有害大気汚染物質健康リスク評価等専門委員会(第5回)議事録

1.日時

平成30年6月28日(木)9:59~11:22

2.場所

中央合同庁舎4号館 全省庁共用1214特別会議室

3.出席者

(委員長)  新田 裕史

(委 員)  青木 康展    内山 巌雄    大久保 規子   片谷 教孝

       上島 通浩    鈴木 規之    武林  亨    田邊  潔

       長谷川 就一   山崎  新

4.委員以外の出席者

(事務局)  早水環境省水・大気環境局長

       杉井環境省水・大気環境局総務課 課長補佐

       萩原環境省水・大気環境局総務課 課長補佐

       前田環境省水・大気環境局総務課 課長補佐

       嶋田環境省水・大気環境局総務課 主査

5.議題

(1)トリクロロエチレンの大気環境基準の再評価について

(2)その他

6.配布資料

資料1    中央環境審議会大気・騒音振動部会有害大気汚染物質健康リスク評価等専門委員会委員名簿

資料2    今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第十一次報告案)(トリクロロエチレンに係る健康リスク評価について(案))

資料3    今後のスケジュール(案)

参考資料1  中央環境審議会関係法令等

参考資料2  今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(諮問)

参考資料3  トリクロロエチレンに係る環境基準専門委員会報告(「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第三次答申)」抜粋)

参考資料4  「今後の有害大気汚染物質の健康リスク評価のあり方について」の改定について(「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第十次答申)」抜粋)

参考資料5  トリクロロエチレン健康リスク評価作業部会等の検討経過

参考資料6  IARC Monographs on the Evaluation of Carcinogenic Risks to Humans,Vol.106(トリクロロエチレン部分抜粋)

参考資料7  IARC Monographs on the Evaluation of Carcinogenic Risks to Humans,Vol.106の概要(原文)

参考資料8  トリクロロエチレンの有害性に関する文献の概要【修正版】

参考資料9  トリクロロエチレンの大気環境基準の検討経緯について(第1回専門委員会資料3-1)

参考資料10 トリクロロエチレンの大気環境基準の再評価の進め方について(案)(第1回専門委員会 資料3-2)

参考資料11 発がん性以外の健康影響に係る実験動物の知見の追加的な文献レビューの手順について(第4回専門委員会 参考資料11)

参考資料12 中央環境審議会大気・騒音振動部会有害大気汚染物質健康リスク評価等専門委員会(第4回)議事録

7.議事

【萩原課長補佐】 それでは、ただいまから中央環境審議会大気・騒音振動部会(第5回)有害大気汚染物質健康リスク評価等専門委員会を開催させていただきます。

 委員の皆様方におかれましては、ご多忙中にも関わらずご出席いただきまして大変ありがとうございます。

 本日の司会を務めます、環境省水・大気環境局総務課の萩原でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 それではまず初めに、本日の会議は中央環境審議会の運営方針に基づきまして公開とさせていただきます。

 次に、お手元の配付資料の確認をさせていただきます。議事次第の裏面に配付資料一覧を記載してございますので、ご覧をいただきたいと思います。資料1はこの委員会の名簿でございます。資料2、トリクロロエチレンの健康リスク評価について(案)というものでございます。資料3、今後のスケジュール(案)でございます。

 参考資料につきましては、1から11までは、前回委員会でお配りさせていただきましたものと同じものでございますので、説明は割愛させていただきます。12は前回の委員会の議事録でございます。

 以上、ご確認をいただければと思います。

 また、環境省では、環境負荷削減の観点から、審議会等の資料のペーパーレス化に取り組んでおります。傍聴の皆様には、前日までに環境省ホームページに掲載しました資料について、お持ちのノートパソコンやタブレット等の端末に保存の上、当日、ご持参いただくなど、ペーパーレス化のご協力をお願いしているところでございます。そのため、既に公開済みの資料である資料1から3、並びに参考資料の1から6、及び8から10については、傍聴の皆様には紙で配付しておりませんので、ご了承をいただきたいと思います。環境省ホームページのほうから、ご確認いただくようにお願いいたします。

 また、委員の皆様の参考資料につきましては、お手元の青いファイルの中にとじ込んでございます。必要に応じてご参照いただきたいと考えておりますが、会議の終了時には机の上に残し、ご退出いただきますようお願いいたします。

 資料の不足等がございましたら、事務局にお申しつけください。よろしくお願いいたします。

 本日の委員会の出席状況でございますが、上田佳代委員、島正之委員、川本俊弘委員がご欠席でございます。したがいまして、本日の委員会は14名のうち11名のご出席となっておりますことをご報告いたします。

 ここで報道機関の方は、恐縮ですが、カメラ撮りは会議の冒頭のみとさせていただいておりますので、これ以降はご遠慮いただきたいと思います。ご協力をよろしくお願いいたします。

 それでは、これ以降、会議の進行につきましては、新田委員長にお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【新田委員長】 皆様、ご多忙のところ、また大変お暑い中をお集まりいただきまして、ありがとうございます。前回に引き続きまして、トリクロロエチレンの大気環境基準の再評価について、議事を進めてまいりたいと思います。

 では、まず議題(1)トリクロロエチレンの大気環境基準の再評価についてでございます。前回の委員会では、委員の皆様からさまざまなご意見をいただきまして、現行基準を変更する必要があるかどうかについて、その場でご意見を集約することが少し難しかったために、委員各位に改めてご意見を伺い、委員長としての取りまとめ案を、次回お示しすることをご了解いただきました。前回の委員会の終了後、改めて委員各位にご意見を伺い、またこれまでの審議内容等いただいた意見を踏まえて、今回委員長案を作成しております。

 それでは、事務局より説明をお願いいたします。

【前田課長補佐】 それでは資料2に沿ってご説明をいたします。資料2をご覧ください。

 まずこの資料2は報告書の表題でございますけれども、平成7年に今後の有害大気汚染物質対策のあり方についてという諮問がございました。それに対する第十一次の専門委員会報告の(案)ということで、表題にはこのように書いてございます。なお、本報告書に関しましては、前回の委員会においてご意見、ご指摘のありました事項について、基本的に本文中のほうに反映をさせていただいております。その上で、ここでは前回の委員会でお示しした案から、変更したところを中心にご説明をさせていただきます。細かい文言修正は別としまして、前回から大きく変更したところについては、赤字にしております。

 なお、この資料中の第6章につきましては、不確実係数のところでございますけれども、前回から全面的に記載内容を変更しております。その関係上、赤字ではなく黒字にさせていただいております。

 では本文の内容について説明をいたします。

 まず前回の委員会におきまして、大久保委員のほうからご指摘がありました、その対応といたしまして、本報告書の最初に「はじめに」というのを、最後に「おわりに」というのを記載しております。

 まず1ページ目の「はじめに」でございます。1段落目に関しては現行の環境基準についての記載、2段落目につきましてはIARCの評価替えについて記載をしております。

 3段落目につきましては、IARCの評価替えを受けて、リスク評価作業部会を立ち上げての検討、その後本委員会において検討を行ったということを記載しております。

 29行目からの最後の段落につきましては、本検討をする際の前提事項について記載をしております。第三次答申において根拠とされた科学的知見(専門委員会報告1996)を踏まえつつ、それ以降に公表され、検討に資すると考えられた科学的知見を収集・整理し、両者をあわせて検討に用いることとしたということと、また、トリクロロエチレンについては、労働衛生、産業疫学領域の医学知見が多く得られており、健康影響の検討においては、疫学知見を動物実験よりも優先して用いることとしたということを記載しております。

