中央環境審議会水環境部会総量削減専門委員会(第6回) 議事録

議事録

午後1時28分 開会

【山田係長】 定刻より少し早いですけれども、皆様おそろいですので、ただいまから中央環境審議会水環境部会第6回総量削減専門委員会を開会いたします。

 委員の皆様におかれましては、お忙しい中ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。

 本日の出席状況でございますが、委員16名中12名のご出席をいただいております。委員の皆様の中には、4月の異動により所属が変更になっている方もいらっしゃいます。それも含めまして、お手元にお配りしております名簿をもってご紹介に代えさせていただきます。本日、古米委員、足利委員、鈴木委員、長﨑委員から欠席とのご連絡をいただいております。

 続きまして、資料の確認をさせていただきます。議事次第、配席図の次で、資料1から資料5までとなっております。資料4につきましては、資料編として別冊も用意しております。

 不足がございましたら、事務局にお申しつけください。よろしいでしょうか。

 なお、本日の会議は、中央環境審議会の運営方針に基づきまして公開とさせていただいております。プレスの方々は、これ以降の写真撮影等はお控えいただきますようよろしくお願いいたします。

 それでは、この後の議事進行につきましては、岡田委員長にお願いしたいと思います。委員長、よろしくお願いいたします。

【岡田委員長】 はい、かしこまりました。

 お暑い中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

 それでは早速、議事に入りたいと思います。本日の最初の議題、汚濁負荷削減対策等の実施状況ということになっております。事務局からご説明をお願いいたします。

【石川室長補佐】 それでは、資料2についてご説明をいたします。これまでの専門委員会、第2回から第5回までの専門委員会でヒアリングをさせていただいております。この資料はその結果を整理した内容で用意しております。汚濁負荷削減対策等の実施状況ということで、大きく2つの内容を整理しております。1つ目が汚濁負荷削減対策の実施状況ということ、それからもう一つが、干潟・藻場の保全・再生、または底質環境の改善というような施策についての実施状況ということでまとめております。1ページ目の汚濁負荷削減対策の実施状況から、簡単にご説明を差し上げたいと思います。

 まず、汚濁負荷削減対策の中でも、生活系の汚濁負荷の削減対策ということであります。1ページめくっていただきまして、表1でご説明をしたいと思います。この表では、指定地域内の人口ですとか面積、それから事業場の数、汚水処理率というものを掲載しております。第1回専門委員会でも同じような表を提示させていただいたところなんですけれども、今回、その数値を見直したところ、もろもろ数値に間違いがありましたので、今回の表をもって訂正とさせていただければと思います。申し訳ございませんでした。

 この中身を見ますと、この指定地域全域の面積は、全国の20%に満たないということにある一方で、その人口は全人口の54.3%と、表でいうと一番下の全国値に対する割合というところを見ていただければと思いますが、54.3%となっておりまして、この指定地域内に人口が集中しているということがわかります。

 このように人口が集中している地域において、生活系の汚濁負荷の削減ということで、下水道ですとか、浄化槽、それから農業集落の排水施設などの生活排水処理施設が整備されて、その生活排水の処理率というものも、平成16年度から平成21年度までの推移を見ると、それぞれの海域で向上しているというような結果になっております。

 また、お隣の表2をご覧いただければと思いますが、こちらも前の専門委員会の中で提示した表ですけれども、指定地域における下水道の高度処理人口普及率というものを掲載しており、こちらを見ましても、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海、それぞれで向上しているということになっております。こういったところで指定地域内の生活系の汚濁負荷の削減対策は、着実に進んでいるということが見てとれると思います。

 それから4ページ目をご覧ください。産業系汚濁負荷の削減対策ということであります。こちらは各都府県や産業界からヒアリングを実施しております。まず、産業系の汚濁負荷の削減対策としましては、都府県、それから政令市で総量規制基準の適用に加えて、条例による排水規制、そういったものも行われています。また、削減の指導なども行われているということであります。産業界の取組といたしましては、前回のヒアリングの時にもご発表いただき、5ページ、6ページ目にその際の資料を提示しておりますけれども、一般的な産業系の汚水処理としては、生物処理や凝集処理、そういったものに加えて、近年はCOD対策としては廃液の焼却処理ですとか、酸素ばっ気活性汚泥処理、また窒素対策としてはアンモニアストリッピング、そういったものが行われています。特に近年では、従来の施設を増強することによって、安定的な、また効率的な汚水処理にも取り組んでおられるというようなことをご発表いただいたところであります。

 それから7ページ目は、その他系の汚濁負荷の削減対策ということで、いわゆる面源と言われているところでございますけれども、こちらも関係の省庁などからヒアリングを行いました。農業についてはエコファーマーというものが、16年度から平成25年度末までで各海域でそれぞれ増えているということ、8ページ目の表3にエコファーマーの認定状況を掲載していますが、各海域で16年から25年までを比べると、それぞれ増えています。また、平成23年度からは化学肥料とか、化学合成農薬を原則5割以上低減する取組とあわせて、地球温暖化や生物多様性の保全に効果の高い営農活動に対する支援を実施しているということのご発表もありました。

 それから9ページの図1には、畜産農業についての情報を整理しております。家畜排せつ物法に基づいて、適正な管理が行われていることですとか、そのための施設整備などについて支援を行っているというような発表をしていただいたところであります。また同じく9ページ目の図2には、養殖漁業に関する図を掲載しております。養殖漁業については平成24年3月に水産基本計画というものが変更になって、環境負荷の少ない持続的な養殖業の確立というものが掲げられまして、適正養殖可能数量の設定ですとか、遵守、そういったものを促進することや、漁場環境の改善を推進するということが方針として定められているというような状況であります。その他系でも汚濁負荷の低減に向けて、いろいろと施策が行われているというような状況であります。

 10ページ目をご覧ください。大きな項目の2つ目の汚濁負荷削減意外の対策の実施状況の(1)として、干潟・藻場の保全・再生・創出という項目を立てております。こちらは港湾局から発表いただきましたけれども、港湾局では54年から平成25年度までに全国の港湾71カ所で干潟・藻場の造成を行っています。図3に、その場所と数量を示しております。また次のページですね、図4に示しておりますけれども、生物共生型港湾構造物というものも整備していまして、良好な海域環境の再生・創出に向けた取組を進めているというような発表がありました。また、図5でありますけれども、こちらは水産庁のほうから発表がありましたけれども、25年度から漁業者などが行う藻場・干潟の保全活動などに対する支援というものを開始して、各地で干潟・藻場の保全活動が進められているというような報告がありました。また、全国海の再生プロジェクトということについても、現在、国や地方公共団体等が連携して取組が進められておりますけれども、12ページに示していますのは、愛知県からヒアリングの時に発表いただいた資料で、国レベルではなくて県独自の取組としても、海域での再生に向けた取組というものの計画が立てられて進められているというような状況を発表いただいたところであります。

 13ページ、(2)底質環境の改善であります。今、各海域で課題となっております大規模な深掘跡―いわゆるくぼ地ですけれども―につきまして、東京湾、大阪湾、三河湾で、それぞれ平成25年度末までに埋め戻しが行われているというようなことが発表されております。

 14ページ、こちらは大阪府からの発表資料でありますけれども、大阪府と国が連携をして、埋め戻しに取り組まれているというような実情も発表いただいております。また15ページには、瀬戸内海の海砂利採取に関する情報を掲載しております。各府県によって採取禁止等の対応がなされているというようなことを整理させていただきました。

