中央環境審議会水環境部会 水生生物保全環境基準類型指定専門委員会(第12回) 議事録

日時

平成20年4月17日開催

場所

環境省 水・大気環境局 水環境課

議事

午後3時00分 開会

○辻原課長補佐 それでは、定刻となりましたので、ただいまから中央環境審議会水環境部会第12回水生生物保全環境基準類型指定専門委員会を開会いたします。
 本日は、委員9名中7名ご出席が予定されております。高橋先生につきましては30分ほどおくれて来られるというふうにご連絡をいただいております。何とぞよろしくご審議いただきますようよろしくお願いいたします。
 続きまして、お手元の配付資料につきましてご確認いただきたいと思います。議事次第にございます資料1から6をお配りしております。このうち、資料2については委員限りの資料となっております。不足等ございましたら随時事務局までお申しつけください。
 それではこれ以後の進行は、須藤委員長にお願いいたします。よろしくお願いいたします。

○須藤委員長 かしこまりました。それでは、大変足元の悪い中、ご遠方からお集まりをいただきまして、どうもありがとうございます。高橋先生、もうしばらくでいらっしゃるということでございますが、時間になりましたので始めさせていただきたいと思います。
 本日もまた傍聴の方々もたくさんお出でいただきまして、お礼を申し上げたいと思います。
 それでは、議題に入る前に、議事次第と前回議事録の確認をしたいと思いますが、本日の議題でございますが、お手元にございますように、第11回の委員会でまとめました水生生物の保全に係る水質環境基準の類型指定についてということについてが、本日の主要な議題でございます。そしてこの報告案は、各委員から前回いただきましたわけですが、その意見を踏まえて修正した案についてパブリックコメントを実施した結果となっておりまして、この経過に関する資料についても、事務局のほうであらかじめご説明いただきたいと、考えております。このことについては、先生方のご審議をいただいた後、本日のこの専門委員会におきまして、中間の取りまとめとして報告案として整理をして、後でご説明あると思いますが、水環境部会に報告するその原案にしたいと考えているところでございます。
 それでは早速順番に従いまして議事に入りたいと思いますが、その前に資料2に、前回議事録案が準備されております。どうそごらんになってください。本資料は、委員の先生方にご確認をいただいた後、事務局で修正をいたしまして、再度各委員の先生方に送付させていただいた資料でございます。この場で前回議事録案としたいと思いますが、異議ございますでしょうか。よろしゅうございましょうか。ちょっとごらんになってください。
 ご発言があれば、どうぞお願いいたしたいと思います。よろしいですか。
 それでは、前回のこの議事録を前回の議事録といたしますので、事務局においては、公開の手続をとってください。それではどうぞ、手続のほうをお願いをいたします。
 それでは、議題1、パブリックコメントの実施経過についてでございます。これについて議事を進めさせていただきます。本日は、現在検討している水域に対する6回目の会合となりますが、前回の専門委員会終了後に実施したパブリックコメントの実施結果について、説明を受けたいと思います。資料の内容について、事務局からどうぞご説明をください。
 それでは、辻原補佐どうぞお願いします。

○辻原課長補佐 それでは、資料3をごらんいただきたいと思います。1枚ものでございますけれども、水生生物の保全に係る水質環境基準の類型指定について、意見募集の実施結果についてでございます。
 概要でございます。中央環境審議会水環境部会水生生物保全環境基準類型指定専門委員会では、環境基本法に基づく水質環境基準の設定のうち、水生生物の保全に係る水環境基準の類型指定について、第2次報告案を取りまとめた。本報告案について、以下のとおり意見募集を行った。
 意見募集期間は、平成20年2月25日金曜日から、3月25日土曜日まで。告知方法は、環境省ホームページ及び記者発表でございます。意見の提出方法でございますが、郵送、ファックスまたは電子メールでございます。結果は、提出者ゼロ件ということで、意見はございませんでした。以上でございます。
 この結果につきましては、速やかに本検討会の後に公表する予定でございます。以上でございます。

