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■議事録一覧■

中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会プラスチック製容器包装に係る再商品化手法専門委員会
産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会
容器包装リサイクルWGプラスチック製容器包装に係る再商品化手法検討会
合同会合(第2回)
議事録


1.日時:
平成19年2月26日(月)15時00分〜17時30分
2.場所:
ホテルフロラシオン青山 2階 芙蓉
3.議題
  • (1)再商品化事業者からの説明
    • [1] JFEスチール株式会社
    • [2] 新日本製鐵株式会社
    • [3] 札幌プラスチックリサイクル株式会社
    • [4] 株式会社イーユーピー
  • (2)その他
4.合同会合名簿(敬称略、50音順)
座長
郡嶌 孝
同志社大学経済学部教授
委員
安達 肇
福井産業事業(株)代表取締役
石井 和男
社団法人全国都市清掃会議専務理事
石川 雅紀
神戸大学大学院経済学研究科教授
岩倉捷之助
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会会長
上山 静一
日本チェーンストア協会環境委員
大塚 直
早稲田大学法学部教授
織 朱實
関東学院大学法学部助教授
勝山 剛頼
飯山陸送(株)常務取締役
金子 勇雄
日本プラスチック工業連盟専務理事
小阪 良雄
(株)イーユーピー代表取締役
近藤 博俊
新日本製鐵(株)技術総括部資源化推進GL部長
崎田 裕子
ジャーナリスト・環境カウンセラー
塩谷 操
札幌プラスチックリサイクル(株)代表取締役
辰巳 菊子
社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会理事
服部美佐子
容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
花澤 達夫
財団法人食品産業センター専務理事
濱 利治
(株)広島リサイクルセンター総務部長
早川 昌任
池田市市民生活部長
林 明夫
JFEスチール(株)常務執行役員総合リサイクル事業センター長
平尾 雅彦
東京大学大学院工学系研究科教授
森口 祐一
独立行政法人国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究センター長
八木雄一郎
明円工業(株)環境資源部苫小牧工場長
新宮 昭
(財)日本容器包装リサイクル協会専務理事(※)
(※)はオブザーバー
5.配布資料
資料1
産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会容器包装リサイクルWGプラスチック製容器包装に係る再商品化手法検討会、中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会プラスチック製容器包装に係る再商品化手法専門委員会合同会合名簿
資料2
第1回合同会合における主な意見
資料3
JFEスチール株式会社 資料
資料4
新日本製鐵株式会社 資料
資料5
札幌プラスチックリサイクル株式会社 資料
資料6
株式会社イーユーピー 資料
参考資料1
再商品化(リサイクル)に関する用語の整理
(第11回産業構造審議会容器包装リサイクル小委員会(H10.6.17)資料より)
添付資料

【経済産業省 横田課長】 定刻になりましたので、ただ今から、産業構造審議会環境部会廃棄物・リサイクル小委員会容器包装リサイクルワーキンググループプラスチック製容器包装に係る再商品化手法検討会及び中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会プラスチック製容器包装に係る再商品化手法専門委員会の合同会合第2回を開催いたします。
委員の皆様には、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。
まず始めに、お手元の配布資料を御確認願います。本日の資料は、資料1合同会合名簿、資料2 第1回合同会合における主な意見、資料3JFEスチール株式会社資料、資料4新日本製鐵株式会社資料、資料5札幌プラスチックリサイクル株式会社資料、資料6株式会社イーユーピー資料、 参考資料1再商品化(リサイクル)に関する用語の整理、となっております。資料の不足がございましたら、お申し付けください。
本合同会合につきましては、事務局は持ち回りとさせていただいており、本日の事務局は経済産業省が担当させていただきます。
 続きまして、本日の合同会合の出席状況でございますが、全委員23名のうち21名の委員の方にご出席いただいております。産業構造審議会の検討会につきましては12名の委員に、それから、中央環境審議会の専門委員会につきましては9名の委員にご出席いただいており、それぞれ定足数に達しておりますことをお伝えいたします。
本合同会合の資料の取扱いですが、原則全て公開とさせていただきます。また、会合終了後に発言者名を記載した議事録を作成し、各委員の御了解をいただいた上で公開いたします。
 それでは、これ以降の議事進行を産業構造審議会容器包装リサイクルワーキンググループの郡嶌座長にお願いします。

【郡嶌座長】 では、時間も限られておりますので、さっそく議事に入りたいと思います。
まず、第1回合同会合におきましては、委員の皆様から今後の検討に当たり多数のご意見をいただきましたが、事務局の方で項目毎に整理いただきましたので、本日はまず始めに、それらについて事務局から説明いただいた後、再商品化事業者の委員の方々からの説明に移りたいと思います。

(横田リサイクル推進課長から、資料2について説明)

【郡嶌座長】 ありがとうございました。今後の検討につきましては、事務局の方で整理いただいた項目を踏まえて進めていきたいと存じます。次の議題に進みます。第1回合同会合でも事務局から連絡があったとおり、本日はケミカルリサイクル事業者の委員の方々から再商品化に係る現状等についてご説明いただきたいと思います。議事進行につきましては、それぞれの手法ごとに説明と質疑を行います。各委員からのご説明は20分、それに対する質疑を10分として、最後に改めて全体の質疑を行いたいと思います。
 それでははじめに、林委員から、プラスチックを粒状にし、製鉄高炉中の鉄鉱石の還元剤を得る「高炉還元」について資料3の「JFEスチール株式会社資料」に基づき説明をお願いします。