 続きまして9ページをご覧ください。15行目からの赤字の部分です。これは新たに追記をしたものでございます。

 トリクロロエチレンに曝露した代謝経路において、TCA、トリクロロ酢酸というものを生じます。それが尿中のほうに排せつされる。ここにはその尿中のTCA濃度から曝露時の気中濃度を推定する際の不確実性について記載をしております。

 15行目からでございます。尿中に排せつされるTCOH(トリクロロエタノール)、TCA(トリクロロ酢酸)が曝露評価の指標に利用され、特にTCAは半減期が長く数日間にわたる累積曝露量を反映するものとされております。トリクロロエチレンの大気中濃度と、尿中TCA濃度との関係については、Ikedaら、Ogataらが日本人の労働者等のデータから関係式を推定しており、それぞれには違いが見られます。そこには測定方法の違い、曝露状況の違い、呼吸量や代謝の個人差による不確実性が含まれるというふうに考えます。したがって、尿中代謝濃度から気中濃度への推定に関しては、不確実性が生じると考えるという文章を追記しております。

 続きまして22ページをご覧ください。表がございますけれども、これは赤字にはなっておりませんけれども、前回の資料の内容から追記をしたものでございまして、この表につきましては、前回まで参考資料8のほうに記載をしておりました。本文では17ページから始まる遺伝子障害性について説明をするのに記載が必要ということで追記をいたしております。表の内容自体については、変更はございません。

 22ページの表2というのが、トリクロロエチレン及びその代謝物を被験物質とした主な遺伝子障害性試験結果、in vitro系でございます。それが25ページまで続いております。

 26ページからでございます。表3、遺伝子障害性試験結果(in vivo系)については、28ページまで続いております。

 それでは37ページのほうをご覧ください。ここは36ページから始まる免疫系への影響について記載でございますけれども、3行目からの赤字の部分を追記をしております。免疫系の影響に関する情報で、WHO/IPCSが規制当局やその他のリスク評価団体のリスク評価者が、化学物質のリスク評価について免疫毒性の専門家の助言を必要とした場合に適用・使用するために作成しました、「化学物質の免疫毒性のリスク評価のためのガイダンス」という文書がございます。免疫系に関する背景情報及び化学物質の曝露による免疫毒性のリスクを評価するための証拠の重みアプローチの提供をしているということです。このガイダンスは、リスク評価手法を例示するために作成した免疫毒性化学物質のケーススタディを含んでいるものでございます。

 次に21行目をご覧ください。過敏症症候群による重篤な症状の例を追記をしてございます。トリクロロエチレンによる過敏症症候群と診断された労働者で、発症後に入院治療し、肝機能は改善したものの、皮膚の剥離や広範囲のびらんがあり死亡したという症例報告でございます。

 続きまして45ページのほうをご覧ください。こちら諸外国等での定性・定量評価の事例の章でございますけれども、前回の委員会で武林委員のほうからWHOで提示している数値はユニットリスクではあるが、ガイドライン値ではないというご指摘がございました。U.S.EPAIRISのほうもあわせて誤解のないように精査してほしいというご指摘がございましたので、修正をしております。3行目でございますけれども、「ガイドライン値」という言葉は削除し、「ユニットリスク」に変更しております。

 また46ページのほうですけれども、表5というのがございます。ここのWHOの欄です。一番上の列になりますけれども、その一番左のところで、ガイドラインバリューというふうに記載をしておりましたが、それは削除をしております。またこれは参考情報なんですけれども、表5の健康影響のところの列のところに、どの知見をもとにして評価をしたかという、その文献名を記載をしております。

 表5の下の「●」ですけれども、WHOについて説明をしているところについても、「ガイドライン値」という言葉は削除をしております。その説明の最後に、WHOが提示したユニットリスクの位置づけ、役割について記載しておりますけれども、ユニットリスクは各国の公的機関等の発がんリスクに係る検討に資するものであるという文言を加えております。

 そのほか、56ページ、58ページにおいても「ガイドライン値」という言葉が出てきておりますが、それに関しては「ユニットリスク」という言葉を使うということにしております。

 では55ページのほうをご覧ください。曝露評価のところでございます。上から2行目のところの「しかしながら」から始まる文章でございます。前回の本文によっては、隅つきの括弧でくくっていたところの文章でございますけれども、今回のハザード評価を踏まえ、もとの文章のままで括弧を外し、確定というふうにいたしました。

 続きまして58ページになります。第5章の量-反応関係の評価の章になります。先ほども言いましたように、6行目についてはガイドライン値というものを削除しまして、ユニットリスクを算出しているという表現にしております。14行目、15行目でございます。前回の資料ではカテゴリ分けをした曝露群を用いているということについては記載をしていたところなんですけれども、量-反応関係を検討するのに不十分な知見であるということを補うものとして、各曝露群の曝露濃度に関する定量的な証拠は十分に示されていないということを追記をしております。

 以降、59ページの発がん性以外の健康影響に関する量-反応関係の評価と、60ページから第6章のリスク評価値の算出というのがございますけれども、(1)定性的にみられる健康影響の考慮についてと、(2)リスク評価値の算出の(a)のほうですけれども、リスク評価値算出の出発点のところについては、多少の文言の修正はありますけれども、前回と内容については変更はございません。

 それでは61ページをご覧ください。(b)不確実係数等の設定のところでございます。31行目からでございますが、前回からは変更しまして、新しい文章になってございます。不確実係数等の「等」ということですけれども、影響の重大性に関する係数を含んでいるということで、「等」というふうに表現をしております。

 では31行目からでございます。今回、新たに得られた知見を加えた上で不確実係数等を設定をする。その際、上述の専門委員会報告(1996)における考え方を参考にするとともに、PODの設定にヒトの労働環境におけるデータを用いていることも含めて、下記の点を考慮いたします。

 考慮する点は4点でございます。考慮する項目ごとに現行基準のときの考え方からどう変わってきたのか、あるいは変わらないのかについて説明をしております。

 1点目、()のところでございます。()一般環境には労働環境とは異なり、乳幼児、高齢者などの高感受性者が存在することということでございます。

 次のページ、62ページに参ります。これにつきましては、従来と同様に不確実係数に組み入れることが適切というふうに考えます。近年、遺伝子型の違いによる代謝活性の相違といった、感受性に係る遺伝要因が検討され始めております。これに関しましてはまた後ほどご確認いただければいいと思いますけれども、7ページ目にありますCYP経路における遺伝子と代謝との関係と、21ページにございますGST経路における遺伝子と代謝活性との関係の報告というものがございます。

 そういったことが検討され始めているところではあるんですけれども、その不確実性の評価に資するような知見、その感受性に係る不確実性がどの程度になるかということまでは、まだ、そういった情報は得られていないということで、(ア)における不確実性の程度につきましては、専門委員会報告(1996)と同程度とすることが適切というふうに考えます。