○須藤委員長 どうも、辻原補佐ご説明ありがとうございました。
 残念と言っていいのか、提出者、意見がないということではございますが、ただいまのこの件について、何か委員の皆様からご質問やらご意見ございますでしょうか。
 よろしゅうございましょうか。意見がないんだとちょっとさらに対して意見というわけにもいきかねますので、それでは、パブリックコメントの実施結果は資料3のとおりということでよろしゅうございますね。ということで、新たな水域に検討する際に、こういうことだったということも参考にしていただいて、事務局での対応をよろしくお願いしたいと存じます。
 それでは、続いて議題2に入りたいと思いますが、よろしゅうございましょうか。水生生物の保全に係る水質環境基準の類型指定について、第2次報告案ということでございます。本報告案は、今ございましたパブリックコメントの意見はなかったんですけれども、そういう関係資料も入れまして、同じ内容であるということでありますが、事務局からもう一度、これは報告案にいたしますので、改めて説明をいただいたほうがよろしいということと、前回、先生方からいただいた意見、指摘事項を今度はこれを踏まえて細かいところまで修正を施してございます。ということなので、もう一度説明を受けたいと思います。
 それでは、資料4と5のご説明をいただきたいと思います。それでは辻原補佐どうぞ。

○辻原課長補佐 資料4をごらんいただきたいと思います。前回専門委員会での各委員からのご意見等に対する修正点についてのものでございます。
 前回、幾つか委員の先生方からご意見をいただいておりまして、それにつきましては反映をさせた形でパブリックコメント案を作成をしております。変更の内容につきましては、座長の須藤先生にご確認をいただいた上で、パブリックコメントといったことになっておりますけれども、その内容についてご紹介をしてみたいと思います。
 まず、答申案に係る部分のご意見でございますけれども、高橋委員から答申案の文章表現について、同じことを繰り返し説明しているような箇所があるということで、わかりやすく精査をしてほしいというご意見がございました。これにつきましては、資料5をごらんいただきたいと思います。例えば利根川につきまして見ますと、4ページのところでございますが、4ページ[5]の(ア)というところでございます。ここにつきまして、前回の資料の中では、それぞれの魚種について繰り返し同じような記述をしておりました。今回、パブリックコメントにかけたものにつきましては、ご意見を踏まえまして書きぶりの整理をしております。そのほかの鬼怒川、渡良瀬川、荒川、同様の記述がございましたので、同じように整理をしているところでございます。
 それから資料5の26ページをごらんいただきたいと思います。こちらは別紙1、特別域指定の考え方というところでございます。(1)[1]のところで高橋委員からご意見をいただいたところでございますけれども、ここもちょっと書きぶりが繰り返しになっているというご指摘がございまして、わかりやすく簡潔に書きかえております。高橋委員のご意見につきましては、以上のような修正をいたしております。
 次に移りまして、谷田先生からいただいたご意見でございます。河川等特別域の指定ができなかった背景として、産卵情報等の不足が原因として考えられるので、今後の課題にそのことを挙げておくべきというご意見でございます。
 あわせて須藤委員からも地球温暖化の産卵との影響は、湖沼のみならず、海域にも考えられるのかご検討してもらいたいというご指摘がありまして、この点につきまして、資料5をごらんいただきたいと思いますけれども、23ページ、24ページのところに、3.今後の課題というものがございます。
 具体的な修正箇所は24ページになるわけでございますけれども、[3]のところでございます。初めのところにアンダーラインがございますけれども、「今回の河川及び湖沼における類型指定の検討では、水域での魚介類の産卵情報が不足していることから、特別域の指定に至らなかったものである。今後、今回整理を行った特別域の検討のための今後の調査方針に従って、産卵等の実態の調査を実施し、産卵等について確証の得られた水域については特別域として指定のための検討を行う必要がある。」という記載をいたしております。
 それから、同じ[3]の最後のところになりますけれども、「また海域においても同様に地球温暖化の影響等により、海水温や藻場等の状況についても変化することが考えられることから、河川・湖沼と同様に適宜、類型の点検、見直しを行う必要がある。」という文言をつけ加えております。
 答申に係りますご意見につきましては以上でございます。