 16ページにまいりまして、(3)水質管理に向けた取組ということで、こちらは第7次までのあり方の中には、こういった項目はなかったんですけれども、今回新たに追加した項目であります。ご承知のとおり、兵庫県、または国交省の下水道部からも発表がありましたけれども、瀬戸内海では湾・灘ごとなどの地域の実情を踏まえて、また生物多様性や生物生産性の確保の観点から、栄養塩類に着目をした水質管理の試行的な取組が行われています。例えばということで、表5のほうに掲載しておりますけれども、一部の下水処理施設では、冬場にノリの養殖場への栄養塩類の供給手法として、試行的に栄養塩類の管理運転―というのは、排水基準の範囲内で窒素の排出量を増加させる運転のことですけれども―が行われているような発表がありました。

 また17ページには、兵庫県からの発表資料を掲載しておりまして、兵庫県では、豊かな海の実現、栄養塩循環の円滑化への取組として、下水処理施設の栄養塩管理運転ですとか、または漁場の環境の保全・回復への取組などが報告されました。こちらの部分については専門委員会の中でも、その効果ですとか、環境への影響に関する質問が多くありましたので、このような取組を進めていく際には、順応的な管理という考え方に基づいてその効果や影響について、正確かつ継続的なモニタリングを行って、科学的な知見の蓄積や分析を進めていくことが重要ではないかということで、ここでは書かせていただいております。

 資料2の説明は以上です。こちらについては今後さらに内容を精査していきたいと考えておりますので、ご意見をいただけますと幸いでございます。

 以上です。

【岡田委員長】 どうもありがとうございました。

 今まで行われましたヒアリングの結果報告を取りまとめた形でご説明いただきましたが、何かご質問、ご意見等がございましたらお願いいたします。

今のところよろしいですか。

 それでは、次に進めさせていただきます。次は資料3でございます。事務局からご説明をお願いいたします。

【石川室長補佐】 それでは、資料3についてご説明をいたします。

 干潟・藻場の機能ということでお配りしております。資料2で説明したように全国的な動きとして、干潟・藻場などの活動の広がりがあるということがあり、また今回のあり方の諮問においても、豊かな海の重要性について触れたということもありまして、ここでは干潟・藻場というものに着目をして、その機能について整理をしたというものでございます。一般的に干潟・藻場については、水質浄化ですとか、生物の多様性の維持、そういった多くの機能を有しまして、良好な水環境を維持する上で重要な役割を果たしているというふうに言われております。まさにこの図1ですとか、表1で示しておりますような機能が言われているということであります。こちらについては、特に総量削減という議論ということもありまして、今回は水質の浄化機能というものに着目をして、その水質浄化機能について定量的に評価ができないかということで、試算を試みたというものになります。今回は水質浄化に着目したんですけれども、豊かな海の観点という意味では、生物の多様性ですとか、生物の生産性、まさに図の絵にあるような形で、藻場とか干潟という基盤がそこにあることによって、生物がそこに根づいて、それでさらに水質浄化も含めて、豊かな海のいろいろな機能が発揮されているということが重要なのかなというふうに考えております。

 次のページから、水質浄化に関する機能の試算ということで整理したものをご説明いたします。まず2ページ目、干潟の水質浄化機能ということでありますけれども、干潟は有機物や栄養塩類を除去するという機能があると言われておりまして、例えば生物による海水中の栄養塩類や有機物の吸収・取り込みがあったり、また貝類や海藻類の採取による物質的な除去というものもございます。

 3ページ目には、今回はできるだけ定量的に整理をしたいということもありまして、これまでの調査・研究によって干潟の水質浄化機能が報告されているような文献の収集・整理を行いました。収集した文献などは、資料編として7ページから9ページ辺りにまとめておりますが、ここでは本文のご説明をしたいと思います。表2では集めた文献の中から、干潟全体としての水質浄化能とされ、かつ現地調査結果などを用いて算出されているものを整理しております。ここではあくまで既存の文献から整理したということでありまして、当然ながら干潟ごとの浄化能につきましては、干潟の状態や規模、生物の現存量によって異なるということも申し添えておきたいと思っております。この表2を見ますと、それぞれ出展①の文献から引用した値ですけれども、上の段が現地調査結果を用いた計算値ということで、これは盤洲干潟の値ですけれども、窒素で1日当たり、そして1㎡当たり90.1mgということになっております。りんも同じような形で、15.4という数字が示されております。それから下の段は、屋内実験施設での実験から算出した計算値ということで、それぞれ42.9、4.6という数字が示されております。

 1-2の藻場についても同じような形で整理を行っております。こちらもこれまでの調査・研究で、アマモ場全体としての水質浄化能とされ、かつ屋外実験施設での測定結果を用いて算出されているものを整理しております。アマモは全体として情報が少なかったんですけれども、今回はそういった中でこの表3をまとめたということであります。藻場についても当然、干潟と同様に、藻場ごとの浄化能というものは藻場の生育状況や規模によって異なるということを書いております。表3を見ますと、屋外実験施設での測定結果による窒素、りん、それぞれの値が示されているということであります。

 ページをめくっていただきまして、水質浄化能の試算ということで、干潟・藻場、それぞれで浄化能の設定をしております。まず、表4ですけれども、この文献の値は時間単位の浄化能でしたので、それを日単位に変換しております。日単位の変換をするに当たって、干潟の冠水時間を考慮した形で、12時間を乗じています。ただ、脱窒の効果については、24時間を乗じたということで整理しております。

 それから藻場ですけれども、藻場についてはいろいろな指摘があるんですけれども、栄養塩の吸収効果については、枯れた固体が分解することによって栄養塩がまた海中に回帰するという指摘があり、吸収したもの全てを浄化能として評価することは過大評価になるということを考えました。ここでは枯死したアマモのうち、堆積等によって海中に回帰していかない量が生産量の16%であるというような知見がございましたので、その知見も考慮しまして、ここでは栄養塩吸収の効率を15%というふうに仮定しております。そういうような仮定で算出したものが、表6です。窒素・りん、干潟・藻場ごとにそれぞれこのような値として今回は設定をいたしました。

 それから5ページ目については、干潟・浅場、藻場の面積ということで、面積を整理しております。まず、干潟ですけれども、既存の知見を踏まえまして、干潟のみならず、浅場においてもアサリなどによる水質浄化機能が期待できるということで、ここでは干潟を含む水深3m以浅を面積として算出しております。藻場については自然環境保全基礎調査の値をそれぞれ入れております。2-1の浄化能に、この2-2の面積を掛け合わせて試算したものが、表8、干潟・浅場の水質浄化機能、そして表9が藻場の水質浄化機能の試算結果ということになっております。

 東京湾を見ますと、窒素で4,525 kg/dayとなっております。下のほうには、平成21年度の窒素の流入負荷量を参考までに入れております。この表を見ますと、例えば東京湾では1日当たり186tの窒素が流入してくるものに対して、干潟で約2%に相当するものが浄化され、りんについては、流入負荷量の6%が浄化されているということであります。伊勢湾の窒素については流入負荷量9%、それからりんについては20%、瀬戸内海については窒素が8%、りんが20%というような試算の結果が出ております。それが表9には、藻場の値もそれぞれ入れております。藻場については、窒素が0.1~1%、りんも0.1~1%という試算結果となっております。