(林委員から、資料3についてご説明)

【郡嶌座長】 ありがとうございました。ただ今の林委員からのご説明に対するご質問がございましたらお願いします。まず崎田委員からお願いします。

【崎田委員】 ありがとうございます。材料リサイクルの設備も持っていることを聞く中で、材料リサイクルの残渣をもっとケミカルリサイクルにまわすことはできないのかと思いまして、制度の運用をもっと柔軟にすることにより、連携して入札できないのかという可能性についてのご意見を伺いたいのですが、いかがでしょうか。

【郡嶌座長】 林委員、お願いします。

【林委員】 プラスチックの材料リサイクルでは特に品質が良いものが求められるので、その残渣をどう使っていくべきか、ということについて当社でも検討しております。うまく行けば、(連携入札も)可能性はあると考えますが、まだ当社でも検討を始めたばかりといった状況です。コストも非常に高いため、バランスを考えないといけないと考えております。

【郡嶌座長】 大塚委員、お願いします。

【大塚委員】 温暖化の問題との関係で質問したいのですが、基本的には、現在の高炉におけるコークスの役割をそのまま代替できるのかという点はいかがでしょうか。また、17ページとの関係で、現在どのくらいのプラスチックを使用し、どの程度のCO削減効果があるのか、今後、全部プラスチックに代替すると、どの程度のCO削減効果が見込めるのか、という点を教えて頂ければと思います。

【郡嶌座長】 林委員、お願いします。

【林委員】  340kgのコークス投入量の全部を代替することは無理という状況であり、現在は10kg程度の投入となっております。

【郡嶌座長】 辰巳委員、お願いします。

【辰巳委員】 今ご説明を頂いて、高炉還元に向かないものは分かったのですが、逆に、この手法に向くプラスチックとはどのようなものなのでしょうか。

【郡嶌座長】 質問については後程まとめて林委員からお答え頂くということで、岩倉委員、お願いします。

【岩倉委員】 コークスの代わりにプラスチックを使用するのは大変有効なことだと思うのですが、キャパシティは10万弱とのことで、2点お伺いしたいと思います。1点目は、これ以上キャパシティはあるかということ、2点目は、出てくる製品の価格はプラスチック1t当たり数千円である一方で、コストはどれくらいなのかということを教えて頂ければと思います。

【郡嶌座長】 安達委員、お願いします。

【安達委員】 ご紹介のあった新高炉原料化プロセス(APR)は、設備導入費14億円とのことでしたが、年間8,000tの処理のためのコストにしては膨大な額と思うのですが、容リプラだけを対象としているのでしょうか。

【郡嶌座長】 では林委員、お願いします。

【林委員】  辰巳委員のご質問については、やはり塩素、異物、汚れの付着しているものが「向いていないもの」であって、これ以外であれば、プラスチックはどのようなものでも向くということです。岩倉委員のご質問の1点目について、余力はまだ3割程度あるのですが、現状、設備能力が過剰なのでフル操業には至っていないという状況、2点目のコストについては、コークス代替効果や、専用の吹込装置にかかるコスト等、コスト面も含めて「1t当たり数千円」という状況であります。安達委員からは大変鋭いご質問を頂きましたが、もちろんコストと全体のバランスを考えてやっているところです。APRについて、赤字ではないのですが、製鉄部門よりは利益が出ないというのが現状です。これは「第1号機」という位置付けで、採算は必ずしも現時点で明確になっていませんが、今後は、これより作られたものが高い価値を生むのではないかということも期待しているところです。

【郡嶌座長】 ありがとうございました。続きまして、近藤委員から、プラスチックを粒状にし、製鉄コークス炉中で利用するプラスチック粒状物を得る「コークス炉化学原料化」について資料4の「新日本製鐵株式会社資料」に基づきご説明をお願いします。

(近藤委員から、資料4についてご説明)

【郡嶌座長】 ありがとうございました。
 それでは、ただいまの近藤委員からのご説明に対するご質問等がございましたらよろしくお願いしたいと思います。では、森口委員から。