 次に、前回説明資料に係る対応についてご説明をしたいと思います。まず1つ目でございます。高橋委員からいただいたご意見でございます。特別域の検討に当たって、今後調査すべき事項の整理の検討手順のフロー、これにつきましてヒアリング事項は産卵場等を特定する重要な手順として位置づけるべきではないかというご意見をいただいております。
 本日、該当部分をこの資料4の注につけてございます。6ページの別紙1のところでございます。6ページをごらんいただきたいと思います。こちらは既に修正をした後のものをおつけしております。高橋委員からいただいたご意見でございますけれども、一番上の段のところに3つ四角を並べておりますけれども、5.ヒアリング等による情報の整理というものがございます。既にこういった形で上のほうに挙げてございまして、河川環境条件の整理と検討対象種の選定と、これと同列に扱う情報であるということがわかりやすくなるように上のほうに挙げてございます。これ以前の資料でございますとこの下のほう、4.の右側のほうにちょっと書いてございましたけれども、この辺は誤解を招くというご意見をいただいておりますので、5.のヒアリング等の情報につきましても、他のものと同様に重要な情報と、まず一番初めに考えるべき情報であるということで、図のほうを整理いたしております。
 次に移りまして、次も高橋委員からいただいたご意見でございます。[2]でございますけれども、利根川における検討対象種の選定にあたって、海産魚がたまたま出現するものは除外するということであるが、汽水域・河口部に幼魚期に生息している魚介類は、そこに生活しているものが多いような気がする。例えばクサフグ等も汽水域で産卵して、そこで生活していると思われるので確認をしてほしいというご意見をいただいております。こちらでございますけれども、クサフグにつきましてはちょっと資料を調べてみましたところ、やはり汽水域、あるいは海域に生活するということでございまして、特に産卵期につきましては内湾の岸辺が主な産卵域であるというふうな情報もございます。これはそういった出典があるということで、下にもあるとおり、整理しております。
 ここに少し説明をつけ加えさせていただきたいのですけれども、7ページのところに別紙2ということで、前回お示しをした資料をおつけしております。その中で、見え消しをつけてございますけれども、(1)の在来魚介類、2行目のところでございますけれども、前回の資料でございますと、このうち出現が偶来的であると考えられ、汽水域・海水性魚介類等々というふうに書いてございました。この辺がちょっと誤解を招くような記載になっておりまして、たまたまとは書いてございますけれども、ここの整理につきましては基本的にその汽水・海水にまたがって生活を行う魚介類については、一義的に海域の魚であるというふうに整理をするということでございます。ちょっと「たまたま」というふうに書いてしまったことで、誤解を招いた可能性もあるわけでございますけれども、その辺、少し整理をいたしまして、汽水・海水域をまたがって生活するものや、本来利根川に生息しない外来種については、検討対象外としたというふうに資料の整理をさせていただきたいと思います。
 前回のご指摘のありましたご意見等については以上でございます。
 それから次に移りまして、2ページをごらんいただきたいと思います。3.ダム貯水池に係る全亜鉛データの測定結果を踏まえた対応というものでございます。前回の専門委員会開催時に、幾つかのダムで全亜鉛の測定結果がまだ出ていなかったものがあるということでございました。4つダムがございましたけれども、その後、国土交通省から下記2のとおり全亜鉛の水質データをいただいております。この測定結果によりまして、各ダム貯水池における全亜鉛の水質については、いずれも環境基準を満たしているということを確認しております。その後、須藤先生ご了解をいただきまして、パブリックコメントの手続に入っております。
 結果でございますけれども、藤原ダム貯水池につきましては0.001mg/l、川治ダムにつきましては0.012mg/l、川俣ダムにつきましては0.008mg/l、二瀬ダムにつきましては0.005mg/lということでございまして、いずれも全亜鉛の基準値である0.03mg/lを下回っているということでございます。その結果を3ページ、4ページ、5ページに、これは前回資料として提出した資料の中につけ加えた形で整理をしております。
 以上のようなことで、問題がなかったということで、すべてのダムについて直ちに達成といったことで整理をしております。
 以上でございます。