 2点目でございます。()労働環境における曝露は労働時間に限定した曝露であり、一般環境における連続曝露への換算が必要ということです。

 これらの換算につきましては、通常労働時間を1日8時間、週40時間、年間240日の断続曝露とみなして行われております。専門委員会報告(1996)においても同様の考え方が採用されております。今回、この再評価において設定したPODについては、専門委員会報告(1996)と同じでありますし、換算の根拠となる労働時間等に関する新たな情報というのは得られなかったということで、専門委員会報告(1996)と同じ換算方法を採用するということにいたします。

 3点目、()でございます。NOAELを明確に示すことは困難であることから、影響が見られると考えられる最小の気中濃度レベルを評価値算出の出発点(POD)とすることでございます。

 大気汚染物質に係る疫学研究では、曝露濃度を制御して行う動物実験で得られるようなNOAELを明確に示すことは困難でございます。また、本評価におけるPODの設定においては、専門委員会報告(1996)にある同じ知見を用いて検討しております。影響が見られると考えられる最小の気中濃度レベルを推定する際に、同報告にも示されておりましたように、各々の知見のデータの性質や曝露濃度等のデータの有する不確実性を考慮した上で、そのPODというのは総合的に判断をしております。この不確実性を伴う濃度レベルをリスク評価値の算出の出発点とするということで、不確実性の程度としては専門委員会報告(1996)での設定と同程度とすることが適切というふうに考えます。

 最後4点目の()でございます。発がん性について新たな情報が得られたこと、及び過敏症症候群との関連性があると考えられることでございます。

 発がん性に関しましては、今回得られた新たな知見に基づきますと、まず量-反応関係を推定するには適切ではないと考えられる知見であったものの、ヒトで腎臓がんのリスク増加が認められるというふうに判断をしたこと。代謝物による発がんメカニズムがより明らかになり、腎臓を標的とする代謝がこれまで考えられていた高曝露において起こるというものから、低曝露でも起こり得る可能性があること。遺伝子障害性の検討の中で、閾値ありから閾値の有無が判断できないという考え方に変化してきたこと。それらをもってヒトの腎臓がんのリスクはより明確になったというふうに考えられ、影響の重大性を考慮すべきというふうに考えます。

 過敏症症候群に関しましては、発症者の曝露濃度分布に関する情報は存在するものの、どの程度の曝露濃度から影響が見られるかというのは不明です。遺伝的な感受性が関わっている可能性も指摘されており、一般的な濃度反応関係は明らかではございません。

 次のページに参ります。しかしながら、発症者には重篤な症状も報告されているということから、一定の考慮はすべきというふうに考えます。

 以上より、影響の重大性を考慮する係数に関しましては、専門委員会報告(1996)よりも大きくすることが適切であるというふうに考えます。

 この(ア)から()での考え方や判断を踏まえますと、疫学知見により得られたデータを用いる場合には不確実な要素が多く、()から()で共通する要素もございます。共通する要素として例えば()()における感受性に係る部分、()()における曝露時間等の、ヒトの曝露状況における不確実な部分などが共通しているというふうに考えられます。

 そのため(ア)から()を一つ一つ分離して論じるということは難しいと考え、不確実係数等については専門委員会報告(1996)と同様に、総合的な係数として設定をするということにいたします。

 今回新たに得られた知見を加えた上で、総合的に判断した結果、本委員会は環境基準専門委員会報告(1996)で用いた値(1,000)より大きい値として、総合的な係数は1,500とすることが適当というふうに考えます。

 (c)リスク評価でございます。(a)(b)において検討した結果より、POD200/m3として総合的な係数、1,500を用いて評価値を算出いたしますと、トリクロロエチレンの評価値は0.13/m3となります。

 本委員会では現時点で得られた知見をもとに、総合的に判断し、以上のように結論づけましたが、腎臓がん及び免疫系の影響、過敏症症候群については今後も留意すべき影響でございます。新たな知見が加わりましたら、再度評価、点検をすべきというふうに考えます。また、ヒトへの発生影響や生殖系への影響については、現時点では影響が明確ではないものの、次世代への影響の観点から、今後も留意すべき影響であるというふうに考えます。

 7章のまとめにつきましては、第3章の健康影響評価、第4章の曝露評価、第5章の量-反応関係の評価、第6章のリスク評価値の算出についてまとめたものになってございます。

 70ページを、ご覧ください。まとめの最後に指針としての環境濃度の提案というのを記載しております。有害大気汚染物質の低濃度長期曝露による健康影響を未然に防止する観点から、トリクロロエチレンの長期曝露に係る指針として、年平均値0.130/m3以下の環境濃度を提案するというふうにしております。

 結びの文章でございますけれども、本委員会では現時点で得られた知見を総合的に判断し、以上の提案を行った。しかし、今後の研究の進歩によって新たな知見が加わることを当然期待しなければならない。したがって、この提案や評価について、常に新しい知見を反映させるべく、一定期間ごとに改めて評価・点検されることを希望するものであるというふうにしております。

 最後になりますけれども、71ページ目の「おわりに」でございます。前半の部分ですけれども、再評価を行い新たな指針の提案までを取りまとめたという文章にしております。後半部分ですけども、再評価の過程で得られた知見、これを踏まえ、国・地方公共団体、事業者等におけるトリクロロエチレンの排出抑制対策や国民への情報周知等の取組が一層進展することを期待したいというふうにしております。

 説明は、以上でございます。

【新田委員長】 ありがとうございます。ただいま説明がありましたように、前回の評価書案からの追記・修正等は、主に第3章の免疫系への影響及び諸外国等の定量評価の概要、それから第5章の量-反応関係、第6章のリスク評価値の算出に関するところでございます。

 それから報告書という形を整えるという意味もありまして、「はじめに」と「おわりに」というところが追記されてございます。特に6章につきましては冒頭申し上げましたように、これまでの審議内容も踏まえて、委員長案として作成しておりますので、リスク評価の筋立て、理屈立て、またリスク評価値そのもののところについて、ご意見を伺えればというふうに思います。

 それではただいまの説明に関しまして、ご質問、ご意見がある委員の先生、名札を立てていただければと思います。いかがでしょうか。

 山崎委員、どうぞ。

【山崎委員】 不確実係数等の設定のところですが、前々からちょっとこの表現が問題があるかなと思っておりました。

 今回補佐からの説明があったように、影響の重大性等に関する係数を含むということで、不確実係数等という形、「等」が入ったのでよかったかなと思うんですが、これをもう少し前面に出しておいたほうがわかりやすいのかなと思いました。というのは、今回の案では、新たな知見が加わったにも関わらず、不確実係数が逆に増加しているというのは、何かちょっと気持ち悪いという印象を与えると思われました。しかし、その増加分が影響の重大性に関する係数によって増大したということが示されれば説明しやすいと思われました。ですから具体的には61ページの不確実係数等の設定のところの2段落目では「1996年の報告では、不確実係数であるが」という表現がありますが、当時はここに「等」が入っていなくて、こういう表現だったと思うので、そのままで良いですが、31行目以降に「今回、新たに得られた知見を加えた上で不確実係数等を設定することになるが」というところを「影響の重大性に関する係数を含む不確実係数等を設定することになるが」というような形で整理されたら、少しわかりやすくなるかなと思いました。