【森口委員】 コークスの化学原料化法については非常に私も関心を持っておりまして、プラントの見学も含めて何度か意見交換をさせていただいたことがあるのですが、本日、前回の主な意見の中でも、最終的にどういうものに利用されたか、どういう資源を代替したかという機能的な観点に注目することが大事だとこういう意見がありましたので、これに関して2点お伺いしたいと思います。
 まとめのすぐ前のスライドで、それに沿って油、コークス、それから再生ガスがそれぞれどういったものを代替しているかということをおまとめいただき、これは非常にわかりやすいと思うのですが、質問の1点目は、ガス、油、コークスの比の、従来からおっしゃっている4:4:2というこの数字が実証、これは基本的に私の理解では実験的に得られたものと理解しているのですが、いわゆる実際のオペレーションの条件でこれを確認することがどの程度可能なのかという点を1点お教えいただきたいと思います。
 もう1点は、特に油の部分でありまして、当初は油化炉も手がけておられたというようなことも関係するのですけれども、今日のスライドの中でもこれはナフサ循環というお話もありましたし、化学製品の原料になっているというお話もありました。この部分が仮にプラスチックを熱分解して得た油で再びプラス製品を生産できるのであれば、ケミカルなプロセスなのですが、ある種のプラスチック to プラスチックのリサイクルなので、ある種非常にわかりやすい循環ではないかと。余りこのあたり強調はされていないように思うのですけれども、具体的にこの再生炭化水素油が最終的にどういう用途に使われているのかということを差し障りない範囲で、もしわかりましたらお教えいただければと思います。
 以上、2点でございます。

【近藤委員】 比率について、まず石炭からは70%のコークスと20%のガスと6%の油がとれます。比重差がありまして、プラスチックが軽いので同じ容積にプラスチックを入れようとしますと大体70%ぐらいしかコークスの炉室の中に入りません。しかし、そうしますとプラスチックから出てくる油は27%、27%、13%という、容積当たりでは先ほどの40、40、20をそのままコンマ7掛けした数字になっておりまして。この数字についてはプラマイ5%ぐらいの差はあるものの、いずれにしろガス側にいくか油側にいくかになっております。
 それで、容積当たりの生成物の評価なのですけれども、石炭を買ってきましてコークスを作ります。作ったコークスとガスと油の評価をこの売り買いしております単価で16年から17年平均を掛けていただきますと、プラスチックについては差し引きしますと少し石炭側の方が効果が低いような形に出ますけれども。この断面ではほぼ廃プラスチックを同じ容積に入れたときには石炭でコークスを入れる効果と、それからプラスチックで入れる効果はほぼ同等だというふうに評価されると思います。
 生成物につきましてはカタログの見開きになっております再商品化利用例というのがありまして、ここで回収された軽質部についてはスチレン、ベンゼン、トルエン、主にスチレン系の樹脂として新日化ではプラスチック化されております。それから、タールについてはカーボンブラック、ピッチコークスということで塗料系のものなんかにも使っておりまして、プラスチック及び塗料ということで高分子循環をしているということは言えるのではないかと思っております。

【郡嶌座長】 ありがとうございます。時間の関係で濱委員、服部委員、織委員からご質問いただいて、まとめて近藤委員の方に答えていただきたいと思います。
 では、濱委員の方からよろしくお願いします。

【濱委員】 1点だけ。塩素分につきましてはアンモニアガスと反応して無害化できるということであったのですが。例えば今の中で塩素濃度というか現状で廃プラの使用率というか、例えば1トン処理するのに現在投入、今どの程度廃プラを投入されていて、あとどの程度余力があるのかということをちょっとお聞きしたいのですが。
 濃度につきましては一切関係ないのかどうなのかという点。
 よろしくお願いします。

【郡嶌座長】 服部委員、お願いします。

【服部委員】 名前がコークス原料化なので、ほとんどがコークス炉の方に使われているのかなというふうに思っていたのですけれども、このパンフレット、同じスライドにもあったんですけれども、石炭とプラスチックを投入するということで、ちょっと私かなり難しかったのでよくわからなかったんですけれども。これというのは、割合はプラスチックの割合をふやしていっても可能なんでしょうかということ。
 あと、塩素の無害化のお話があったのですけれども、90%の収率があるということで、市町村から出されるベールの中にはかなりランクもいろいろ異物が多いのとかいろいろあると思うのですが、大体どのようなものでもこういったコークス炉の方では可能なのかということを2点お聞きしたいと思います。

【郡嶌座長】 織委員、お願いします。

【織委員】  森口委員も質問していたのですけれども、私も一番気になっているところはナフサに戻れるのかどうかというところがすごく気になっております。コークスを作ってその出てきた残りでしかも油でナフサが作れるとなると、これはもうマテリアルリサイクルと言っても構わないというふうに思うのですね。でも、私はちょっと本当に一般的な理解なのですけれども、ペレットにするのとナフサにするのとではやはりすごい段階というか分子の過程としてはすごくそこに格差があるような気がしております。つまり、分子が、手をつないでいるか切れているかというのはもう状態としてはかなり違うと思っているのですね。
 もし本当にこれがナフサになるのであれば非常に、ケミカルと言わずにマテリアルと呼んでしまえばいいというお話。そこのところをちょっと中心的に、できればわかりやすくお話を伺いたいなと思います。

