中央環境審議会 土壌農薬部会農薬小委員会(第72回)議事要旨

日時

令和元年11月12日(火)13:30~16:35

場所

法曹会館 高砂の間

出席委員

委  員

白石 寛明(委員長) 

臨時委員

赤松 美紀

浅野 哲

浅見 真理

天野 昭子

小泉 弘子

後藤 千枝

佐藤 洋

築地 邦晃

根岸 寛光

専門委員

稲生 圭哉

内田 又左衞門

川嶋 貴治

(敬称略 五十音順)

議  題

(1)生活環境動植物に係る農薬登録基準に関する検討状況について
   1)野生ハナバチ類の扱い
   2)農薬の鳥類に対する影響評価について

(2)水産動植物の被害防止に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について

(3)水質汚濁に係る農薬登録基準として環境大臣の定める基準の設定について

(4)その他

議  事

○ 審議については、「中央環境審議会の運営方針について」(平成13年1月15日 総会決定)の1(1)①にある非公開とする事由に該当しないことから、公開で行われた。

○ 生活環境動植物に係る農薬登録基準に関して、野生ハナバチ類の取扱いについて事務局が示した方針に沿って、答申案を作成することとされた。鳥類の被害防止に係る農薬の影響評価ガイダンスについて、事務局より報告を行った。

○ 諮問事項「農薬取締法第4条第2項の規定に基づき環境大臣が定める基準の設定について」に関して審議が行われた。水産動植物の被害防止に係る農薬登録基準については、6農薬(ダイファシン系、トリクロピルトリエチルアンモニウム、トリクロピルブトキシエチル、メタムアンモニウム塩(カーバム)及びメタムナトリウム塩(カーバムナトリウム塩)、メチルイソチオシアネート)について審議が行われ、当該6農薬について、事務局案の通り基準を設定することとされた。水質汚濁に係る農薬登録基準については、ブロフラニリドについて審議が行われ、当該農薬について、事務局案の通り基準を設定することとされた。

○ 水産動植物の被害防止に係る農薬登録基準の設定を不要とする農薬については、硫黄について審議が行われ、「水産動植物の被害のおそれが極めて少ないと認められることから、当該基準の設定を行う必要がない」とされた。

○ 「水産動植物の被害防止に係る農薬登録基準値(案)」に対する意見募集の実施結果及び「水質汚濁に係る農薬登録基準値(案)」に対する意見募集の実施結果について事務局から報告し、基準値案の再検討を要する意見がなかったことから基準値設定の手続きを進めることで了承された。

○ ゴルフ場で使用される農薬に係る平成30年度水質調査結果について、事務局から報告を行った。

以上