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推進方策の目標に「地域に根ざした持続的な社会の仕組みづくり」の考え方を入れるべきである。また、偽エコツアー業者が、本物のエコツアー業者を圧迫することがない
ようにすべきである。 様々な団体によるガイドラインがあるが質の確保が課題である。 国立公園内では、エコツアー事業者を公園事業に位置づけるなどにより、質の高いエコ
ツアーを目指すべきである。 |
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エコツーリズムの推進にかかる課題が山積しており、各主体がどのように対処していくかが問題である。また、行政内部の連携を深めることも必要である。エコツーリズム
の気運が高まっているが、質の高いものを目指すには中央省庁だけではなく、自治体を 含めた横断的な体制を構築することが重要である。次回幹事会では課題を絞り、タイム
スケジュールを明らかにして議論すべきである。 |
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これまでエコツーリズムというととかくそれは環境省の担当といった見方で切り捨てられてきたが、最近は里地里山での展開が多く見られるようになって、観光と環境の共生という考えが大分理解されるようになってきた。しかし、地域の現場では、依然として強く行政の縦割り体制の改善を求めている。予算確保も含め他省庁との取り組みを期待したい。また、エコツーリズム100選は、一度に100を選ぶのではなく段階的に選ぶなど、これからエコツーリズムに取り組む人々の励みになるようにしていくとよい。 |
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地域の資源を活用した体験の場の整備として、民間事業者による廃校の活用を計画しているが、校舎の改築に当たり、諸法令の規制のために多額の費用を要する。建築基
準法、消防法及び農地法の緩和を求めた構造改革特区の提案をしたので、関係府省は検 討してほしい。 |
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エコツーリズムは博物館活動と共通するところがある。地域の自然や文化の専門家と して学芸員をエコツーリズムの推進に取り組んではどうか。マクロで、ダイナミックな
連携が望まれる。 |
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温泉地域では旅館が中心となって地域ぐるみで自然環境保全に活動に取り組んでいる 事例がいくつもある。自然環境保全とまちづくりの両立を図るエコツーリズムを身近な
ところから取り組み、エコツーリズムの意識を養うとよいのではないか。日本人にとっ て心身を癒す温泉はエコツーリズムの拠点施設となりうることから、その機能をエコツ
ーリズム推進事業に明確に位置づけるべきである。 |