○須藤委員長 どうも辻原補佐、ご説明ありがとうございました。
 議題2の対応は今のとおりでございまして、資料4に踏まえて2つに分けてご説明をいただきました。委員の先生からご意見やご質問をいただきますが、高橋先生のご質問やらご指摘が多かったんですが、高橋先生、事前に伺ってくださっているんだったでしょうか、この問題は。もう一回、説明しなければいかんのでしょうか。

○高橋委員 いえ、メールで。

○須藤委員長 よろしいでしょうか。
 では、高橋先生は事前にこの辺はもう既にご説明いただいているということでございます。全部で5つのうち、3つ高橋先生からいただいたんですが、まずでは高橋先生、今の答申案に係る問題、まあ文章表現はずっと切がないことあるのかもしれませんけれども、とりあえず今伺った範囲では、不要な部分というか繰り返しの部分は削除していただいたということでございますし、それから説明資料についてはここに書いてあるような検討手順の問題についても位置づけるということとか、この利根川の部分で「たまたま」というような言葉も削除していただいて、ここに書いてあるとおりのご説明をいただきましたが、いかがでございましょうか。よろしゅうございましょうか。
 どうぞ。

○高橋委員 十分に検討していただいたと思っております。ただ、汽水域の問題、かねてから問題が残っていると言われているところ、それから生物のほうも便宜的にやはりどうしても淡水魚、海産魚というふうに分けざるを得ませんけれども、なかなか実際にはきちっと生息域を分けているわけでもありませんので、その辺が少し問題は今後に残るなと感じております。

○須藤委員長 ありがとうございました。それについては、また今後検討するということにさせていただきたいと思います。
 それからすみません。ではご質問いただいた谷田先生も、特定域が指定できなかった理由をここに書き込んでいただいたんですが、よろしゅうございましょうか。

○谷田委員 結構でございます。

○須藤委員長 それから私が質問をした部分、温暖化の部分の問題も、海域にもそういうことが起こり得るということを書いていただけて結構でございますので、とりあえず答申案、それから説明書にかかわる対応策のそれぞれのご質問者に関する回答はよろしいと思いますが、これはあと全部にもう一回説明するんですか。

○辻原課長補佐 前回、ご説明したとおりでございますので、何か特段ご意見があれば。

○須藤委員長 そうですか。ではそれも含めて、これから伺えばよろしいですね。わかりました。
 ということで、パブリックコメントは残念ながらというか、ご指摘をいただかなかったんですが、それから今の説明、不十分なところ、あるいは答申案を修正してほしいところ、すべて書き込んでくださいましたので、全体としては整ってきているとは思いますが、全体を通しまして、それではこれから委員の先生方からのご質問なりご意見を伺いたいと思います。それから後で説明があったダムの問題ですよね。ダムの問題は直ちに達成でよろしいかどうかということですが確認をしたところ、非常にごく微量であるということなので、この結果について踏まえて、ダムの問題も一応クリアしたと、こういうことでございます。ですから全部含めまして、今度は報告案全体通して、どうぞさらにご指摘のこと、新たな問題でも一応結構でございますので、ご質問なりご意見があれば出してください。お願いいたします。
 それではいかがでございましょうか。
 それでは特にございませんようですから、一応今の段階では十分修正されたということでございますので、この案を本専門委員会の第2次報告としてよろしゅうございましょうか。
 ありがとうございます。それでは特にご異論がございませんので、この報告案を第2次報告案とさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
 それでは事務局のほうで今のような決定を専門委員会としてさせていただきましたので、今後の取り扱いをどうされるのか、ご説明ください。
 辻原補佐、どうぞ。

○辻原課長補佐 それでは、資料6をごらんいただきたいと思います。検討事項及び今後のスケジュールについてというものがございます。1枚ものでございます。
 ちょっと順番が逆になりますけれども、初めに今後のスケジュールについてご説明をさせていただきます。「水生生物の保全に係る水質環境基準の類型指定について」ということで、本日ご了承いただきました報告案につきまして、中央環境審議会水環境部会へ報告をいたします。現在、6月の初旬をめどに調整を行っておりますので、これぐらいの時期に部会を開催いたしまして、報告をしていきたいというふうに考えております。その際には須藤先生、大変恐縮ですけれども、概要についてご報告いただきたいというふうに思っております。
 それからこれに基づきまして、一応告示等の作業に入るわけでございます。次はどうなのかということがございまして、これにつきましては今事務局が考えているあらあらの案でございますけれども、1.の検討事項についてということで、各水域の水域類型の指定ということで、残った水域を順次類型指定を検討していくということでございます。今回、荒川あるいは利根川水系、東京湾等、指定を進めていくということになりますので、残ります国が指定をすべき水域というのが、河川が21、それから海域が9ということになっております。これらにつきまして準備が整ったものから順次検討をしていきたいというふうに思っております。
 今のところ事務局のほうで想定しているものを少し下に書いてございますけれども、次回は10河川程度をまとめて検討していきたいというふうに考えております。まず、相模川、富士川、天竜川、それから木曽川、揖斐川、長良川3川、それから淀川水系ということで、淀川、神崎川、猪名川、木津川と、こういったものをまとめてやっていきたいというふうに考えております。もちろん琵琶湖も淀川に含まれるということでございます。
 海につきましては、実は本年度、伊勢湾で産卵であるとか、あるいはその生育の調査を行う予定でございまして、ちょっとこの検討には間に合わないということでございますので、次回は河川を中心に検討を行っていきたいというふうに考えております。そういったことで、第13回、第14回ということで、順次検討を進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。