 以上でございます。

【新田委員長】 ありがとうございます。具体的な提案をいただきましたが、それにつきましては、今の山崎委員のご提案につきまして、他の委員の先生、いかがでしょうか。確かに前回も大久保委員から係数と係数等とか、総合的係数についてのご指摘をいただいておりましたので、今のような説明追記するということのほうが適切かなというふうに判断いたしましたが、いかがでしょうか。

(な し)

【新田委員長】 それでは今、山崎委員からご提案があったような形で、61ページのご指摘の部分、31行目、そこの段落に影響の重大性も含めた形で、「等」という意味を具体化して表現をしたいというふうに思います。ありがとうございます。

 ほかご意見いかがでしょうか。ご質問でも結構でございます。

 片谷委員、どうぞ。

【片谷委員】 事前に事務局から説明も伺っておりましたので、今回の資料は大分理解した上で、この場に出席させていただいておりますけれども、不確実係数に関しましては、何回か前のこの場の会議で、私はいろんなことがわからなければ、それはみんな不確実係数の中に入れざるを得ないであろうというような発言をしております。ただし、それはそのときに明示的には申し上げませんでしたけども、何でもかんでも掛け算をして不確実係数を大きくするということを主張したわけではなくて、不確実係数の中身をきちんと勘案して、トータルとしてどれだけというようなことを想定して発言した意見ですので、今回1,000を1,500にしようという取りまとめ(案)が出ていることは、私は非常に妥当なことだと思っております。

 先ほど前田補佐が説明されたように、四つの要素の間には、かなり重複するといいますか、相関があるような要素が含まれておりますので、これ単純に別々に不確実係数を出して掛け算してしまいますと、明らかに不確実係数の過大評価になるというふうに私は思っておりますので、私医学的なことは専門外なのでわかりませんけれども、データの取り扱いとしては、やはり単純に掛け算するというのは適切でないであろうというふうに考えておりまして、今回のこの案はそれに沿った妥当なものであろうというふうに判断しております。

【新田委員長】 ありがとうございます。

 どうぞ、青木委員。

【青木委員】 ただいま委員のご指摘があったことなんですけれども、やはり不確実係数、ある意味理想論としてはそれぞれの不確実係数を明確にしていくべきだということを、前回私も申し上げたんですけれども、実際、このような取りまとめを見させていただくと、やはりちゃんと相互に関係があるということは実態がありますし、あと実際に文言上で先ほど山崎委員のほうからご指摘がありましたような形で、影響の重大性を含むということを少し明確にするとか、そういうところが出ているということでありますので、ここで総合的な係数として1,500を、特に具体的に()から()に当たるこの部分の不確実性がこうだということは、なかなかあえて分離しては示すことは難しいと思いますので、こういう形にしていただくのが、この時点においては妥当なことじゃないかなというふうに思います。

 以上でございます。

【新田委員長】 武林委員、どうぞ。

【武林委員】 これまで議論をさせていただいた中で、今日ご説明いただいた部分は非常によくロジカルにまとまっている、理解できるということを思います。

 1点伺いたいところが、62ページのところでありますが、今議論されているように、この不確実係数等をどう設定するかということは、今回一番大事だと思いますが、この中の()の項で、発がん性とそれから過敏症症候群の、この重大性の考慮が一番大事だと思うのですが、この中で30行目からに関わるところなんですが、「代謝物による発がんメカニズムがより明らかになる」というのはいいと思うんですが、そのすぐ後の「腎臓を標的とする代謝がこれまで考えられていた高濃度曝露から低濃度曝露でも起こりうる可能性があること」という、この表現は、どのデータに基づいてこれを言っているのかということを、一応確認しておいたほうがいいのかなと思っておりまして、メカニズムが明らかになってきて、そのすぐ後の「閾値ありから閾値のような判断ができない」ということは、十分ここで議論したというふうに理解をしていますし、そのとおりだと思いますが、この間にある「高濃度から低濃度でも起こり得る可能性があること」ということを、例えば実験の濃度の設定から低い濃度でも起こるということは、議論したような気はしていなかったので、ここはもう少しscientificな事実を、きちんと記載をされておいたほうが、これはやはり最後にありますように、今後も見直しをしていく中で非常に大事な点だと思いますので、ここをすみません、どこに基づいていただくかということを一応確認させていただきたいと思います。

【新田委員長】 今のご指摘、報告書の案でいきますと6ページ、7ページ、8ページ辺りのCYP経路の代謝と、GST経路の代謝、先ほど前田補佐からも少しありましたけれども、そこの点で第三次答申時の理解と異なる点が明らかになっているということから来ていると思うんですが、いかがでしょうか。

【前田課長補佐】 3ページ目の(3)の代謝のところに、その記載をさせていただいておりまして、30行目からでございます。「一方で、GST経路による代謝物は量的には少ないが、化学的に不安定で反応性が高く、腎臓の細胞内でも形成されることが観察されている。したがって、有害性の評価において、GST経路による代謝の重要性は高濃度曝露時のみのものと短絡的には結論づけられない」というLashらの論文がございます。

 「これらのことから、IARCのワーキンググループは、代謝物の有害性の評価においては、量的な違いを根拠として判断することは注意が必要である」ということを言っておりますので、これをもとにしてメカニズムが明らかになったということとあわせて、こういう高濃度曝露時のみとは結論づけられないということがわかってきましたので、それを根拠とさせていただいております。

【新田委員長】 私の理解はIARCのワーキンググループの見解に基づいて、ここのところを書き加えているということですが、そういう理解でよろしいでしょうか。

【前田課長補佐】 はい。

【新田委員長】 武林先生、いかがでしょうか。

【武林委員】 これもIARCの判断なので、すみません、僕はオリジナルのデータを見ていないので、これ以上のあれですが、多くの場合メカニズムの研究はそれほど濃度のことを考えないで、どちらかというと何が起こるかということをベースにしていることが多いものですから、ちょっとそことここでの前のページでの議論と、この最後のリスク評価で我々が検討しているような程度の曝露というのは物すごい低いところなので、それを本当に同じに書いていいのかというのが、特に我々労働環境だけじゃなくて、さらに一般環境の低濃度曝露ということを考えている中で、本当にここまで書いていいのかというのは、実験のデータ、多くの場合そこまで見ていないことが多いので、少し気になったと、そういうことであります。そこまで書かなくてもいいんじゃない、簡単にいうとですね。この文章がなくても、十分代謝によるメカニズムが明らかになる、なし、ありから判定の有無の判断ができなくなったので、重大性が増すということは十分理解できますが、というそういう意味です。低・高というのは非常にみんなの理解度が、全然濃度レベルが違っているふうに思ったとそういうことです。