 表8と表9は、海域全体に対する負荷量との比較ということでしたけれども、少し焦点を絞って計算をしてみたというのが、図3のところであります。この干潟のもともとの文献の値は、盤洲干潟のものでしたので、ここでは盤洲干潟を対象としまして、先ほどの表6で設定した干潟の浄化能に盤洲干潟の面積―1,400haですけれども―を乗じたときにどうなるかというようなことをやってみたものであります。その浄化能としては窒素で1,261kg/day、りんで216kg/dayという結果になりまして、一方で、盤洲干潟に流入する小櫃川の流入負荷量は平成21年度の段階で、窒素が1,290kg/day、りんが78kg/dayということでありまして、その差引をこの図の中にも示しておりますけれども、小櫃川から流入する窒素負荷量の約98%、りん負荷量の全量が盤洲干潟では浄化されるというような結果になっております。

 このようなことから、干潟の規模ですとか、流入河川の状況によっても異なりますけれども、河口域に干潟が分布する場合は、その背後から流入してくる汚濁負荷の浄化に大きな役割を果たしているということが示唆されるというふうに書いております。

 以上が資料3の説明になります。

【岡田委員長】 ありがとうございました。

 それでは、ただいまの資料3のご説明につきまして、ご質問、ご意見等がございましたら、お願いいたします。

【細見委員】 干潟・藻場の機能の最後のところで、盤洲干潟の例を出していただいておりますけれども、浄化という言葉の定義で、水の中からなくなる分はそれで浄化というのかもしれませんけれども、干潟とかあるいは藻場でも、底質の部分ではやっぱり蓄積されている可能性があり、窒素・りんがもう一回回帰するということについて、浄化というのか、蓄積というのか、そういう言葉の使い方も少し注意されたほうがいいのではないか。窒素の場合だったら脱窒による浄化がこのぐらいで、りんだともうほとんど底質に固定されるしかないと思われますので、そういうことがわかるようなものがあればありがいなと思います。

 以上、コメントです。

【岡田委員長】 いいですか。事務局、どうぞ。

【根木閉鎖性海域対策室長】 ご指摘ありがとうございます。ちなみにこの試算においては、ということかもしれませんが、例えば4ページの表4などを見ていただきますと、干潟について例えば窒素、DIN、PON、脱窒と書いていますが、ここで主に見ているのは、DINは付着藻類による取り込み、PONについては二枚貝による取り込みというところで、脱窒というのを見ている。りんについても付着藻類と二枚貝のところを見ているというようなところであります。ご指摘いただいたところを留意して、資料の整理を進めてまいりたいと思います。

【細見委員】 浄化能といったところの定義を、窒素・りんが水の中からどのようになったのかということがわかるような図で、この部分を浄化と考えている、その値がこうであるとかというふうにすれば理解しやすいなと思います。

【松田委員】 ただいまの説明で、今回は藻場・干潟の浄化機能に注目をしたけれども、藻場・干潟はほかの面でも重要ですといった部分がありましたよね。特に生物多様性に関わる部分とか、生息環境とか、あるいは生物生産に関わる部分です。ご承知のように、瀬戸内海ではもう第6次の議論から、大阪湾を除いては、あまり負荷を削減するということが第1の主眼ではなくなってきているわけですよね。それからいろいろな議論を伺いますと、東京湾、伊勢湾でも、やはり豊かな海とか生物多様性とか生物生息環境をこれからいかに重要視していくかということが、かなり重要なテーマになっているような気がします。もちろんこの委員会は総量削減の委員会ではありますけれども、先ほど石川さんがここにあまり詳しくは書いていないんだけれどもと言った部分については、浄化機能とある意味でセットになっているんだと思いますので、必ずしも詳しくということでなくていいと思いますが、考え方としてはそれも何か文章に残していただいたほうがいいのかなという気がするんですけれども。

【岡田委員長】 おっしゃるとおりだと思います。よろしいですね、事務局。

 ありがとうございました。ほかにございますか。

 確認ですが、干潟の中に浅場も入っているということで、浅場も干潟と同じ浄化能力を持っていると、ここでは仮定したんですね。

【石川室長補佐】 そうです。あくまでも仮定をしています。

【岡田委員長】 その場合、浅場の面積と、干潟の面積の比率というのは、どのくらいになりますか。

【石川室長補佐】 5ページ目の表7のところに、上の数字、例えば東京湾ですと5,022haというのが干潟も含めた浅場の面積で、括弧の中の数字が干潟の面積でありまして、例えば東京湾では3倍ぐらいですかね。干潟に対して浅場はそれぐらいの面積になっています。

【岡田委員長】 浅場の面積のほうが大きいのに、干潟の値を使う場合は少し気をつけていただければと思います。同じ浄化能を持っていると仮定していいかというデータはどこかにあるはずですけれども、大きく違わなければいいんですが、その辺を少し留意していただいたほうがいいかと思います。

 ほかにございますか。資料2のほうでも結構ですが、今までの汚濁負荷削減対策の話で何かご質問、ご意見ございますでしょうか。よろしいですか。

 どうぞ。

【細見委員】 一点、資料2ということで今委員長言われましたので、表1のところなどにいろいろ負荷量のことがあり、幾つかの方法から負荷量を見積もったり、あるいは実測をされたりして求められていると思うんですけれども、この辺の精度について、少し情報としていただきたいなと。いつも出てくる単位面積当たりの負荷の値が、各都道府県、あるいは環境省のほうで精度よく評価されてきたのか。多分、次のところではその辺の情報が必要になってくるのではないかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

【石川室長補佐】 ありがとうございます。汚濁負荷量の現状については、第1回目の資料で大枠の値は説明させていただいたんですけれども、環境省の毎年の調査で算定しているものですので、それがどのような過程で算出されたのかということも含めて、次回の専門委員会などでご説明をしたいと思っております。

【岡田委員長】 ありがとうございました。ほかによろしいですか。

 それでは、続きまして2つ目の議題、水質将来予測について、事務局からご説明をお願いいたします。

【石川室長補佐】 それでは、資料4についてご説明を差し上げます。資料4については、本編資料と別冊の資料、膨大な資料がありますので、適宜割愛してご説明を差し上げたいと思います。

 まず、資料4の1ページ目でありますけれども、モデルの概要につきましては、第2回、第3回の専門委員会でご説明をさせていただきました。図1-1を見ていただきますと、この上の青い部分が水質の部分、そして緑の部分が底質の部分であります。各要素間の物質輸送を見ているということですけれども、具体的には例えば植物プランクトンとか、動物プランクトンというボックスがありますけれども、各ボックス間の物質の輸送について、炭素、窒素、りん、酸素というものを指標として流れを見ているというようにご理解いただければと思います。

 それから干潟については、底生生物による有機物の除去、そして藻場については光の量に応じた栄養塩の吸収、酸素放出機能というものを考慮しております。

 1ページめくっていただきまして、水質の計算項目でありますが、この表1-1に示したとおりの計算項目となっておりまして、それをこのCOD、T-N、T-Pというもので評価をしますので、このような換算式で濃度に換算しているということであります。

