中央環境審議会大気部会第8回悪臭専門委員会議事要旨


<日  時> 平成11年11月12日(金)10:00~12:00
     
<場  所> 東京桜田ビル305号会議室
     
<議  題> (1)臭気指数規制に係る規制基準の設定について
(2)臭気指数規制に係る排出水における規制基準の設定方法について
(3)今後のスケジュールについて
     
<出 席 者> 委 員: 猿田勝美委員長 松下秀鶴委員 武藤暢夫委員
石黒辰吉委員  森田昌敏委員 新美育文委員
岩崎好陽委員  石川義紀委員 大迫政浩委員
  環境庁: 大気保全局 廣瀬 省局長
          藤田八暉大気生活環境室長 他
     
<配付資料> 資 料 1 中央環境審議会大気部会悪臭専門委員会委員名簿
  資 料 2 悪臭防止法に基づく臭気指数規制に係る規制基準の設定について
  資 料 3 臭気指数規制に係る排出水における規制基準の設定方法に ついて(案)
   添付資料3-1 排出水に起因する悪臭苦情の実態に関するアンケート調査結果
   添付資料3-2 排出水の臭気指数と悪臭苦情の関係に係る検討結果(判別分析結果)
   添付資料3-3 三点比較式フラスコ法による照合試験結果
  資 料 4 今後のスケジュール案
  参考資料1 大気部会の公開に関する決定
  参考資料2 悪臭防止対策の今後のあり方について
    (平成7年3月3日付け中央環境審議会答申)
  参考資料3 悪臭防止法施行規則の一部を改正する総理府令等について
  参考資料4 平成9年度悪臭防止法施行状況調査
     
<会議経過>

 大気保全局長からの挨拶の後、事務局より専門委員等の紹介があった。その後、本委員会についての公開の取り扱いについて説明があり、本事案に係る会議は非公開とするが、議事要旨については専門委員長の了解を得て速やかに、会議録は出席した当該会議の構成員の了解を得た後、原則として次回の会議において公開することとした。
 この後議事に入り、まず議題1の臭気指数規制に係る規制基準の設定について、これまでの臭気指数規制に係る取組経過等の説明があった。
 その後、議題2の臭気指数規制に係る排出水における規制基準の設定方法について、案(資料3)の説明があり、これについての質疑が行われた。
 主なものは以下のとおり。
  ・ 規制値の設定の考え方について
  ・ 規制値の排水量区分をしない理由について
  ・ 採取試料の取扱いについて
  この他、今後の課題について、以下のような意見が出された。
  ・ 今後、臭気指数を用いた規制制度の導入の一層の推進を図る必要がある。
  ・ 特定悪臭物質の濃度による規制や臭気指数規制は、両方に利点があり、 一つの規制手法で規制を行うのは難しい。
  ・ 世界的に、特に欧州では嗅(きゅう)覚を用いた規制の流れがある。
  ・ 測定体制の整備支援(測定についての研修等)等が必要である。
 また、今回の意見等を踏まえ、事務局を中心に専門委員会報告案を作成し、次回に提案することとされた。
 議題3の今後のスケジュールについては、次回専門委員会を平成11年 12月17日(金)10時から開催し、1月以降速やかに大気部会報告(案)を取りまとめ、答申の手続きを進めていくことが確認された。

     


<本件に関する問い合わせ先>

       
環境庁大気保全局大気生活環境室   室  長   藤田 八暉(内線6540)
代表電話03-3581-3351)   室長補佐   高橋 達男(内線6542)
    担  当   高橋 一彰(内線6545)