【新田委員長】 今の点に関して、青木委員、どうぞ。

【青木委員】 もう今、事務局からお話ししていただいたのが基本だと思うのですが、ただ確かに、濃度レベルが実験のレベルと、もちろん我々の一般環境からの曝露レベルが違うという、それは前提として置いてですが、例えば遺伝毒性の実験の観点からすると、私自身が注目して見たのは、27ページを見ていただきたいんですが、この表です。これは専門的な表なので、これで私、気になっているところをお話ししたいのですが。例えば、経口投与とはいえ、ラットの腎臓細胞で、これは小核試験ですね、やはり見えているんです。ですからもちろん小核試験ですから、非常に高濃度であるということは確かなんですが、腎臓にある影響を与えている可能性はあるということは示されているんではないかと。

 ただ量-作用関係の話だと、その可能性があるということ以上のことは言えなくて申し訳ないんですが、また、新しい試験、2014年の試験としてそういうことが見えているというのが出てきたというのは、文言の誤解がないようにするかという問題はともかくとして、腎臓で影響がある可能性があるということを示している数少ない知見でございますけれども、あるというのは確かでございます。そういう点からの事務局から言っていただいたということで、この解釈はよろしいかなというふうに思っております。

【新田委員長】 ただいまの議論につきまして、ほかの先生方いかがでしょうか。

 そうしますと、メカニズムの知見としては第三次答申時に考えられたよりも低い濃度で、こういう代謝、特にGST経路が動くというようなことが示されているということ。

 一方で武林委員がご意見でも、この低濃度は例えば今回設定しようとする環境基準よりも、さらに低濃度でも動くというような誤解といいますか、そういう印象を与える可能性があるというご懸念も、そのとおりかなと思いますので、ここを少し今の事実関係に沿った形で、これまで考えられたという、これまでというのは基本的には第三次答申時の考え方と、メカニズムの点で少し異なる理解になっているというようなことで、それが当時高濃度というところも、具体的な濃度をここで示すのは難しいと思いますので、この低濃度曝露でも起こり得るというところがひとり歩きしない形で、文言修正をさせていただければと思いますが、それでよろしいでしょうか。

(は い)

【新田委員長】 そのように修正をさせていただきます。

 ほかの点、いかがでしょうか。

 鈴木委員、どうぞ。

【鈴木委員】 これは多分専門家的ではない、直感的質問なんですが、不確実係数が1,500というとある種の有効数字が2桁あるみたいに見える、見えるだけだと思いますが、数字になると思うんですが、その根拠はこの報告書の論拠からすると、先ほどの12ページの()の項があって、そういう読み方は多分しないと書いてあるんだと思いますが、論拠を見れば、読者としては()の項で1.5倍になったと読めなくもないような気がするという解釈がここはできる、読み方はあり得ると思うんですが、それはそうであるということについては私はそっちの専門家ではありませんので、データの不確実性の判断については、特段ない内容自体にご意見はありません。そこについて何となく効率評価のときには、そこはある意味不確実性とかいうものを扱っているものですので、あんまり細かい係数は使わないで1の次は2だとか、2の次は3だとかいうようなことをやってきたのが、通例であるような気が、僕はしているんですけども、2ではなくて1.5という数字をとることについて、何か定量的、専門家的な知見と説明というのがあれば、より納得できるかなという気はいたしますので、どなたかご説明いただければありがたいと思いましたが、どうでしょうか。

【新田委員長】 その前段で、例えば今ご指摘、疑問は当然そういうふうに出てくるというふうに、今日、委員長案も取りまとめた立場でも、考えの中に入っておりました。一方で先ほどから議論がありますように、それぞれの不確実係数等の要素を分解してというところは難しいというような説明をしている一方で、今のご指摘について分離した形で、それぞれ要素が幾ら幾らと想定して、1,500と考えたという説明は、ちょっと矛盾するかなと考えております。

 ですから、それぞれの要素は第三次答申時も答申の中には、具体的には分離された形では表現はされていないということですけども、議論の過程を精査しますと、それぞれ四つの要素が幾らというようなことは、前回事務局からも説明があったとおりかと思います。そういう意味ではご指摘のように、重大性の評価以外のところは変わっていないと。ですから重大性の評価は、前回は2という重大性の評価の係数であった。

 それはそれよりも大きい値を採用した結果として、1,500になったというふうにご理解いただければ。ですから刻みで、全体として1,0001.5を掛けて増やして1,500というようなことで、1,500にという値を提案したものではないというふうに、提案した側としては考えた上でのことでございます。

 いかがでしょうか。ちょっと説明が不十分かと思いますけど。

【鈴木委員】 その点、今ご意見いただきましたので、ここはもう非常に判断だと思いますから、その点がそちらの先生方の専門家としての、共通提案が合意であるということであれば、それで結構でございます。ありがとうございます。

【新田委員長】 具体的な不確実係数1,500という、なかなか具体的な不確実係数というものを、どういうふうに設定するかという数字の問題については、かなりそれ自体が判断困難のところもあり、そこを総合的に考えた上でのご提案をさせていただくつもりでおりますが、具体的にこの設定につきまして、前回上島委員から具体的な不確実係数の考え方のご提案は、既にいただいておりますけれども、ほかの委員の先生方から、この点について改めてご意見あればいただければと思いますが。

 いかがでしょうか。その他のことでも結構でございますが。

 重大性の評価のところは、今回不確実係数等、重大性の評価のところが一番重要な点であったかと思います。まだ発がん性の評価、もともと「はじめに」も書かれておりますように、IARCが発がん性に対する評価を変えたというのが、言うまでもなくこの再評価のきっかけになっていることは事実でございますので、そこの点も評価した上での判断。それから免疫系の影響について、過敏症症候群の、ここはまだかなり知見として不十分なところはあるものの、症状、重篤性も一定考慮すべきというところもあわせて判断したということでございますけども、免疫系の影響は直接根拠のある科学的知見は、委員でもあります上島委員が関わっているところでもありますので、この過敏症症候群の重大性の評価についての、この報告について妥当かどうか、ちょっとご意見いただければと思いますが。

 どうぞ。

【上島委員】 前回、私1,500というふうに申し上げたので、どうして1,500かということは、前回詳しく申し上げたので繰り返しませんけれども、現行の基準の200μg/m3というところは、不確実係数、神経系のエンドポイントを出発点として、そこに1,000で割っているということでございます。

 それで、今回見直しの一つの大きな理由である腎臓がん、これの起きてくる濃度帯がどの位であるか、先ほど武林委員からのお話にもありましたけれども、労働現場で実際にこの腎臓がんの過剰なリスクが確認されているところと、それから現行の環境基準に見合ったというところの距離感と、それからこの過敏症症候群が実際起きている濃度帯と200μg/m3の距離感を考えたときに、過敏症症候群からのほうの距離感のほうが、明らかに狭いだろうという感覚はございました。ですから、神経系のところからの出発点であるという前提のもとに、不確実係数1,000ではやはり少し足りないんじゃないかというのが、私の私見でございます。

 じゃあそれにはどこまで下げるか、これは本当に1,300なのか1,600なのかというのは、これは幾つでないと絶対だめだということではございませんけれども、1,500ぐらいというのは一つ、このぐらいは下げてもいいだろうけど、じゃあそれが2,000である必要があるのかといったら、そこまでのエビデンス的なものは私はないというふうに思います。ですから1,000よりは大きくするというところで、総合的に1,500というふうに私は考えておりました。