 それから3ページ目につきましては。現況再現ということであります。将来予測を行うに当たりまして、まず現況年度の計算を行い、ここでは平成21年度というふうにしておりますけれども、その現況年度における計算結果と観測データ、その比較をしまして、海域の流動や水質が再現されているかどうか、そういったものを確認するという手順を踏んでおります。その手順についてはこの流れの図で示したとおりでございます。

 また1ページめくっていただきまして、2-1-2のところで、計算期間があります。これは現況再現を確認するための計算年度ですけれども、第7次の総量削減の基準年度である平成21年度というものを基本として設定をしまして、ただ、東京湾については、データの精度をさらに高めるという意味で、複数年での計算で現況再現の確認をしております。比較対象項目2-1-3ですけれども、流動の再現確認のためには、水温と塩分について、それから水質の再現確認のためには、COD、T-N、T-P、DOを項目としております。それから比較対象の調査としましては、環境省で行っております広域総合水質調査としております。2-2-1の初期入力データについては、水温、塩分、水質、底質、それぞれあるんですけれども、広域総合水質調査などに基づいた値を入力しています。

 それから5ページ目にまいりまして、陸域からの負荷の与え方ということであります。先ほど細見先生からもご質問がありましたけれども、陸域からの汚濁負荷の量というのは、毎年環境省のほうで調査をしておりますので、基本的にはその調査に従って負荷量を与えております。河川からの流入に際しては、表2-2にあるとおりですけれども、河川の観測データから無機態の栄養塩ですとか、懸濁態の有機物、溶存態有機物にそれぞれ換算しているということであります。

 それから2-2-3では、降雨に伴う大気からの負荷ということで、窒素について酸性雨調査結果やアメダスの観測データをもとに、それぞれの海域での大気負荷というものを与えております。2-2-4は潮汐条件ということで、次の6ページ目に表2-4がありますけれども、それぞれの潮汐観測地点におけるデータに基づいて設定しております。

 2-2-5の湾口の境界条件というのは、湾口部における水温、塩分、水質を境界条件というふうに呼ぶんですけれども、そちらについては広域総合水質調査と、公共用水域の水質調査結果を用いて入れております。

 気象条件については、日射とか風向、風速、気温、そういったものを気象庁のアメダスデータなどを用いてそれぞれインプットしているという状況であります。

 8ページ目にまいりまして、干潟・藻場の設定です。まず干潟ですけれども、干潟域を含む浅海域―ここでは6m以浅ということで設定しておりますけれども―に底生生物を設定しております。先ほど岡田先生からご指摘がありましたけれども、ここでは6m以浅というふうにしており、既存の知見などを踏まえて、海域ごとに例えば3m以浅ではこの程度の二枚貝の量、3mから6mまではこのぐらいの量ということで、それぞれ海域の特性を踏まえた形で底生生物の現存量の設定を行っております。それから次のページの(2)の藻場については、自然環境保全基礎調査の藻場の分布に基づいた配置を行っております。

 10ページ目にまいりまして、漁獲量の設定というところであります。こちらは漁獲による窒素やりんの除去を見込んだということでありますけれども、平成21年度の漁獲量について、窒素とりんに換算した値をそれぞれ差し引くという処理を行っております。例えば魚類とエビ・カニ類は、動物プランクトンの計算結果から、その漁獲量相当量を差し引いたり、あと、貝類はモデルの中の二枚貝の現存量から、その漁獲の相当量を差し引いたり、また養殖のノリについては、栄養塩濃度からその漁獲相当量を差し引くというようなことをやっております。また、瀬戸内海については、カキの養殖が盛んだということもありますので、それも考慮をしております。

 11ページにまいりまして、現況再現性の確認方法ということでまとめております。現況再現の確認方法としては、2つの方法で確認をしております。1番、2番とありますが、まず1番としては、年平均値、年最大値、年最小値の比較ということで、観測値は広域総合水質調査で年4回の値があります。それの年平均値、年最大値、年最小値と、計算値は1年間の結果ということですけれども、1日1つのデータがありますので、365個のデータ、それから求めた年平均値、年最大値、年最小値をまず見ようというものが、この図2-4の左のほうの比較であります。凡例にあります黒の部分が観測値、赤の部分が計算値ということで、それぞれ平均値、そして最大・最小値の比較をするということであります。この01-01というところの部分に2つ黒と赤が並んでおりますけれども、それが同じような形をしているほど再現性が確認されるというようなことであります。

 それから(2)の日平均値及び標準偏差の比較ということで、こちらは図2-4の右側でありますけれども、計算値を観測値で割ることによって、計算値と観測値が整合しているほど1に近づくということで、具体的には年4回の観測値がありますけれども、その日に該当する計算値の値が、その観測値と比べてどうかということで比較をしているものであります。この右の図はパーセントで書いておりますけれども、100%のところに赤い横軸の線がありますけれども、平均値の値が100%に近いほど、お互いの再現性が高いということであります。次に標準偏差ということで、上下の幅が長いほどデータにばらつきがあるというようなことであります。このような2つの方法で、現況再現を確認しております。また具体的には後ほどご説明をいたします。

 それから13ページに行っていただきまして、13ページから東京湾が始まるんですけれども、湾の中に数字がありますが、この数字があるところが観測地点です。観測地点ごとに、先ほどの現況再現性の確認をしているものであります。赤い四角で囲った部分の再現性の細かな部分については、資料4の別冊のほうにまとめて整理をしております。それから14ページ、15ページに、伊勢湾と瀬戸内海の観測地の図面をつけております。

 では実際に再現性がどうだったのかということで、17ページをご覧ください。まず、東京湾の水温から始まっております。これは上層と下層、上下に図が分かれておりますけれども、例えば上層の上のほう、赤と黒の比較図を見ていただきますと、赤丸と黒丸は同じような場所にあると、再現性が高いということですけれども、計算値と観測値はほぼ一致しているということがわかります。次に、計算値を観測値で割った比ですね。横軸が1に近いところに丸があるほど、そしてその幅が狭いほど再現性は良好だということですので、水温については上下層ともにかなり良好な再現性が得られているというふうに考えております。ページをめくっていただいて、塩分についても同じような状況が言えるかなと。

 19ページについて、水質に入りますけれども、CODで見たものがこの結果ですけれども、計算値と観測値、要は黒丸と赤丸のところは同程度の結果となっていて、また計算値と観測値の比を見ても、上下層ともに1に近くて、再現性は良好だというふうに考えられるかなという整理をしております。

 それから20ページ、21ページは、T-N、T-Pということで、それぞれ整理しておりますけれども、T-Nの部分については、湾奥の部分ですね。計算値が観測値よりもやや高い傾向、この赤い丸が黒い丸よりもやや高いところで推移しておりますけれども、東京湾全体のT-Nの再現性に問題はないというところで、上下層の全体的な評価としては、再現性に問題はないというふうに考えております。T-Pについても、CODと同じような形で、計算値と観測値は同程度の結果となっているということであります。計算値と観測値の比を見ても、1に近くて、再現性に問題はないと考えております。

 22ページはDOですけれども、こちらについては、荒川の河口沖、13番の地点ですけれども、こちらで計算値がやや高い傾向にあるんですけれども、全体的に見ますと計算値と観測値は同程度の結果になっていまして、特定の観測日における計算値と観測値の比にはばらつきはあるんですけれども、これも東京湾全体のDOの再現性という点で見ると問題はないかなというレベルにあるということが書いてございます。伊勢湾についても、東京湾とほぼそれぞれ同じような状況になっております。T-Nについてやや計算値のほうが高いという傾向にありますけれども、全体的な再現性には問題はないというような方向でまとめております。

