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■議事録一覧■

ペットボトルを始めとした容器包装の
リユース・デポジット等の循環的な利用に関する研究会(第3回)


−議事要旨−

■ 日時:
平成20年4月21日(月)13:00〜15:00
■ 場所:
三番町共用会議所 大会議室
■ 出席者:
(委員)安井座長、浅利委員、織委員、西川委員、林委員、松永委員、馬奈木委員、森口委員、小澤氏(若森委員の代理)
(参考人)木野説明員(ガラスびんリサイクル促進協議会事務局長)
(環境省)由田廃棄物・リサイクル対策部長、西村リサイクル推進室長 ほか

<ガラスびんリサイクル促進協議会からのヒアリング>

○ 木野説明員から資料1について説明。

<ペットボトルの回収を促進するための社会システムの在り方に関する論点>

○ 事務局から資料2について説明。

○ これらを受けた各委員からの主な発言は以下の通り。

(リターナブルびんの現状等について)
  • 衛生面はどのように担保されているのか。判断基準があるのか。
  • 各社ごとに基準を作っている。基本的に高温でのアルカリ洗浄を行う。衛生面でのクレームはない。
  • 容量、中身の種類によって、統一びんは何種類くらいになると考えているのか。
  • 商品によって流通チャンネルが違う。また、びんの色の違い、炭酸入りかノンガスか、サイズによっても異なる。
  • ガラスの統一リターナブルびんの具体例としては何が考えられるか。
  • サイズが小さいと洗浄等のコストが高く、新びんに対するコスト競争がない。最低でも500ml、900ml以上でないと、共同仕様にはなりづらい。
  • 900ml、500ml、200mlの全体で収支を図るという発想もあるのではないか。
  • 出雲のコカコーラのリターナブルびんの実験がうまくいかったとのことだが、販売や回収のシステムが、本当に実験が成立しうる条件だったかをよく確認する必要がある。
  • 店頭で売れた物が戻ってくるようどう確保するかが課題。びん入りのハートランドビールを関東のコンビニで販売したが、店頭で宣伝したにも関わらず、14%しか戻って来なかった。
  • マイボトルに中身だけ入れて売るというビジネスモデルについて検討されたことがあるのか。
  • 樽自体を消費者に店頭販売することを検討したことがあるが、衛生管理上の問題から、止めた。
  • マイボトル的な取扱いといえば、スーパー店頭等でよく見られるRO水(逆浸透膜処理された水)が近い事例なのではないか。
  • RO水では容器の繰り返し利用を行っているのに、ジュースやビールではどうしてできないのか。容器の側の菌の確率は変わらないようにも思われる。
  • ビールなどは有機物を含むため、菌が繁殖しやすい。
  • RO水の例に見られるように、リターナブルは販売者や利用者がそれぞれ自己責任で管理するという前提で成り立っているのではないか。
  • 学校給食における牛乳のリターナブルびんの割合も減っているのか。
  • 減少傾向。ただし、表面のポリウレタンコーティングにより昔に比べ1/3くらいに軽くなった際に少し増えた。
  • 環境に関して消費者が望むからリターナブルの商品開発をするのか、企業が自分達のブランドやイメージをアピールするリターナブルを導入するのかという2つの方向があると思うが、消費者が環境に対しそんなに敏感だとは思わない。国がリターナブルに関する考えと自己責任の範囲を示し、次に消費者がついてくるということではないか。また、事業者がリターナブルに取り組むインセンティブが必要。
  • びん商との関係はどのようになっているか。
  • 一升びんは、びん商が酒屋から無償又は有償で集めている。ビールびんについては、販売の逆ルートにより回収されている。
(リターナブルペットボトルの回収を促進する社会システムの在り方について)
  • 日本の場合、ペットボトルの回収率は高い。公平な費用負担の下で、質の高いリサイクル・リユースをどう行うか、ということが課題と理解。ドイツでは、リユースもリサイクルもデポジットの対象となっている。
  • 市町村ルートで回収されたものは従来どおりリサイクルに回し、事業系ルートで回収したものをリユースに回すということも考えられる。どういうルートの物をリユースに持って行くのか、という考えの整理が必要。
  • 容器包装リサイクル法は、最終処分場の建設が進まない当時の状況下にあって、とにかく処理・リサイクルを進めるために制定された。しかし、H18年の同法改正以来、レジ袋の削減など、リデュース・リユースのための国民運動の推進に舵を切っている。ペットボトルを代表としつつ、びんも含め、我が国においてリユースが一歩でも前進したとアピールできるよう、検討することが求められている。
  • 京都市でリターナブルとリターナブルでないびんを分別して回収する取組を行ったが、混ざって排出された。まだリユースという文化は定着しておらず、これを上手に発信していくことが重要と思う。
  • デポジットは、ごみにしない、回収率を上げるため、というのが基本。ワンウェイだけにデポジットを課すというのは少なく、リユースも含めて対象とするのが基本。リユースを促進するため、法制度や経済的手法のみならず、市民も参加するシステムを作るための議論が必要。
  • グリーン購入法に牛乳びんを入れるといったところから取り組むことも必要。
  • 仮に現在市町村が負担している収集運搬コストがすべて価格に転嫁されたとしても、ワンウェイペットボトルは売れ続けると思われる。リユースの象徴としての意味は分かるにしても、なぜペットボトルがリターナブルであるべきか、なぜ大量消費・大量リサイクルではいけないのか、について議論が必要。
  • リターナブルとすべき理由を示した上で、国民の意識がそうしたものであれば、事業者もそれに乗っていくということではないか。
  • ペットボトルのリターナブルというのは選択の一つ。なぜ、そうなのか、という点はもう少し議論する必要。その一方で、大量生産・大量リサイクル社会がやり玉に挙がっている。
  • 夏頃までにリターナブルペットボトルに関する課題を抽出いただきたい。夏以降は、リユース全体の在り方について議論する。
  • 臭いのない物質の検知できるスニファー(電子物質検知器)を導入したので、またデータを示したい。

<その他>

○ 最後に、事務局から事務連絡を行い閉会。

(以上)