【郡嶌座長】 では、以上の点について、近藤委員、よろしく回答、手短にお願いしたいと思います。

【近藤委員】 まず、最初のご質問の中和能力ですけれども、石炭由来のアンモニアが1%プラスチックを石炭に添加した状態で25倍あります。まだ余力が25倍あるということで。だいたい、反応量としては3モルぐらいが、3モル以上あればいいということで安全を見て5で割っても5倍の、要するに5%入れても問題ないという中和能力を持っています。
 1%というかプラスチックの塩素ですけれども、約3%重量当たり塩素が入っております。ですから、原料に入っている3%の塩素分とこの1%の掛けた分が5倍まで余裕があるということなのですが。
 実は1から1.5%の添加率というのは石炭というかコークスの強度の方に影響する関係がありまして、現在1%から1.5%ぐらいが添加の上限というふうになっております。
 それから、服部委員のプラの増加割合という意味では、ですから1.5%から2%、もうちょっと比重を上げると可能性あるという確認をしておりますけれども、上限は添加率で2%ぐらいかなというふうに思っております。
 ですから、先ほどの製鉄所のレイアウトを見ていただくと、620万トンぐらいの石炭を投入しておりますので、例えば君津製鉄所の場合は2%ですと10万トンちょっとまでの受入能力があると。今現在7万5,000トンですけれども。ちょっとうまく出ないので。
 それと、どんなものができるのかということなのですけれども、このコークス炉というのはもともと石炭というある意味では地球がつくった残渣、炭化水素の廃棄物みたいなものを利用しているわけなので、このコークス炉に入ってくるのは有機物であれば全部ガスか油か固体になります。タイヤの乾留だとか、あるいは石油ピッチの残渣の乾留なんかも混ぜてやったりしております。ですから、いわゆる食物系の汚れについては余り気にしないで入れるようにしております。ちょっと腐敗臭とかという作業上の問題は困るのですけれども。
 ですから、カーボンと水素で合成されているものであれば別にプラスチックでなくても何でも分解できます。
 それから、ナフサに戻れるのかという織委員の話なのですけれども。これ軽質油からスチレン、ベンゼン、トルエン、キシレンというのがとれます。後ほど油化の紹介のときにも出てくると思うのですけれども、軽質分と重質分というふうにプラスチックは分かれます。石炭のタールほど重たくはなりませんけれども、軽質分がかなりとれまして、手が切れた分がいわゆるベンゼンの形になります。ナフサと言っているのはこういったベンゼン、トルエン、キシレンがある比率で入ったものを言っておりまして、そのベンゼンからスチレン、スチレンモノマーをつくり、スチレンモノマーからこういった製品をつくるという工場がまた別にありまして。そういう意味では軽質分である40%の油はナフサに戻っているというふうに言えると思います。
 以上です。

【郡嶌座長】 ありがとうございました。近藤委員、どうもありがとうございました。
 それでは、続きまして、塩谷委員からプラスチックを熱分解し、液体状の炭化水素油を得る油化につきまして、資料5の札幌プラスチックリサイクル株式会社資料に基づきましてご説明の方、よろしくお願いしたいと思います。

(塩谷委員、資料5についてご説明)

【郡嶌座長】 ありがとうございました。
 それでは、ご質問が塩谷委員にございましたらよろしくお願いいたします。一括してお答えをいただくということで、上山委員から順番にお願いしたいと思います。

【上山委員】 非常にわかりやすい説明をしていただきましてありがとうございました。17ページ、18ページのところで市場ということについて1つご質問させていただきたいのですけれども。価格と品質というのが経済合理性を追求してそれが機能すると、いわゆる本当のマーケットをつくっていくということが非常に重要なことだと思っているのですが。品質が上がれば当然価格が上がる、品質が下がれば価格も落ちてくるというふうなそういうメカニズムが左右するように育てていくことが必要だと思うのですが。先ほどの17ページ、18ページのご説明のところでまだまだこのマーケットとして市場の未整備な状態があると、こういうご指摘がございました。一方、廃プラ100万トンに対して潜在的に油化はもう60万トンの非常に潜在的な価値が大きいということのお話もございました。
 そこでお聞きをしたいのは、マーケットとしてこの油化が成長していく、機能していくためには解決するべき課題というものをもう一度整理してご説明をいただきたいと思います。多年度入札の採用が必要だとかというふうな言い方でポイントポイントでご指摘があったとは思うんですが、もう少しまとめて解決すべき課題。
 それから、なかなか市場がマーケットとして成長しないために阻んでいる制約条件についてはどのようにご認識になっておられるのか。この点について後ほどお話をいただきたいと思います。
 以上です。

【郡嶌座長】 大塚委員、お願いします。

【大塚委員】 どうもありがとうございました。当初から油化はこのリサイクルとして非常に重要なものでありまして、ぜひ継続していっていただければと思いますけれども。1つの観点として環境負荷の低減ということがあるわけですけれども、ちょっとやはり京都議定書との関係が多少関連せざるを得ないものですからお伺いしたいのですけれども。この油化によって、21ページに出ているようなエネルギーの削減はあるのですけれども、なおかつエネルギーを使って油化をしておられると思いますが。そこで28ページのように油化油が出てきているわけですけれども、これはトータルで見るとCOとの関係ではどういうことになるのかという。多分多少減ることには少なくともなると思うのですけれども、その数字がもし出ているのでしたら教えていただきたいと思います。
 以上です。