 以上です。

【新田委員長】 ありがとうございます。

 内山委員、どうぞ。

【内山委員】 結論自体としては、私も妥当とは思うんですが、今お話になっている不確実係数等の設定のところで、以前できるだけ内容を明らかにしようというのは、理想として以前から持っているわけなんですけれども、今回不確実係数等ということにしているのは、それはそれで全体通して総合的にということでは、やむを得ないかもしれないと思います。ただ、前回のときは従来の不確実係数に加えて、「労働環境から一般環境への係数を含めて」と書いてあって、今回はそれが書いていないんですね。

 ですから、先ほど山崎委員のほうから重大性の影響を含めてということは書いたほうがいいということですので、いわゆる今労働環境から一般環境への換算というのは、換算係数ということで不確実係数ではないような形で考えていますので、今回の新たに先ほどの知見を加えた上で、不確実係数等のところに「労働環境から一般環境への換算」、それから「重大性の影響を含めて」いわゆる不確実係数等というふうに、前回と同じように、さらに重大性の影響は考えましたという形がよくわかるように書いていただければ、暗黙のうちに重大性の影響が2が3になったのかなと。

 不確実係数は、整数ということになっているので、1.5が1.6になるということはあり得ないので、1,0001,500になったというのは、10×10で、労働環境からの換算係数は大体5ですので、それにあと重大性の影響を整数倍していくだけの話ですので、今度3の上は4になってしまう。2,000だとちょっと大きいかなという感じに理解できるのではないかなという感じがいたしますので、前回と同じように、労働環境から一般環境への換算も含めてというのも一緒に入れていただければ、こういう全体として1,500とするという書き方で、よろしいんじゃないかと。

【新田委員長】 今のご指摘、ちょっと確認なんですが、労働環境から一般環境への換算、今のご指摘は単純な曝露時間の換算とは別に、労働環境から一般環境への換算は外に出してとそういう。

【内山委員】 前回の答申のときに、なぜ2番目に労働環境から一般環境への換算が来ているかというと、これも不確実といいますか、幅のあるものだという考え方だと思います。

 1番目の乳児、幼児、高齢者などの高感受性者が存在する個体差には幅がある。それから労働環境から一般環境への、そこもまた換算するための幅があるということをまず書いておいて、それからNOAELからLOAELと、それから影響の重大性というふうに順番に来ていると思います。

 ですから本来不確実係数だったら固体差、それからNOAELからLOAELというような位置で、それからさらにその外として重大性とか労働環境が来る、この順番のほうがよくわかりやすいと思うんですが、前回のときは少なくともそういう幅のある曝露時間とか、それから感受性のものをまず書いておいて、それからLOAELからNOAELにした不確実係数という形で書いてきたというふうに思いましたので、今回もその順番に()()()()と書いてあるんですけれども、本来でしたらば労働環境は()ぐらいに来て、()()と一般的に言われている不確実係数が来て、それから()に換算係数が来て、()に重大性の影響の係数というほうがわかりやすいと思うんですが、あえて変えるかどうかは、またそれほど重大なことではないので、この順番でもいいと思います。

 だから、別に外に出して書いたほうがいいということではありません。

【新田委員長】 わかりました。この今回6章について委員長案をお示しさせていただいて、当初から今回のこの評価は現行の基準の再評価ということで、やはり現行の基準の第三次答申時をベースにというほうが、再評価という意味ではわかりやすいんじゃないかと、どちらかというとそれを優先しているところがございます。

 ですから、大枠としてはその線で取りまとめたいということで委員長案をつくっております。ですからご指摘のように、現行の大気の指針値等での不確実係数の記載の順番とはちょっと整合していないところは、その点ご理解いただければというふうに思っております。

 それでは不確実係数等のところの、外に出すという意味ではなく、労働環境から用いて一般環境の数値を換算するというところと、先ほど山崎委員からご指摘の影響の重大性を含む不確実性等というような形で、文言を修正をしたいというふうに思います。その点はよろしいでしょうか。

(異議なし)

【新田委員長】 それではその他、報告書案全体につきまして、武林委員、どうぞ。

【武林委員】 すみません。今まで議論を聞いていて、ちょっと報告書から外れることなんですがよろしいでしょうか。

 上島先生から今回お話があったように、今回非常にまれなケースというか、こういう免疫への影響で、しかもヒトである感受性の高いヒトがいてということを、許容値をつくる側からすると、かなり難しい応用問題といいますか、かなり難しかったなというのが率直な感想です。

 もう一つは、青木先生に関わる点です。青いファイルの参考資料4の中に、青木委員会が書いておりますが、青木先生が苦労されて手順を、リスク評価のあり方についての改定ということで、特にずっと動物実験からどう数値をつくっていくかということを、まとめられたものがあると思いますが、これを今回準じながら一つ感じたことは、疫学に関しては附属資料1のところに、疫学試験の抽出の考え方というのが15ページにありますが、これはどちらかというと因果関係の考え方とか、適切かどうかという、そこの入り口のところまでで、実際に今議論があったような不確実係数については26ページからに、4-3として、あくまでもこれきちんと書いていただいている「動物実験の知見に基づく」というふうに書かれているわけですが、結局はこれを準用しながらということで、そこのところを今日の話というよりは、今後のこのリスク評価をずっと続けていくときに、どうやって我々がよって立つのかということを整理するのか、しないのかというのが1点です。

 なぜそんなことを考えたかといいますと、上島先生からありましたように、過敏症症候群ということが大きな問題だろうということは全く異論がありませんが、ここでいうと大もとの今回の提案の中の70ページでいうと、必ず我々一番最初に、「一般環境には労働環境と異なり、高感受性者が存在する」というふうに書きますが、これ動物実験でいう種内差を労働環境はとらないけど一般環境はとりましょうという話だと思うんですが、その話をここで十分考慮していることと、過敏症症候群というのがそこに含まれるのか、含まれないのかというのは、かなり大きな点だと思うんですね。

 そう考えると、何が適切かという点はかなり今回の過敏症症候群がわかったことで難しくなってきたと思うんですが、今まで我々が必ずとっていたこの高感受性というのは、必ずしも子どもとか高齢者という話ではなくて、今回のようにある、もしかしたら特定のHLAを持っている人も含まれるかもしれないということも考慮されているわけではありますので、そこをトータルでどう考えるかということは、これからいろいろ学んで、今後のいろいろなエビデンスが増えていく中で、リスク評価をしていくときにどう考えていくのかという点は、1回整理をして、今後につなげていく必要があるかなというふうに感じました。本当に感想といいますか、今後のことなんですが。

【新田委員長】 ありがとうございました。今の武林委員からのご指摘の点は、今回は、第5回ということで、これまでの会でも少しずつ各委員から関連するご意見いただいていたように思っておりますけども、特に免疫影響の取り扱いについて、今回書いてありますように、なかなか従来の量-反応関係に基づくリスク評価の枠組みにはおさまらない難しさがあるという点ですね。