 29ページからは瀬戸内海でありますが、瀬戸内海についても水温、塩分については同じような状況で、CODについてもそれぞれ東京湾、伊勢湾と同じような状況であります。35ページのT-Nについては、この図を見ていただくとわかるとおり、全体的に計算値のほうが観測値よりもやや高い傾向となっておりまして、こちらについては、現在引き続き現況の再現について試行をしているという状況であります。T-Pについては、全体のCODと同じような形で、再現性に問題はないというようなことと、あとDOについても同じような状況になっております。全体的に見まして、再現性は良好に、又は問題ない範囲で再現はできているということでありますけれども、瀬戸内海のT-Nについては、少し再現性に着目した整理を今後もしていきたいと考えております。

 それから41ページ目からは、将来予測の部分に入ります。まず、将来負荷量の設定ということで、どういうふうに将来負荷量を設定したかというところでございます。まず、平成21年度から平成24年度までは実測値を使用しています。25年度から平成31年度までをどういうふうに設定するかというところでございますけれども、過去に閉鎖性海域中長期ビジョンというもので将来予測を行っております。その際に設定した将来負荷量というものがございますので、それをベースに考えまして、そのときに予測した値が実績値と比較してどうであったかということを今回確認しまして、具体的には平成21年度に予測された負荷量と、平成21年度の実績値がどうだったのかというところの比を用いて、結果的には実績値のほうが少し小さい値になっていたんですけれども、中長期ビジョンで設定した将来負荷量の平成25年度から平成31年度までの年度にその比率を掛けて補正をしたということで、将来負荷量は設定しております。設定した負荷量というのが43ページから、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海ということでお示しをしております。これを見ますと、中長期ビジョンの将来予測のときもそうだったんですけれども、全体として各湾ともに将来の負荷量は減ってくるというような傾向になってございます。

 そのような負荷量を設定して、先ほどの現況再現で確認ができたモデルで将来予測の計算をした結果がどうだったのかということで、46ページから結果の整理をしています。まず、東京湾のCODですけれども、47ページを見ていただきますと、上の図が平成21年度、現況年におけるCODの75%値の分布状況、下の図が平成31年度の分布状況を示しております。この図だとなかなか変化の状況はわからないので、次のページを見ていただきますと、差分を示した分布状況の図を提示しております。こちらは青系の色がついていれば、濃度が低くなる、改善しているというような状況でありますけれども、東京湾のCODを見ますと、現況、平成21年度に比べて大体0.1から0.2mg程度の低下が確認をされるというところであります。図の中にはCODの類型区分の範囲も点線で示しております。

 それから49ページは窒素ですけれども、それぞれ21年、31年度の分布図を示して、その次のページには差の分布状況を示しています。これを見ると窒素では大体0.05~0.3mg程度の低下が予想されるということになっています。T-Pも同じような形でまとめていまして、それぞれ現況よりも0.005~0.03mg/Lの改善が見られるというようなことになっております。

 底層DOについては、53ページにまとめておりますけれども、ここでは夏の時期を見るというような趣旨で、8月の平均値ということで示しておりますけれども、54ページに差値の分布状況を示しております。DOについては赤い色がついておりますけれども、酸素の量が増える、イコール改善しているというようなことで、0.2mg~0.6mg/Lぐらいの改善が見られるというような状況になっております。

 55ページからは伊勢湾での結果ということで見ていただきますと、東京湾と同じような状況でして、COD、窒素、りんともに特に湾奥部を中心として濃度の改善の状況が見られるということと、それから底層DOに着目しますと、湾奥を中心として改善が見られるというような状況になっています。

 64ページからは瀬戸内海の状況を示しております。65ページを見ていただくと、全体としては濃度の低下というのがあまり見られない。ただ、この全体の図だとなかなか見にくいので、湾・灘ごとの状況を少し見てみようということで、66ページから湾・灘ごとに切り出したものを示しています。これを見ますと、大阪湾で、特に湾奥部のほうでCOD、窒素、りんともに改善が見られるということで、逆に播磨灘や燧灘、周防灘、そういったところでは特に変化は見られないというような状況になっております。CODに限らず、T-N、T-Pも同じような状況になっております。瀬戸内海の底層DOについては、少し今計算の精度を高めているというところで、次回以降、ご提示できればと考えております。

 以上で資料4の説明を終わります。

【岡田委員長】 ありがとうございました。それでは、ただいまのご説明に関しまして。では、どうぞ。

【木幡委員】 モデルについて、多少お聞きしたいんですが、1ページ目の流動モデルの最後のところに、多層レベルモデルであると書かれていて、あと16ページですか、東京湾が14層、伊勢湾13層、瀬戸内が15層、こういうふうに書いてあるんですが、もう少し詳しく説明していただきたいんですけれども。要するに層の厚みは全部同じなのか、それぞれ違うのか。例えば普通に使われるようなシグマ座標系でない場合に、潮位変動による部分はどう扱ったかとか、あるいは底層、底の厚さというのはどう考えたか。底層DOを計算するときに、そこはどういうふうに扱ったかなというのはちょっと気になったものですから、それについてお答えお願いします。

【石川室長補佐】 詳しいお答えは、また整理をしたいと思いますけれども、例えば16ページでそれぞれ層がありますが、海域ごとにその層の厚さというのは異なるというものであります。この層を水平方向に切っているということでありまして、例えば瀬戸内海での底層の一番下の層の厚さも、やはり海域の深さというか、海底までの深さを加味して設定しておりますので、そのあたりどういうふうに、例えば瀬戸内海とか各海域で底層の値の厚さ、層の厚さをどのぐらいに設定したかというのは、少し整理をしまして、次回お示ししたいと思っております。

【岡田委員長】 どうぞ。

【河村委員】 データの再現性ということで、非常に難しい部分があるかと思うんですけれども、見た感覚で言っておられるのか。例えば観測値分の計算値がほぼ1という意味合いの1というのは、0.5~1.5ぐらいまでを見ているのか。もう少し定量的な表現で再現性があるかないかというのを表現していただかないと、ほとんど1でないとだめなのか、あるいはもう少し余裕があるのかというのは、ちょっと読みにくいんですけれども。

【石川室長補佐】 現況再現について、例えば1に対してどのぐらいまであればというような、いわゆる基準みたいなものがなかなかまだ整備されていない中ではあるんですけれども、そのあたりは内部でも議論になっているところですので、少し定量的な整理というものを検討してみたいと思います。例えば相関はどうかとか、どれぐらいまでだったらほぼ1ではないかとか、そういうような議論がいろいろありますので、そのあたり少し整理をしまして、お示しはしてみたいと思っております。