【郡嶌座長】 織委員、お願いします。

【織委員】  私のイメージで油化というのは重質油をつくっているというイメージがあったんですけれども、今お話を伺っていると軽質油が24%ということになってくると、コークスとの違いというのはどこに出てくるのだろうということをちょっとお伺いしたいと思います。
 というのは、いろいろな手法を組み合わせてやはりそのメリットメリットを生かしたやり方というのを考えていかなければならないと思いますので、コークス炉の使用と油化の違いというところについて、ポイントを説明していただければという点をお伺いしたいと思います。
 あと、コークスのときもお話ししたのですけれども、ナフサになっていくということであればマテリアルリサイクルと同じに考えてもいいと思っているのですが、さっきの上山委員の質問とも関わるのですが、現実問題として1社しか受け入れていないということは、本人はナフサと同じだと思っているけれども、市場としてはナフサと同じに受け取ってくれないというような話なのかどうかという、そのあたりのことをちょっとお伺いしたいと思います。

【郡嶌座長】 崎田委員、お願いします。

【崎田委員】 ありがとうございます。今のご質問とほとんど似たような形なのですが、やはり油化はもう一度ナフサに使うといっても非常にコストがかかるやり方だということで、入札で大変弱いというような印象を、申しわけありませんが持っているのですけれども、そのコストの高さというのがやはりこの技術的に仕方がない問題なのか、やはりこの市場の開拓を阻んでいるというこの辺がかなり影響するのか、ちょっとその辺のところの感じももう少しきちんとお話しいただきたいというふうに思いました。よろしくお願いいたします。

【郡嶌座長】 では、平尾委員、お願いします。

【平尾委員】 スライド21ページあたりから後で、1トンを処理するのに例えば200キロ台ぐらい今油を消費している、あるいは電力を1,500キロワットくらい利用されているということですと、おおむね半分近く、つくったものの半分近くを自家消費に回さざるを得ないのではないかというふうに感じます。一方、25ページで、例えば17年度ですと1万2,000トンの受入に対して、23ページの図で見ると概ね出来てきているものがトータルで6,000トンぐらいというような感じに見えるのですけれども、これはつまり自家消費を引いて出荷した分なのかどうかということを確認したいと思います。つまり、できているものが半分で、さらにまた自家消費で半分減ってしまうのか、おおむね入れた量のマスとして半分ぐらいは出荷できるものなのかということを知りたいという点です。
 ですから、27ページでリサイクル率90数%という数字がありますけれども、これは恐らく自家消費を組み込んだ形だと思うので、いわゆる実質としてのアウトプットがどのくらいになるのか。
 それからもう1つは、先ほどご指摘がありましたけれども、これは恐らく化学プラントとして非常に小さい、恐らく熱効率がすごく悪いのだと想像できるのですが、この規模をもっと大きくしていく、逆に今効率が低いからというのではなく、むしろ例えば効率をお話があったような10万トン、100万トンというようなプロセスにした場合に改善が期待できるような技術なのかどうかという点についても見通しを教えていただきたいと。

【郡嶌座長】 八木委員、お願いします。

【八木委員】 わかりやすい説明、ありがとうございました。ちょっと技術的な質問を2点ほど申し上げます。まず、熱分解の温度ですね、何度ぐらいで分解条件があるのかというのを教えてください。
 それから、この質問は織委員とも重複するところなのですが、コークス炉の場合40%の油がナフサ相当であるというお話だったのですけれども、油化の場合どの辺の技術の違いで軽質油、中質油、重質油の種類が生成されるのか、このあたりについて。この温度条件とかも恐らく関係があるのかなと思うのですけれども、そのあたり教えて頂ければと思います。

