<日 時> 平成10年12月21日(月) 10:00〜12:00
<場 所> ホテルフロラシオン青山
<議 題>
環境保全上健全な水循環に関する基本認識及び施策の展開について
(1)中間まとめについて
(2)国民からの意見募集について
<議 事>会議は公開で行われた。
事務局より資料2「環境保全上健全な水循環に関する基本認識及び施策の展開の中間まとめ案」についての説明がなされた。委員より、資料2について下記の意見があった。中間まとめは、両部会長が資料2を若干修文することで承認された。
- 水循環の中での土壌の役割について議論し、このまとめの中での位置づけについて整理すべきである。
- 水循環の土地利用計画への反映については、既存の計画を活用するのではなく、今はそのような計画が無いとの認識で記述するべきである。また、地下水涵養の面的取組に関して、法制度にまで踏み込んだ記述とするか検討すること。
- 地下水の公的関与に関して、一律の法的規制では農業用水の地下水利用はうまくいかない。環境保全に影響がある場合に公的関与の必要があるとの記述でよい。
- 地下水中心での記述となっていて、地表水の中で検討すべき課題を残していると思う。特に図3は、地表水独自の課題もあるイメージに修正すべき。
- 農地の宅地化に伴う水循環の影響が深刻な問題と認識している。
- 副題について、できるだけ簡潔で短いものがよい。事務局案の「豊かな水の恩恵を永続させるために」を基本に考える。「大地に育まれた水の恵み」、「豊かな恵みをめざして」、「水の惑星の恵を」の案が提出された。
事務局より資料3「国民からの意見募集」についての説明がなされた。委員より、資料3について下記の意見があった。国民の意見募集については事務局に一任された。
- 氏名の明記について、匿名希望の意向を確認しておくべきである。
- 国民に広く伝える手段として、一般的なラジオなどが利用できると良い。
- 水環境について取り組んでいるNGOのネットワークを利用して、質の高い多くの回答を得られるようにしたい。
- 身近な水環境についての質問は、障害事例だけでなく、回復した例や、良い環境を保全したい例も含めて聞いてみるべき。
- 水循環の障害として、土砂崩れについても専門の方に意見を聞くべき。
<本件に関する問い合わせ先>水質保全局水質管理課
課 長 一方井誠治(内線6630)
課長補佐 竹内 純一(内線6637)
水質保全局企画課地下水・地盤環境室
室 長 安藤 茂(内線6670)
室長補佐 内田 勉(内線6671)
○この会議に使用された資料は以下のとおりです。これらは公開されていますので、ご覧になりたい方は、上記問い合わせ先までご連絡下さい。
資料1.中央環境審議会水質部会・地盤沈下部会委員名簿
資料2.環境保全上健全な水循環に関する基本認識及び施策の展開について中間まとめ(案)
資料3.「環境保全上健全な水循環に関する基本認識及び施策の展開について(中間まとめ)」の公表及び意見の募集について |