【岡田委員長】 ありがとうございました。

 どうぞ、平沢さん。

【平沢委員】 シミュレーションなんですけれども、昔から過去のデータを再現してくれと、私さんざん申していて、3次、4次、5次、6次と非常に削減効果の大きいときに、あまりCOD、窒素、りんが変化しなかったと。要するにそれで環境基準が達成しないということで、ずっと続いてきているわけですよね。そこのところの再現をぜひしてほしかったなと、私個人的には思っているんです。今回の7次からだとやっぱりそれほど大きな削減効果、実際には削減効果が見られているとおっしゃっていますけれども、数値的にはそんなに大きく変化しているようには、初期値を与えたら、それが季節の変動で若干動いているようなイメージのデータに、濃度に関しては見えるので、その辺のところはちょっとどうかなと。過去の3次からのデータを再現できたなら、それで将来予測というのが妥当な気がするんですが、7次でぴったりパラメーターを合わせて、それで将来予測でいいのかなという、ちょっと気がしました。それが1点です。

 もう一点は、将来予測のところで、非常によくなりそうな結果が出ているんですけれども、それででは環境基準の達成率はどう予測できるんですかというところを、ぜひ出してほしいというふうに思います。

【石川室長補佐】 まず1点目の過去の状況ということですけれども、例えば東京湾、今回はあくまでも平成21年度を基準年としておりますけれども、やはり基準年だけではなかなかいろいろなファクターがあって合わないのではないかというようなご指摘もいただきましたので、複数年でやっております。東京湾については平成16年度から22年度まで、複数年の中での現況再現をしてみて、その中で一応近年の気象条件とか、そういったものを踏まえた現況再現ができているというような形で整理をしたものであります。

 あと、過去からの負荷量と水質改善の効果という部分については、後ほど資料5の中でも少し触れさせていただきたいと思うんですけれども、実測値としてこれまで積み上げてきたものがデータとしてありますので、そういったものも踏まえながら、削減したことによる水質の改善効果がどうだったのかというようなことについて、データに基づいて少し整理をさせていただきたいと思っております。

 また、改善の効果について環境基準としてはどうかというようなことでありますが、これまでの総量削減の考え方としましては、目標年度における海域の水質状況が、環境基準に対してどうだったのかということをまず評価をしまして、その状況を踏まえて、今までは5年後に設定をしておりましたけれども、その5年後の目標はどういうふうに設定すべきかという議論をまさにこのあり方の専門委員会の中で議論をいただいて、その目標を目指して削減を進めていくというようなところでありましたので、なかなか環境基準を100%達成するためにどうするかというような議論が、要は制度上の目標の立て方として、そういう趣旨では立てられていなかったというところもあります。そのため、今までは環境基準がどう変化するかというのは、なかなかこの専門委員会の中では出してきてはいないんですけれども。あとは、この将来予測において環境基準がどの地点で丸になるのか、バツになるのかというところまで求めるものなのか、そういった議論もあると思いますので、そのようなところも踏まえまして、次回以降どういうふうな形で出せるかというものを検討させていただければと思います。

【平沢委員】 すみません、しつこいんですけれども、現実的に今回の計算だと非常によく各地点で合っているということがあったので、それぞれの基準点でその環境基準が達成されているかどうかというのは、それは出せるのではないかと。31年度の予測であればですね。それは100%でなくても、どのくらい改善しているのか、それが1点です。

 もう一個はモデルのほうなんですけれども、やっぱり今回のモデル、すごい複雑なモデルで、いろいろな項が全部入っているんですよね。過去のほうは確かにデータはないからというはわかりますけれども、やっぱり支配的なものが多分あると思うんですよね。そんなにすごく影響しない、非常に大ざっぱにその部分はわからなくても、計算するとある程度それがわかるのではないか。ですから、全部やれってそれは大変ですから無理なんですけれども、ずっと何次も出ていると、なぜあそこでそんなに濃度が変わらなかったのかなというのが気になってしようがないんですよ。ということで、意見を述べさせていただきました。

【岡田委員長】 どうぞ。

【松田委員】 5ページのところで、大気からの負荷の与え方というご説明がありまして、窒素について算定したとなっているんですが、これが後のほうの結果についてはお話がなかったように思うんですけれども、直接降雨による窒素の負荷というのは、ほとんど無視できるように小さかったとか、そういうことですか。今日時間に制限がありますので、簡単でいいんですが、いかがでしょうか。

【石川室長補佐】 大気からの窒素の負荷も入れてはいるんですけれども、具体的にどれぐらいの負荷が入っているかというのは、今準備できておりませんので、少し整理をしたいと思います。

【松田委員】 というのは、もしそれがある程度、その寄与が大きいとかあるんであれば、ちょっとその別の将来予測のほうにも関係するので、算定した結果はちょっと知りたいなということです。今ではなくて結構です。

 それからもう一つは、先ほどの平沢委員の話に近いんですけれども、例えばこの62ページ、63ページ辺りに、底層DOの結果が出ているんですけれども、63ページの差分で見れば赤になって改善しているんですけれども、ただ、62ページの平成31年度でわかるように、赤い部分、例えば3とか2mg/L以下というような貧酸素として問題な水域の面積って、ほとんど変わっていないわけですよね。ある意味で、言い方は難しいですが、あまり解決には至っていないわけですよね。だから底層DOの環境基準は多分今議論中だと思うんですが、ある意味では重要な結果なのかなと。だから差分だけ見て赤になっているからOKだよということにはならないということも重要なのではないかなと思います。

 以上です。

【岡田委員長】 今の点、よろしいですね。

 では、どうぞ。

【高澤委員】 このモデルについてですが、陸域からの流入負荷が年次ごとに下がっており、素人目で考えても、インプットの量が減ってくれば濃度は下がってくるというのはわかる。もちろん分布が出てくるところは計算しないとだめですが、陸域のところについては、従前より産業界も生活系もずっと努力をして下げてきている。にもかかわらず、窒素だとかりんは割と下がってきているが、CODだけは頭打ちになってきているという現状があり、それは陸域からの流入の問題ではなくて、海そのものが持っているところの内部発生的なものもあるのではないか。そちらのほうが大きいのではないかというふうに見たときに、このモデルで単に濃度がどうなるではなくて、流入負荷が下がったにもかかわらず、現実的にCODがなかなか下がらない。いわゆる流入負荷のウエートと、いわゆる内部発生的な比率、さっき石川室長補佐が言われた藻場・干潟の効果なんかですね。要はこのモデルでどれぐらいのインパクトを各々持っているかというのは、ざっくりでもわからないものなのですか。削減効果、あるいは発生効果、濃度的に下がった9割方の実質は陸域からの流入削減の効果だとか、そういうところによって攻めどころが変わってくるのだと思う。せっかくシミュレーションをやっているのだから、どこを攻めるかということが見えるような解析というのは、重要ではないかなと思います。

 それから、東京湾にしろ、大阪湾にしろ、瀬戸内海にしろ、非常に閉鎖水域と言えども広い海なわけであり、本当に今問題視しているところの湾奥だとか、そういうところはメッシュを切りかえたところでさらに詳細にやって、そこをやっつけるためにシミュレーションというのもやっぱり考えるべきではないかなと思うのですが、いかがでしょう。

【根木閉鎖性海域対策室長】 ご指摘の前半部分のCODの点については、後ほどの資料5のほうで、少しそれに関連する資料がありますので、また説明もさせていただき、ご意見もいただければというふうに思います。また、このモデルでいろいろなところがまだできるのではないかというようなご指摘をいただきましたが、このモデルについては5年後というところを見据えて、目標年度を置いて、実績年度のところも少しとりまして、その期間での状況を水質の変化などを見る基礎的な状況を整理するために用意させていただいたものであります。今日ご指摘もいただきましたが、このモデルで全てを考察するというところは難しいところもあるかなとも思っておりまして、このモデルで考察すべき部分、そしてほかのやり方で考察すべき部分を切り分けて考えていく必要もあるかなと感じております。