【郡嶌座長】 大体9つほどのご質問があったと思いますけれども、よろしくご回答をお願いしたいと思います。

【塩谷委員】 いろいろなご質問ありがとうございます。油化は前回のお話にもありましたように、シェアが非常に少なくて、そういう意味ではなかなか話題にのぼらないのですが、今日はいろいろご質問いただきましてありがとうございます。
 まず、上山委員の方から市場の件でご質問がありました。油化は、繰り返しますが、汎用品を市場に供給しているという意味では多分ほかの手法と違っていると言いますか、あるいは油化だけなのかもしれません。そういう意味では油の市場という形で見ますと非常にボリュームが大きい形での取引の市場になります。軽質油もしかり中質油もしかり、要するにナフサ、A重油、C重油ですね、そういう意味で油化のプラントは少なくとも我々のプラントでも非常に小型なので、そういう意味での制約があります。
 それと、先ほど申し上げましたように、各年度変動しますので、原料の入ってくる量ですね。したがって、供給契約あるいは供給安定性という面でお客様にいわば満足いく形での提供ができないと、そういう課題を抱えております。
 それから、大塚委員の方からお話がありました点ですが、油化はいわばリサイクルに要するエネルギーにつきましては、これも繰り返しますが、汎用化とかそういったことのために大きなインプットといいますか必要はされています。COがどのくらいかというようなところは、今LCA的な検討がされていますのでこの場での回答といいますか手持ちのデータもないものですから差し控えさせていただきます。
 いずれにしましてもそういうことでいわば物質的なリサイクルが非常に再資源化率は高いということが言えると思いますが、エネルギーのインプットとかそういった面での課題はあると思っております。
 それから、織委員からのお話で、コークス法との違いということでございますが。まず、我々のところは3つの油をつくってこれを市場に出しているという意味で1つコークス炉とは違うのかなというふうに思っています。要するにお客様と直接対話をしているということですね。
 それから、プラスチック to プラスチックという意味ではマテリアルリサイクルと言ってもいいのではないかという点につきましては我々もそう思います。マテリアルリサイクルを部分的ながら実施をしているというふうに考えております。
 それから、崎田委員からの御質問ですが、コストがかかるということに関しましては油化の1つの課題でありまして、それを何とかする方法として後の方でご質問がありましたように、プラントの大型化とかあるいは基本的に熱分解は吸熱反応ですからそれこそコストのかからない熱をどこかからもらってくればいいわけです。今いろいろな公共の焼却炉等々では熱を結構捨てているわけですから、そんなに高い温度の熱を必要としていませんので、そういったエココンプレックスといいますかそういった形で対応していってコストを下げていくということを考える必要があるかなというふうに思っております。
 それから、平尾委員の方からありました21ページの件ですけれども、基本的には油が50数%出ますが、これは生産の全体です。このうちプラントで半分近く使うということになります。この辺のところは今ご説明した点と絡むのですが、要するに燃料として熱源として使っていますので、他からいわばコストのかからない熱源がくればその分だけ外に出ていけるということでございます。
 それから、八木委員の方からのご質問で、熱分解の温度ですけれども、大体400度、三百数十度から400度ぐらいです。加熱空気、大体600度ぐらいの加熱空気で外側から加熱をして熱分解温度的には三百数十度から400度ぐらいと、こういうことでございます。
 それから、油につきましては、これは小型ながら全く石油精製のプロセスと同じでございまして、要するに今3種類の油をつくっていますが、別に3種類でなくても油をつくることは可能です。SPRの場合はたまたま3種類の油をつくって、新潟も3種類の油ですが、需要とかプロセスの完結性とか、そういった実際に設備的に設備をつくるときに設備調達のしやすさとかとそういった面から3種類の油になったということでございます。
 以上でございます。

【郡嶌座長】 はい、ありがとうございました。塩谷委員、どうもありがとうございました。
 本日の最後のプレゼンテーションになりますけれども、小阪委員の方からプラスチックを熱分解し、一酸化炭素、水素等のガスを得るガス管についてのご説明を資料6の株式会社イーユーピー資料に基づきながらご説明の方をよろしくお願いしたいと思います。

(小阪委員から、資料6についてご説明)

【郡嶌座長】 ありがとうございました。
 時間の関係上、これもまたご質問がございましたらまとめてご質問していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。八木委員から順番にお願いします。

【八木委員】 私の方から1点ほど、また技術的な質問をさせていただきます。容リプラではポリエチレンの複合素材としてナイロンがやはりかなりの量入っていると思うのですけれども、ナイロンに含まれる窒素分はガス化したときにどういうようなものになるか教えてください。

【郡嶌座長】 森口委員、お願いします。

【森口委員】 再商品化率の定義は異なるという話はもう前回で問題になっているところなのですが、仮にこのガス化、イーユーピーさんでやっておられる前処理の部分ですね、いわゆる造粒物をつくるところまでの収率、これはコークス炉化原料化、高炉還元の場合の再商品化率はそういう数字になっているのですけれども。ここの85とか75に相当する数字を出すとすれば、イーユーピーさんの場合は造粒物としては何%の収率になっているかということがわかりましたらお教えください。

【郡嶌座長】 辰巳委員、お願いします。

【辰巳委員】 すみません、余りよくわからないままの質問なのですけれども。11ページ、従来法とイーユーピーさんとのガスをつくる過程の違いを説明しているんですけれども。従来法の場合はガスは附属で出てくるという意味ではないのでしょうか。ほかにもっとちゃんとしたものがつくられていてそれ以外のものがガスになってくるというふうに考えられるのではないかなというふうにちょっと。それが代替みたいな言い方になっているのがちょっと何となく私には違うような感じで受け取っているのですけれども。間違っていれば訂正してください。

【郡嶌座長】 そうしたら、金子委員、お願いします。

【金子委員】 再商品化製品のコストについてはかなり明確に判断できる手法だと思うのですけれども。その中で分別収集されたものの中で金属、テープ、布切れですね、この辺の異物混入はよくわかるのですけれども、それ以外のところで今の現行の分別収集の中で何か特に問題点はないのかということを教えて戴きたい。
 それともう一点、その上に今後社会的コスト低減に貢献すべく努力を行っていくという表現がありますが、何か具体的にその辺お考えでしたら教えていただければと思います。
 以上です。

【郡嶌座長】 織委員、お願いします。

【織委員】 このガス化だけではなくてほかの手法も全部共通していると思うのですけれども、お話を聞いていると手法としてはどれも非常に環境負荷も少なくて本来的には非常にいいと。ただ現状ではいわゆるマテリアルリサイクルを優先されてしまっている結果、市場競争にうまく乗れないので、そこのところを考慮してほしいと、詰まるところそういう主張をなさっているというふうに理解していいのでしょうか。