 本委員会でそこまで議論をした上でというようなことは、このトリクロロエチレンの環境基準の再評価の、我々今回のミッションを少し超えるかということで、これの議論はしておりませんが、今後の課題としては非常に大きいところ、多分免疫影響についてはトリクロロエチレンに限らない問題が生じてくると思いますし、感受性の問題とか、特に私自身も動物実験に基づくこういうリスク評価は、非常に頼りになるガイドラインがある一方で、疫学知見、特に労働衛生に係る疫学知見に基づいたリスク評価というのも、ほかにも事例がございますけれども、やはり動物実験の考え方を援用しつつも、やはり違いがあるということは、しばしばいろんな要素で感じるところですので、今回直接的にはこの評価書、例えば「おわりに」のところには、そこまでは書き込んでおりませんけれども、これまでご指摘いただいた点、今後の課題、トリクロロエチレンの再評価というところではない課題、もっと大きい大気の環境基準、指針値、環境目標値のそういうリスク評価の大枠のところは、こういう課題があるというところは、できましたら今回最終的に後で出てまいりますが、パブリックコメントを経て報告書として大気・騒音振動部会にご報告するということになると思いますので、その際にこの専門委員会の委員長としての課題として、その部会の場で少し申し上げたいと思いますが、そういう位置づけでよろしければそういうふうな方向にしたいと思いますが、いかがでしょうか。

 青木委員、どうぞ。

【青木委員】 今委員長からのご指摘の点、私は非常に重要な点だと思います。特にそういった感受性の問題、特に免疫系、免疫影響というところに表れると思うんですが、内山先生が座長になっていただいて、このガイドラインの取りまとめをさせていただいたんですけれども、確かにそういう感受性の問題をどう考えるかということは、非常に大きな課題になっていたと思います。

 今後、私の個人的なむしろ感想に近いものかもしれないんですけれども、やはりこの辺のところ、もう少し勉強させていただいて、感受性の問題を今後こういう関わりとguideline valueの設定、この際そういう言い方をさせていただきますが、その設定にどういうふうに生かしていくかということは、いろいろと新しい課題として、特に免疫系の研究、非常にここ10年間でも多く進んでおりますので、少し勉強していかなくてはいけないかなというふうに思っているところでございます。委員長もぜひそういうご発言いただけたら幸いでございます。

【新田委員長】 ありがとうございます。

 一方でかなり重い宿題なので、いつまでそれに取り組んで答えを出すのかというようなことまでは、なかなか難しいかなというふうには思っておりますけども、リスク評価の上では重要な課題かと思いますので、今日、新たに追加されたところの紹介でもありましたけれども、37ページのところで、またWHO/IPCSの免疫毒性に関するいろんな検討の動きも、ここで紹介をしておりますのも、そういう趣旨で、ここで何を具体的にしているかというのは、追記はしておりませんけども、やはり国際的にもそういう議論があるということも踏まえて、宿題、課題になっているのかなというふうに認識しております。

 大久保委員、どうぞ。

【大久保委員】 私も今の37ページのところの追記の趣旨がちょっとよくわからなくて、これもおもしろいなと思ったんですけど、何も説明がなかったので、これがどういう趣旨で入ったのかなと思ったんですけれども、ここの証拠の重みアプローチというのが、感受性の取り扱い方とか、そういうものを含んでいるんでしょうか。それともここで入れた趣旨は、ケーススタディを含んでいるというほうに重みがあったのかなとか、そこら辺がちょっとよくわからなかったので、どういう趣旨で入ったのかというのを教えていただけると。

【新田委員長】 その点は青木委員にお願いできますか。

【青木委員】 少しここ勉強させていただいたんですが、やはり重みづけなんですね、一つ。いわゆるさっきのweight of evidenceとしてこういう免疫毒性を、こういう知見があったときには、化学物質の免疫毒性というのは非常に新しい分野ですので、こういうような実験的、あるいは疫学的知見があったときに、それを免疫毒性がある物質として捉える、それをどういうふうに判定していくのかということのガイダンスがこれでございます。

 そういう点で、今回免疫毒性の知見の解釈の上で、こういう若干参考にしたところもあるというふうに聞いておりますので、こういうものは入れたほうがいいんじゃないかなということでございます。特にケーススタディ、なかなか非常におもしろいというか、ちょっと言い方よくないですね、重要な、参考になるケーススタディでございます。そのことも追記させていただいたというふうに理解しておりますので、そういうことでございます。

【新田委員長】 よろしいでしょうか。ほかいかかでしょうか。

 鈴木委員、どうぞ。

【鈴木委員】 これは、こんなふうな読み方するやつはいないだろうという気もする場所ではあるんですが、68ページの3335行目のところに、室内空気の曝露に言及しているところなんですが、「室内空気からも一般環境で同程度のトリクロロエチレンの曝露を受けていると考えられる」と書いてあるんですけども、そのすぐ上に「一日曝露量」という数字が出ていますので、これだけを読むと一般環境と同程度の室内空気の曝露量を加えて受けているというふうに読めるような気もします。

 多分そう言いたいわけじゃないんじゃないかと思うんですけども、濃度と同じことを言っているんじゃないかと思うんですが、そんな曲解するやつがいるかどうかは知りませんが、でもそう読めるような気もしますので、ちょっと表現を、多分そういう仕組みじゃないですよね、まさか。だから多分同程度というのは、曝露というといろんな言い方があるでしょうが、上に一日曝露量が出ているので、一日曝露量と室内空気と、読めるそうな気もします。ちょっと表現を、もしかしたら考えていただければと思いました。

【新田委員長】 事務局、よろしいでしょうか。

【前田課長補佐】 はい。

【新田委員長】 ご指摘のように、ちょっと誤解のないように整理をして、68ページ、今室内空気と一般関係の曝露のところを、モニタリング調査結果に基づいて誤解のないように文言を再整理させていただければと思います。

 ほかいかがでしょうか。

 局長、どうぞ。

【早水水・大気環境局長】 今の点はまとめなので、もともとの記載が56ページにありますので、場合によっては56ページの書き方を、少し直す必要があるかなと思いますので、そこはあわせて検討させていただきたいと思います。

【新田委員長】 今局長からご指摘いただきました。まとめのもとになった本文中の記載と整合させて整理をさせていただきたいなと思います。

 ほかはございませんでしょうか。もうほぼご意見が出尽くしたという理解をして、少しまとめに移りたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(な し)

【新田委員長】 これまで5回にわたりましてトリクロロエチレンの大気環境基準の再評価ということでご審議いただいております。今日お示ししました報告書の案につきまして、概ね大筋はご了解いただいたのではないかというふうに思っておりますが、そういう理解でまずよろしいでしょうか。

(異議なし)

【新田委員長】 それを前提に、幾つかのご指摘いただきました。一つは不確実係数等というところの表現を少し書き加えて、特に労働環境に基づくというところと影響重大性ということも含めているというところを明示するというところと、もう一つは武林委員からご指摘の、影響の重大性のところで発がん性のメカニズムのところで、高曝露から低曝露でも起こり得るというようなところを、少し毒性学の知見に基づいて、誤解のないように整理するというところ。

 それから今、鈴木委員からご指摘の曝露評価に係る点、大きく3点ご指摘いただきましたので、その修正については、方向性は今この場でご説明して、ご了解いただいているかと思いますので、具体的な文言については修正は私に一任をいただきまして、事務局に指示して修正をさせていただいて、専門委員会報告の案として取りまとめたいと思いますが、いかがでしょうか。

