中央環境審議会 大気・交通公害合同部会
第13回自動車排出ガス総合対策小委員会 議事要旨


<日時> 平成12年10月20日(金)10:00〜12:00

<場所> KKRホテル東京「白鳥の間」(11F)

<議事>

(1)平成11年度大気汚染状況について
(2)現行総量削減計画における各種施策効果の算定方法について
(3)各種施策の効果等の試算結果について
(4)「今後の自動車排出ガス総合対策中間報告」意見募集について
(5)その他

<会議経過> 会議は公開で実施

○議事(1)

平成11年度大気汚染状況について(資料2)について事務局より説明。
 委員からの主な指摘事項は以下のとおり。
平成11年度の特異な条件とは何か。→気象等が考えられるが明確な原因は不明。
環境基準達成率の定義について、環境基準に対する測定値の達成割合ではなく、環境基準を達成している局数の割合であることに留意すべき。

○議事(2)

 現行総量削減計画における各種施策効果の算定方法(資料3)について事務局より説明。
 委員からの主な指摘事項は以下のとおり。
各省庁が把握している情報を整理統合して、自治体に提供する体制を構築するべきである。
協議会等のしくみを通じ、自治体が中心的役割を担っていくべきである。
総量削減計画の策定にあたって、各自治体が一律に参照すべきデータ等を国が示すべき。
車種規制、低公害車導入以外の対策について、対策の進捗や効果についての実態把握のしくみを整備する必要がある。
状況把握について各主体にノウハウがあるが、環境庁が自ら状況把握をする体制の検討が必要。地域の状態把握は、継続的に自治体が行うことが重要。

○議事(3)

 各種施策の効果等の試算結果について(資料4)について事務局より説明。
 委員からの主な指摘事項は以下のとおり。
車種規制を決定する際には、最新規制値の1つ前の規制値に設定するのが最も効率的であることなどを勘案すべき。
大気環境基準は維持されることが望ましい基準として設定されていることを踏まえて目標を設定する必要がある。
低公害車等の普及策は費用対効果が高いので、その普及に強力に取り組むべき。

○議事(4)

 「今後の自動車排出ガス総合対策中間報告」意見募集について(資料5)について事務局より説明。
 委員からの主な指摘事項は以下のとおり。
いただいた意見をどのように最終報告に反映させるかが重要。

○議事(5)

 自動車排出ガス総合対策審議スケジュール(案)(資料6)について事務局より説明。
 11月6日に開催予定の次回小委員会においては、最終報告案が示される予定。

 

<会議録の公表> 後日、会議録を公表

<小委員会の日程>

○第14回 自動車排出ガス総合対策小委員会 11月6日(月)10〜12時 KKRホテル東京

<本件に関する問い合わせ先>

環境庁(電話 3581−3351)大気保全局自動車環境対策第一課
課長 石野 耕也(内線:6520) 課長補佐 水野 理(内線:6525)