【郡嶌座長】 大塚委員。

【大塚委員】 残渣が少ないというのは大変結構だと思うんですけれども。15ページの、ちょっとCOで申しわけないのですけれども。9万トン減るというご指摘ですが、これは何と比べておられるのかお伺いしたいのですけれども。これ焼却した場合と比べておられるのかどうかというところですね。何と比べておられるか。工業プロセスからのCO発生ということもそういうカウントをされる可能性もあるので、ちょっとそこをお伺いしたいと思います。

【郡嶌座長】 岩倉委員、お願いします。

【岩倉委員】 このガス化というのは化石燃料代替のガスをつくるということで非常に有効な方法だと思うんですが。私何年か前お邪魔していろいろお話を伺った経過もあります。そのときもコスト競争力では大変厳しいというお話を伺いました。18ページにイーユーピーが事業として成り立つ土壌が形成されつつあると、こういう表現でお話しいただきましたけれども、されつつあるいというのは現在では事業として成り立っていないとこう理解してよろしいのでしょうか。

【郡嶌座長】 そうしたら、小阪委員、よろしくお願いしたいと思います。

【小阪委員】 ナイロン中の窒素分ですね、窒素ガスとしてそのまま出ていきます。
 それから、前処理だけなら何%の収率かというご質問ですが、水分を除きましてほとんど99%です。前処理で一部磁選しておりますので、磁選された鉄分は除きますけれども、水分と鉄分を除いたらほとんどすべてがRPFとしてとることができます。
 それから、先ほど従来法の場合はガスが附属で出てくるのですかという質問ですが、従来法も例えば水素プラス一酸化炭素で70%とか80%とかの組成ですからほぼ同じでございます。附属ということはございません。従来法も発生するガスは附属のガスでなくメインでございます。ただ、原料が変わることによりまして原料中の炭素とか水素の含有量が違うので、発生するガスの組成とかガス量、それは違ってまいりますけれども、従来法でも附属で水素、COをつくっているものではございません。例えば当社の隣に宇部アンモニア工業さんがございますが、そこでもやはり石炭とか石油からガス化して水素、一酸化炭素を主成分とするガスをつくっておられます。
 それから、分別収集のほかの問題というご質問に対しては、シャンプー等で、蓋のところにばねつきのものがありますね、押してシャンプーとか出す。そのばねなどが入ってくると、それはなかなか磁選で取れないので機械を傷つけるということがありますね。他に困るものとしては、テープとか布切れですね。布切れは非常に具合が悪い、テープもですけれども、それから金属ですね。
 それから、コスト低減の努力に関しては、今ユーティリティの原単位等削減をしようと努力しております。
 それから、織委員のコメントについては、そのとおりでございます。なかなか今苦戦しておりますので、よろしくお願いいたします。
 大塚委員のご質問に関しては、削減するCOの量は焼却と比べてでございます。廃プラスチックを焼却する場合と比べてでございます。
 そうですね、岩倉委員のコメントに関しては、今私ども受託量がぶれているというかなかなか一定しないので、そういう意味では事業として苦戦はしております。

【郡嶌座長】 わかりました。どうも、小阪委員、ありがとうございました。
 本日はいろいろなケミカルリサイクルの手法について内容につきましてご説明をいただきました。特段のご意見がきょう言っておきたいということがございましたら二、三受け付けて終わりたいと思いますけれども。
 そうしたら、崎田委員、よろしくお願いします。二、三の方でお願いしたいと思います。

【崎田委員】 今4つの事例をお話しいただきまして、どこもしっかりとした技術で取り組んでらっしゃるというのは大変よくわかったのですが。例えばこれがではマテリアル優先を外しましょうかみたいな議論になりますと、やはり今度は取り組んでらっしゃるマテリアル事業者さんのコストとは全く差があるわけですので、そうすると今度は全滅になっちゃうという非常にアンバランスな状態で。何かゼロか100かみたいな議論というのはなじまないというふうに感じております。
 そうすると、やはりこれから再商品化の質とか率とか、残渣の少なさとか、COの削減とか、評価基準をきちんとしてどういうふうに考えていくかということをきちんと考えていかなきゃいけないということだと思いますけれども、そういうときのできるだけいろいろな情報をわかりやすく提示していただいて、早くその辺が見える議論にしていただければありがたいというふうに思っております。
 それで、実はこういうのをやっていますと、先ほど私最初にちょっとお話ししたのですが、マテリアルの中で残渣となってしまうものが49%、そうするとそれはまだまだケミカルの中では材料リサイクルでは49%の残渣でも、ケミカルで使えるというものもあるはずで、やはりそういうのが柔軟にできるというのが大変重要だと思っています。
 なお、少し話が広がっちゃうのですが、先日製紙業界の方とお会いしたときに、例えばそういう熱回収みたいな部分でも割に、非常に今そういうものが、廃プラスチックや何かがくればもっと石油を投入しなくてもいいようなそういう状況にあるんだけれども、なかなかやはりこういう最後に受け入れるようなところにそういう工場などが入ってくるというような今までそういう考え方がなかったので。やはりいろいろとリサイクルをしている業界の中でも苦戦してらっしゃる業界というのが随分たくさんあるというふうに伺いました。
 そういうことで、できるだけ社会全体の技術や施設を持ってらっしゃるところがきちんと生かされるようなそういうような運用ができる方法で考えていただければありがたいというふうに思いました。よろしくお願いします。