(異議なし)

【新田委員長】 それではそのような方向で、最終案を取りまとめて、この後の今後のスケジュールのところで説明をいただきますけれども、その後の手続です。

 内山委員、どうぞ。

【内山委員】 語句の修正だけちょっと気がついたんですが、71ページの「おわりに」のところで、「指針値」と書いてあるの、これ「評価値」の間違いではないかと思います。「指針値を取りまとめた」とかですね。

【新田委員長】 ご指摘のとおり。

【内山委員】 「指針値について」と書いてあるのも、「評価値」ですね。本当に語句の修正だけですので。

【新田委員長】 2カ所。

【内山委員】 2カ所ありますね。

【新田委員長】 それでは概ね報告書、繰り返しになりますけども、ご了解いただいたということで、一部文言の修正につきましてはご一任いただくということで進めたいというふうに思います。ありがとうございます。

 それでは今後のスケジュール、事務局の説明をお願いいたします。

【嶋田主査】 それでは資料3に沿いまして、今後のスケジュールについてご説明いたします。

 本日いただいたご意見、それからご指摘事項を委員長と相談させていただきながら修正をいたしまして、その最終的な修正案を委員長にご確認いただいた後、7月上旬を目途にしまして、パブリックコメント、一般の方からの意見の募集というものを開始をさせていただこうと考えてございます。

 そして、そのパブリックコメント、およそ1カ月でございますけれども、その状況を踏まえつつ、次回の委員会の開催の要否につきましては、委員長にご判断をいただきたいと考えてございます。検討の必要があれば、第6回の専門委員会を開催するということになりますが、こちらについては委員長にご判断をいただきたいと考えてございます。

 その後、パブリックコメントの結果等々、あるいは最終的な部会への報告の内容が取りまとまりました後には、8月以降でございますけれども、中央環境審議会大気・騒音振動部会、次回が13回目になりますけれども、そちらで専門委員会報告を踏まえた第十一次の答申(案)についてご審議をいただき、またパブリックコメントの結果についても併せてご報告を新田委員長よりしていただきまして、部会にてご審議の後、第十一次答申として取りまとめていただくというような流れを考えております。

 以上でございます。

【新田委員長】 ありがとうございます。ただいまの資料3の今後のスケジュールの案につきまして、何かご質問、ご意見はございますでしょうか。

 よろしいでしょうか。

(な し)

【新田委員長】 それではこのようなスケジュールで進めさせていただきます。ただいまの説明にありましたように、次回の委員会の開催につきましては、パブリックコメントの状況を見ながら、私のほうで判断をしたいと考えております。パブリックコメントで専門委員会を開催して議論すべき、少し具体的にまたかつ議論の必要な指摘があった場合には、開催したいと思いますし、文言の修正等のような微調整であれば、開催せずに私と事務局のほうで調整して、そこの対応を考えるというような、そういうことで進めたいというふうに思います。

【早水水・大気環境局長】 いずれにしてもパブリックコメントに対する回答というのも、委員会としてもおまとめいただくことになりますので、それは開催しない場合でも各委員の方には確認をいただくことになると思います。

【新田委員長】 局長に念押しをしていただきましたので、申し訳ありません。当然そのように進めさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。

 それでは議題として上がっているものは以上ですが、議題(2)のその他で何かございますでしょうか。

(な し)

【新田委員長】 特に事務局のほうでその他なければ、本日の予定された議題を終了となりました。全体を通して何かご意見、ご質問あれば、最後にご追加の発言いただければと思いますが。

 田邊委員どうぞ。

【田邊委員】 何か言わないといけないというわけではないですが、先ほどから、基準を決めるときの不確実係数をなるべく小さくしたい、ただそれぞれに情報がなくて、高感受性を評価するのには10というような、情報がないのでそういう数値になっている部分が多いと思われます。その話は、非常に局所だけれど高濃度に曝露されるヒトがいるという、そういう話と非常に本質が似ていて、どこまで我々は対応するのかということを含めて、不確実係数の決め方みたいなものを、時々復習しないといけないと思います。私は曝露で、基準が少し下りますと、それを超える高濃度曝露の起きている局所的な場所が増えてくると思いますので、そこら辺の対応の考え方を、委員長もおっしゃっていましたけど不確実係数等の議論と一緒に、少し整理してほしいと思います。

【新田委員長】 ありがとうございます。そこは若干マネジメントの部分との関係ということで、常に議論になるところかと思いますので、その点も少し宿題、課題として何か明確に認識、この専門委員会での議論としてご意見があったということが、もちろん議事録には残りますし、整理して、先ほど大気・騒音振動部会での報告の中でという、少し委員長見解として課題、宿題について申し上げるというところで、あわせて整理をして述べさせていただければと思います。ありがとうございます。

 ほかにございませんでしょうか。

(な し)

【新田委員長】 その他ないようでしたら、第5回有害大気汚染物質健康リスク評価等専門委員会を終了いたします。

 進行を事務局にお返しいたします。

【萩原課長補佐】 ありがとうございました。本日はご審議いただき、誠にありがとうございました。本日の議事録につきましては、各委員にご回覧をいただいた上で、公開することとさせていただきます。

 それでは今回の審議をもちまして、専門委員会報告の素案が概ね取りまとめられることから、審議の一つの区切りとなりますので、委員会の閉会に当たりまして、水・大気環境局長の早水より一言ご挨拶を申し上げます。

【早水水・大気環境局長】 それでは本日の委員会の終了に際しまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 新田委員長を初め委員の皆様におかれましては、大変お忙しい中、昨年12月から今日まで、5回にわたりましてトリクロロエチレンの大気環境基準の再評価につきまして、大変ご熱心にご審議をいただきまして、今日専門委員会報告(案)をまとめていただきました。改めてお礼を申し上げます。

 先ほど事務局からご説明いたしましたけれども、今日取りまとめいただきました専門委員会の報告案につきましては、今後パブリックコメントの手続を経た上で、専門委員会報告として中央環境審議会の大気・騒音振動部会におきまして、新田委員長からご報告をいただいた後、部会より答申をいただくという運びになります。

 なお、このトリクロロエチレン以外の優先取組物質もございます。これにつきましてはもうこれまでにも環境基準あるいは指針値の設定を進めてきておりますけれども、科学的知見の集積をそれぞれ行っておりますので、今後も必要に応じ、新たな環境基準や指針値を設定する、あるいは既に設定しております環境基準や指針値の再評価というものもありますので、これらにつきましてその知見の集積度を見つつ、順次検討をしていきたいと思っておりますので、またこの委員会を今後、開催をさせていただくこともあろうかと思います。委員の皆様方におかれましては、有害大気汚染物質の健康リスク評価につきまして、引き続きご指導をいただければと思います。

 以上簡単でございますが、閉会の挨拶とさせていただきます。今日はありがとうございました。

【萩原課長補佐】 最後に、本日、委員会の皆様にお配りした資料につきましては、郵送をご希望の方はその旨書き置いていただければ、後日事務局よりお送りさせていただきます。

 お手元の青いファイルの中にとじ込んでいます参考資料につきましては、机の上に残してご退室いただきますよう、お願いいたします。

 本日はどうもありがとうございました。

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