○須藤委員長 どうもご説明ありがとうございました。
 ただいまの今後のスケジュールは、これは先ほども申し上げましたように、今までの分は水環境部会に報告をするということですが、我々の専門委員会としての検討事項については、今のようなお話で、10河川程度をここにあるものを始めるということで、今あと10河川を始めると、あと残りが11になるんですか、これをやれば。まだ11残るんですね。これをやっても。そういうことですよね。
 それから海が9あるけれども、この中に海が入っていないから、海はまだ依然として残るのですね。

○辻原課長補佐 そうですね。次々回ということで。

○須藤委員長 次々回ということになるわけですね。そういうことのようでございます。
 何かご意見ございますでしょうか。これでは順番がもうちょっと急いでよというのもあるかもしれないし、どうしてここが、もっとほかのほうが先ではないかなんていうのはあるのかもしれませんし、何かありましたらどうぞ。きょうは比較的時間の余裕がありますので、少し横道にそれても結構かと思いますので、今までの報告案のところは大事だった、ここも同じですけれども、それは決めましたので、若干、少しご意見いただいても構わないと思います。有馬先生にいつも海のご意見をいただいているので、今度は伊勢湾は少し外れるなんていうんだけれども、調査をされると今おっしゃいましたよね。ちょっとそれをご紹介いただけますか。せっかくの機会なので。産卵場のことをやるのでどういう調査かというのを、もしあればちょっと教えていただければと思います。

○辻原課長補佐 前回の資料といいますか、資料5の後ろのほうをごらんいただきたいんですけれども、201ページ以降にそれぞれの魚種ごとの産卵場であるとか生育場という整理を出しております。現在、伊勢湾等につきましてこういった情報の整理をやっております。そういったこの情報を踏まえまして、あわせて特別域になるんではなかろうかと思われるようなところについて、これから実際に魚が産卵しているのかいないのかといったことを調査をしていくというふうなことを計画しております。具体的には229ページ以降でございますけれども、これは東京湾の場合には、平成15年、16年にこういった形で環境省のほうで産卵の実態の調査をしております。現在、考えておりますのはこれと同じような調査でございますけれども、主要魚種について、産卵の実態といったものを伊勢湾、それから東京湾の残っているところは南のほうがございますけれども、そこについて本年度実施をしていきたいというふうに考えております。なかなか予算の制約がございまして、できれば瀬戸内の全部、有明海も含めてやりたいところではあるんですけれども、予算の都合でいうとことしは伊勢湾ができるかなというところでございます。

○須藤委員長 急に質問してごめんなさい。伊勢湾で調査をしてくださって、それで今回の中には入っていないけれども、その調査が済んだら海のほうの分、伊勢湾のほうも入れると、こういうご予定であるということでしょうか。
 有馬先生、何かご注意ございますか。これを見ていただいて前と同じ、大体こんな方向でやりたいということなので、予算が決まっているようですから。

○有馬委員 もうそれはやむを得ないと思います。

○須藤委員長 この程度は少なくともやっておいたほうがいいんですよね。そうですよね。ありがとうございます。
 ほかの先生方、それでは今後のスケジュールについて、特に何かご注意なり、ご意見なりございますか。海のことについてはそうであるということなんですが、湖沼はどこが入るんですか。琵琶湖だけ入るんですか。

○辻原課長補佐 湖沼につきましては、ダム湖もある場合にはそれも含めて実施をいたします。大きなものでいいますと、今回の琵琶湖が入ってくるということでございます。

○花里委員 今、湖沼の話ですけれども、この天竜川の基点のところに諏訪湖があるんですけれども、それは今回は考えていらっしゃらないんですか。

○須藤委員長 諏訪湖は県じゃないですか。

○花里委員 そうか。そうですね。

○須藤委員長 県がやるんだよね。多分ね。国ではないよね。

○花里委員 そうです。県ですね。

○辻原課長補佐 ちょっと確認をいたします。

○須藤委員長 それこそ、あれと同じことではないですか。

○花里委員 ええ。そうなんですけれども。

○須藤委員長 あれをああしたいわけね。なんというか関連を。

○花里委員 そうですね。特に諏訪湖はかなり天竜川に影響を与えていますから、独立してやっていいのかどうかという問題が出てくるかもしれないですね。

○須藤委員長 霞ヶ浦をこの間やりましたよね。霞ヶ浦はだからこれが決まるまで待っているんです。霞ヶ浦のほうを待っていて、霞ヶ浦は国がやるでしょう。今度は逆になってしまったね。霞ヶ浦は国がやったでしょう。だからそれに入ってくる河川は県がやるでしょう。
 違いますか。いいんですか、やるんですか。