【岡田委員長】 よろしいですか。ありがとうございました。

 ほかにございますか。

【細見委員】 先ほど平沢先生がおっしゃった、長期間というのはどのぐらいを今お考えですか。

【平沢委員】 第3次。

【細見委員】 第3次から。

【平沢委員】 3次、4次、5次。

【細見委員】 というと、20年間ぐらい。例えば東京湾だけについて、第3次から予算があれば若干できるかなというふうには私なりには思うんですね。長期間にわたる負荷量は大体半分ぐらいになっているわけですね。4割ぐらいになっていますでしょうか。水質も1割か2割ぐらい減っているかもしれないので、そのぐらいやれば、結構再現性というか、信頼性が出るかもしれないなというのは、私も今、平沢委員の意見にちょっと賛成かなと思いますが、これはモデルのほうの検討会があると思いますので、そちらのほうに委ねるんですかね。岡田先生、どうでしょうか。

【岡田委員長】 やはり可能な限り検討していただいたほうが、モデルの信頼性、それから今後の施策の信頼性の上でも有効になると思います。ただ可能な限り、というのはやっぱりつけておかないと、すぐにどこまでできるか私もちょっとわからないので。

【細見委員】 東京湾だけでも私はいいと思うんですが。

【根木閉鎖性海域対策室長】 どのようなことが可能か、少し検討させていただきたいと思います。

【岡田委員長】 ほかにございますか。あと先ほど高澤委員がご指摘になった藻場・干潟の効果みたいなものも、このモデルで最終的にアウトプットして出す予定か。このモデルをどの段階まで使うかというのは、何か今腹案ございますか。さっき委員がおっしゃったのは、前のほうに出てきた藻場・干潟の効果をいろいろな仮定を置いて推定したという結果と、今回のモデルがどの程度整合しているかというのを、ぴったり合うというのはそれは無理だとは思うんですが、そこそこに合っていれば非常にモデルとしても今後いろいろな施策を進める上で安心感が増えるだろうというふうに思いますので、ご検討ください。今、答えがあればどうぞ。

【根木閉鎖性海域対策室長】 答えがあるというわけではないんですが、高澤委員、岡田座長にご指摘いただいたことを踏まえて、少し検討してみたいと思います。

【岡田委員長】 ありがとうございました。

 ほかにございますか。

 それでは、今幾つかというか、かなりたくさんご指摘、可能というか、簡単ではないということもご了解いただいた上でご指摘いただいていますので、事務局として可能な限り検討していただいて、次回、もしくは次回以降にご報告をご回答いただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。

 それでは、続きまして3つ目の議題、水質汚濁に影響を与える要因について、資料5になるかと思います。事務局からご説明をお願いいたします。

【石川室長補佐】 それでは、資料5についてご説明します。水質汚濁に影響を与える要因ということで、整理をしたものであります。

 1ページ目は、水質汚濁に影響を与える要因ということで、この図1-1にあるとおり、有機物の流入ですとか、窒素、りんの流入によって、水質汚濁に影響を与えているというようなところであります。この部分については、これまでのあり方の答申の中にも掲載していたような図であります。今回、この資料を用意した趣旨といいますのが、2ページ目からのデータに基づいたところであります。これまでの専門委員会の中で、また本日もご指摘をいただきましたけれども、負荷削減と水質改善の関係についてどうなのかというところでご意見をいただいたところであります。2ページ、3ページ目の図については、既に専門委員会でご提示したものですけれども、2ページ目がCOD、3ページ目がT-N、T-Pというふうになっていまして、横軸が水域面積当たりの負荷量、そして縦軸が海域の濃度ということになっております。この東京湾、伊勢湾、瀬戸内海、大阪湾、それぞれ色別で過去からの推移を示しております。

 この推移を見ますと、COD、窒素、りんともに、水域面積当たりの汚濁負荷量が大きい海域ほど、水質濃度は高くなっているというところがまず一つ言えるということでございます。さらに水域面積当たりの汚濁負荷量の削減量が大きい海域ほど、この横軸の水域面積当たりの負荷量が左に大きく動いている海域ほど水質濃度の低下傾向というのが明確に見られるということが、全体的な傾向としては言えるということであります。一方で、先ほどCODについてご指摘がありましたけれども、少しCODについてはT-N、T-Pとはまた異なる形状をしている、ということも踏まえまして、4ページ目からはCODに着目をした整理ということで資料を用意しております。

 CODの寄与率ということで、4ページ目に示しております。ここでは東京湾、伊勢湾、大阪湾を対象にしまして、CODの濃度に何が影響を及ぼしているのか、その比率を見るために先ほどのモデルを使いまして、いわゆる感度解析を行っています。具体的には例えば陸域からのCODの負荷量をゼロにした場合、どの程度CODの濃度が下がるかですとか、あとは海域における植物プランクトンの光合成速度をゼロにした場合、これは内部生産と言っているものですけれども、それを抑えた場合にどの程度下がるか。それから、境界条件となっている外海のCOD濃度をゼロにした場合にどの程度下がるかというような感度解析をそれぞれしまして、その濃度低下の合計値と現況ケースの濃度を見比べたときの割合を示したものであります。

 表2-1に東京湾での上層のCODの寄与率というものを示しております。これを見ますと、陸域負荷が25%、内部生産が5割を超えておりまして、51.5%、バックグラウンド、ここでは外海という意味でバックグラウンドを使っておりますけれども、22.8%というような状況になっております。この図2-4の見方ですけれども、横軸の02から始まるのは、各観測地点であります。観測地点それぞれで寄与率がどうなっているかというような情報の図になっております。それと同じような形で整理をしたものが、5ページ目の表でありまして、表2-2では伊勢湾、表2-3では大阪湾でそれぞれの上層のCODの寄与率を算出した結果を提示しております。

 そして6ページ目でございます。先ほどはモデルを用いて算出したわけでありますけれども、ここではΔCOD法という従来からCODの寄与率を出すときに使われている方法で算出したものも、表2-4ということでまとめております。東京湾を見ますと、ほぼ同じような傾向で、陸域負荷が27%、内部生産が41%、バックグラウンドが33%。伊勢湾と大阪湾については、先ほどモデルでは陸域負荷の割合がこれよりも少なかったんですけれども、このような値になっています。モデルでの試算とこのΔCOD法での試算を見比べてみますと、近年のCODの寄与率をめぐる傾向としましては、内部生産やバックグラウンドの割合が比較的大きいということ、それから一方で、陸域負荷の割合も一定程度を占めているという傾向が見られる。陸域負荷については、これは近年の寄与率なので、相対的に低くなっておりますけれども、過去から陸域負荷の削減を進めてきたということを踏まえると、過去からの負荷削減の結果、相対的に寄与率も小さくなっているというようなことも想定されるということになっていると思います。