【郡嶌座長】 近藤委員、お願いします。

【近藤委員】 先ほど油の収率の質問があったのでちょっと補足したいのですけれども。SPRさんの10ページの円グラフを見ていただくと、軽質、重質という分け方と、それからコークス炉化学原料化の場合は軽質とタールのようなものに分かれているのですけれども。これをガスと固形物であるカーボンと、それと油の3分類で考えますと、このオフガスの15%と塩酸の1%を足した16%が我々が言っているガスの40%。40%ですが、投入が90%ですから、コンマ9かけて、16%と36%の対比になります。
 左側というかその下の重質油スラッジと熱分解残渣といっているのを足すとこれが19%で、これはコークスに相当するものでして、我々で言うと先ほどの20掛けコンマ9で18になります、これは一致しています。
 それから、油分ですが、油分の軽質から重質まで足しますと52%になっていまして、我々の場合ですと40%のコンマ9ですから36%。この52と36%の差の16%がガスになっております。つまり、油の収率が油化の場合は52%、コークスの化学原料化の場合は36%という、同じこの数字の意図することを言っているのですけれども。
 それの主たる起因は、先ほど350度から400度が油化の熱分解温度という話がありましたように、温度と加熱スピードの差です。コークス炉の場合は比較的昇温スピードと、それから温度域が高いのでガスになりやすいです。ですから、先ほどのオフガスの16%が36%のガスになります。ですから、全体としての収率は変わりません。
 重いか軽いかという話は分ければ同じものがとれますので、収率の差というのは昇温スピードによって熱分解速度によってとれるものが違って、油化の場合は油をより多くとろうということでやっているのでこういう高収率の油回収ができると。内容的に異なっているものではありません。

【郡嶌座長】 森口委員お願いします。

【森口委員】 今の補足説明とも若干関係するんですけれども、基本的にきょうご説明のあった4つの手法、非常にある意味では共通性といいますか似通っていて、基本的に破砕をして造粒物をつくって何らかの形で熱分解にかけると。これをガスをとるか油をとるか、場合によってはコークスをとるというケースもあるかと思います。
 ただ現行制度上はこの4つの方法のうちの2つは造粒物をつくったところまでが再商品化で、残りの2つは実はもう少し再商品化製品をつくったところまでが再商品化というふうに定義をされていて。その再商品化の断面が違うというのが1つありますね。ここのところはやはり考え方をもう少し統一していった方がいいのではないかなと。
 それから、恐らくケミカルリサイクルの真髄はその造粒物をつくるところではなくて、その先のプロセス、熱分解のプロセスをいかに有効にするかというところがかぎであると思います。そういう意味できょうプレゼンのあった4社、それぞれそういうところで技術をお持ちなのだと思います。
 であれば逆に造粒物というのは4社がそれぞれおつくりにならなきゃいけないのかどうか。つまり、例えば、RPF事業者なんかであっても同じような品質のものがより安くつくれるのであれば、今の法律の制度上は非常に難しいと思いますけれども、そういうところを共有することによって異物の問題であるとか各種共通でお悩みをお持ちの部分はむしろより解決しやすくなる部分もあるのではないかと思いますので、このあたりは現行法の範囲内で、できない領域のことを今申し上げたかもしれませんけれども、そのケミカルリサイクルというものの本質をわかりやすくする上ではそういった議論も必要ではないかなと思いまして、ちょっと時間過ぎておりましたけれども、共通性のある議論できるのはきょう非常に貴重な機会かなと思いましたので、発言をさせていただきました。

【郡嶌座長】 はい、ありがとうございます。
 あと何人かお手挙げをされていましたので、ご意見ございましたら事務局の方へお寄せいただけたらと思います。恐らく次回にご紹介をさせていただくということで、ご意見ございましたら事務局の方へお寄せいただけたらと思います。
 それでは、本日は活発なご議論いただき、時間を少し過ぎておりますけれども、長時間にわたりましてありがとうございました。
 最後に、事務局より今後のスケジュール等についてご説明の方よろしくお願いしたいと思います。

【横田リサイクル推進課長】 本日は熱心なご審議どうもありがとうございます。今、郡嶌座長の方からもお話がありましたように、本日のご質問、いただいたご質問をさらにこれから追加でいただくご質問につきまして、きょうプレゼンテーションの方々とご相談して回答できる範囲、次回の会議でご紹介できる限り紹介したいと思います。
 次回の開催でございますけれども、3月16日金曜日、2時から4時半、経済産業省別館の10階の会議室で予定しております。次回は材料リサイクル事業者の委員の方々からプラスチック製容器包装再商品化に係る現状等についてご説明をしていただく予定にしております。
 10階の会議室でございますけれども、詳細につきましてはまたご連絡申し上げます。

【郡嶌座長】 ほかに何かございますでしょうか。
 もしなければ、本日の会議はこれで終了させていただきます。
 どうもありがとうございました。