○辻原課長補佐 結論でございますけれども、天竜川の中に佐久間ダム貯水池というのがあるんですけれども、諏訪湖のほうはこれは国の指定ではなくて、県の指定ということになっております。

○須藤委員長 それでよろしいよね。だから今の先生のご意見は、県は県で勝手にやってしまう。それで天竜川が国が先にやってしまうと、そこで関連性がつかなくなる心配があるんではないかという、こういうご意見だったんです。私は今霞ヶ浦の例をちょっと個人的に話をしたんだけれども、霞ヶ浦は今度は入っているじゃないですか。やったでしょう。それを待った上で、今度はそれと関係づけてへんてこりんにならないように、茨城県がその対応を受けてやろうと、こういうふうに一応しているんですね。それなので、多分矛盾はないんだろうと思うんですが、その辺のことはご心配だというのが先生のご意見です。

○辻原課長補佐 その辺につきましても、長野県と十分お話し合いをしながら進めていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

○須藤委員長 ほかはよろしゅうございましょうか。
 それでは、特に無理にご質問していただくのもよろしくございませんので、大体、今のようなところで、国と県の関係というのは意外にこういうところには出てこないけれども、やはり水域はつながっているわけなので、国が定めた水域と、次に県が定める水域とか変に矛盾をするのはよろしくないので、その辺のところはどの水域についても十分に県とご相談になっていただいて、県のほうがややおくれているので、それで多分これが決まってから一生懸命やるというのが多いとは思うんだけれども、必ずしもそうではなくて、県が進んでいるのもありますので、先に県が決めてしまうと、それがちょっとまずいというのは変だけれども、矛盾を来す場合もあるかもしれませんので、補佐のほうで十分関係のある県とは連携をとっておいていただきたいということだけお願いしておきたいと思います。
 それでは、一応、今の問題は花里先生のご質問についてはそういうことで対応させていただくということで、その他でございますが、まずは委員の皆様から何かございますでしょうか。
 なければ、事務局のほうでその他何かございますでしょうか。

○辻原課長補佐 特にございません。

○須藤委員長 ございませんか。

○辻原課長補佐 最後に審議官よりごあいさつをさせていただきたいと思います。

○須藤委員長 それでは審議官、今のような中間報告になりましたので、どうぞごあいさつをお願いしたいと思います。

○白石審議官 恐れ入ります。この類型指定、資料5の「はじめに」のところにありますように、一昨年4月に第1次答申をいただいた後、昨年の1月から9河川3湖沼1海域、検討を再開いたしまして、数えてみましたら6回、熱心なご審議をいただきまして本当にありがとうございました。本日の報告をいただきまして、これを今事務局から説明いたしましたように6月ぐらいをめどに予定しております水環境部会のほうに委員長のほうからご報告をいただきまして、それを受けて中環審からの答申と。さらにそれを受けて環境省が告示をいたしまして、新たな水系に対する水生生物保全環境基準の類型に当てはめると、こういうことになるわけでございます。海域に対する類型指定、あるいは河川、海域における特別枠の指定というのは初めてのことでございまして、その過程でいろいろな考え方を整理していただきまして、この制度を一層充実していただけたというふうに思っております。
 いろいろと行き届かない点もあったかと思いますけれども、本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
 どうもありがとうございました。

○須藤委員長 どうも審議官、ありがとうございました。
 それではまとめとさせていただきますが、当委員会の運営方針で議事録を作成し、公表することになっております。後日、事務局から議事録案を作成し、各先生方にお送りをさせていただきますので、ご発言内容についてどうぞご確認をいただきたいと思います。ご確認をいただいた後、議事録を公表させていただきます。
 ということで、既にもう事務局のほうでは、そのほかの意見がないということでございますので、これをもって、本専門委員会を終了させていただきたいと思います。
 どうもお疲れさまでございました。ありがとうございました。

午後3時34分 閉会

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