中央環境審議会 土壌農薬部会農薬小委員会(第78回)議事要旨

日時

令和2年11月17日(火)13:26~16:00

場所

WEB会議システムにより開催

出席委員

委  員

白石 寛明(委員長)

臨時委員

赤松 美紀

浅野 哲

浅見 真理

天野 昭子

小泉 弘子

五箇 公一

後藤 千枝

佐藤 洋

築地 邦晃

根岸 寛光

専門委員

稲生 圭哉

内田 又左衞門

川嶋 貴治

山本 裕史

(敬称略、五十音順)

議題

(1)水域の生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について

(2)水質汚濁に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について

(3)その他

議事

○ 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、傍聴は行わず、会議の公開は議事録・議事概要の公表により行うこととされた。

○ 諮問事項「農薬取締法第4条第3項の規定に基づき環境大臣が定める基準の設定について」に関して審議が行われた。
  水域の生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準については、プロチオコナゾールについて審議が行われ、当該農薬について、評価書の記述を一部修正の上、事務局案のとおり基準を設定することとされた。
  水質汚濁に係る農薬登録基準については、カルボスルファン、ベンフラカルブ、カルボフラン(※)、チエンカルバゾンメチル及びプロチオコナゾールについて審議が行われ、チエンカルバゾンメチル及びプロチオコナゾールについては、事務局案のとおり基準を設定することとされた。カルボスルファン、ベンフラカルブ及びカルボフランについては、審議の結果を踏まえ、河川水中のモニタリング調査を実施し、その結果等を踏まえて改めて審議することとされた。
(※)カルボフラン:カルボスルファン及びベンフラカルブの代謝物

○ 水域の生活環境動植物の被害防止及び水質汚濁に係る農薬登録基準の設定を不要とする農薬につい        ては、セダキサンについて審議が行われ、「河川等の水系に流出するおそれが極めて少ない」と認められることから、当該基準の設定を行う必要がないとされた。

○ 「水質汚濁に係る農薬登録基準値(案)」に対する意見募集の結果(カルタップ、チオシクラム及びベンスルタップ)について事務局から報告し、意見募集の実施結果を公表した上で、基準値設定の手続きを進めることで了承された。

○ ゴルフ場で使用される農薬に係る平成31年度水質調査結果について、事務局から報告を行った。

以上