへの質問になるか、昨年の私どもの工場で入ってきた先ほどの禁忌品の注射器ですけれど、1日平均20〜30本入ってまいります。そして、注射針が刺さって労災事故が発生したのが昨年1年間で6件ありました。それで、工場の方からはぜひ強く訴えてほしいということでしたが、そのままお返しできる市町村さんと、そうではなくて、これは容リ協との契約でおたくで全部処理してくれということで一切引き取りに応じない市町村さんと、各市町村さんでかなり温度差がございます。引き取っていただける市町村さんについては、住民への啓発について、必要だからぜひもってきてくださいと積極的におっしゃる市町村の担当者もおられますし、一切応じないという方もいらっしゃいます。
 それで、その辺について要望ですけれど、中にはお隣の池田市さんのように、絶対にそういうものは入っていないと自信をもっておっしゃる市町村もあるのですが、そこの辺のルールというか、引き取るような形のものをぜひ容リ協さんの方にお願いしたいと思っています。
 それから、事故が起きた場合に、感染症などがあった場合に、どのようにお考えになるのか。私どもではそういうことを非常に恐れておりまして、刺さった場合はずっと継続的に6カ月ないし7カ月ぐらいずっと病院へ通って、何もないというのを確認しながら、今までは幸いにそういうことは発生していないのですが、そういう状況にあるということをぜひご理解いただきたい。これが仮に市町村のストックヤードで起きた場合に、市町村さんはどのように考えられて、どのように対応されるのかということについて、1つだけ質問させてください。

○佐々木委員 それは収集段階でも同様の危険性がございますが、市によっては対応が異なります。出してもいいけれど、針の部分を十分に保護をしてわかるように出してくださいという市町村も中にはございます。多くが病院や買った薬局へもっていくようにというお願いをしていると思います。当然、これはすべての行程の中でそういうものがまじっていると、感染症などに感染する危険性があるわけですから、その辺のものは住民への啓発といいますか、それぞれの市町村の収集計画の中で対応すべきものだと考えております。

○郡嶌座長 それでは、服部委員、お願いします。

○服部委員 自治体の分別収集ですけれど、日本の場合はそれぞれの裁量に任されるということで、プラスチック製容器包装も集めているところと集めていないところがあるわけですが、全都清としては、当然、分別収集をしていくという方向性を考えられていると思いますけれど、いろいろハードルがあります。
 自治体が分別収集を始めるにあたり、収集にお金がかかるとか、施設整備をしなければいけないとか、そのあたりのことなども考えて、全都清として、いまだに燃やしているところをなるべくリサイクルに向けていくような、コストをそれほどかけないで分別収集をしている事例などを出しながら、そういうサポートをしていかれるかどうかということを伺いたいと思います。
 それから、そのハードルの1つですが、プラスチックをベールにするときに圧縮梱包する過程で有害物質が出るということで、大阪の寝屋川市で建設差しとめの訴訟が起きています。また、東京都町田市では、住民の反対運動で分別収集を断念せざるを得ませんでした。今、多摩市というところですごい反対運動が起きています。それが端的にいうと圧縮梱包施設は杉並病を発症する、特に子供たちが大変なことになるということで、説明会に1,000人ぐらい集まったりとか、大騒ぎになっています。
 公害関連法案には該当しない施設なのですけれど、環境省にもお聞きしたのですが、できれば大気中の化学物質などを測定をしていただき、安全な施設であるということを国の方で発表していただきたいと、困惑している自治体からは要望も出ているわけです。
 それで、全都清としてはそのあたりはどのようにお考えかということと、環境省にもぜひお聞きしたいです。コストが高いというのがためらいのハードルになっていると思いますが、さらにいろいろなところでも紛争や訴訟が起きて、そのために膨大な時間が費やされて、リサイクルを断念せざるを得ない。多分いろいろ飛び火してくると思いますので、どのように受けとめられているかということを伺いたいと思います。

○佐々木委員 まず、循環型社会をつくっていくというのは国の目標でもあり、日本国民の責務であると考えておりますので、循環型社会をやるために、その1つとして分別収集というのがあるのだろうと思います。ただ、都市事情ですぐ移行できないということは当然あるわけですが、目的としては、なぜというふうに聞かれれば、資源を有効に利用して循環型社会をつくっていくという目的のためにコストをどうするかと。国でもいろいろな交付金制度をつくっていただいたりとか、そういう行政的な支援も行われておりますので、その辺を我々としても自治体の方へ伝えて、できるだけ多くの市町村が分別収集をすると。
 63%という自治体数でありますが、人口比でいくとまだ少ないのかなという気もしておりますし、そのなぜというのをきちっと住民に伝え、理解をしてもらうということかなと思っております。
 それから、杉並病の件については、私自身そんなに知識がある方ではないのですが、少なくとも、中間処理施設、ベール化をする施設、これは民間であれ公的なものであれ、その後そういったものの情報は、たしか科学的に裏づけられたものはないのではないかなと思っております。ただ、いわゆる廃棄物関係施設が迷惑施設であるということで、環境悪化の理由ということで反対をされるということも一環かなとも思っているわけですが、とにかく十分情報公開をして、必要性を説明し、安全性を伝えていくということが大事なのだろうと私自身は思っておりますし、必要な施設であればどうしてもつくらなければいけないだろうとは考えております。

○西山リサイクル推進室長 関係者の方にもご質問いただきましたが、きょうは私は座っていればいいのかと思って(笑声)、 準備をしておりませんでしたので、調べまして改めてお答えさせていただきます。