 それから、バックグラウンドが高い割合だというところで、なかなかバックグラウンドでどういう対策があるかということは難しいんですけれども、その実態としてバックグラウンド、いわゆる外海のCODの濃度がどういうふうに変化しているかというのを整理したものが、この7ページのグラフでございます。上の図が太平洋沿岸の62地点のCODの濃度の経年変化、それから図2-8は、それのうち瀬戸内海の沿岸に限ったものについて、整理したものであります。いずれも昭和56年から、平成8年度程度までは1.1mg/L程度で推移していたんですけれども、それ以降、少し緩やかに1.3mg/Lで推移しているということで、全体的にやや上昇傾向にあるのかなというようなことが見てとれると思います。

 ここまでがCODに着目した整理というところであります。この資料は水質汚濁に影響を与える要因というところですので、8ページ目からは赤潮に着目して、発生機構ということで取り上げております。赤潮の部分については、本日はご欠席ですけれども、長﨑先生から以前の専門委員会で赤潮に関するご発表もいただきましたので、その内容も踏まえまして、このような形でまとめております。赤潮を形成するプランクトンとして、いろいろ種類はありますけれども、そのプランクトンの増殖には適度な水温や塩分、日射、栄養塩、そういったものの条件が必要なんですけれども、プランクトンの種類ごとにその増殖に適した条件は異なっていると。そのような環境の条件との関係があって、その場に優先する種類がもう必然的に決まってくるというようなお話がありましたが、そのようなことを踏まえて、赤潮の発生機構についてはまとめております。

 それから最後のページですけれども、10ページ目は貧酸素水塊の発生機構ということで整理しております。これはこれまでの第7次の答申の中にも、貧酸素水塊ということで提示をしておりますけれども、水質汚濁に影響を与える一つの重要な項目として、貧酸素水塊ということにも触れて、この資料については整理をしていきたいと考えております。

 以上が資料5の説明になります。

【岡田委員長】 ありがとうございました。

 それでは、ただいまの説明に関しまして、ご質問、ご意見等がございましたらお願いいたします。

【中村委員】 CODの寄与率を算定いただいているんですけれども、例えば4ページ以降で4ケース、いろいろな負荷、あるいは溶出、その他をゼロにしたケースを計算されています。内部生産の寄与率を算定するときに、植物プランクトンの光合成速度をゼロとしたケースということを内部生産の割合を出すという方法をとられていますが、これは確かにこういうやり方はあるなというふうに思うんですが、総量削減という観点からしますと、陸域からの窒素、りんの流入負荷の寄与というものも把握しておきたいなというふうに思います。これにT-N、T-Pの陸域からの負荷をゼロにしたケースを入れられると、この内部生産の中で、さらに陸域からの寄与がどれぐらいあるかということがわかるのではないかなというふうに思いますので、ぜひご検討いただきたいと思います。

【根木閉鎖性海域対策室長】 ご指摘を踏まえまして、検討してみたいと思います。

【岡田委員長】 では、よろしくお願いいたします。

 ほかにございますか。

【細見委員】 このCODの寄与率は今回いろいろ議論する上で、いろいろなベースになるかと思いますので、これも可能であればなんですが。ΔCODでもいいかもしれませんけれども、過去の経緯からすると、多分、今、石川さんが説明されたように、第3次のころだと陸域の負荷が占める割合が多分高かっただろうし、これはどんどんこういう状態になってきているんだというようなことがわかる何か計算というか、ΔCOD法だったらできるかと思います。平成21年度の例えば東京湾における寄与率というのが、過去はどうだったのかというのがわかると、今後の議論に生かせるのかなというふうに思います。もちろん中村先生が言われたように、窒素、りんをゼロにしてどうだというのも、一つのやり方だと思いますし、ちょっとご検討お願いします。

【岡田委員長】 では、宿題ということでお願いいたします。

 ほかにございますか。

 特段、ご指摘なければ、今いただいたご指摘を踏まえて、次回以降取りまとめに生かしていただければと思います。では、よろしくお願いいたします。

 本日の用意された議題は以上でございますが、本日の資料等、全体を通じて何かご意見がありましたら承りたいと思います。いかがでしょうか。

【高澤委員】 これまでの専門委員会では各行政とか、産業界とか、陸域からの汚濁負荷削減の取組について、いろいろな話をされて、今日まとめをしていただきました。実態として生活系も含めて、産業系、その他農畜産系もきちっとやることはやり、陸域からの負荷は確実に下がってきている。それから、また5年の見通しを見ても、このモデルでは、閉鎖水域としてのりんとか、CODはなかなか下がっていないですが、確実に減ってきている。環境基準をクリアできないところもありますが、それに近づいてきているというような実態が見てとれている。一方で、第1回目から言わせていただいているのですが、いわゆる総量削減という名前、これは水質汚濁防止法でこううたわれているので、この総量削減をやめて、「豊かな海の創生」とか「豊かな海の実現」というタイトルにするというのは、なかなかできないとは思う。、そこで、ご提案ですが、この総量削減のあり方の答申のサブタイトルにでも、例えば「豊かな海の創生」ですとか、「創生に向けて」とか、「豊かな海の実現に向けて」など、サブタイトルをつけて、いつまでも公害時代からの本当の総量削減ということではなく、総量削減の方向性が大分変わってきており、今は、日本の将来に向けて、よりよい海の環境をつくるべく、この検討会をやっているということ、を示してはいかがかと思う。これはあくまでも提案でございます。

【岡田委員長】 では事務局のほうで。

【根木閉鎖性海域対策室長】 まさに諮問でも、いろいろな海の状態があるというような、環境基準が達成率も海域によりまちまちで、赤潮や貧酸素水塊の問題も水域によってある、豊かな海という声も大きくなっているということで、この議論を進めてきていただいているところでございます。そのような中で、まさにご議論いただいておりまして、方向性を今後出していくという必要があるということでございます。ただ、サブタイトルというのが少し前例もないような気もしまして、そのサブタイトルが議論のターゲットというよりも、中身の議論を行うがいいかなというところがあります。ご提案をいただいたところですが、あまりそのサブタイトルをどうするかというところに、議論の焦点を置きたくないなという、これは事務方の思いかもしれませんが、いろいろご議論いただいておりますので、また次回以降、中身の議論なども進めていければという思いもありますので、引き続きご意見いただければありがたいというふうに思っております。

【岡田委員長】 ありがとうございました。

 ほかにご意見ございますか。

【細見委員】 全くそのとおりだと思います。例えば干潟・藻場の機能でも、松田先生おっしゃったように、単に浄化能だけではなくて、生物多様性だとか、そういう観点で今後議論していきましょうということでしたので、サブタイトルだけにこだわらず、中身で勝負というのも私もそれでいいかなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いします。

【岡田委員長】 ありがとうございました。

 ほかにございますか。

 よろしければ、事務局からの連絡事項に移らせていただきます。何かございますでしょうか。

【山田係長】 本日の議事録につきましては、速記がまとまり次第、皆様にお送りいたしますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。ご確認いただいたものを、環境省ウエブサイトにて公表いたします。

 次回の日程につきましては、既に調整させていただいておりますとおり、7月23日木曜日の13時30分から、環境省の第一会議室、22階にて開催を予定しております。次回につきましては、本日の宿題も含めまして、また指定水域における水環境改善の必要性及び対策のあり方などについても、ご審議いただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

【岡田委員長】 ありがとうございました。そういうことでよろしくお願いいたします。

 それでは、以上をもちまして第6回総量削減専門委員会を閉会とさせていただきます。

 本日はどうもありがとうございました。

午後3時06分 閉会

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