○郡嶌座長 それでは、あとは、崎田委員、大塚委員、辰己委員から続けてご質問をお願いします。では、崎田委員からどうぞ。

○崎田委員 もういろいろな質問がありましたので簡単に申しますが、先ほど自治体のサポートというお話がありましたけれど、例えば、都道府県の中の地方自治体同士が情報共有し合うとか、ある程度の仕組みをつくって、プラスチックをきちんと集めていくようなやり方、あるいは市民への情報発信の仕方の内容を、全国的に情報が共有できるような状況をちゃんとつくっていって、市民が「わからないわね」みたいな言い方をしないで済むような、シンプルな情報発信に努めていただくと大変ありがたいなと思います。そういう意味で、全国の都道府県をまとめる役目というのは大変重要だと思いますので、その辺を頑張ってやっていただければありがたいなと思います。
 なお、23区などはここ1〜2年で急激にやろうとしているのですが、やはり区ごとに違うというか、まだ試行錯誤なんですね。東京の発信の仕方というのは全国に影響すると思いますので、ぜひそういうところもお願いしたいなと思っています。よろしくお願いします。

○郡嶌座長 大塚委員、お願いします。

○大塚委員 1点は意見で、もしお答えいただけたらお願いしたいのですが、それから付随的なことが1つあります。
 22ページのまとめのところで、自治体の対応ということで、「分別の区分を細分化しても、対応は極めて困難である。コスト増」という話になっていますが、10ページの、あるいは19ページの円グラフなどをどうみるかということです。19ページでは、PET、PP、PE、PS、その他に分けるというのは「難しかった」が55%なのですが、その前提が、20ページに書いておられるように、「番号の書いてある袋に選別して入れる」とか、「素材表示が見づらい、わかりにくい」とか「部分ごとに素材が異なる、または一部にまとめて書かれていてわかりにくい」とか、そういうのが前提になってこの55%というのが出ているわけで、22ページに書いておられるように、まさにその辺の表示の工夫などを特定事業者に要望されているわけですから、ここの前提が変われば55%というのがもっと減る可能性はかなりあると思います。
 55%というのを前提にして無理だといってしまうのではなくて、この辺はプラスチックの製造者の方々とも協力をして、それこそ協働ですが、表示の工夫をしながら分別していくことをぜひお考えいただきたいと思います。この京大の環境保全センターがされたアンケート結果というのはむしろそういうふうにみるべきではないかと私は思いますが、その点についてお伺いできれば幸いです。
 あと1点は、蛇足でまことに申しわけないのですが、さっきから注射針の話が出ていますけれど、これは2003年の廃掃法改正のときに、問題になって、結局取り上げられなかった点ですけれど、例の回収のための拡大生産責任という問題があったのですが、現在はストップをしていますので、経済産業省と環境省には検討を続けていただけると大変ありがたいと、これはお願いでございます。

○佐々木委員 我々は、現在の品質基準等々でやる場合の表示が小さいといって改善を求めているものでありまして、分別品目を拡大するために表示を拡大してくださいとお願いしているという位置づけではないということでございます。

○郡嶌座長 それでは、最後に辰己委員、お願いします。

○辰己委員 崎田さんと大塚先生のお話に少し重なるかもしれませんが、中野区の調査と京大の調査はどちらもおもしろいなと思ってみせていただきました。それで、この中野区のデータをお出しになったのは、これが普通だと思ってお出しになったのか、よくできると思ってお出しになったのか、悪いと思ってお出しになったのか。つまり、全国の市町村がいろいろあると思うのですが、すごくいいところもあるし、すごく悪いところもあると思うのです。ですから、その辺の差をきちんと調査をされているのかということが知りたかったんです。そして、それを先ほど情報共有とおっしゃったように、よくやっているところは何でよくやっているのかという理由があるわけで、その辺の情報をちゃんと共有されているのかというのが知りたかったというのが1つです。
 もう1つですが、京都大学のお話は、私もやはり、まず「問題なかった」というのが75%のこういう製品別だったら、じゃあ、これはできるというご提案なのかどうか。そこもないんですよね。それから、もし表示が大きくなれば、よくなると思っておられるのかどうか。

○佐々木委員 中野区の事例については、一般的な事例というふうに考えて出させていただきました。ごく普通といいますか、そういう意味で出させていただきました。
 それから、先進的な事例等々については、我々の方もいろいろな機会に情報発信もしていきたいと思いますし、環境省でもそういったネットワークづくりをいろいろな形で支援をしていただいておりますので、今後とも意を用いていきたいと思っております。
 3番目に、マークを大きくすればというのは、現在の分別のやり方でもマークがみにくいということで住民からいわれておりますので、現在の分別基準をやるためにも、もっと工夫をしていただきたいという趣旨でございます。

○郡嶌座長 ありがとうございました。それでは、改めまして本日ご説明をいただきました皆さん方に感謝をしたいと思います。どうもありがとうございました(拍手)。
 さらにご意見等があるかもしれませんけれど、これにつきましては事務局の方へまた後日お寄せいただけたらと思います。
 本日は、活発なご議論をいただきまして、ありがとうございました。最後に、事務局より今後のスケジュールにつきましてご説明をよろしくお願いしたいと思います。

○横田リサイクル推進課長 本日は、熱心なご審議をありがとうございます。次回の開催につきましてご説明いたします。次回の開催は4月26日、木曜日、午後2時から、場所は三田共用会議所で予定しております。プラスチック製容器包装に係る再商品化手法に関するこれまでのヒアリング等を踏まえて、論点の整理を行いたいと思っております。

○郡嶌座長 それでは、本日の審議はこれにて終了とさせていただきます。どうもありがとうございました。

――了――